東洋建設の年収【2024年最新版】(2ページ目)

海外進出にも積極的な大手建設会社!環境に考慮した独自の製品とは?気になる報酬の高さの理由は?


東洋建設の社長や役員の年収

2020年度の有価証券報告書を確認しましたが、報酬が1億円を超える役員の存在についての記載は見られませんでした。

またその他の役員の報酬については、社内取締役7名に対して総額2億900万円で1人あたり2985万円、社内監査役1名に対して1500万円がそれぞれ支給されていました。

このことから、代表取締役社長の武澤恭司氏の報酬は2985万円以上1億円未満であると推測できます。

近年では中期経営計画として海外建設市場での収益力の強化を図っています。

フィリピン・ケニア・インドネシア等でのインフラ整備にもより力を入れて取り組んでいく予定であるため、中期経営計画の通り利益も徐々に上がると考えられます。

今後の役員の報酬の伸びしろに期待して良いでしょう。

競合他社と東洋建設の年収比較

東洋建設の競合会社として、五洋建設前田建設工業等が挙げられます。

それぞれの年収を見てみると、東洋建設は801万円、五洋建設は838万円、前田建設工業は906万円と、現時点では競合会社にはやや及びませんでした。

しかし建設業界の平均年収706.6万円と比較すると約94.3万円程高いことから、業界内では高水準であると言って良いでしょう。

近年では低炭素化社会に貢献できる環境配慮型コンクリートをついに実用化。

材料には通常廃棄物とされる高炉スラグを微粉砕したものを10%~70%使用し有効活用する等、より環境負荷の低い製品の開発を実現しました。

今後更なる普及を目指し活動していく予定であるため、事業が強化されるにつれ業績も伸び、競合会社との差を縮めていくと考えられます。

東洋建設の平均年収が高い理由

東洋建設の直近3年間の売り上げ・経常利益の推移をそれぞれ見ると、売り上げは2017年で1377.8億円、2018年で1581.8億円、2019年で1487.6億円でした。

また経常利益は2017年で55.7億円、2018年で91.3億円、2019年で71.5億円となっています。

2019年に売り上げ・経常利益共に一度下降してはいるものの、2017年から2019年にかけて売り上げは約109.8億円、経常利益は約15.8億円それぞれ上昇していることが分かりました。

新型コロナウイルスの影響により海外での施工の中断を余儀なくされたようですが、国内土木事業では繰り越し工事において大型の設計変更案件を獲得したこと等が業績を支えたと考えられます。

事業を取り巻く環境は現時点では不安定ですが、営業力や競争力の強化に努め技術開発にも取り組んでいるため一定の収益をきちんと確保することができ、社員にも還元できていると言えます。

東洋建設が属する東洋建設グループとは?

東洋建設グループは、トマック、東建サービス、オリエント・エコロジー、とうけん不動産、東建商事等の連結子会社8社・非連結子会社4社等から構成されるグループです。

グループ企業では、海洋土木事業・一般土木事業、自己処理型トイレ等の開発・製造販売・レンタル、ビル・マンションの補修・増改築等、あらゆる事業やサービスを展開しています。

東洋建設の採用情報

東洋建設では現在、新卒採用・キャリア採用がそれぞれ行われています。

各募集要項について詳しく見てみましょう。

新卒採用

新卒採用では現在、技術系職種・事務系職種にて募集を行っており、入社後は以下の職種に配属される予定です。

  • 技術系:施工管理、設計、技術開発、設備、研究
  • 事務系:総務、経理、財務、人事、営業、現場事務等

事務系職種では学部・学科による応募制限は特にありませんが、技術系職種では土木・建築・機械・電気系等の学部・学科に所属する方が募集対象となります。

新卒採用ページの「社員インタビュー」では土木・建築・機電・事務それぞれの職種で活躍する社員の方のインタビュー記事を見ることが可能。

やりがいを感じた仕事やこれまでの経歴、一日の仕事の流れ等について知ることができるので、きちんと目を通しておくことで入社後の働き方をより具体的にイメージできるかもしれません。

リクナビの「先輩社員」の項目にも同様に先輩社員が東洋建設への入社を決めた理由等について記載されているため、併せて確認しておきましょう。

選考は、会社説明・会社訪問→書類選考・適性検査→一次試験(面接)→最終試験(役員面接)の順で進みます。

過去に選考を受けた方の体験談等を確認すると、適性検査はSPIテストで内容も一般的なものであったとのことです。

前もってきちんと対策しているかどうかがポイントとなるので、早い内から就職活動の準備を始め、市販の本等を活用してしっかり勉強しておきましょう。

また事務系職種への応募は自由応募のみとなりますが、技術系職種へ応募する場合は自由応募・推薦応募の両方が用意されています。

推薦応募で応募する場合は、学校推薦、学部・学科推薦、教授推薦のいずれかが必要となるので注意しましょう。

キャリア採用

キャリア採用では現在、以下の職種の募集が行われています。

応募する上で必要となる資格等と併せて確認しておきましょう。

  • 土木技術職:1級土木施工管理技士、技術士のいずれか
  • 建築技術職:1級建築施工管理技士、1級建築士のいずれか
  • 建築営業職:宅地建物取引士保有者であれば優遇

また土木技術職・建築技術職では高卒以上、建築営業職では大卒以上の学歴がそれぞれ必要となります。

将来的に上記の職種で東洋建設への転職を考えている方も応募要件をきちんと確認し、必要となる資格の取得に向けて少しずつ勉強を進め取得しておくようにしましょう。

各職種への応募方法は、人事部採用担当まで応募したい旨をメールで連絡した後に履歴書・職務経歴書・健康診断書等を郵送することで応募できます。

土木技術職及び建築技術職へ応募する方は資格者証の写しも一緒に郵送する必要があるので、提出書類がきちんと揃っているか必ず確認しましょう。

応募後は書類選考→適性検査→面接(2回)の順で選考が進むので、スケジュール管理も徹底しておくことが大切です。

東洋建設で求められる人材像

新卒採用ページには東洋建設では「フロンティア精神にあふれ、私たち東洋建設の社会的使命に共感する方」を求めていると記載されており、リクナビには以下のようにもあります。

  • 積極的に行動する人
  • 人と一緒にものごとを成し遂げようとする人
  • 向上心のある人

経営理念として大切にされている以下の三つも併せて確認しておきましょう。

  • 人間尊重:人を鍛える、個性と長所を活かす
  • 創意革新:変化に適応する、常に新たな発想をする
  • 責任自覚:目標と責任を明確に常に率先垂範する

これらのことから東洋建設では、選考を通して積極性・リーダーシップ・忍耐力・順応力・計画性等があるかどうか見られると考えられます。

「これまでにリーダーシップを発揮して活躍した経験」「未知の領域に積極的にチャレンジした経験、またそこからどんなものを得たか」等のエピソードに基づき、求められる人材像と自身の強みをすり合わせて自分をアピールするようにしましょう。

※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。

最終更新日:2024年1月1日

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