山梨では年収第1位!?ボーナスはいくら貰える?ファナックのリアルな情報まとめ
ファナックの平均年収は2021年で1364.4万円です。業界内順位は2位、全企業の順位は21位です。主に工場の自動化設備に特化しており、産業用ロボットでも世界首位を確立している企業です。男性社会かと思いきや、女性従業員の割合も多く、従業員数は3,802人に及びます。ロボット一つ一つに対して愛着を持って開発するため、活躍する姿を見ると親心のような気持ちにさえなるほど。意識の高い従業員が多く、部下の悩みを親身に聞いたり、急な休みでも対応するなど、人間関係は非常に良好な会社という印象を受けます。
目次
閉じる平均年収推移(ファナックと上場企業平均)
ファナックの平均年収推移は、上昇傾向です。前期比で見ると17.0万円増加しています。
上述のように、過去5年間の平均年収は1375.5万円なので、上場企業と比べると高い水準になります。
ファナックの平均年収 | 年収 |
---|---|
2019年 | 1364万円 |
2018年 | 1347万円 |
2017年 | 1318万円 |
2016年 | 1571万円 |
2015年 | 1277万円 |
ファナックの平均年収 | 上場企業の平均年収 | 全国の平均年収 |
---|---|---|
1364.4万 | 612.5万 | 432.2万 |
ファナックの平均年収は、他の会社と比較すると高い傾向にあります。日本の上場企業の平均年収と比べると751.9万円高く、上場企業以外も含めた全国平均の年収と比較すると932.2万円高くなっています。(全国平均の年収は、国税庁が実施している『民間給与実態統計調査』の最新版の調査結果を参照しています。)
上場企業全体の年収ランキングで見ると、3737社中21位と高い順位となります。
ファナックの平均年収 | 電気機器業界の平均年収 |
---|---|
1364.4万 | 664.7万 |
ファナックが属する電気機器業界の上場企業の平均年収は664.7万円です。 そのため、ファナックの年収は業界平均と比べて699.7万円高く、業界内順位を見ると244社中2位と高い順位となります。
ファナックの平均年収 | 山梨県の平均年収 |
---|---|
1364.4万 | 647.9万 |
ファナックの所在地がある山梨県の上場企業の平均年収は647.9万円です。 そのため、ファナックの年収はエリア平均と比べて716.5万円高く、エリア内順位を見ると9社中1位と高い順位となります。
ファナックでは、6月と12月の年2回ボーナスを貰うことができます。
2018年度のファナックの有価証券報告書や元従業員・現従業員の口コミなどからボーナスを予測すると、ボーナスは2回合わせて80万円~450万円と伺えます。
このように、ボーナスは年齢や役職によって金額の幅があります。
次に、ファナックの職種別の年収をご紹介します。
2018年度のファナックの有価証券報告書や元従業員・現従業員の口コミなどによると、総合職が900万円~1700万円、一般職が600万円~1400万円、技術職が600万円~1300万円と予測できます。
この金額は、年齢や役職によって変動します。
ちなみに、ファナックの2018年4月の初任給(月給)の実績は、修士了が266,400円、学部卒が254,550円、高専卒が198,550円となります。
年収の参考にしてください。
では、ファナックは出世するとどれくらいの年収が貰えるのでしょうか。
元従業員・現従業員の口コミや2018年度の有価証券報告書などの情報をもとに予測すると、主任が1000万円~1400万円、係長が1100万円~1500万円、課長が1200万円~2000万円、部長が1200万円~2200万円以上と伺えます。
部長になると年収2000万円超えも夢ではないので、非常にやりがいがありますね。
ファナックの2018年度の有価証券報告書を参照すると、代表取締役会長である稲葉善治氏の年収が6憶2300万円、代表取締役社長兼CEOの山口賢治氏の年収が6憶2300万円、代表取締役副社長執行役員兼CTOの内田裕之氏の年収が4憶1300万円となります。
ファナックの競合他社というと、同じ電気機器メーカーであるキーエンスやマクセルホールディングスが有名です。
キーエンスの年収は2088万円とファナックよりも格段に高いのですが、マクセルホールディングスは1322万円とファナックと比較すると若干低めです。
また、同じ山梨県の電気機器メーカーであるエノモトの年収は493万円ですので、ファナックがいかに高年収かということが分かります。
では、ファナックはどうしてこんなにも平均年収が高いのでしょうか。
近年、FA(工場の自動化)を進める企業が多くなり、産業用ロボットが世界的に高需要を維持しています。
そのため、ファナック製品の受注が拡大しているのです。
その影響などにより、従業員の平均年収も高くなっているのではないでしょうか。
ファナックは、1956年に日本で民間初のNC(数値制御装置)とサーボの開発に成功した重電・産業用電気機器メーカーです。
そんなファナックの事業内容について見ていきましょう。
ファナックは、NCとサーボから成るFA事業やそれらの基本技術を応用したロボット事業、ロボマシン事業などを展開しています。
また、知能化や超精密化、高機能化を図った高品質の商品の研究・開発などもされています。
山梨にある本社工場では、ファナック独自の技術を活かし、部品取り出しから組み立て、試験、梱包まで高度に自動化し、効率的な生産を行っています。
ファナックは他にも、山梨県忍野村にある中央テクニカルセンタにて、ファナックの商品の展示や商品説明、最新技術の情報提供なども行っています。
それでは、ファナックの歴史を簡単にご紹介します。
ファナックはかつて、富士通や古河機械金属が属する古河グループに属していましたが、現在は独立しています。
また、ファナックはアメリカやオセアニア、ヨーロッパなど世界中に子会社を持つグループ会社でもあります。
現在、ファナックの公式ホームページでは新卒採用も中途採用も募集を行っていないので、過去のファナックの新卒採用の情報や求人サイトによる中途採用の情報を簡単にご紹介します。
【研究開発や生産技術などの技術系、人事や経理などの事務系】
勤務地は山梨県忍野村にある本社や国内・海外にある事業所です。
入社後は、各部門の責任者から研究開発や製造などについて教えてもらえる新入社員教育があります。
また、マナー研修、OJT等もあるようです。
【機械設計(産業用ロボットの開発)】
【工業製品の営業(産業用ロボットのセールス)】
【ロボットシステムエンジニア】
ファナックでは、以下のような人材を求めています。
また、ファナックでは協調性やコミュニケーションスキルを重視するようです。
ファナックは国際ロボット展やレーザー技術展、スマート工場EXPOなど様々な展示会に出品しています。
こういった展示会に足を運び、ファナックの製品を実際に見たり感じたりすることも大切です。
また、ファナックは2日間の短期インターンシップを開催しています。
このインターンシップでは、ファナック商品の研究開発や設計業務が理解できるので、企業分析に繋がります。
更に、就業体験で技術系の社員と交流できるので、ファナック入社後の具体的な未来を描けるのではないでしょうか。
ファナックに就職・転職したい方は、こういったイベントやインターンシップに参加し、ファナックを深く知ることも重要です。
従業員数推移(ファナックと上場企業平均)
ファナック | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 3,802人 | 1,035人 |
2018年 | 3,495人 | 1,071人 |
2017年 | 3,246人 | 1,042人 |
2016年 | 3,042人 | 1,055人 |
2015年 | 2,764人 | 1,055人 |
ファナックの従業員数は2019年で3,802人と、1年前と比べて307人の増加となりました。
全上場企業の平均従業員数が1,035人なので、それと比べて多い水準となります。
次にファナックと同じ電気機器業界内で従業員数を比較してみました。業界平均の従業員数が2,082人なので、それと比較しても多い規模の人数というのが分かります。
平均年齢推移(ファナックと上場企業平均)
ファナック | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 40.8歳 | 41歳 |
2018年 | 41.5歳 | 41歳 |
2017年 | 42.2歳 | 40歳 |
2016年 | 42.9歳 | 40歳 |
2015年 | 43.7歳 | 40歳 |
ファナックの平均年齢は2019年で40.8歳と、上場企業の平均と比べると若い水準となっています。
平均年齢を同じ電気機器業界内で比較してみました。業界平均が43歳のため、業界内で見ても若い水準となります。
平均勤続年数推移(ファナックと上場企業平均)
ファナック | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 14.2年 | 12年 |
2018年 | 15.1年 | 13年 |
2017年 | 15.8年 | 13年 |
2016年 | 16.5年 | 13年 |
2015年 | 17.7年 | 13年 |
ファナックの平均勤続年数は2019年で14.2年と、上場企業の平均と比べると長い水準となっています。
平均勤続年数も同じ電気機器業界内で比較してみます。業界の平均勤続年数が15.6年のため、業界内で見ても短い水準となります。
ファナックが、転職先・就職先として魅力的な会社かどうかを知るために、前期比の売上成長率や一人あたりの経常利益などを見ていきましょう。
※売上・従業員数は、各社の連結ではなく「単体」の数字を元に計算しています。
売上
売上成長率(前期比)
経常利益
売上 | 経常利益 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 4706.4億円 | 1479.6億円 |
2018年3月期 | 5729.6億円 | 1962.0億円 |
2017年3月期 | 3991.1億円 | 1417.3億円 |
2016年3月期 | 4574.8億円 | 1902.4億円 |
2015年3月期 | 5544.5億円 | 2645.3億円 |
まず、ファナックと上場企業平均の「売上」と「成長率」を見ていきます。
2019年3月期の売上は、ファナックが4706.4億円、上場企業平均が1120.3億円となっています。ファナックの売上は平均と比べて高い水準となっており、売上の前期比成長率を見ると、ファナックが17.9%の減少、上場企業平均が15.4%の増加となっているため、上場企業の中では成長率は平均以下な会社と言えます。
ファナック | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 1.2億円 | 1.1億 |
2018年3月期 | 1.6億円 | 9064万 |
2017年3月期 | 1.2億円 | 9022万 |
2016年3月期 | 1.5億円 | 9416万 |
2015年3月期 | 2.0億円 | 9870万 |
次に、ファナックと上場企業平均の「従業員一人あたり売上」を見ていきます。
2019年3月期で見ると、ファナックは1.2億円、上場企業平均が1.1億円となっています。 そのためファナックは上場企業の中では従業員あたりの付加価値が高い優良な企業と言えます。
ファナック | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 3892万円 | 788万 |
2018年3月期 | 5614万円 | 731万 |
2017年3月期 | 4366万円 | 741万 |
2016年3月期 | 6254万円 | 672万 |
2015年3月期 | 9571万円 | 689万 |
「従業員一人あたり経常利益」についても見てみましょう。2019年3月期では、ファナックは3892万円、上場企業平均が788万円となっています。 そのためファナックは上場企業の中では効率的に運営できている会社と言えます。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2021年1月1日
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