有名施設での施工実績多数!就活前に押さえておきたい面接の傾向とは?競合会社とも徹底的に比較!
高砂熱学工業の平均年収は、2021年では847.8万円で前期に比べて下降傾向でした。建設業界内では29位、全体では259位となっています。高砂熱学工業は、東京駅丸の内駅舎の復元工事や東京ドームの空調設備の施工等に携わり、様々な賞を受賞。近年ではサテライトオフィスを全国に10ヶ所設置する等、従業員の作業効率・満足度の向上を図っています。外勤社員は通勤時間が1時間以内となるよう現場社宅制度も導入済み。従業員を大切にする姿勢が平均勤続年数16.6年という高定着率に繋がっています。
目次
閉じる平均年収推移(高砂熱学工業と上場企業平均)
高砂熱学工業の平均年収推移は、下降傾向です。前期比で見ると14.4万円減少しています。
上述のように、過去5年間の平均年収は832.9万円なので、上場企業と比べると高い水準になります。
高砂熱学工業の平均年収 | 年収 |
---|---|
2019年 | 848万円 |
2018年 | 862万円 |
2017年 | 821万円 |
2016年 | 829万円 |
2015年 | 804万円 |
高砂熱学工業の平均年収 | 上場企業の平均年収 | 全国の平均年収 |
---|---|---|
847.8万 | 612.5万 | 432.2万 |
高砂熱学工業の平均年収は、他の会社と比較すると高い傾向にあります。日本の上場企業の平均年収と比べると235.3万円高く、上場企業以外も含めた全国平均の年収と比較すると415.6万円高くなっています。(全国平均の年収は、国税庁が実施している『民間給与実態統計調査』の最新版の調査結果を参照しています。)
上場企業全体の年収ランキングで見ると、3737社中259位と高い順位となります。
高砂熱学工業の平均年収 | 建設業界の平均年収 |
---|---|
847.8万 | 706.6万 |
高砂熱学工業が属する建設業界の上場企業の平均年収は706.6万円です。 そのため、高砂熱学工業の年収は業界平均と比べて141.2万円高く、業界内順位を見ると167社中29位と高い順位となります。
高砂熱学工業の平均年収 | 東京都の平均年収 |
---|---|
847.8万 | 647.2万 |
高砂熱学工業の所在地がある東京都の上場企業の平均年収は647.2万円です。 そのため、高砂熱学工業の年収はエリア平均と比べて200.6万円高く、エリア内順位を見ると1979社中198位と高い順位となります。
高砂熱学工業では年2回、約6ヶ月分のボーナスが支給されます。
平均支給額は115万円~275万円です。
成績等もボーナスに影響するので、業務にしっかり取り組むことで自身にも還元されるでしょう。
高砂熱学工業の年収を職種別に見ていきましょう。
一般職:約550万円~875万円
技術職:約600万円~860万円
総合職:約680万円~1220万円
また、2021年度予定の学歴別による初任給は以下の通りです。
修士了:255,000円
大学卒:242,000円
高専卒:225,000円
通勤手当が全額支給される他、住宅手当・子女養育手当等も支給されるので、ライフスタイルの変化にも充分対応できるでしょう。
高砂熱学工業で役職に就いた場合年収は以下の通りとなります。
係長クラス:約890万円~970万円
課長クラス:約1140万円~1300万円
部長クラス:約1285万円~1625万円
出世は基本的には年功序列となっているので、長く勤めることで出世するチャンスを得られるでしょう。
2020年度の有価証券報告書を確認しましたが、報酬が1億円を超える役員は存在しませんでした。
また、社内取締役9名に対して総額3億4800万円で1人あたり3866万円、社内監査役2名に対して総額5300万円で1人あたり2650万円が支給されていました。
このことから、代表取締役会長CEOの大内厚氏の報酬は3866万円以上1億円未満であると考えられます。
新たなシステムの開発にも尽力しているため、役員の報酬も今後徐々に伸びていくでしょう。
高砂熱学工業の競合として、三機工業やダイダン等が挙げられます。
それぞれの年収を見てみると、高砂熱学工業は848万円、三機工業は808万円、ダイダンは952万円でした。
現時点でダイダンには及びませんでしたが、三機工業よりも約40万円程高いことが分かりました。
建設業界の平均年収706.6万円と比較しても141.2万円高く、水準は高いと言って良いでしょう。
今後の年収の伸びしろにもまだまだ期待できます。
高砂熱学工業の年収の高さの理由として、リスクマネジメントを徹底していることが挙げられます。
経済情勢の変化・資金調達・人材の確保等考えられるあらゆるリスクに対しての対処法を用意。
影響を最小限に抑えることで収益も確保することができ、社員の年収も高くなっているのでしょう。
高砂熱学工業では設備工事事業として空調設備の設計・施工を中心に手掛けています。
これまでに東京駅丸の内駅舎・東京ドーム等をはじめ、オフィスやホテル、レジャー・スポーツ施設等の施工を行ってきた実績を持ちます。
現在はスマートフォンから空調機のリモコンを操作できるアプリケーションソフト等、各種システムの開発に取り組んでいます。
今後も更なる利便性の向上に向けて尽力していくでしょう。
高砂熱学工業は上記以外にもグループ企業にて人材派遣事業・アウトソーシング事業等を行っています。
アウトソーシング事業ではCAD業務・現場支援業務・見積業務・技術支援業務・人事関連業務等を展開。
事業範囲をどんどん拡大していることから、今後も新たな事業を手掛けていくと考えられます。
ここで高砂熱学工業のこれまでの歴史を簡単に振り返っていきましょう。
1923 高砂煖房工事が設立される
1943 社名を高砂熱学工業に変更する
1969 東京証券取引所の第二部に上場する
1971 大阪証券取引所の第二部に上場する
1973 東京証券取引所・大阪証券取引所の第一部にそれぞれ上場する
2007 丸誠・沖電気工業と業務・資本を提携する
2015 「環境大臣賞」を受賞する
2017 ヤマトと業務・資本提携契約を締結する
高砂熱学グループは、TMES・日本ピーマック・日本開発興産・清田工業等が所属するグループです。
グループ企業では不動産事業をはじめとし、保守メンテナンス事業・建物清掃業務・空調機器の設計等あらゆる事業を展開しています。
高砂熱学工業では、新卒採用及びキャリア採用を行っています。
それぞれの募集要項を見ていきましょう。
新卒採用ではグローバル技術職・事務職とで分けて以下の職種の募集を行っています。
募集職種:施工管理・設計・研究開発・営業・経理・総務・人事・企画・情報システム 等
また施工管理・設計・研究開発等のグローバル技術職に関しては国内外への転居を伴う異動も発生します。
自身の希望する働き方についてもしっかり考えておきましょう。
選考フローは、会社説明会→エントリーシートの提出・適性検査→面接(3回)となります。
面接は会話のテンポが速かったとの声もあったので、焦って早口にならないよう気を付けましょう。
キャリア採用では現在公式ホームページで技術職の空気調和設備、衛生設備の施工管理・設計業務の募集が行われている他、転職サイトでも建築施工管理・電気設備施工管理等の職種の募集がありました。
どの職種においても一級管工事施工管理技士の資格の保有が求められているので、高砂熱学工業への転職を考えている方は資格取得に向けて努めましょう。
また、勤務地は関東・甲信越地区、北海道地区、東北地区、北陸・中部地区、近畿地区、中国・四国地区、九州地区のいずれかとなるので、念のため希望する勤務地等も考えておきましょう。
公式ホームページからの応募方法は、キャリア採用ページの募集要項「エントリー・お問い合わせフォーム」よりエントリーフォームを送信することで応募できます。
希望する職種の募集がある場合は早め早めに応募しましょう。
高砂熱学工業が求める人材像としてリクナビには「創意と変革の精神をもち、周囲と協力しながら粘り強く物事に取り組むことができる人物」と記載されていました。
「人の和と創意で社会に貢献する」という社是を掲げていることからも、高砂熱学工業では創造性・協調性・粘り強さを持って社会に貢献できる人材を求めていると考えられます。
面接では「これまでグループでの活動等でどのように活躍してきたか」「入社後どのようなことをして社会に貢献していきたいか」等を話し、自身の熱意をアピールすると良いでしょう。
高砂熱学工業では海外勤務も発生することから、海外で勤務することに対しての抵抗の有無等が確認されます。
自身の希望する働き方を踏まえた上で、海外勤務に挑戦したいという方はその旨をしっかり伝えましょう。
留学経験等がある方はそのことをアピールしても良いでしょう。
過去の面接では以下のような質問がありました。
また、高砂熱学工業の社是についても訊かれるので必ず覚えておいた方が良いという口コミも見られました。
経営理念と併せて覚えておくようにしましょう。
従業員数推移(高砂熱学工業と上場企業平均)
高砂熱学工業 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 2,051人 | 1,035人 |
2018年 | 2,025人 | 1,071人 |
2017年 | 1,950人 | 1,042人 |
2016年 | 1,885人 | 1,055人 |
2015年 | 1,858人 | 1,055人 |
高砂熱学工業の従業員数は2019年で2,051人と、1年前と比べて26人の増加となりました。
全上場企業の平均従業員数が1,035人なので、それと比べて多い水準となります。
次に高砂熱学工業と同じ建設業界内で従業員数を比較してみました。業界平均の従業員数が1,464人なので、それと比較しても多い規模の人数というのが分かります。
平均年齢推移(高砂熱学工業と上場企業平均)
高砂熱学工業 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 42.1歳 | 41歳 |
2018年 | 42.3歳 | 41歳 |
2017年 | 42.5歳 | 40歳 |
2016年 | 41.7歳 | 40歳 |
2015年 | 42.2歳 | 40歳 |
高砂熱学工業の平均年齢は2019年で42.1歳と、上場企業の平均と比べると年齢が高い水準となっています。
平均年齢を同じ建設業界内で比較してみました。業界平均が43歳のため、業界内で見ても若い水準となります。
平均勤続年数推移(高砂熱学工業と上場企業平均)
高砂熱学工業 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 16.6年 | 12年 |
2018年 | 16.9年 | 13年 |
2017年 | 17.8年 | 13年 |
2016年 | 17.3年 | 13年 |
2015年 | 18.1年 | 13年 |
高砂熱学工業の平均勤続年数は2019年で16.6年と、上場企業の平均と比べると長い水準となっています。
平均勤続年数も同じ建設業界内で比較してみます。業界の平均勤続年数が14.5年のため、業界内で見ても長い水準となります。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2021年1月1日
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