阪和興業の年収【2024年最新版】(2ページ目)

独立系商社として活躍する企業!ボーナスはいくら?出世すると1000万円超え?年収が高い理由から就職活動のポイントまで


阪和興業の社長や役員の年収

有価証券報告書によると阪和興業の役員の年収は、取締役が約4761万円、監査役が約1633万円、社外役員が約800万円です。

報酬額が1億円を超える役員の記載がなかったことから、代表取締役社長の古川 弘成氏の年収も、1億円以内であることが分かります。

この金額は全国的な平均額と同程度です。

競合他社と阪和興業の年収比較

阪和興業の競合他社には、伊藤忠エネクスや日鉄物産などが挙げられます。

それぞれの平均年収は伊藤忠エネクスが約908万円、日鉄物産が約828万円です。

競合他社と阪和興業の平均年収828万円を比較すると、伊藤忠エネクスよりは低いものの、日鉄物産とは同程度であると分かります。

阪和興業は、平均年収の高い商社の中でも30位とやや上位に位置しており、業界の中でも年収が高いと言えるでしょう。

阪和興業の平均年収が高い理由

阪和興業はここ数年の平均年収が800万円を超えており、高い位置で安定しています。

業界自体の年収が高いこともありますが、1兆円を超える業績を誇ることが、高い年収に繋がっていると考えられます。

近年は経常利益も伸びているため、今後も高い年収を維持できることが期待できます。

阪和興業の事業内容

阪和興業は独自のネットワークで幅広い商材の輸出入を行う、独立系専門商社です。

主な事業

阪和興業が手がける主な事業は、鉄鋼や鉄鋼原料の国内販売および輸出入です。

鉄鋼事業は阪和興業の売上の半分を占めるコア事業であり、国内鉄鋼商社の売上ランキングでもトップ5に入ります。

取り扱っている商品は条鋼、建材、鋼板、鋼管、線材特殊鋼などと幅広く、あらゆる顧客ニーズに対応。

中でも棒鋼は創業当初からの主力商品であり、独自ルートで各地区の棒鋼メーカーから仕入れた商品を、ゼネコン(総合建設会社)へ供給しています。

その他の事業

その他には、リサイクル原料・プライマリー原料事業、食品事業、石油・化成品事業、木材事業、機械事業も行っています。

リサイクル原料・プライマリー原料事業

リサイクル原料分野で扱っている商品は、アルミニウム、銅、亜鉛、鉛、ステンレス屑原料。

プライマリー原料分野扱っている商品は、ニッケル地金、クロム系、シリコン系、マンガン系合金鉄などです。

さまざまな原料を世界各国から回収し、リサイクル原料として国内外で販売しています。

食品事業

食品事業ではエビやカニを含む商品を扱い、多数の食品においてトップシェアを誇ります。

石油・化成品事業

石油分野では、国内産業への重油・潤滑油の供給、海外へは船舶用燃料の販売、石油製品の輸出入に力を入れています。

化成品分野では海外取引を中心にし、合成樹脂原料を輸出、合成樹脂原料やプラスチック製品を輸入しています。

その他にも、日本やアメリカの古紙を中国含む東南アジア向けに輸出する古紙リサイクル事業も、石油・化成品事業の一つに含まれます。

木材事業

木材事業では、世界各地から木材の輸入を行い、国内の建材商社・建材メーカー・特約店・木材問屋・ハウスメーカーといった取引先や、海外向けに輸出しています。

機械事業

機械事業は、レジャー施設部と産業機械部に分けられます。

レジャー施設部では遊園地やテーマパーク向けの、ジェット・コースターやメリーゴーラウンドといった遊具機械を手がけ、産業機械部では各種鉄鋼加工機械などを販売しています。

阪和興業の歴史

阪和興業の歴史について、年表形式でご紹介します。

1947年:鉄鋼製品を扱う卸売業として阪和興業(株)を設立

1953年:中国との貿易を開始

1957年:阪和育英会を設立

1963年:大阪証券取引所に上場

1968年:HANWA AMERICAN CORP.を設立

1970年:東京証券取引所に上場

1971年:阪和(香港)有限公司を設立

1972年:HANWA SINGAPORE (PRIVATE)LTD.を設立

1976年:阪和泰国(株)、阪和興業健康保険組合を設立

1983年:東京支社を東京本社に変更し、二本社制を導入する

1988年:現・阪和流通センター東京(株)を設立

1992年:台湾阪和興業股有限公司を設立

1994年:(株)阪和流通センターを設立

1996年:(株)ハローズを設立

2000年:東京・大阪本社、名古屋・九州・東北支店でISO14001認証を取得

2002年:阪和スチールサービス(株)を設立

2008年:Hanwa Europe B.V.、PT.Hanwa Steel Service Indonesiaを設立

2014年:インドネシア・ニッケル銑鉄プラントへの出資

阪和興業が属する阪和興業グループとは?

阪和興業グループは阪和興業を中心に、子会社88社、関連会社20社から構成される企業グループです。

主力製品である鉄鋼事業のほか、金属原料、非鉄金属、食品、石油・化成品、木材及び機械などの事業を手がけています。

所属する企業には、鉄鋼事業を担当するエスケーエンジニアリングや、石油・化成品事業を担当するトーヨーエナジーなどがあります。

※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。

最終更新日:2024年1月1日

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