平均年収もボーナスも桁違い!?こんなにも高額な理由とは?気になる中身を公開します
三菱商事の平均年収は最新情報で1607.7万円でした。業界内順位は1位、全企業の順位は6位と、天然ガスや石油などを販売する卸売業のトップを走る企業です。従業員数6,016人、勤続年数18.4年と長く、パラリンピックやサッカーチームのFC東京などの活動にも支援しています。給与システムは完全年功序列で、昇格状況にもよりますが、コンスタントな昇級が見込めます。家賃全額負担などの福利厚生も充実しており、従業員の個人の自由を尊重する社風が魅力です。
目次
閉じる平均年収推移(三菱商事と上場企業平均)
三菱商事の平均年収推移は、上昇傾向です。前期比で見ると66.7万円増加しています。
上述のように、過去5年間の平均年収は1471.3万円なので、上場企業と比べると高い水準になります。
三菱商事の平均年収 | 年収 |
---|---|
2019年 | 1608万円 |
2018年 | 1541万円 |
2017年 | 1386万円 |
2016年 | 1446万円 |
2015年 | 1376万円 |
三菱商事の平均年収 | 上場企業の平均年収 | 全国の平均年収 |
---|---|---|
1607.7万 | 612.5万 | 432.2万 |
三菱商事の平均年収は、他の会社と比較すると高い傾向にあります。日本の上場企業の平均年収と比べると995.2万円高く、上場企業以外も含めた全国平均の年収と比較すると1175.5万円高くなっています。(全国平均の年収は、国税庁が実施している『民間給与実態統計調査』の最新版の調査結果を参照しています。)
上場企業全体の年収ランキングで見ると、3737社中6位と高い順位となります。
三菱商事の平均年収 | 商社・卸売業界の平均年収 |
---|---|
1607.7万 | 626.0万 |
三菱商事が属する商社・卸売業界の上場企業の平均年収は626.0万円です。 そのため、三菱商事の年収は業界平均と比べて981.7万円高く、業界内順位を見ると330社中1位と高い順位となります。
三菱商事の平均年収 | 東京都の平均年収 |
---|---|
1607.7万 | 647.2万 |
三菱商事の所在地がある東京都の上場企業の平均年収は647.2万円です。 そのため、三菱商事の年収はエリア平均と比べて960.5万円高く、エリア内順位を見ると1979社中5位と高い順位となります。
三菱商事では、6月と12月の年2回ボーナスを貰うことができます。
平成30年度の有価証券報告書や元従業員の口コミから予測すると、ボーナスは2回合わせて200万円~900万円ちかくと伺えます。
この金額は、年齢や役職によって幅が出ます。
また、従業員の口コミによると、年2回のボーナスに加えて、個人の成績評価ボーナスが支給される場合もあるようです。
次に、三菱商事の職種別の年収を見ていきましょう。
平成30年度の有価証券報告書や元従業員の口コミから予測すると、総合職が1300万円~2000万円近く、一般職が900万円~1700万円、技術職が800万円~1600万円程と見受けられます。
ちなみに、三菱商事の2018年4月実績では、総合職の初任給は大学院卒で月290,000円、大学卒で月255,000円となっています。
年収の参考にしてください。
では、三菱商事では出世するとどれくらいの年収が貰えるのでしょうか。
平成30年度の有価証券報告書や元従業員の口コミから予測すると、主任が900万円~1500万円、係長が1400万円~1800万円、課長が1500万円~2100万円、部長が1900万円~2300万円以上と伺えます。
出世することにより年収2000万円以上が期待できる三菱商事、非常にやりがいがありますよね。
平成30年度の三菱商事の有価証券報告書を参照すると、代表取締役社長である垣内威彦氏の年収は4憶4500万円、取締役の西浦完司氏の年収は1憶300万円、同じく取締役の増一行氏の年収は1億1900万円となります。
平均年収が1540.9万円とかなり高年収な三菱商事ですが、競合他社の年収と比較するとどうでしょうか。
三菱商事の競合他社というと、伊藤忠商事や住友商事が有名です。
三菱商事の平均年収は1540.9万円であるのに対し、伊藤忠商事の年収は1460.9万円、住友商事は1304.1万円となり、どちらと比較しても三菱商事のほうが高年収ということが分かります。
三菱商事はどうしてこんなにも平均年収が高いのでしょうか。
平成30年度の三菱商事の有価証券報告書を参照すると、平成29年度の売上総利益が224,149(単位:百万円)であるのに対し、平成30年度の売上総利益は227,581(単位:百万円)となります。
また、同有価証券報告書によると、平成29年度の当期純利益が364,143(単位:百万円)であるのに対し、平成30年度の当期純利益は396,117(単位:百万円)となります。
このように、利益が順調にアップしていることが従業員の給与にも反映され、平均年収が高くなっているのではないでしょうか。
また、三菱商事は住宅手当や出張手当の他に、海外駐在となると海外赴任手当が支給されるので、その分年収もアップします。
それでは、三菱商事の主な事業内容を見ていきましょう。
三菱商事では、天然ガスグループ事業や総合素材グループ事業、石油・科学グループ事業、金属資源グループ事業、産業インフラグループ事業、自動車・モビリティグループ事業、食品産業グループ事業、コンシューマー産業グループ事業を展開しています。
総合素材グループ事業では、建設・インフラや自動車・モビリティなどの対面業界において、ニードルコークスや電極、鉄鋼製品、炭素繊維、塩化ビニール、セメント、珪砂等の素材の販売取引、事業開発、事業投資を行っています。
食品産業グループ事業では、食糧や生鮮品、生活消費財、食品素材などの商品を消費者に届ける事業を展開しています。
また、石油・科学グループ事業では、エネルギーや化学素材の安定供給を目指し、原油や石油製品、LPGや石油化学製品、塩、メタノール等の商品の取組、製造事業を行っています。
三菱商事では他にも、電力ソリューショングループ事業、複合都市開発グループ事業などを行っています。
複合都市開発グループ事業では、都市インフラ、都市開発、アセットファイナンスの3本部体制で事業を展開しています。
続いて、三菱商事の歴史を簡単にご紹介します。
三菱商事グループには、単独企業として売上日本一を誇る食品スーパー「ライフコーポレーション」や人事ソリューションを提供している「ヒューマンリンク」、水産物の調達・養殖・商品開発・加工・提案型販売などを行う「東洋冷蔵」など多数の企業が属しています。
三菱商事では、新卒採用と中途採用(キャリア採用)、グループ採用、海外採用などを行っています。
ここでは、新卒採用と中途採用の情報をご紹介します。
三菱商事のスタッフ(総合職)のモデルケースは以下の通りです。
また、2018年度の新卒採用者数は、男性が109人、女性が62人です。
2019年度キャリア採用(春選考)の募集要項は以下の通りです。
春選考は終了していますが、三菱商事への転職を希望する方はキャリア登録をしておくことをおすすめします。
三菱商事では、倫理観と構想力、そして実行力を併せ持ち、創意工夫によって持続性のある事業価値を創出する人を求めています。
また、「経営人材としての資質を持っているか」という点も重要なポイントとなります。
三菱商事の人事部採用チームリーダーである下村大介氏は、この資質の中に以下の2つの力が含まれていると話しています。
では、高年収が期待できる三菱商事に就職、転職するにはどうすれば良いのでしょうか。
三菱商事の面接を実際に受けた方の口コミによると、面接の内容はオーソドックスな質問が多いようです。
そのため、自分の経験や強みが三菱商事でどう活かせるか、なぜ三菱商事で働きたいのかなど基本的な内容をしっかり伝えることが大切です。
また、三菱商事では、三菱商事の社員と直接話せる「ONE CAREER TALK SESSION~合同企業座談会」や、三菱商事を含む多数の大手企業が集まる特別イベント「ONE CAREER EXPO in大阪」など様々な就職イベントに参加しています。
就職、転職を希望する方は、こういったイベントに参加することも重要です。
従業員数推移(三菱商事と上場企業平均)
三菱商事 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 6,016人 | 1,035人 |
2018年 | 6,129人 | 1,071人 |
2017年 | 6,233人 | 1,042人 |
2016年 | 6,290人 | 1,055人 |
2015年 | 6,322人 | 1,055人 |
三菱商事の従業員数は2019年で6,016人と、1年前と比べて113人の減少となりました。
全上場企業の平均従業員数が1,035人なので、それと比べて多い水準となります。
次に三菱商事と同じ商社・卸売業界内で従業員数を比較してみました。業界平均の従業員数が486人なので、それと比較しても多い規模の人数というのが分かります。
平均年齢推移(三菱商事と上場企業平均)
三菱商事 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 42.5歳 | 41歳 |
2018年 | 42.7歳 | 41歳 |
2017年 | 42.5歳 | 40歳 |
2016年 | 42.6歳 | 40歳 |
2015年 | 42.6歳 | 40歳 |
三菱商事の平均年齢は2019年で42.5歳と、上場企業の平均と比べると年齢が高い水準となっています。
平均年齢を同じ商社・卸売業界内で比較してみました。業界平均が41歳のため、業界内で見ても年齢が高い水準となります。
平均勤続年数推移(三菱商事と上場企業平均)
三菱商事 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 18.4年 | 12年 |
2018年 | 18.4年 | 13年 |
2017年 | 18.4年 | 13年 |
2016年 | 18.5年 | 13年 |
2015年 | 18.6年 | 13年 |
三菱商事の平均勤続年数は2019年で18.4年と、上場企業の平均と比べると長い水準となっています。
平均勤続年数も同じ商社・卸売業界内で比較してみます。業界の平均勤続年数が13.2年のため、業界内で見ても長い水準となります。
三菱商事が、転職先・就職先として魅力的な会社かどうかを知るために、前期比の売上成長率や一人あたりの経常利益などを見ていきましょう。
※売上・従業員数は、各社の連結ではなく「単体」の数字を元に計算しています。
売上
売上成長率(前期比)
経常利益
売上 | 経常利益 | |
---|---|---|
2018年3月期 | 5兆2331.9億円 | 3545.8億円 |
2017年3月期 | 5兆2167.1億円 | 1037.1億円 |
2016年3月期 | 5兆9295.7億円 | -1316.8億円 |
2015年3月期 | 7兆134.3億円 | 2847.7億円 |
まず、三菱商事と上場企業平均の「売上」と「成長率」を見ていきます。
2018年3月期の売上は、三菱商事が5兆2331.9億円、上場企業平均が970.8億円となっています。三菱商事の売上は平均と比べて高い水準となっており、売上の前期比成長率を見ると、三菱商事が0.3%の減少、上場企業平均が3.3%の増加となっているため、上場企業の中では成長率は平均以下な会社と言えます。
三菱商事 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2018年3月期 | 8.5億円 | 9064万 |
2017年3月期 | 8.4億円 | 9022万 |
2016年3月期 | 9.4億円 | 9416万 |
2015年3月期 | 11.1億円 | 9870万 |
次に、三菱商事と上場企業平均の「従業員一人あたり売上」を見ていきます。
2018年3月期で見ると、三菱商事は8.5億円、上場企業平均が9064万円となっています。 そのため三菱商事は上場企業の中では従業員あたりの付加価値が高い優良な企業と言えます。
三菱商事 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2018年3月期 | 5785万円 | 731万 |
2017年3月期 | 1664万円 | 741万 |
2016年3月期 | -2093万円 | 672万 |
2015年3月期 | 4504万円 | 689万 |
「従業員一人あたり経常利益」についても見てみましょう。2018年3月期では、三菱商事は5785万円、上場企業平均が731万円となっています。 そのため三菱商事は上場企業の中では効率的に運営できている会社と言えます。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2021年1月1日
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