世界から注目される理由とは?気になる職種別の年収を紹介!転職難易度は低い?高い?
代表取締役社長の大島 卓氏の年収は約1億1000万円、その他の取締役の平均年収は約5200万円、監査役は約3100万円となっています。
世界でも高い評価を得ている日本ガイシですが、1億円を超える報酬は社長のみとなっており、他の大手企業と比べても役員報酬が低い印象を受けます。
しかし、排ガス規制などの環境問題に世界中が動き出したことにより、日本ガイシは順調に売上高を増加させています。
これらの動きは、今後の役員報酬にも大きく影響することが予想されます。
日本ガイシの競合他社というと、TOTOや日本特殊陶業などが挙げられます。
最新の有価証券報告書によれば、TOTOの平均年収は約678.3万円、日本特殊陶業の平均年収は約691.2万円となっています。
日本ガイシの平均年収は約788.8万円ですので、ガラス・土石製品業界の中では非常に高い年収であることが分かります。
平均年収が高い理由には、営業利益率の高さが影響しています。
2019年3月期の営業利益は612億2400万円と、前年度よりも106億7000万円の増加しており、非常に好調であることが分かります。
この背景には、地球環境問題の一つに挙げられている排ガス規制強化による、車載用高精度NOxセンサーやDPFなどの自動車関連製品の売上が伸びていることや、IoT化の影響よる半導体製造装置部品の売上増加が影響しています。
また、販売実績においても全事業で前年同期比90%〜100%以上の高い数字を誇っており、これらの業績の好調さが平均年収の引き上げに繋がっているようです。
日本ガイシは、ガラス・土石製品業界に属する日本の大手企業です。
日本ガイシでは、最先端のセラミック技術を活かし、様々な分野にて地球環境に貢献するセラミック製品を製造しています。
電力の安定供給に必要不可欠な送電線と鉄塔を繋ぐセラミック製の絶縁体「ガイシ」、大容量・長寿命によって長期間の安定電力供給が可能にした蓄電池「NAS電池」、雷や地震などの災害による停電を減少させる避雷装置などの製造を行っており、国内だけでなく海外でも高い信頼を得ています。
自動車の排ガスに含まれる有害成分の浄化する蜂の巣構造のセラミック「ハニセラム」、環境に悪いとされるディーゼルエンジンの排ガスを浄化する市松模様構造の「DPF」、排ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)の濃度を測定するセンサー「車載用高精度NOxセンサー」などの製造を行っています。
電極に独自の結晶配向セラミックス板を用いたリチウムイオン二次電池、独自の研磨・接合技術などを駆使した高機能・高性能電子回路向けウエハー・世界最小の積層圧電アクチュエーターの開発などを行っています。
半導体の製造に欠かせないAlNヒーターや静電チャックの製造をはじめ、セラミック製品を製造するための焼成炉と乾燥炉、放射性物質を排出せずに廃棄物処理ができる放射性廃棄物処理設備、瓦・食器・セラミック反応容器などの耐火物製品の製造などを行っています。
これまでに2014年のSAWフィルター用複合ウエハー、2018年の紫外LED用マイクロレンズ、2019年のチップ型セラミックス二次電池などを事業化してきたように、日々新製品の開発研究に邁進。
現在は、亜鉛二次電池「ZNB」や固体酸化物形燃料電池モジュールの早期市場投入に向けて研究に励んでいます。
日本ガイシの歴史についてご紹介します。
森村グループとは、ノリタケカンパニーリミテドが中心核となるグループ企業のことです。
所属企業には、衛生陶器・温水洗浄便座等の製造・販売を行うTOTO、セラミックス原料の製造・販売を行う共立マテリアル、高級陶磁器の生産を行う大倉陶園などがあります。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2024年1月1日
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