国内自動車メーカー最古の歴史を持つ企業!役員の報酬は1億円以上?気になる面接の内容は?
いすゞ自動車の平均年収は、2021年では766.3万円で前期に比べて上昇傾向です。車・輸送用機器業界内では8位、全体では521位、東京都内では368位と高順位でした。いすゞ自動車は、世界30か国以上でカテゴリートップシェアを得る等、その業績は年々上昇。育児休暇中の社員にもボーナスを支給、臨時従業員には3ヶ月毎に21万円の慰労金を支給と社員を大切にしています。アットホームなのんびりした社風で人間関係も良いことが、従業員数8,186人、平均勤続年数19.0年という高水準に繋がっています。
目次
閉じる平均年収推移(いすゞ自動車と上場企業平均)
いすゞ自動車の平均年収推移は、上昇傾向です。前期比で見ると16.5万円増加しています。
上述のように、過去5年間の平均年収は760.6万円なので、上場企業と比べると高い水準になります。
いすゞ自動車の平均年収 | 年収 |
---|---|
2019年 | 766万円 |
2018年 | 750万円 |
2017年 | 763万円 |
2016年 | 761万円 |
2015年 | 763万円 |
いすゞ自動車の平均年収 | 上場企業の平均年収 | 全国の平均年収 |
---|---|---|
766.3万 | 612.5万 | 432.2万 |
いすゞ自動車の平均年収は、他の会社と比較すると高い傾向にあります。日本の上場企業の平均年収と比べると153.8万円高く、上場企業以外も含めた全国平均の年収と比較すると334.1万円高くなっています。(全国平均の年収は、国税庁が実施している『民間給与実態統計調査』の最新版の調査結果を参照しています。)
上場企業全体の年収ランキングで見ると、3737社中521位と高い順位となります。
いすゞ自動車の平均年収 | 車・輸送用機器業界の平均年収 |
---|---|
766.3万 | 630.9万 |
いすゞ自動車が属する車・輸送用機器業界の上場企業の平均年収は630.9万円です。 そのため、いすゞ自動車の年収は業界平均と比べて135.4万円高く、業界内順位を見ると94社中8位と高い順位となります。
いすゞ自動車の平均年収 | 東京都の平均年収 |
---|---|
766.3万 | 647.2万 |
いすゞ自動車の所在地がある東京都の上場企業の平均年収は647.2万円です。 そのため、いすゞ自動車の年収はエリア平均と比べて119.1万円高く、エリア内順位を見ると1979社中363位と高い順位となります。
いすゞ自動車では7月と12月の年2回、約5ヶ月分のボーナスが支給されます。
平均支給額は約120万円~250万円です。
育児休暇を取得していてもボーナスが支給されるため、満足していると感じている社員が多く見られました。
いすゞ自動車の年収を職種別に見てみましょう。
また、2019年度4月実績での学歴別の初任給は以下の通りでした。
勤続年数に伴ってベースアップしていくので、長期に渡って勤めることで給与も大きく上昇するでしょう。
いすゞ自動車で出世した場合の年収は以下の通りです。
出世は年功序列となるので、長く勤めるほど出世するチャンスが多くなるでしょう。
また、ハキハキと大きな声で自身の意見を主張できるかどうかもポイントとなるようです。
ミーティング等では積極的に発言し、自身の考えを伝えるようにしましょう。
2019年度の有価証券報告書を確認すると、代表取締役社長の片山正則氏の報酬は1億4100万円でした。
またその他の役員の報酬については、社内取締役11名に対して総額6憶5100万円で1人あたり5918万円、社内監査役3名に対して総額6600万円で1人あたり2200万円がそれぞれ支給されていました。
業績も好調であるため、役員の報酬も今後更に上昇していくでしょう。
いすゞ自動車の競合会社として、マツダや日野自動車が挙げられます。
それぞれの年収を見ると、いすゞ自動車は766万円、マツダは677万円、日野自動車は667万円と、現時点では競合会社よりも年収が高いことが分かりました。
既存商品の商品力強化に尽力していることからも、今後更に競合との差を開いていくと考えられます。
いすゞ自動車の売り上げ・経常利益の推移を見てみると、売り上げは2017年で1兆658.9億円、2018年で1兆813.8億円、2019年で1兆1308.3億円でした。
経常利益は2017年で1003.3億円、2018年で717.5億円、2019年で1004.1億円となっていました。
経常利益が2018年に一度下降してしまったものの売り上げは1兆円以上を常にキープしており、業績は好調であると言って良いでしょう。
そのため、社員の年収も高くなっていると考えられます。
いすゞ自動車では主に自動車やその部品、産業用エンジンの製造販売を行っています。
現時点で展開している商品としては以下の通りです。
現在は上記の商品に省燃費性能をはじめとした様々な新機能を搭載することに尽力。
今後も顧客のニーズに応えるため開発に注力していくでしょう。
その他にもいすゞ自動車では、グループ企業にてアフターサービスの一環でパーツカタログやマニュアルの制作も行っています。
主にパーツカタログでは部品の情報等を、マニュアルでは取扱説明書・修理書をそれぞれまとめて制作。
今後も顧客に商品についての情報をしっかり提供していくと考えられます。
ここで、いすゞ自動車のこれまでを簡単に見てみましょう。
1937 東京自動車工業を設立する
1949 社名をいすゞ自動車に変更する
1982 いすゞ自動車海外販売を設立する
1993 小型乗用車の自社開発・製造を中止する
2004 「みまもりくんオンラインサービス」を発売する
2006 トヨタ自動車と資本提携する
2010 国内年間トラック販売台数トップクラスとなる
2017 創立80周年を迎える
2018 トヨタ自動車との資本提携を解消する
いすゞ自動車グループは、いすゞ自動車販売・いすゞユーマックス・いすゞ中央研究所・いすゞ車体等の子会社112社・関連会社4社から成り立つグループです。
グループ企業では研究開発や車両製造、部品製造、トラック・バス・中古車等の卸売販売等の他にも、不動産や販売金融、オフィスサポート等、様々な事業に携わっています。
いすゞ自動車では、現在新卒採用及びキャリア採用を行っています。
それぞれの採用の募集要項等を確認していきましょう。
新卒採用では、現在事務系職種・技術系職種の二つで以下の職種の募集を行っています。
技術系職種では上記以外にも様々な職種で募集が行われています。
技術系を志望する方は自身の希望する職種があるかどうか確認しておきましょう。
選考フローについては詳しくは明らかではありませんが、エントリーシート・適性検査・面接によって選考が行われ、技術系のみ筆記試験も実施されます。
内容は一般的なSPI問題となり、言語・非言語問題が出題されるので、市販の参考書を活用することで充分対策できるでしょう。
応募方法は事務系は自由応募、技術系は自由応募・学校推薦の二つがあるので、学校推薦で応募したいという方は大学側に推薦の有無やスケジュールについて確認を取るようにしましょう。
キャリア採用では現在以下の部門でそれぞれ募集が行われています。
どの職種でも職種に通ずる豊富な経験やスキルが求められる他、職種によっては語学力も同時に求められます。
英語ではTOEIC目安点数500点~700点が、中国語ではビジネスレベルが求められる職種もあるので、自身の実力が証明できる資格を取得しておくと良いでしょう。
応募は、各職種の募集要項最下部「この職種に応募する」からエントリーフォームを記入することで応募できます。
エントリーフォームには職務経歴や語学力、海外経験、志望動機、転職理由、希望入社時期等についても記入する欄が設けられています。
事前に下書きをしておくだけでなく、充分時間を取って丁寧に記入するようにしましょう。
また、履歴書・職務経歴書・その他資料の添付も求められるので、予め作成しておきましょう。
いすゞ自動車が求める人材像として、リクナビには以下の四つが挙げられていました。
また、行動指針として商品・自己・組織について以下のように記載されています。
これらのことから、いすゞ自動車では自主性・順応性・積極性・協調性等が求められることが分かります。
面接では入社後どのようなことがしたいか、どんな製品に携わりたいか等具体的に話すようにしましょう。
いすゞ自動車の面接時間は約15分と短いようです。
そのため、自身の強みや入社の意欲がきちんと伝わるように分かりやすく簡潔に話しましょう。
過去の面接での質問内容も見ておきましょう。
また、自動車業界だけでなくトラック業界についてもしっかり研究をしておくことで、いすゞ自動車や業務内容についての理解もより一層深めることができるでしょう。
従業員数推移(いすゞ自動車と上場企業平均)
いすゞ自動車 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 8,186人 | 1,035人 |
2018年 | 8,289人 | 1,071人 |
2017年 | 8,111人 | 1,042人 |
2016年 | 7,928人 | 1,055人 |
2015年 | 7,780人 | 1,055人 |
いすゞ自動車の従業員数は2019年で8,186人と、1年前と比べて103人の減少となりました。
全上場企業の平均従業員数が1,035人なので、それと比べて多い水準となります。
次にいすゞ自動車と同じ車・輸送用機器業界内で従業員数を比較してみました。業界平均の従業員数が4,374人なので、それと比較しても多い規模の人数というのが分かります。
平均年齢推移(いすゞ自動車と上場企業平均)
いすゞ自動車 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 41.2歳 | 41歳 |
2018年 | 40.9歳 | 41歳 |
2017年 | 40.9歳 | 40歳 |
2016年 | 41.1歳 | 40歳 |
2015年 | 41.1歳 | 40歳 |
いすゞ自動車の平均年齢は2019年で41.2歳と、上場企業の平均と比べると年齢が高い水準となっています。
平均年齢を同じ車・輸送用機器業界内で比較してみました。業界平均が41歳のため、業界内で見ても年齢が高い水準となります。
平均勤続年数推移(いすゞ自動車と上場企業平均)
いすゞ自動車 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 19.0年 | 12年 |
2018年 | 18.7年 | 13年 |
2017年 | 18.6年 | 13年 |
2016年 | 18.0年 | 13年 |
2015年 | 19.1年 | 13年 |
いすゞ自動車の平均勤続年数は2019年で19.0年と、上場企業の平均と比べると長い水準となっています。
平均勤続年数も同じ車・輸送用機器業界内で比較してみます。業界の平均勤続年数が16.2年のため、業界内で見ても長い水準となります。
いすゞ自動車が、転職先・就職先として魅力的な会社かどうかを知るために、前期比の売上成長率や一人あたりの経常利益などを見ていきましょう。
※売上・従業員数は、各社の連結ではなく「単体」の数字を元に計算しています。
売上
売上成長率(前期比)
経常利益
売上 | 経常利益 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 1兆1308.3億円 | 1004.1億円 |
2018年3月期 | 1兆813.8億円 | 717.5億円 |
2017年3月期 | 1兆658.9億円 | 1003.3億円 |
2016年3月期 | 1兆763.6億円 | 1086.2億円 |
2015年3月期 | 1兆600.3億円 | 789.3億円 |
まず、いすゞ自動車と上場企業平均の「売上」と「成長率」を見ていきます。
2019年3月期の売上は、いすゞ自動車が1兆1308.3億円、上場企業平均が1120.3億円となっています。いすゞ自動車の売上は平均と比べて高い水準となっており、売上の前期比成長率を見ると、いすゞ自動車が4.6%の増加、上場企業平均が15.4%の増加となっているため、上場企業の中では成長率は平均以下な会社と言えます。
いすゞ自動車 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 1.4億円 | 1.1億 |
2018年3月期 | 1.3億円 | 9064万 |
2017年3月期 | 1.3億円 | 9022万 |
2016年3月期 | 1.4億円 | 9416万 |
2015年3月期 | 1.4億円 | 9870万 |
次に、いすゞ自動車と上場企業平均の「従業員一人あたり売上」を見ていきます。
2019年3月期で見ると、いすゞ自動車は1.4億円、上場企業平均が1.1億円となっています。 そのためいすゞ自動車は上場企業の中では従業員あたりの付加価値が高い優良な企業と言えます。
いすゞ自動車 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 1227万円 | 788万 |
2018年3月期 | 866万円 | 731万 |
2017年3月期 | 1237万円 | 741万 |
2016年3月期 | 1370万円 | 672万 |
2015年3月期 | 1015万円 | 689万 |
「従業員一人あたり経常利益」についても見てみましょう。2019年3月期では、いすゞ自動車は1227万円、上場企業平均が788万円となっています。 そのためいすゞ自動車は上場企業の中では効率的に運営できている会社と言えます。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2021年1月1日
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