日本特殊陶業の年収【2024年最新版】(2ページ目)

スパークプラグ世界トップシェア企業の年収やボーナス額!家賃補助もすごい?就活で知っておくべき「日特ウェイ」とは?


日本特殊陶業の社長や役員の年収

有価証券報告書によると、代表取締役会長の尾堂 真一氏の年収は約1億3000万円。

その他役員の報酬額は、尾堂氏を除く取締役が約3755万円、監査役が約2500万円、社外役員が約1200万円でした。

尾堂会長の報酬額は高額ですが、その他役員は大手企業の中で平均程度です。

競合他社と日本特殊陶業の年収比較

日本特殊陶業の競合他社には、プラグ業界でも活躍するデンソーや、同グループに所属する日本ガイシなどが挙げられます。

それぞれの平均年収はデンソーが約817万円、日本ガイシが約788万円です。

競合他社と日本特殊陶業の平均年収約691万円を比較すると、やや低いことが分かります。

ただし総合職の場合は多額の家賃補助が支給されるので、総合的に見ると、業界の中でも年収が高いと言えるでしょう。

日本特殊陶業の平均年収が高い理由

日本特殊陶業の平均年収は、2015年から2019年までの間に47万円もアップしています。

2019年の平均年収約691万円は上場企業の平均612万円よりも高く、業界内順位も14位でした。

年収がここまで上がった背景には、売上の上昇が影響しています。

また勤続年数が年々アップしており、平均年齢が39.2歳まで上がっていることも、全体の年収を引き上げている理由の一つです。

日本特殊陶業の事業内容

日本特殊陶業は、世界トップシェアの製品を複数製造している総合セラミックメーカーです。

事業売上比率の約8割は、海外が占めています。

主な事業

日本特殊陶業が手がける主な事業は、自動車関連製品の製造・販売です。

主力製品はスパークプラグで、世界のトップシェアを誇ります。

その他に手がている製品は、グロープラグ(世界トップシェア)、各種車載用センサなど。

近年では「水素漏れ検知センサ」といった次世代自動車向けの製品開発も行っています。

その他の事業

その他の事業では、半導体関連製品、テクニカルセラミックス関連製品を手がけています。

長年のセラミック技術を活かして、環境・エネルギー、医療などの分野にも進出。

全固体電池、風力発電用ベアリングボール、人工骨、超音波メス用振動子、医療用酸素濃縮装置などの開発に携わっています。

日本特殊陶業の歴史

日本特殊陶業の歴史について、年表形式でご紹介します。

1936年:日本碍子(株)日本特殊陶業(株)を設立

1937年:NGKスパークプラグの製造を開始

1949年:NTKニューセラミックの製造を開始、東京・名古屋の証券取引所で株式上場

1958年:セラミックバイト・チップの製造を開始

1959年:ブラジル特殊陶業(株)(現:ブラジル特殊陶業有限会社)を設立、その後も各国へ進出

1962年:小牧工場の稼働を開始し、ニューセラミック部門を本社より移転する

1967年:セラミックICパッケージの製造を開始

1973年:自動車用温度センサの製造を開始

1990年:バイオセラミックスの製造を開始

1991年:スパークプラグの生産が累計50億個を達成

1997年:NGKイリジウムプラグを発売

2001年:医療用酸素濃縮装置の量産を開始

2004年:セラミックグロープラグの量産を開始

2005年:生体活性骨ペーストの販売を開始

2015年:バイデミックスの販売を開始(航空機部品向け工具)

2019年:森村グループ4社による合弁会社「森村SOFCテクノロジー(株)」を設立

日本特殊陶業が属する森村グループとは?

森村グループは、世界最大のセラミック企業グループです。

所属企業には日本特殊陶業のほか、TOTOや日本ガイシ、ノリタケカンパニーリミテドなどがあります。

日本特殊陶業は森村グループの一員ですが、子会社55社、関連会社7社を含む独自のグループも形成しています。

従業員数は全体で15,994人、グループの売上高は約4250億円です。

所属する企業には米国ホールディングス、韓国NTKセラミック、上海特殊陶業などの海外企業が多く含まれています。

※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。

最終更新日:2024年1月1日

SNSシェア用テキスト

表示準備中