各種空調設備からシステムまで提供する総合設備建設企業!気になる求められる人材像は?競合会社と比較すると?
三機工業の平均年収は、2021年で前期に比べて上昇傾向の808.3万円になりました。建設業界内では42位の平均年収です。三機工業は三井グループの総合設備建設会社です。創業90年を超える、安定感のある企業。穏やかな雰囲気があり、コンプライアンス意識が非常に高いです。社員の教育に力を入れているので、社内勉強会を開催したり、外部セミナーの受講ができたりと、キャリアアップしやすい環境にあります。平均勤続年数は18.3年と、安定感のある定着率です。
目次
閉じる平均年収推移(三機工業と上場企業平均)
三機工業の平均年収推移は、上昇傾向です。前期比で見ると64.2万円増加しています。
上述のように、過去5年間の平均年収は747.6万円なので、上場企業と比べると高い水準になります。
三機工業の平均年収 | 年収 |
---|---|
2019年 | 808万円 |
2018年 | 744万円 |
2017年 | 763万円 |
2016年 | 730万円 |
2015年 | 692万円 |
三機工業の平均年収 | 上場企業の平均年収 | 全国の平均年収 |
---|---|---|
808.3万 | 612.5万 | 432.2万 |
三機工業の平均年収は、他の会社と比較すると高い傾向にあります。日本の上場企業の平均年収と比べると195.8万円高く、上場企業以外も含めた全国平均の年収と比較すると376.1万円高くなっています。(全国平均の年収は、国税庁が実施している『民間給与実態統計調査』の最新版の調査結果を参照しています。)
上場企業全体の年収ランキングで見ると、3737社中375位と高い順位となります。
三機工業の平均年収 | 建設業界の平均年収 |
---|---|
808.3万 | 706.6万 |
三機工業が属する建設業界の上場企業の平均年収は706.6万円です。 そのため、三機工業の年収は業界平均と比べて101.7万円高く、業界内順位を見ると167社中42位と高い順位となります。
三機工業の平均年収 | 東京都の平均年収 |
---|---|
808.3万 | 647.2万 |
三機工業の所在地がある東京都の上場企業の平均年収は647.2万円です。 そのため、三機工業の年収はエリア平均と比べて161.1万円高く、エリア内順位を見ると1979社中271位と高い順位となります。
三機工業では6月と12月の年2回ボーナスが支給されます。
平均支給額は約120万円~285万円で、新入社員にもきちんとボーナスが支払われます。
入社と共に新生活を始めるという方も安心して勤めることができるでしょう。
三機工業の年収を職種別に見てみましょう。
また、2020年度実績では学歴別の初任給は以下の通りでした。
交通費が全額支給される他、住宅手当・現場管理者手当等も出ます。
資格等を取得するとその分の手当も支給されるだけでなくスキルもアップするため、一石二鳥と言えるでしょう。
三機工業で役職に就いた場合の年収は以下の通りです。
女性管理職数も徐々に増加傾向にあるようなので、今後ますます女性のキャリアアップが目指せる環境が形成されていくと考えられます。
2019年度の有価証券報告書を確認しましたが、報酬が1億円を超える役員は存在しないとのことでした。
またその他の役員の報酬については、社内取締役9名に対して総額5億9500万円で1人あたり6611万円、社内監査役2名に対して総額7700万円で1人あたり3850万円がそれぞれ支給されていました。
各事業も順調であるため、今後の役員の報酬も徐々に上昇していくでしょう。
三機工業の競合会社として、高砂熱学工業や新日本空調が挙げられます。
それぞれの年収を確認すると、三機工業は808万円、高砂熱学工業は848万円、新日本空調は853万円でした。
現時点では競合会社にはあと一歩及びませんでしたが、建設業界の平均年収706.6万円と比較すると101.7万円高いことが分かりました。
サービスの幅が広いだけでなく新たなシステム等の開発にも取り組んでいるので、今後競合の年収を超える可能性も充分あるでしょう。
三機工業の売り上げ及び経常利益の推移を見てみると、売り上げは2017年で1506.5億円、2018年で1515.8億円、2019年で1921.8億円でした。
また経常利益は2017年で52.5億円、2018年で53.1億円、2019年で94.1億円となっており、2017年から2019年にかけて売り上げは415.3億円、経常利益は41.6億円それぞれ上昇しました。
業績が右肩上がりであるため、社員の年収にも反映されていると考えられるでしょう。
三機工業では、建築設備事業として以下の五つの事業を運営しています。
それぞれの事業内容と併せて見ていきましょう。
これまでに国立代々木総合体育館、皇居新宮殿、羽田空港、大阪ロイヤルホテル、六本木ヒルズ森タワー等、数々の施設で施工を行った実績を持ちます。
2016年度からは空調AI制御システム等の開発・市場展開を開始。
今後もあらゆる製品やシステムを手掛け、顧客をサポートしていくでしょう。
三機工業ではその他にもプラント設備事業・不動産事業を展開しており、プラント設備事業では以下の事業を行っています。
機械システム事業では2019年度にベルト桟監視システムを開発し、ベルトコンベアーの保全性の向上に成功。
今後近赤外線センサと組み合わせることで更に利便性が向上するでしょう。
また不動産事業では建物賃貸・土地賃貸事業を行っており、2019年度にはテナント募集の強化を行ったことにより増収。
今後少しずつ事業が拡大される可能性があると言えるでしょう。
ここで、三機工業のこれまでについて簡単に見ていきましょう。
1925 三機工業が創業される
1949 旧三機工業株式会社の第二会社として設立される
1950 東京証券取引所に上場する
1957 大阪証券取引所に上場する
1961 名古屋証券取引所に上場する
1974 建設設備子会社株式会社三機加工センターが設立される
1980 建設設備子会社株式会社三機空調センター・株式会社三機電設センター・プラント設備子会社株式会社三機産設センター等が設立される
1982 新技術研究所を建設する
1985 建設設備子会社関西総合設備・中部総合設備を設立する
1990 プラント設備子会社サンキ環境サービスを設立する
2005 建設設備子会社三機アイティサービスを設立する
三機工業グループは、三機テクノサポート、三機産業設備、三機化工建設、三機環境サービス等をはじめとした子会社8社より成り立ちます。
建築設備事業・機械システム事業・環境システム事業・不動産事業として、それぞれ空調・電気等設備等の設計・施工・メンテナンスや、廃棄物処理施設の設計・施工・メンテナンス・整備改修工事、保険代理業・リース事業等、様々な事業を手掛けています。
三機工業では現在、新卒採用及びキャリア採用をそれぞれ行っています。
募集職種や選考について詳しく見ていきましょう。
新卒採用では、事務系・技術系とで以下の職種で募集が行われています。
募集している学部・学科は以下の通りです。
採用は事務系で10名、技術系で75名をそれぞれ予定しているので、自身の興味のある職種を見定め応募するようにしましょう。
選考は、エントリー→会社説明会(座談会あり、持ち物不要)→WEBテスト(適性検査)→面接(複数回)の順で行われます。
応募する際には推薦応募・自由応募とがあり、推薦応募の場合は推薦書類が必要となります。
選考フローは自由応募と同じとなるため注意しましょう。
また、提出書類として写真貼付済の履歴書・成績証明書・卒業見込証明書・健康診断書・該当する方は推薦書が必要となるので、提出漏れのないよう気を付けましょう。
キャリア採用では、現在技術職のみで以下の職種の募集が行われています。
応募要件と併せて見ておきましょう。
応募方法は、写真貼付済の履歴書及び職務経歴書を人事部採用担当まで送付することで応募ができます。
書類審査後は適性検査や面接(複数回)が実施されるため、日程調整等しやすいようにしておきましょう。
また現時点で事務系職種の募集は行われていませんが、新卒採用情報を確認すると今後営業・経理・法務・総務・人事等の職種でも必要に応じて募集が行われると考えられます。
こまめに求人情報を確認し、見逃さないようにしましょう。
三機工業が求める人材として、リクナビには以下の四つが挙げられていました。
また、三機工業のグループ経営理念として以下の三つが大切にされています。
これらのことから、三機工業では論理的思考力・計画性・粘り強さ・コミュニケーションスキル・行動力等を持つ努力家な人材を求めていると考えられるでしょう。
三機工業の面接はオーソドックスな内容となっており、きちんと受け答えができれば大丈夫であるとの口コミが多く見られました。
基本的なマナーや話し方等に注意し、ハキハキと明るく答えるよう心がけましょう。
過去の面接での質問内容も見ておきましょう。
また、面接の最後には意気込みについても訊かれるので、予め内容を練っておいても良いでしょう。
従業員数推移(三機工業と上場企業平均)
三機工業 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 1,967人 | 1,035人 |
2018年 | 1,969人 | 1,071人 |
2017年 | 1,933人 | 1,042人 |
2016年 | 1,926人 | 1,055人 |
2015年 | 1,908人 | 1,055人 |
三機工業の従業員数は2019年で1,967人と、1年前と比べて2人の減少となりました。
全上場企業の平均従業員数が1,035人なので、それと比べて多い水準となります。
次に三機工業と同じ建設業界内で従業員数を比較してみました。業界平均の従業員数が1,464人なので、それと比較しても多い規模の人数というのが分かります。
平均年齢推移(三機工業と上場企業平均)
三機工業 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 43.0歳 | 41歳 |
2018年 | 42.8歳 | 41歳 |
2017年 | 42.8歳 | 40歳 |
2016年 | 42.7歳 | 40歳 |
2015年 | 42.6歳 | 40歳 |
三機工業の平均年齢は2019年で43.0歳と、上場企業の平均と比べると年齢が高い水準となっています。
平均年齢を同じ建設業界内で比較してみました。業界平均が43歳のため、業界内で見ても年齢が高い水準となります。
平均勤続年数推移(三機工業と上場企業平均)
三機工業 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 18.3年 | 12年 |
2018年 | 18.0年 | 13年 |
2017年 | 18.2年 | 13年 |
2016年 | 18.1年 | 13年 |
2015年 | 18.2年 | 13年 |
三機工業の平均勤続年数は2019年で18.3年と、上場企業の平均と比べると長い水準となっています。
平均勤続年数も同じ建設業界内で比較してみます。業界の平均勤続年数が14.5年のため、業界内で見ても長い水準となります。
三機工業が、転職先・就職先として魅力的な会社かどうかを知るために、前期比の売上成長率や一人あたりの経常利益などを見ていきましょう。
※売上・従業員数は、各社の連結ではなく「単体」の数字を元に計算しています。
売上
売上成長率(前期比)
経常利益
売上 | 経常利益 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 1921.8億円 | 94.1億円 |
2018年3月期 | 1515.8億円 | 53.1億円 |
2017年3月期 | 1506.5億円 | 52.5億円 |
2016年3月期 | 1623.8億円 | 68.5億円 |
2015年3月期 | 1640.1億円 | 24.3億円 |
まず、三機工業と上場企業平均の「売上」と「成長率」を見ていきます。
2019年3月期の売上は、三機工業が1921.8億円、上場企業平均が1120.3億円となっています。三機工業の売上は平均と比べて高い水準となっており、売上の前期比成長率を見ると、三機工業が26.8%の増加、上場企業平均が15.4%の増加となっているため、上場企業の中では伸びている会社と言えます。
三機工業 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 9770万円 | 1.1億 |
2018年3月期 | 7699万円 | 9064万 |
2017年3月期 | 7793万円 | 9022万 |
2016年3月期 | 8431万円 | 9416万 |
2015年3月期 | 8596万円 | 9870万 |
次に、三機工業と上場企業平均の「従業員一人あたり売上」を見ていきます。
2019年3月期で見ると、三機工業は9770万円、上場企業平均が1.1億円となっています。
三機工業 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 478万円 | 788万 |
2018年3月期 | 270万円 | 731万 |
2017年3月期 | 272万円 | 741万 |
2016年3月期 | 356万円 | 672万 |
2015年3月期 | 127万円 | 689万 |
「従業員一人あたり経常利益」についても見てみましょう。2019年3月期では、三機工業は478万円、上場企業平均が788万円となっています。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2021年1月8日
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