気になる競合他社との比較!出世するとどれくらい収入がアップする?人気企業IHIに就職・転職するためのアドバイスを紹介!
IHIの平均年収は安定しており、多少の波はあるものの、ここ数年で大きな変化はありません。2021年の平均年収は762.7万円となりました。ihiは従業員数8,011人の大企業。160年もの歴史があり、重工業の分野において日本を代表する企業です。エネルギー・資源や航空などの分野に携わり、日本の発展に大きく貢献しています。従業員の平均年齢は39.9歳となっており、平均勤続年数は14.9年です。GWや夏季、年末年始で連休を取ることができるので、旅行の計画なども立てやすいです。
目次
閉じる平均年収推移(IHIと上場企業平均)
IHIの平均年収推移は、上昇傾向です。前期比で見ると19.4万円増加しています。
上述のように、過去5年間の平均年収は740.8万円なので、上場企業と比べると高い水準になります。
IHIの平均年収 | 年収 |
---|---|
2019年 | 763万円 |
2018年 | 743万円 |
2017年 | 718万円 |
2016年 | 749万円 |
2015年 | 732万円 |
IHIの平均年収 | 上場企業の平均年収 | 全国の平均年収 |
---|---|---|
762.7万 | 612.5万 | 432.2万 |
IHIの平均年収は、他の会社と比較すると高い傾向にあります。日本の上場企業の平均年収と比べると150.2万円高く、上場企業以外も含めた全国平均の年収と比較すると330.5万円高くなっています。(全国平均の年収は、国税庁が実施している『民間給与実態統計調査』の最新版の調査結果を参照しています。)
上場企業全体の年収ランキングで見ると、3737社中538位と高い順位となります。
IHIの平均年収 | 機械業界の平均年収 |
---|---|
762.7万 | 632.0万 |
IHIが属する機械業界の上場企業の平均年収は632.0万円です。 そのため、IHIの年収は業界平均と比べて130.7万円高く、業界内順位を見ると231社中23位と高い順位となります。
IHIの平均年収 | 東京都の平均年収 |
---|---|
762.7万 | 647.2万 |
IHIの所在地がある東京都の上場企業の平均年収は647.2万円です。 そのため、IHIの年収はエリア平均と比べて115.5万円高く、エリア内順位を見ると1979社中374位と高い順位となります。
IHIでは6月と12月の年2回のボーナスが支給されています。
ボーナスの平均金額は約80万円〜270万円となっており、男女差は最大で約50万円ほど。
ピークは50歳代前半となっています。
ボーナスの査定には評価制度を取り入れてはいるものの、年功序列が存在すると感じている従業員がいるということも否めません。
機械業界では日本の大手3社に数えられる企業ですので、今後の業績を更にアップさせるためにも、従業員に還元することでモチベーションアップに繋がるのではないでしょうか。
職種別の年収を比較してみると、一般職の平均年収は約450万円〜800万円、技術職は約500万円〜750万円、総合職は約600万円〜1070万円となっています。
1000万円を超える年収は総合職以外、出世をしない限りは実現困難と言えるでしょう。
ちなみに学歴別の初任給を比較してみると、修士修了は月給237,000円、大学卒は月給212,500円、高専卒は月給191,000円となっています。
次に出世による年収の比較をしてみると、主任の平均年収は約650万円〜750万円、係長は約700万円〜850万円、課長は約900万円〜1150万円、部長は約1180万円〜1420万円となっています。
一般職や技術職では届かなかった1000万円台の年収が、出世をすることでようやく現実味を帯びてきます。
IHIで高年収を得ようとするのであれば、出世の道を目指すことが必要と言えるでしょう。
代表取締役会長の斎藤 保氏の年収は約1億2100万円、代表取締役社長の満岡 次郎氏の年収は約1億1900万円でした。
その他の取締役の平均年収は約4800万円、監査役は約3600万円となっており、他の従業員とは比べ物にならないほどの高年収に感じます。
しっかりとした査定や評価制度を取り入れることで、企業の業績アップにも結びつくのではないでしょうか。
IHIの競合他社と言えば、IHIを含め日本でも大手3社と言われている三菱重工業と川崎重工業が挙げられます。
最新の有価証券報告書によると、三菱重工業の平均年収は約848万円、川崎重工業の平均年収は約707.7万円でした。
IHIの平均年収が約762万円ですので、かなり高い年収であることが分かります。
一時は落ちてしまった利益率を確実に回復することで、業績を安定させることができる強みがIHIにはあります。
今後、この順位が変わることもあるのではないでしょうか。
平均年収が高い理由には、営業利益率の改善が挙げられます。
2016年に1%という低い数字を叩き出してしまったIHIですが、建設機械事業の売却や造船事業に関する工場の閉鎖を行うことで、不採算事業を徹底的に整理しました。
そのおかげもあり、2018年には営業利益率を4.5%まで回復。
更に高い利益率を見込める航空エンジン事業を強化することで、業績を回復・安定させることに成功しました。
今後は航空エンジン事業などを更に展開させていくことで、高い年収を安定して得ることができるようになるでしょう。
IHIは機械業界で国内はもちろん、海外でも活躍する企業です。
主な事業は、資源・エネルギー・環境事業、社会基盤・海洋事業、産業システム・汎用機械事業です。
地球温暖化の抑制に貢献するため、石炭や天然ガス、再生可能エネルギーなどを生み出す製品やサービスを提供。
社会基盤・海洋事業においては、海洋開発、都市開発など安全・安心なインフラを提供しています。
また、ものづくりの未来をサポートのため、産業システムや機器の技術革新と最適なソリューションを提案する産業システム・汎用機械事業が盛んです。
その他の事業では、航空エンジンやロケットシステム、宇宙利用などの製造を行う航空・宇宙・防衛事業があります。
中でも宇宙事業では、実際に宇宙へと打ち上げられたM-Vロケットやイプシロンロケットなどを製造。
また、人工衛星には欠かせないモニタカメラや送受信機、粒子検出器、はやぶさ回収カプセルなども作っています。
空と宇宙の新たな可能性を切り拓くために、日々挑戦し続けているのです。
IHIの歴史について簡潔にご紹介します。
IHIグループには資源・エネルギー・環境事業、社会基盤・海洋事業、産業システム・汎用機械事業、航空・宇宙・防衛事業などがあります。
また、IHIは旧石川島重工業と旧第一銀行とのつながりから、第一勧銀グループにも属しています。
IHIでは新卒採用、キャリア採用(中途採用)、障がい者採用にて募集を行っています。
また、グループ会社の採用情報も掲載されていますので、気になる方はご覧ください。
新卒採用では、事務系と技術系の職種にて募集を行っています。
勤務地は東京、神奈川、群馬、福島、兵庫、広島などの各事務所や工場、研究所です。
選考の流れは、WEBプレエントリー→エントリーシート→説明会→面接→内々定となっています。
中には事業所指定の新卒採用情報が掲載されることもありますので、チェックしてみると良いでしょう。
中途採用では、新卒採用と同様に事務系と技術系の職種にて募集を行っていますが、職種名と勤務地で細かく分けられており、希望に近い職種に応募することが可能です。
勤務地は各職種に詳細が記載されていますので、チェックしてください。
選考の流れは、希望の職種にオンラインエントリー→書類選考→部門面接→人事部長面接→採用内定となります。
履歴書の郵送は一切受け付けしておらず、オンラインエントリーのみとなりますので注意しましょう。
障がい者採用でも同様に事務職と技術職にて募集が行われています。
しかし、各事業所ごとに募集が行われているため、希望に合った職種・勤務地に応募しましょう。
選考の流れや応募方法については、面接など詳細が一切記載されていませんので、事業所に直接お問い合わせください。
IHIでは求める人材として、「たゆまず挑戦する先取りの精神を持った人材」と表現しています。
お客様や社会から信頼を得るためには、高い規範に則って行動し、安心・誠実な商品やサービスを提供することが大切です。
また、新たな価値を生み出すためには、仲間と一丸となり新たな技術やアイデアを用いて切磋琢磨すること。
克服すべき課題に怯むことなく挑戦し、自ら考え、乗り越える力が必要となります。
自身の能力をしっかりと発揮でき、更なる成長に向けて努力し続けられる人材を求めています。
IHIでは書類選考が非常に厳しいとされており、多くの人が書類選考の時点で落とされてしまいます。
面接へ進むためには豊富な経験と高い能力が必要となるでしょう。
また、最終面接では人事部の方との面接が行われます。
最終面接に備えては志望動機、IHIの最近のニュースなどを把握しておく程度にしておきましょう。
実際の面接では、その人がどのような考えを持っているのか、IHIでどのようなことをしていきたいかなどの質問をされます。
用意された言葉ではなく、その場でしっかりと自分の気持ちや熱意を伝えるようにしましょう。
従業員数推移(IHIと上場企業平均)
IHI | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 8,011人 | 1,035人 |
2018年 | 8,256人 | 1,071人 |
2017年 | 8,630人 | 1,042人 |
2016年 | 8,571人 | 1,055人 |
2015年 | 8,458人 | 1,055人 |
IHIの従業員数は2019年で8,011人と、1年前と比べて245人の減少となりました。
全上場企業の平均従業員数が1,035人なので、それと比べて多い水準となります。
次にIHIと同じ機械業界内で従業員数を比較してみました。業界平均の従業員数が1,054人なので、それと比較しても多い規模の人数というのが分かります。
平均年齢推移(IHIと上場企業平均)
IHI | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 39.9歳 | 41歳 |
2018年 | 39.7歳 | 41歳 |
2017年 | 39.7歳 | 40歳 |
2016年 | 40.0歳 | 40歳 |
2015年 | 40.6歳 | 40歳 |
IHIの平均年齢は2019年で39.9歳と、上場企業の平均と比べると若い水準となっています。
平均年齢を同じ機械業界内で比較してみました。業界平均が42歳のため、業界内で見ても若い水準となります。
平均勤続年数推移(IHIと上場企業平均)
IHI | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 14.9年 | 12年 |
2018年 | 14.8年 | 13年 |
2017年 | 14.5年 | 13年 |
2016年 | 14.4年 | 13年 |
2015年 | 14.3年 | 13年 |
IHIの平均勤続年数は2019年で14.9年と、上場企業の平均と比べると長い水準となっています。
平均勤続年数も同じ機械業界内で比較してみます。業界の平均勤続年数が15.1年のため、業界内で見ても短い水準となります。
IHIが、転職先・就職先として魅力的な会社かどうかを知るために、前期比の売上成長率や一人あたりの経常利益などを見ていきましょう。
※売上・従業員数は、各社の連結ではなく「単体」の数字を元に計算しています。
売上
売上成長率(前期比)
経常利益
売上 | 経常利益 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 7005.0億円 | 393.6億円 |
2018年3月期 | 7217.4億円 | 500.8億円 |
2017年3月期 | 7198.9億円 | 157.5億円 |
2016年3月期 | 7348.1億円 | 99.9億円 |
2015年3月期 | 6892.7億円 | 363.9億円 |
まず、IHIと上場企業平均の「売上」と「成長率」を見ていきます。
2019年3月期の売上は、IHIが7005.0億円、上場企業平均が1120.3億円となっています。IHIの売上は平均と比べて高い水準となっており、売上の前期比成長率を見ると、IHIが2.9%の減少、上場企業平均が15.4%の増加となっているため、上場企業の中では成長率は平均以下な会社と言えます。
IHI | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 8744万円 | 1.1億 |
2018年3月期 | 8742万円 | 9064万 |
2017年3月期 | 8342万円 | 9022万 |
2016年3月期 | 8573万円 | 9416万 |
2015年3月期 | 8149万円 | 9870万 |
次に、IHIと上場企業平均の「従業員一人あたり売上」を見ていきます。
2019年3月期で見ると、IHIは8744万円、上場企業平均が1.1億円となっています。
IHI | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 491万円 | 788万 |
2018年3月期 | 607万円 | 731万 |
2017年3月期 | 183万円 | 741万 |
2016年3月期 | 117万円 | 672万 |
2015年3月期 | 430万円 | 689万 |
「従業員一人あたり経常利益」についても見てみましょう。2019年3月期では、IHIは491万円、上場企業平均が788万円となっています。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2021年1月1日
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