三菱鉛筆の年収【2024年最新版】(2ページ目)

創業130年以上の歴史を持つ文房具メーカー!面接では何が重視される?競合会社とも徹底的に比較!


三菱鉛筆の社長や役員の年収

2019年度の有価証券報告書を確認しましたが、報酬が1憶円を超える役員は存在しませんでした。

またその他の役員の報酬については、社内取締役10名に対して総額3億3700万円で1人あたり3370万円、社内監査役2名に対して総額4800万円で1人あたり2400万円がそれぞれ支給されていました。

このことから、代表取締役社長の数原滋彦氏の報酬は3370万円以上1億円未満であると推測できます。

各事業も順調であるため、今後の役員報酬の伸びしろはまだまだあると考えられます。

競合他社と三菱鉛筆の年収比較

三菱鉛筆の競合会社として、パイロットコーポレーションコクヨ等が挙げられます。

競合の年収を見てみると、パイロットコーポレーションは641万円、コクヨは753万円でした。

三菱鉛筆の平均年収は739万円なので、現時点ではコクヨにはあと一歩及びませんでした。

しかし、その他製品業界の平均年収555.6万円と比較すると183.0万円高いことから、高水準であると窺えます。

近年のライフスタイルの多様化に合わせた商品開発にも取り組んでいるため、今後平均年収は更に伸びる可能性があります。

三菱鉛筆の平均年収が高い理由

三菱鉛筆の売り上げ及び経常利益の推移を見てみると、売り上げは2017年で523.6億円、2018年で474.1億円、2019年で477.6億円でした。

また経常利益は2017年で92.4億円、2018年で61.7億円、2019年で58.8億円となっていました。

経常利益は現時点では下降傾向にありますが、売り上げは2019年から回復傾向にあることが分かります。

海外進出も積極的に行っていることから、収益もきちんと確保することができ、社員の年収の高さにも繋がっていると考えられます。

三菱鉛筆の事業内容

主な事業

三菱鉛筆では主に筆記具事業を手掛けており、これまでに以下の製品等を展開してきました。

  • 鉛筆・色鉛筆(ハイユニ、ハイユニアートセット、ユニカラー等)
  • 水性ボールペン(ユニボールエア、ユニボールアイ等)
  • 油性ボールペン(パワータンク、ピュアモルト、クリフター等)
  • シャープ・シャープ替芯(クルトガ、アドバンス、ユニアルファゲル、ユニカラー等)
  • サインペン(プロッキー、ポスカ、工業用 水性ペイントマーカー、ピュアカラー等)
  • 印章・印鑑付きボールペン(ビーネーム、印鑑ホルダー等)

2019年には世界最小ボール径0.28mmの「ジェットストリーム エッジ」や、水性サインペン「エモット」等を発売。

時代のニーズを的確に捉えた製品の開発に尽力しているため、今後も様々な製品を輩出していくと考えられます。

その他の事業

三菱鉛筆ではその他にも産業資材事業・化粧品事業を手掛けています。

それぞれの事業内容は以下の通りです。

  • 産業資材事業:コア技術(分散技術・焼成加工技術・微細加工技術・容器設計技術等)の広範な分野・用途への提案
  • 化粧品事業:化粧品・筆・容器等の開発・販売

化粧品事業では国内だけでなく海外でも高い評価を獲得。

今後事業は更に拡大されていくと期待できます。

三菱鉛筆の歴史

ここで、三菱鉛筆のこれまでの沿革を確認していきましょう。

1887 眞崎鉛筆製造所が創業される

1901 現 総務省に国産鉛筆を納入する

1918 大和鉛筆が誕生する

1925 眞崎鉛筆製造所と大和鉛筆が合併し眞崎大和鉛筆が設立される

1952 社名を三菱鉛筆に変更する

1958 高級鉛筆「ユニ」が発売される

1959 ボールペンの製造を始める

1962 東京証券取引所市場第二部に上場する

1986 創業100年を迎える

2016 創業130年を迎える

三菱鉛筆が属する三菱鉛筆グループとは?

三菱鉛筆グループは、ユニ産業、ユニ工業、ユニコスモ、ユニポリマー等の子会社47社が所属するグループです。

グループ企業では三菱鉛筆の総務業務代行及び保険代理業、ホビークラフト用品の販売、粘着テープの製造販売、金属精密部品の製造販売等様々な事業を手掛けています。

尚、三菱鉛筆は三菱グループには所属していないため注意しましょう。

※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。

最終更新日:2024年1月1日

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