TDKの年収【2024年最新版】(2ページ目)

好業績を維持し続けられる理由とは?優秀な人材が集まる面接を突破するには?魅力に溢れる事業内容を紹介!


TDKの社長や役員の年収

代表取締役社長の石黒 成直氏の年収は約1億4300万円、その他の取締役の平均年収は約6300万円、監査役は約2900万円となっています。

取締役の平均年収は大手企業としては一般的な金額と言えます。

しかし、業績は右肩上がりで増加しているので、従業員の年収と同様に、役員等の報酬アップも確実でしょう。

競合他社とTDKの年収比較

TDKの競合他社と言えば、村田製作所京セラなどが挙げられます。

最新の有価証券報告書によると、村田製作所の平均年収は約743.1万円、京セラの平均年収は約723.1万円となっています。

TDKの平均年収は約794.4万円なので、 同企業の中でも平均より少し高い年収だということが分かりました。

売上高は非常に好調なため、今後も他社との年収差は更に開くことが予想されます。

TDKの平均年収が高い理由

平均年収の高い理由の一つは、収益の増加です。

2018年の12717億円から2019年は13818億円と前年比8.7%増を記録。

2015年の10825億円から右肩上がりで増加し続けており、6期連続で過去最高を更新しています。

2018年度まで好調だった受動部品事業に打って変わり、2019年度はエナジー応用製品事業が好調となり、販売実績は前年度比21.4%を記録しました。

Apple社のiPhoneとサムスン電子のギャラクシーの2大スマートフォンにリチウムイオン電池を供給する唯一のメーカーで、世界首位のシェアを誇ります。

海外生産比率は約86%、海外売上高比率は91%に及ぶグローバル展開も収益増加の要因と考えられ、今後の平均年収のアップに繋がるのではないかと期待が高まります。

TDKの事業内容

TDKは世界でも活躍する、電気機器業界の大手企業です。

主な事業

2014年に記録メディア事業を撤退したTDKの現在の主な事業は、電子部品事業です。

磁性材料の一つであるフェライトを使用した「磁性部品=フェライトコア」の世界初の製品化に成功。

スマートフォンやパソコン、電化製品、産業機器、自動車など様々な製品に用いられています。

スマートフォンなどの送受信システムに不可欠Hi-Qインダクタ、内蔵カメラの手ブレ補正用の小型アクチュエータ、ワイヤレス給電用コイルユニット、電波をスムーズに回路に送りこむアイソレータなど、スマートフォンだけでも様々な部品がTDKの製品です。

車載用の積層セラミックコンデンサ、原動力を支える車載用モーターマグネット、車載電子機器の誤作動などを抑え安全な走行を支える高信頼性電子部品なども製造。

家庭でもおなじみの冷蔵庫の圧電ブザー、PCやBDレコーダなどに使用されるHDD用磁気ヘッド、配電盤に用いられる電流センサ「カレントトランス」など、毎日手にする様々な製品で、私たちの生活を豊かにしてくれています。

その他の事業

その他には、再生可能エネルギーである風力発電・太陽光発電の大型化、高効率化に貢献。

大容量風力発電に採用される「風力発電用ネオジムマグネット」、太陽光発電のやインバータなどに使用されるパワーフィルムコンデンサ、災害時の非常用電源として使用される双方向DC-DCコンバータなどを製造。

送電設備や変電所、鉄道などに使用される可変抵抗器「ディスクバリスタ」、多くの電力を必要とする鉄道車両用の小型・軽量の「パワーフィルムコンデンサ」、産業用ロボットに採用される様々な部品もTDKが製造しています。

TDKの歴史

TDKの歴史についてご紹介します。

  • 1935年:東京電気化学工業株式会社を設立
  • 1937年:世界初のフェライトコアを「オキサイドコア」と命名し発売
  • 1953年:磁気録音テープ「シンクロテープ」発売開始
  • 1961年:東京証券取引所第一部上場
  • 1966年:シンクロ カセットテープ発売
  • 1968年:世界初の音楽用カセットテープ「SDシリーズ」を米国で先行発売
  • 1970年:日本初のクロムポジション用カセットテープ「KR」を発売
  • 1979年:日本初のメタルポジション用カセットテープ「MA-R」および「MA」を発売
  • 1982年: ニューヨーク証券取引所に上場
  • 1983年:社名をTDK株式会社に変更
  • 2005年:ラムダパワーグループ(デンセイ・ラムダ含む)を買収
  • 2008年:ドイツの電子部品メーカーエプコスを買収
  • 2014年:記録メディア事業撤退・フェライトが「戦後日本のイノベーション100選」に選定
  • 2017年:センサメーカーのInvenSense, Incを買収

TDKが属するTDKグループとは?

TDKグループとは、TDKが中心核となる企業グループのことです。

日本だけでなく海外にも多くの拠点を構えており、国内には35社以上、海外には60社以上を有します。

※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。

最終更新日:2024年1月1日

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