気になる高年収の秘密を徹底解明!難関の書類選考を通過するには?競合他社との差は?
本田技研工業(ホンダ)の平均年収は、2021年で819.8万円です。生涯給料の平均は推計3億円弱とされ、全体での順位は339位となっています。ホンダは自動車で有名なメーカーで、正式名称は本田技研工業株式会社です。世界ブランドランキングで21位に輝いた、日本が世界に誇る企業の一つです。世界中に事業所を置いているため、従業員数は22,675人と非常に多いです。平均年齢は45.6歳と高めですが、若手にもチャンスの多い風通しの良い企業です。有休がとりやすく、定時退社日を設けているため、プライベートも充実させられます。平均勤続年数は24.1年と長めです。
目次
閉じる平均年収推移(本田技研工業(ホンダ)と上場企業平均)
本田技研工業(ホンダ)の平均年収推移は、上昇傾向です。前期比で見ると11.2万円増加しています。
上述のように、過去5年間の平均年収は789.2万円なので、上場企業と比べると高い水準になります。
本田技研工業(ホンダ)の平均年収 | 年収 |
---|---|
2019年 | 820万円 |
2018年 | 809万円 |
2017年 | 776万円 |
2016年 | 773万円 |
2015年 | 768万円 |
本田技研工業(ホンダ)の平均年収 | 上場企業の平均年収 | 全国の平均年収 |
---|---|---|
819.8万 | 612.5万 | 432.2万 |
本田技研工業(ホンダ)の平均年収は、他の会社と比較すると高い傾向にあります。日本の上場企業の平均年収と比べると207.3万円高く、上場企業以外も含めた全国平均の年収と比較すると387.6万円高くなっています。(全国平均の年収は、国税庁が実施している『民間給与実態統計調査』の最新版の調査結果を参照しています。)
上場企業全体の年収ランキングで見ると、3737社中339位と高い順位となります。
本田技研工業(ホンダ)の平均年収 | 車・輸送用機器業界の平均年収 |
---|---|
819.8万 | 630.9万 |
本田技研工業(ホンダ)が属する車・輸送用機器業界の上場企業の平均年収は630.9万円です。 そのため、本田技研工業(ホンダ)の年収は業界平均と比べて188.9万円高く、業界内順位を見ると94社中3位と高い順位となります。
本田技研工業(ホンダ)の平均年収 | 東京都の平均年収 |
---|---|
819.8万 | 647.2万 |
本田技研工業(ホンダ)の所在地がある東京都の上場企業の平均年収は647.2万円です。 そのため、本田技研工業(ホンダ)の年収はエリア平均と比べて172.6万円高く、エリア内順位を見ると1979社中247位と高い順位となります。
本田では、6月と12月の年2回のボーナスが支給されます。
ボーナスの平均額は約80万円〜300万円となっており、ピークは50歳代前半に訪れます。
これまでのボーナスは他の企業と大幅には変わりませんが、好調な業績を記録している今後は、ボーナス平均額のアップも充分に考えられます。
男女差は最大で約60万円ほどと高いため、今後はこの差が縮まることを期待します。
職種別の年収を比較してみると、一般職の平均年収は約480万円〜810万円、技術職は約380万円〜800万円、総合職は約550万円〜1140万円となっています。
一般職と技術職に関しては平均年収と同等額なのに対し、総合職は1100万円を超える高額年収が期待できます。
学歴別の初任給を見てみると、学部卒は月給217,400円、修士了は月給243,600円、高専卒は月給194,300円となっています。
平均年収の高いホンダですが、初任給は一般企業とあまり大差ありませんでした。
次に出世後の年収にどれほどの差があるか比較してみると、主任の平均年収は約600万円〜800万円、係長は約760万円〜900万円、課長は約800万円〜1200万円、部長は約900万円〜1450万円となっています。
係長になると早くも平均年収を100万円ほど超え、部長は1500万円ちかい非常に高額な年収が期待できることが分かりました。
更なる年収のアップを期待するのであれば、臆することなく昇級試験等に挑んでいきましょう。
取締役会長の神子柴 寿昭氏の年収は約1億4000万円、代表取締役社長の八郷 隆弘氏の年収は約1億7400万円、代表取締役副社長の倉石 誠司氏の年収は約1億1300万円、その他の取締役の平均年収は約9800万円となっています。
世界でも活躍する大手企業のホンダですが、役員等の年収が高すぎるといった印象は受けません。
ホンダよりも売上高が低い企業でも、役員がもっと高額な年収を得ている企業も沢山存在します。
この点からしても、ホンダは従業員に対してしっかりとボーナスなどで還元されていると考えられます。
有価証券報告書によると、トヨタの平均年収は約851.5万円、日産の平均年収は約815.4万円となっています。
平均年収が819.8万円のホンダは、3大メーカーの中では2番手となりますが、平均的には3社とも非常に高い年収であることが分かります。
年収の高さには、2014年から2019年までで約7億円以上もアップした業績の好調さが影響しています。
給与は年功序列が色濃く影響していますが、業績と連動するボーナスは年2回の支給で6ヶ月分も支給されているのです。
そのため、緩やかではありますが、毎年少しずつ上昇し、2015年の768.4万円が2019年には819.8万円と、51.4万円もアップしています。
また、平均年齢45.6歳、勤続年数24.1年と、従業員の定着率が非常に良いことも、平均年収の高さに影響していると考えられます。
ホンダは日本が世界に誇る、車・輸送用機器業界の大手企業です。
ホンダの主な事業は、二輪事業、四輪事業、ライフクリエーション事業です。
中でも二輪事業は創立の翌年から始まった事業で、量産を開始したことによって二輪車の普及に大きく貢献しました。
四輪事業は、1963 年に「T360」の生産から始まり、2016年には世界生産台数累計1 億台を達成。
近年ではCO2排出量量を30%低減する目標や、2030年までに四輪車グローバル販売台数の3分の2を電動化する目標を掲げています。
ライフクリエーション事業では、耕うん機、発電機、除雪機、芝刈機などを製造しており、業務用はもちろん、家庭用でも親しまれています。
その他には、 主翼上面のエンジン配置などの独自技術を搭載した「HondaJet」を、日本、北米・欧州など全国9カ国で販売しています。
また、ホンダと言えばモータースポーツの世界でも有名で、幾度となくホンダの製品が優勝を飾ってきました。
ロボティクス事業では、「ASIMO」をはじめ、脚力低下の歩行をサポートする「Honda歩行アシスト」、脚にかかる体重の負担を低減する「体重支持型歩行アシスト」など、ロボティクス技術の応用製品を「Honda Robotics」と定め、研究・開発に務めています。
ホンダの長い歴史について年表形式でご紹介します。
Hondaグループとは、ホンダが中心核となる企業の集団のことで、日本国内だけでなく世界各国に拠点を構えています。
ホンダでは、新卒採用、中途採用、障がい者採用にて募集を行っています。
本田技研工業株式会社・株式会社本田技術研究所・ホンダエンジニアリング株式会社・株式会社ホンダアクセスの4社一括募集となっています。
新卒採用では、基礎技術研究、商品開発、生産管理、ITシステム開発などの技術職、営業(国内・海外)、経理、人事・総務などの事務職にて募集を行っています。
技術職に関しては、大卒・院卒・高専卒(専攻科)と高専卒(本科)・専修・専門学校卒の2つに分けて募集を行っているので、注意が必要です。
勤務地は、北海道、東京、栃木、埼玉、静岡、三重、熊本、海外事業所のいずれかになり、職種や希望等を考慮して決定されます。
選考の流れは、HPもしくは転職サイトよりエントリー→アプリケーションシートによる書類選考→適性検査・面接(複数回)→内々定です。
中途採用では、技術職、事務職、IT職にて募集を行っています。
勤務地は北海道、東京、栃木、埼玉、静岡、三重、熊本のいずれかとなり、海外事業所への異動の可能性もあります。
選考の流れは、エントリーシート提出→書類選考→適性検査→一次選考→最終選考→内定となります。
障がい者採用では、技術職、事務職、オープンエントリーにて募集を行っています。
オープンエントリーは、職種にこだわらずにホンダで働きたいという方が応募するの応募方法です。
勤務地は栃木、埼玉、東京、静岡、三重、熊本の各事業所のいずれかとなっており、応募の際に希望の勤務地を選択することができます。
選考の流レについては詳細が記載されていませんが、おそらく新卒・中途採用と同様、もしくは障がいによって簡潔になる可能性もあります。
ホンダでは国内にとどまらず海外での更なる発展を目指しているため、海外駐在の仕事も多く存在します。
また、一般的な企業とは異なり、その部署のプロフェッショナルを目指すため、一度配属されると転勤などはあまり無いようです。
そのため、海外でも臆することなく活動できる人材を求めている傾向にあるようなので、語学を学んでおくと有利に働くかもしれません。
その他には下記のような人材像を挙げています。
与えられた仕事だけをこなすのではなく、海外でも通用するような思考や行動力を兼ね備えた人材を求めているようです。
ホンダの面接は非常に難易度が高く、ほとんどは書類選考で落とされてしまうことが多いようです。
そのため、まずは人事や役員などの目に留まるよう、ホンダに適している経験を正しく、的確に記載された書類を作成する必要があります。
書類審査が通過できれば、面接では志望動機や就職後にやりたい事や目標など、一般的な質問に対する回答ができるように準備しておきましょう。
それでも不安だという方は、毎年開催されている合同企業説明会、学内セミナー、Webセミナー、Hondaセミナーなどに実際に参加し、就職・転職の参考にしましょう。
従業員数推移(本田技研工業(ホンダ)と上場企業平均)
本田技研工業(ホンダ) | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 22,675人 | 1,035人 |
2018年 | 21,543人 | 1,071人 |
2017年 | 21,903人 | 1,042人 |
2016年 | 22,399人 | 1,055人 |
2015年 | 22,954人 | 1,055人 |
本田技研工業(ホンダ)の従業員数は2019年で22,675人と、1年前と比べて1132人の増加となりました。
全上場企業の平均従業員数が1,035人なので、それと比べて多い水準となります。
次に本田技研工業(ホンダ)と同じ車・輸送用機器業界内で従業員数を比較してみました。業界平均の従業員数が4,374人なので、それと比較しても多い規模の人数というのが分かります。
平均年齢推移(本田技研工業(ホンダ)と上場企業平均)
本田技研工業(ホンダ) | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 45.6歳 | 41歳 |
2018年 | 44.9歳 | 41歳 |
2017年 | 45.0歳 | 40歳 |
2016年 | 45.0歳 | 40歳 |
2015年 | 44.8歳 | 40歳 |
本田技研工業(ホンダ)の平均年齢は2019年で45.6歳と、上場企業の平均と比べると年齢が高い水準となっています。
平均年齢を同じ車・輸送用機器業界内で比較してみました。業界平均が41歳のため、業界内で見ても年齢が高い水準となります。
平均勤続年数推移(本田技研工業(ホンダ)と上場企業平均)
本田技研工業(ホンダ) | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 24.1年 | 12年 |
2018年 | 23.5年 | 13年 |
2017年 | 23.7年 | 13年 |
2016年 | 23.8年 | 13年 |
2015年 | 23.5年 | 13年 |
本田技研工業(ホンダ)の平均勤続年数は2019年で24.1年と、上場企業の平均と比べると長い水準となっています。
平均勤続年数も同じ車・輸送用機器業界内で比較してみます。業界の平均勤続年数が16.2年のため、業界内で見ても長い水準となります。
本田技研工業(ホンダ)が、転職先・就職先として魅力的な会社かどうかを知るために、前期比の売上成長率や一人あたりの経常利益などを見ていきましょう。
※売上・従業員数は、各社の連結ではなく「単体」の数字を元に計算しています。
売上
売上成長率(前期比)
経常利益
売上 | 経常利益 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 4兆775.6億円 | 5340.3億円 |
2018年3月期 | 3兆7873.4億円 | 4840.6億円 |
2017年3月期 | 3兆4561.2億円 | 3500.5億円 |
2016年3月期 | 3兆3036.1億円 | 608.2億円 |
2015年3月期 | 3兆3311.9億円 | 3476.3億円 |
まず、本田技研工業(ホンダ)と上場企業平均の「売上」と「成長率」を見ていきます。
2019年3月期の売上は、本田技研工業(ホンダ)が4兆775.6億円、上場企業平均が1120.3億円となっています。本田技研工業(ホンダ)の売上は平均と比べて高い水準となっており、売上の前期比成長率を見ると、本田技研工業(ホンダ)が7.7%の増加、上場企業平均が15.4%の増加となっているため、上場企業の中では成長率は平均以下な会社と言えます。
本田技研工業(ホンダ) | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 1.8億円 | 1.1億 |
2018年3月期 | 1.8億円 | 9064万 |
2017年3月期 | 1.6億円 | 9022万 |
2016年3月期 | 1.5億円 | 9416万 |
2015年3月期 | 1.5億円 | 9870万 |
次に、本田技研工業(ホンダ)と上場企業平均の「従業員一人あたり売上」を見ていきます。
2019年3月期で見ると、本田技研工業(ホンダ)は1.8億円、上場企業平均が1.1億円となっています。 そのため本田技研工業(ホンダ)は上場企業の中では従業員あたりの付加価値が高い優良な企業と言えます。
本田技研工業(ホンダ) | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 2355万円 | 788万 |
2018年3月期 | 2247万円 | 731万 |
2017年3月期 | 1598万円 | 741万 |
2016年3月期 | 272万円 | 672万 |
2015年3月期 | 1514万円 | 689万 |
「従業員一人あたり経常利益」についても見てみましょう。2019年3月期では、本田技研工業(ホンダ)は2355万円、上場企業平均が788万円となっています。 そのため本田技研工業(ホンダ)は上場企業の中では効率的に運営できている会社と言えます。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2021年1月1日
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