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第一実業の平均年収は2021年で886.6万円でした。商社・卸売業界内順位は20位、全体での順位は198位です。中途採用を活発に行っており、新しい分野からの知識を取り入れ、自社の発展へ役立てようとしています。仕事に真摯に向き合う従業員が多く、お互いの姿を見て刺激を受けられ、自身のスキルアップに繋がります。従業員数485人、勤続年数12.7年となっています。給与面では、年功序列が影響するため、長期間務めることで給与もアップしていくシステムです。
目次
閉じる平均年収推移(第一実業と上場企業平均)
第一実業の平均年収推移は、上昇傾向です。前期比で見ると51.1万円増加しています。
上述のように、過去5年間の平均年収は779.3万円なので、上場企業と比べると高い水準になります。
第一実業の平均年収 | 年収 |
---|---|
2019年 | 887万円 |
2018年 | 836万円 |
2017年 | 788万円 |
2016年 | 704万円 |
2015年 | 683万円 |
第一実業の平均年収 | 上場企業の平均年収 | 全国の平均年収 |
---|---|---|
886.6万 | 612.5万 | 432.2万 |
第一実業の平均年収は、他の会社と比較すると高い傾向にあります。日本の上場企業の平均年収と比べると274.1万円高く、上場企業以外も含めた全国平均の年収と比較すると454.4万円高くなっています。(全国平均の年収は、国税庁が実施している『民間給与実態統計調査』の最新版の調査結果を参照しています。)
上場企業全体の年収ランキングで見ると、3737社中198位と高い順位となります。
第一実業の平均年収 | 商社・卸売業界の平均年収 |
---|---|
886.6万 | 626.0万 |
第一実業が属する商社・卸売業界の上場企業の平均年収は626.0万円です。 そのため、第一実業の年収は業界平均と比べて260.6万円高く、業界内順位を見ると330社中20位と高い順位となります。
第一実業の平均年収 | 東京都の平均年収 |
---|---|
886.6万 | 647.2万 |
第一実業の所在地がある東京都の上場企業の平均年収は647.2万円です。 そのため、第一実業の年収はエリア平均と比べて239.4万円高く、エリア内順位を見ると1979社中151位と高い順位となります。
第一実業では6月と12月の年2回ボーナスが支給されます。
2019年度実績では約8ヶ月分が支給されており、平均支給額は約125万円~255万円となっています。
期末賞与が支給される年もあるため、社員の満足度も高いです。
第一実業の年収を職種別に見てみましょう。
毎年4月に昇給が行われることを考えると、勤続年数が長くなると共に年収も大幅にアップすると言えるでしょう。
第一実業で役職に就いた場合の年収は以下の通りです。
ほとんどの社員が定期的に実施される昇級試験を受験することで昇格していきます。
昇級試験の話が出た際には、しっかり準備して臨みましょう。
2019年度の有価証券報告書を確認しましたが、報酬が1億円を超える役員はいないとのことでした。
またその他の役員の報酬については、社内取締役8名に対して総額3億2500万円で1人あたり4062万円、社内監査役1名に対して2200万円が支給されていました。
このことから、代表取締役社長の宇野一郎氏の報酬は4062万円以上1億円未満であると予想できます。
事業も好調であることから、今後役員の報酬は更に上昇していくでしょう。
第一実業の競合会社として、ワキタや立花エレテックが挙げられます。
競合の年収を見てみると、ワキタは597万円、立花エレテックは781万円でした。
第一実業の年収は887万円なので、現時点では競合会社よりも年収は高く、商社・卸売業界の平均年収626.0万円と比較しても260.6万円高いことが分かりました。
手掛ける製品の多さからも、今後競合会社を更に引き離していくと考えられます。
第一実業の直近3年間の売り上げ及び経常利益の推移を見てみると、売り上げは2017年で1341.9億円、2018年で1592.2億円、2019年で1346.5億円でした。
また経常利益は2017年で47.7億円、2018年で46.2億円、2019年で50.1億円となっています。
売り上げが2019年に一旦下降してしまいましたが1000億円以上の売り上げを常にキープしており、経常利益もこの3年間で約2.4億円上昇。
安定した収益があるため、社員の年収も高くなっているのでしょう。
第一実業では、主にプラント・エネルギー事業、産業機械事業、エレクトロニクス事業、自動車事業、ヘルスケア事業、航空事業を手掛けています。
それぞれの事業内容を見ていきましょう。
2019年度には大型肥料用プラント設備やリチウムイオンバッテリー製造設備、パッケージング用機器等の売り上げが上昇。
今後も各事業で様々な商品を手掛けていくでしょう。
第一実業ではその他にも、グループ企業にて環境関連のプラント設備の設計や調達・建設業務を行っています。
主要な製品としては以下の通りです。
顧客の抱える問題に合わせて設備・システムを提案しているため、今後も質の高いサービスで顧客をサポートしていくと考えられます。
ここで、第一実業の沿革を簡単に見ていきましょう。
1948 第一実業が創設される
1952 大阪出張所が開設される
1960 名古屋出張所が開設される
1961 広島出張所が開設される
1962 東京証券取引所市場第二部に上場する
1964 北九州出張所・仙台出張所が開設される
1974 東京証券取引所市場第一部に上場する
2014 富山出張所を開設する
2015 本社を千代田区に移転する
第一実業グループは、第一メカテック・第一実業ビスウィル・第一エンジニアリング・第一実業ソーラーソリューション等の子会社26社・関連会社2社が所属するグループです。
グループ会社では医薬品の開発・製造販売やプラント設備の設計・建設業務、太陽光発電プラントのオペレーション・メンテナンスサービス等様々な事業を展開しています。
第一実業では、新卒採用・キャリア採用をそれぞれ行っています。
募集要項等を確認していきましょう。
新卒採用では現在総合職・一般職に分けて以下の職種の募集が行われています。
全学部・学科が募集対象となるので、自身の希望する職種の業務内容等を確認の上応募するようにしましょう。
また選考フローは詳しくは明らかではありませんが、エントリー→説明会の参加→エントリーシートの提出→選考の順で進みます。
エントリー後に選考についての詳細が随時知らされると考えられるので、こまめに連絡をチェックするようにしましょう。
現在第一実業の公式ホームページでは、ヘルスケア事業本部にて営業職及びエンジニア職の募集が行われています。
どちらも医薬業界を経験している方はより歓迎するとされているので、過去に経験がある方は積極的に応募しましょう。
転職サイトでは以下の職種の募集が行われていました。
どの職種においても実務経験が必須となります。
これまでの経験や培ってきたスキルをアピールすることはもちろん、自身の専門性を示せるよう資格等も取得しておくとより良いでしょう。
また、現時点では募集がない職種に関しても今後必要に応じて募集されると考えられるので、各転職サイトの求人情報を頻繁に確認するようにしましょう。
リクナビには、第一実業が求める人材像として「自分の足で生きて行く強い意思」を持つ人材を挙げており、以下のようにも記載されていました。
また、社是三原則として以下の三つを掲げています。
これらを見ると、第一実業では自主性・向上心・順応性があり、周囲を巻き込み協力し合いながら積極的に行動を起こすことのできる人材を求めていると考えられるでしょう。
第一実業の面接は人物重視で行われるようです。
雑談形式となり、普段の自分のことや好きなことについても訊かれるので、ある程度リラックスして臨みましょう。
過去の面接では以下のような質問がありました。
また、「なぜ他の商社ではないのか」ということについても深く訊かれます。
業界研究や他社研究、第一実業ならではの強み等もそれぞれ研究しておきましょう。
従業員数推移(第一実業と上場企業平均)
第一実業 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 485人 | 1,035人 |
2018年 | 468人 | 1,071人 |
2017年 | 454人 | 1,042人 |
2016年 | 435人 | 1,055人 |
2015年 | 419人 | 1,055人 |
第一実業の従業員数は2019年で485人と、1年前と比べて17人の増加となりました。
全上場企業の平均従業員数が1,035人なので、それと比べて少ない水準となります。
次に第一実業と同じ商社・卸売業界内で従業員数を比較してみました。業界平均の従業員数が486人なので、それと比較しても少ない規模の人数というのが分かります。
平均年齢推移(第一実業と上場企業平均)
第一実業 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 39.7歳 | 41歳 |
2018年 | 39.8歳 | 41歳 |
2017年 | 39.8歳 | 40歳 |
2016年 | 39.2歳 | 40歳 |
2015年 | 38.8歳 | 40歳 |
第一実業の平均年齢は2019年で39.7歳と、上場企業の平均と比べると若い水準となっています。
平均年齢を同じ商社・卸売業界内で比較してみました。業界平均が41歳のため、業界内で見ても若い水準となります。
平均勤続年数推移(第一実業と上場企業平均)
第一実業 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 12.7年 | 12年 |
2018年 | 12.7年 | 13年 |
2017年 | 12.7年 | 13年 |
2016年 | 12.5年 | 13年 |
2015年 | 12.3年 | 13年 |
第一実業の平均勤続年数は2019年で12.7年と、上場企業の平均と比べると長い水準となっています。
平均勤続年数も同じ商社・卸売業界内で比較してみます。業界の平均勤続年数が13.2年のため、業界内で見ても短い水準となります。
第一実業が、転職先・就職先として魅力的な会社かどうかを知るために、前期比の売上成長率や一人あたりの経常利益などを見ていきましょう。
※売上・従業員数は、各社の連結ではなく「単体」の数字を元に計算しています。
売上
売上成長率(前期比)
経常利益
売上 | 経常利益 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 1346.5億円 | 50.1億円 |
2018年3月期 | 1592.2億円 | 46.2億円 |
2017年3月期 | 1341.9億円 | 47.7億円 |
2016年3月期 | 1007.0億円 | 34.8億円 |
2015年3月期 | 1177.9億円 | 33.4億円 |
まず、第一実業と上場企業平均の「売上」と「成長率」を見ていきます。
2019年3月期の売上は、第一実業が1346.5億円、上場企業平均が1120.3億円となっています。第一実業の売上は平均と比べて高い水準となっており、売上の前期比成長率を見ると、第一実業が15.4%の減少、上場企業平均が15.4%の増加となっているため、上場企業の中では成長率は平均以下な会社と言えます。
第一実業 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 2.8億円 | 1.1億 |
2018年3月期 | 3.4億円 | 9064万 |
2017年3月期 | 3.0億円 | 9022万 |
2016年3月期 | 2.3億円 | 9416万 |
2015年3月期 | 2.8億円 | 9870万 |
次に、第一実業と上場企業平均の「従業員一人あたり売上」を見ていきます。
2019年3月期で見ると、第一実業は2.8億円、上場企業平均が1.1億円となっています。 そのため第一実業は上場企業の中では従業員あたりの付加価値が高い優良な企業と言えます。
第一実業 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 1033万円 | 788万 |
2018年3月期 | 988万円 | 731万 |
2017年3月期 | 1051万円 | 741万 |
2016年3月期 | 799万円 | 672万 |
2015年3月期 | 796万円 | 689万 |
「従業員一人あたり経常利益」についても見てみましょう。2019年3月期では、第一実業は1033万円、上場企業平均が788万円となっています。 そのため第一実業は上場企業の中では効率的に運営できている会社と言えます。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2021年1月1日
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