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タカラトミーの平均年収は、2021年では837.9万円でした。この5年間で25.45%上昇しています。その他製品業界内では5位、全体では280位、東京都内でも217位と非常に高い順位でした。タカラトミーは大手おもちゃメーカーですが、従業員数は509人と少数です。年2回の賞与に加えて業績賞与も年1回付与されるので年収は自ずと高くなります。平均年齢41.5歳、平均勤続年9.1数は年と短め。自己啓発への補助金制度もあるため働きながらスキルアップを狙えます。
目次
閉じる平均年収推移(タカラトミーと上場企業平均)
タカラトミーの平均年収推移は、下降傾向です。前期比で見ると64.6万円減少しています。
上述のように、過去5年間の平均年収は740.5万円なので、上場企業と比べると高い水準になります。
タカラトミーの平均年収 | 年収 |
---|---|
2019年 | 838万円 |
2018年 | 902万円 |
2017年 | 684万円 |
2016年 | 610万円 |
2015年 | 668万円 |
タカラトミーの平均年収 | 上場企業の平均年収 | 全国の平均年収 |
---|---|---|
837.9万 | 612.5万 | 432.2万 |
タカラトミーの平均年収は、他の会社と比較すると高い傾向にあります。日本の上場企業の平均年収と比べると225.4万円高く、上場企業以外も含めた全国平均の年収と比較すると405.7万円高くなっています。(全国平均の年収は、国税庁が実施している『民間給与実態統計調査』の最新版の調査結果を参照しています。)
上場企業全体の年収ランキングで見ると、3737社中280位と高い順位となります。
タカラトミーの平均年収 | その他製品業界の平均年収 |
---|---|
837.9万 | 555.6万 |
タカラトミーが属するその他製品業界の上場企業の平均年収は555.6万円です。 そのため、タカラトミーの年収は業界平均と比べて282.3万円高く、業界内順位を見ると111社中5位と高い順位となります。
タカラトミーの平均年収 | 東京都の平均年収 |
---|---|
837.9万 | 647.2万 |
タカラトミーの所在地がある東京都の上場企業の平均年収は647.2万円です。 そのため、タカラトミーの年収はエリア平均と比べて190.7万円高く、エリア内順位を見ると1979社中214位と高い順位となります。
タカラトミーでは6月と12月の年2回のボーナスに加え、業績賞与も年1回6月に支給されます。
平均支給額は約130万円~275万円です。
ヒット商品が出た場合は約7ヶ月分~8ヶ月分のボーナスが支給されるので、その分年収も上昇します。
タカラトミーの年収を職種別に見ていきましょう。
一般職:約400万円~810万円
技術職:約450万円~790万円
総合職:約500万円~1130万円
学歴別の初任給も併せて確認しておきましょう。
大学院卒:227,642円
大学卒・高専専科卒:212,946円
高専本科卒:192,906円
短大卒・専門卒:182,886円~
深夜勤務手当・世帯手当・子手当等も支給されるため、ライフステージの変化にも充分対応できるでしょう。
タカラトミーで役職に就いた場合の年収は以下の通りです。
係長クラス:約885万円~960万円
課長クラス:約1165万円~1290万円
部長クラス:約1290万円~1610万円
昇進は、3年ごとの評価及び昇進試験の受験によって決まります。
昇進試験の受験には上司の推薦も必要となるため、普段から上司と積極的にコミュニケーションを取り仲を深めておく必要があるでしょう。
2020年度の有価証券報告書を確認しましたが、報酬が1億円を超える役員についての記載はありませんでした。
その他の役員の報酬については、社内取締役4名に対して総額1億6700万円で1人あたり4175万円、社内監査役1名に対して1600万円が支給されていました。
業績も順調に伸びているため、今後役員の報酬が1億円を超える可能性は高いでしょう。
タカラトミーの競合として、バンダイナムコホールディングスやピープル等が挙げられるでしょう。
それぞれの年収を確認してみると、タカラトミーは838万円、バンダイナムコホールディングスは1083万円、ピープルは577万円でした。
バンダイナムコホールディングスには及びませんでしたが、ピープルよりも約261万円も高いことが分かりました。
新たな事業への参入にも前向きであるため、今後更に年収は上昇していくでしょう。
タカラトミーの売り上げ及び経常利益を見ていくと、売り上げは2017年では756.6億円、2018年では868.2億円、2019年では904.0億円でした。
また、経常利益は2017年では39.2億円、2018年では65.7億円、2019年では104.6億円となっています。
売り上げ・経常利益共に右肩上がりであるため、社員にもしっかり還元できているのでしょう。
タカラトミーでは主に玩具事業を展開しており、玩具や乳幼児製品等の企画・開発・製造等を行っています。
これまでに「トミカ」「リカちゃん」等の有名製品を数々世に輩出してきました。
現段階で「トミカ」は国内のミニカー市場シェアの70%を誇るだけでなく、国内の児童(2歳~5歳)のおおよそ75%がトミカ商品を持っている程の人気があります。
「リカちゃん」も1967年に発売されてから、累計出荷数5000万体以上を誇る人気商品となりました。
今後も既存商品のマーケティングを強化すると共に、新商品の開発にも尽力していくでしょう。
タカラトミーでは上記の他にも玩具周辺事業にも携わっており、カプセル玩具・玩具菓子・鉄道模型等の製造販売を中心に事業を展開しています。
「プラレール」「トミカ」等をはじめとした人気商品の雑貨や書籍、DVD等を扱っているだけでなく、ショップの運営も並行して行います。
今後はスマホアプリ等にも参入し、更なる事業の拡大に努めます。
ここでタカラトミーの歴史を簡単に見ていきましょう。
1924 富山玩具製作所が創設される
1927 合資会社富山工場が設立される
1952 富山工場が社名を三陽玩具製作所に変更する
1953 三陽玩具製作所が改組して三陽工業となる
1955 佐藤ビニール工業所が設立される
1959 三陽工業の営業部門を分離独立させ富山商事を設立する
1960 佐藤ビニール工業所が社名を宝ビニール工業所に変更する
1961 宝ビニール工業所が社名をタカラビニール工業所に変更する
1963 三陽工業がトミー工業に、富山商事がトミーにそれぞれ社名を変更する
1966 タカラビニール工業所が社名をタカラに変更する
1989 トミー工業がトミーと合併して株式会社トミーとなる
1991 タカラが東京証券取引所市場第一部に上場する
2000 トミーが東京証券取引所市場第一部に上場する
2006 トミーとタカラが合併しタカラトミーが発足する
タカラトミーグループは、タカラトミーアーツ、トミーテック、タカラトミーマーケティング、キデイランド等が所属するグループです。
グループ企業では玩具・雑貨・ぬいぐるみ・玩具菓子等の企画・製造販売等の他にも、ロジスティクス等の事業も行っています。
タカラトミーでは、現在新卒採用を行っています。
募集職種や選考について確認していきましょう。
タカラトミーの新卒採用は、タカラトミー・タカラトミーアーツ・トミーテック・タカラトミーマーケティングの4社合同募集となっており、選考が進んでいくと共に志望企業を決定するようです。
タカラトミーでは現在以下の職種の募集を行っています。
総合職:企画、開発、マーケティング、海外事業、国内営業、技術開発、生産技術、生産管理、品質管理、人事、経理、財務、法務、広報等
技術系総合職:技術開発、設計技術、生産技術、安全品質等
管理系総合職:経理、財務、法務、人事等
応募に際して学部・学科による制限はありませんが、技術系総合職に関しては機械や電気・電子の専攻出身であることが推奨されています。
自身の興味のある職種に応募するようにしましょう。
選考フローは詳しくは公開されていませんが、口コミを見ると適性検査・グループディスカッションが実施されるようです。
適性検査では言語問題・非言語問題・一般教養等SPIテストに似た問題がそれぞれ出題されます。
問題数が非常に多いとの声も見られたので、時間配分に気を付けるようにしましょう。
また、グループディスカッションでは心理問題のようなテーマが出題されるようです。
基本的なグループディスカッションの考え方等を身につけ臨むようにしましょう。
残念ながら、現時点では公式ホームページや転職サイト等でも募集はありませんでしたが、転職サイトでの過去の募集情報を確認すると、商品企画開発・マーケティング、社内SEの職種で募集があったようです。
上記の職種での募集があった際に商品企画開発・マーケティングではおもちゃに関わらず日用品や雑貨等の企画開発・マーケティングの経験が、社内SEではITインフラ構築の経験等がそれぞれ求められています。
また、どちらの職種でも共通して英語力が求められていることから、語学力もあると望ましいことが分かります。
今後上記以外の職種で募集があった際にも実務経験や語学力が募集要件とされると考えられるため、タカラトミーへの転職を希望する方は現職で経験を積み、語学能力も伸ばしておくと良いでしょう。
タカラトミーの過去のインタビュー記事を見ると、求める人材像について「究極的に利己的に働ける人」としています。
「リスクを恐れずチャレンジする、自律した強い個人である」という考えからとのことです。
企業理念として「われらの優良な商品で世界の市場をにぎわせよう。 誠意と努力は他を益し自己の幸福の基となる」を掲げていることからも、タカラトミーでは創造性・挑戦心・自主性を持ち、豊富なアイディアで新しいものを提供することのできる人材を求めていると考えられます。
面接では、入社後どのような製品に携わりたいか、どのようなことがやりたいか等を話し、自身のやる気・強みをアピールできると良いでしょう。
タカラトミーの面接では、面接ごとに1分間の自己PRが求められます。
面接ごとに内容に相違や矛盾がないよう気を付けましょう。
過去の面接では以下のようなことについて訊かれました。
自己分析がしっかりできているかどうかが見られる質問が多いため、自己分析を丁寧に行う必要があると言えるでしょう。
従業員数推移(タカラトミーと上場企業平均)
タカラトミー | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 509人 | 1,035人 |
2018年 | 504人 | 1,071人 |
2017年 | 495人 | 1,042人 |
2016年 | 491人 | 1,055人 |
2015年 | 490人 | 1,055人 |
タカラトミーの従業員数は2019年で509人と、1年前と比べて5人の増加となりました。
全上場企業の平均従業員数が1,035人なので、それと比べて少ない水準となります。
次にタカラトミーと同じその他製品業界内で従業員数を比較してみました。業界平均の従業員数が836人なので、それと比較しても少ない規模の人数というのが分かります。
平均年齢推移(タカラトミーと上場企業平均)
タカラトミー | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 41.5歳 | 41歳 |
2018年 | 41.8歳 | 41歳 |
2017年 | 41.3歳 | 40歳 |
2016年 | 40.9歳 | 40歳 |
2015年 | 40.4歳 | 40歳 |
タカラトミーの平均年齢は2019年で41.5歳と、上場企業の平均と比べると年齢が高い水準となっています。
平均年齢を同じその他製品業界内で比較してみました。業界平均が41歳のため、業界内で見ても年齢が高い水準となります。
平均勤続年数推移(タカラトミーと上場企業平均)
タカラトミー | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 9.1年 | 12年 |
2018年 | 9.0年 | 13年 |
2017年 | 8.8年 | 13年 |
2016年 | 8.9年 | 13年 |
2015年 | 9.8年 | 13年 |
タカラトミーの平均勤続年数は2019年で9.1年と、上場企業の平均と比べると短い水準となっています。
平均勤続年数も同じその他製品業界内で比較してみます。業界の平均勤続年数が13.5年のため、業界内で見ても短い水準となります。
タカラトミーが、転職先・就職先として魅力的な会社かどうかを知るために、前期比の売上成長率や一人あたりの経常利益などを見ていきましょう。
※売上・従業員数は、各社の連結ではなく「単体」の数字を元に計算しています。
売上
売上成長率(前期比)
経常利益
売上 | 経常利益 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 904.0億円 | 104.6億円 |
2018年3月期 | 868.2億円 | 65.7億円 |
2017年3月期 | 756.6億円 | 39.2億円 |
2016年3月期 | 613.0億円 | 34.4億円 |
2015年3月期 | 575.3億円 | 32.9億円 |
まず、タカラトミーと上場企業平均の「売上」と「成長率」を見ていきます。
2019年3月期の売上は、タカラトミーが904.0億円、上場企業平均が1120.3億円となっています。タカラトミーの売上は平均と比べて低い水準となっており、売上の前期比成長率を見ると、タカラトミーが4.1%の増加、上場企業平均が15.4%の増加となっているため、上場企業の中では成長率は平均以下な会社と言えます。
タカラトミー | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 1.8億円 | 1.1億 |
2018年3月期 | 1.7億円 | 9064万 |
2017年3月期 | 1.5億円 | 9022万 |
2016年3月期 | 1.2億円 | 9416万 |
2015年3月期 | 1.2億円 | 9870万 |
次に、タカラトミーと上場企業平均の「従業員一人あたり売上」を見ていきます。
2019年3月期で見ると、タカラトミーは1.8億円、上場企業平均が1.1億円となっています。 そのためタカラトミーは上場企業の中では従業員あたりの付加価値が高い優良な企業と言えます。
タカラトミー | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 2054万円 | 788万 |
2018年3月期 | 1304万円 | 731万 |
2017年3月期 | 792万円 | 741万 |
2016年3月期 | 700万円 | 672万 |
2015年3月期 | 670万円 | 689万 |
「従業員一人あたり経常利益」についても見てみましょう。2019年3月期では、タカラトミーは2054万円、上場企業平均が788万円となっています。 そのためタカラトミーは上場企業の中では効率的に運営できている会社と言えます。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2021年1月1日
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