協和エクシオの平均年収は2021年で756.0万円でした。建設業界内での順位は58位、全体の順位は564位です。協和エクシオは、システムソリューションやインフラ事業、物流業など幅広い事業を手掛けている企業です。福利厚生が整っており、社員には独身寮のワンルームマンションも用意されています。また、産前産後休暇や育児休職、短期間勤務制度など、女性が結婚、出産後も勤務可能な環境作りに尽力しており、社員を非常に大切にする社風です。平均勤続年数も17.1年と定着率も非常に高いです。
目次
閉じる平均年収推移(協和エクシオと上場企業平均)
協和エクシオの平均年収推移は、上昇傾向です。前期比で見ると16.5万円増加しています。
上述のように、過去5年間の平均年収は732.6万円なので、上場企業と比べると高い水準になります。
協和エクシオの平均年収 | 年収 |
---|---|
2019年 | 756万円 |
2018年 | 740万円 |
2017年 | 721万円 |
2016年 | 710万円 |
2015年 | 737万円 |
協和エクシオの平均年収 | 上場企業の平均年収 | 全国の平均年収 |
---|---|---|
756.0万 | 612.5万 | 432.2万 |
協和エクシオの平均年収は、他の会社と比較すると高い傾向にあります。日本の上場企業の平均年収と比べると143.5万円高く、上場企業以外も含めた全国平均の年収と比較すると323.8万円高くなっています。(全国平均の年収は、国税庁が実施している『民間給与実態統計調査』の最新版の調査結果を参照しています。)
上場企業全体の年収ランキングで見ると、3737社中564位と高い順位となります。
協和エクシオの平均年収 | 建設業界の平均年収 |
---|---|
756.0万 | 706.6万 |
協和エクシオが属する建設業界の上場企業の平均年収は706.6万円です。 そのため、協和エクシオの年収は業界平均と比べて49.4万円高く、業界内順位を見ると167社中58位と高い順位となります。
協和エクシオの平均年収 | 東京都の平均年収 |
---|---|
756.0万 | 647.2万 |
協和エクシオの所在地がある東京都の上場企業の平均年収は647.2万円です。 そのため、協和エクシオの年収はエリア平均と比べて108.8万円高く、エリア内順位を見ると1979社中391位と高い順位となります。
協和エクシオでは、6月と12月年2回約5.5ヶ月分のボーナスが支給されます。
有価証券報告書の平均年収を基にボーナス額を算出すると、年2回の支給額を合計して80万円~200万円程だと予想できます。
また、社員の方の口コミによると、毎期設定した目標の達成度や資格取得もボーナス支給額に影響するため、入社してからも日々勉強に励む社員の方がほとんどのようです。
口コミ情報等を基に協和エクシオの職種別年収についてご紹介いたします。
一般職は約420万円~810万円、技術職は400万円~800万円、総合職は約580万円~1150万円となっています。
また、公式ホームページの2020年4月実績では新卒入社社員の初任給(月給)は大学院修了では230,100円、大学卒では214,200円、高専(専攻科)卒では193,200円です。
昇給は年1回7月にあるため、長く勤めるほど年収は上がっていく傾向にあります。
口コミ情報を基に見ていくと、協和エクシオでは、役職に就くと係長クラスでは700万円~900万円、課長クラスでは900万円~1190万円、部長クラスでは1200万円~1400万円程の年収であると考えられます。
また、56歳の課長代理の社員の方では年収は700万円であったとの口コミもありました。
残念ながら協和エクシオの社長や役員の年収は現時点では公開されていませんが、部長クラスの年収が1200万円~1400万円であること、社長や役員の平均年齢が60歳台であることを考慮すると推定年収が高額であることが想定できます。
2018年3月期の取締役9名の報酬総額は2億5300万円とされていますので、単純計算で1人あたり2500万円~3000万円程、2018年3月期の監査役2名の報酬総額は4000万円とされていますので、単純計算で1人あたり2000万円程、2018年3月期の社外監査役3名の報酬総額は1500万円とされていますので、単純計算で1人あたり500万円程、2018年3月期の社外役員2名の報酬総額は1600万円とされていますので、単純計算で1人あたり800万円程、というのが、考えられる年収の範囲です。
電気通信設備工事業を行っている企業で、協和エクシオの競合他社としてコムシスホールディングス、ミライト・ホールディングスの2社が挙げられるでしょう。
3社の平均年収を比較してみると、協和エクシオが739.5万円、コムシスホールディングスが981.4万円、ミライト・ホールディングスが659.7万円となっており、協和エクシオはコムシスホールディングスほどではありませんが、建設業界の上場企業平均年収の699.2万円と比較しても平均年収が高いことが分かります。
協和エクシオでは様々な事業を多岐にわたって手掛けていることもあり、その売上高は年々上昇しています。
損益計算書によると2017年3月298,825(単位:百万円)、2018年3月312,669(単位:百万円) 、2019年3月423,727(単位:百万円)と右肩上がりであることが分かります。
これに伴い社員の方の年収も高くなりつつあると考えられます。
協和エクシオの事業は主にシステムソリューション、通信インフラ事業、都市インフラ事業から成り立っています。
システムソリューションではNTTグループやKDDIなどの通信事業者や、官庁・自治体、一般企業や家庭に電気や通信基盤の構築やトータルソリューションサービスを提供しています。
通信インフラ事業では、アクセスやモバイル、ネットワークに関するサービスを提供しています。
光ファイバーや次世代ネットワークを基盤として日本全国の通信インフラ設備を担っており、協和エクシオのコア事業とも言われています。
また、都市インフラ事業では、電気電力や土木、環境に関するサービスを提供しており、オフィスビルやマンションなどの電気・空調の設備やケーブル埋設による無電柱化の都市土木設備などのサービスを提供しています。
協和エクシオのグループ会社である子会社99社及び関連会社16社では、物流業や警備業、損害保険代理業などの事業を展開しています。
このように協和エクシオでは通信事業のみならず幅広く事業を展開しており、日本のコア部分を強く支えていることが分かります。
協和エクシオは1954年5月に設立され、様々な形で日本全国を支えてきました。
こちらでは協和エクシオの主な歴史を見ていきましょう。
1954年 協和電設株式会社として設立される
1967年 東名高速道路通信工事着工
1978年 自動車電話工事、海底同軸ケーブル敷設工事(リビア)着工
1982年 実用衛星通信地球局工事(小笠原)着工
1983年 光ファイバー工事(日南~串間)の受注、着工
1987年 東京都葛西臨海水族園電気設備工事着工
1991年 社名を株式会社協和エクシオに変更する
1992年 恵比寿ガーデンプレイス電気工事着工
NTTDoCoMo無線通信設備工事着工
2006年 ISMSの全社認証取得
2014年 スマートフォンアプリ「京都醍醐寺ナビ」配信開始
2018年 シーキューブ、西武電気工業、日本電通と経営統合
2019年 北第百通信電気、サン・プラニング・システムズ、シーピーユーを子会社化
EXEOグループは、協和エクシオを親会社としてシーキューブや西部電気工業などの子会社99社、関連会社16社から構成されており、「技術力を培う」「豊かさを求める」「社会に貢献する」というグループ理念を基に社会貢献を目指しています。
協和エクシオでは現在新卒採用と中途採用を行っており、既卒者、第二新卒者、留学生の採用も積極的に行っています。
こちらでは新卒採用及び中途採用についてご紹介いたします。
協和エクシオでは、現在2021年3月卒業見込み者、第二新卒者、既卒者、外国人留学生を対象に約150名の採用を予定しております。
募集職種はシステムソリューション、通信インフラ、都市インフラ、営業・ビジネスマネジメントの4つで、2020年卒業予定者ではシステムソリューション72名、通信インフラ51名、都市インフラ24名、営業・ビジネスマネジメント13名の合計160名採用した実績があります。
選考方法は書類審査、筆記試験、適性検査、面接(一次、二次)で、一次面接はグループ面接、二次面接は個人面接となっています。
特に面接を重視しており、相手の話をきちんと聞けるか、自分の考えを的確に伝えられるかといったコミュニケーション能力や向上心がキーポイントとなってくるようです。
協和エクシオでは、現時点では残念ながら中途採用実績やプロセスは公開されていませんが、協和エクシオ公式ホームページの採用情報より問い合わせをすることが可能です。
協和エクシオ公式ホームページにある「技術力を培う」「豊かさを求める」「社会に貢献する」というグループ理念や社名にある「エクシオ」がラテン語で「自らの殻を破り外に向けて挑戦する」という意味を持つことから、協和エクシオ公式ホームページ募集要項のFAQでも記載されているように、自ら様々な面に目を向けチャレンジしていくことができる人材が求められていると考えられます。
実際に協和エクシオで面接をされた方の口コミによると、面接内容は一般的な質疑のようですが、これまで何を頑張ってきたか、これからその経験をどのように活かせるか、何故協和エクシオを選んだのかを重点的に問われるようです。
また、応募者の志望動機も見てみると、インフラ事業について非常に強く関心を持っている方が多いことが分かります。
自分のこれまでの経歴や志望動機をしっかりと伝えることが協和エクシオへの就職、転職の鍵となるでしょう。
従業員数推移(協和エクシオと上場企業平均)
協和エクシオ | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 3,804人 | 1,035人 |
2018年 | 3,749人 | 1,071人 |
2017年 | 3,734人 | 1,042人 |
2016年 | 3,632人 | 1,055人 |
2015年 | 3,582人 | 1,055人 |
協和エクシオの従業員数は2019年で3,804人と、1年前と比べて55人の増加となりました。
全上場企業の平均従業員数が1,035人なので、それと比べて多い水準となります。
次に協和エクシオと同じ建設業界内で従業員数を比較してみました。業界平均の従業員数が1,464人なので、それと比較しても多い規模の人数というのが分かります。
平均年齢推移(協和エクシオと上場企業平均)
協和エクシオ | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 42.3歳 | 41歳 |
2018年 | 42.1歳 | 41歳 |
2017年 | 41.8歳 | 40歳 |
2016年 | 41.5歳 | 40歳 |
2015年 | 41.5歳 | 40歳 |
協和エクシオの平均年齢は2019年で42.3歳と、上場企業の平均と比べると年齢が高い水準となっています。
平均年齢を同じ建設業界内で比較してみました。業界平均が43歳のため、業界内で見ても若い水準となります。
平均勤続年数推移(協和エクシオと上場企業平均)
協和エクシオ | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 17.1年 | 12年 |
2018年 | 17.1年 | 13年 |
2017年 | 17.0年 | 13年 |
2016年 | 16.7年 | 13年 |
2015年 | 16.7年 | 13年 |
協和エクシオの平均勤続年数は2019年で17.1年と、上場企業の平均と比べると長い水準となっています。
平均勤続年数も同じ建設業界内で比較してみます。業界の平均勤続年数が14.5年のため、業界内で見ても長い水準となります。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2021年1月1日
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