気になるボーナス支給額、経営状況は?詳細な採用情報も公開。就活成功への道標!
グローリーの平均年収は、2021年は703.5万円で前期に比べて下降傾向でした。機械業界内では57位の平均年収です。グローリーは金融機関向けの機器を開発・製造している企業です。グローリーは兵庫県の地元に根付いた企業で、挑戦的な社風を持っています。しかし、経営は安定しているため、将来の安定性があると言っても良いでしょう。有給取得率100%、残業カットの風潮があり、会社をあげてライフワークバランスの向上を図っています。平均勤続年数は19.9年と企業全体の平均から見ても高い定着率となっています。
目次
閉じる平均年収推移(グローリーと上場企業平均)
グローリーの平均年収推移は、下降傾向です。前期比で見ると11.0万円減少しています。
上述のように、過去5年間の平均年収は703.4万円なので、上場企業と比べると高い水準になります。
グローリーの平均年収 | 年収 |
---|---|
2019年 | 703万円 |
2018年 | 714万円 |
2017年 | 713万円 |
2016年 | 689万円 |
2015年 | 698万円 |
グローリーの平均年収 | 上場企業の平均年収 | 全国の平均年収 |
---|---|---|
703.5万 | 612.5万 | 432.2万 |
グローリーの平均年収は、他の会社と比較すると高い傾向にあります。日本の上場企業の平均年収と比べると91.0万円高く、上場企業以外も含めた全国平均の年収と比較すると271.3万円高くなっています。(全国平均の年収は、国税庁が実施している『民間給与実態統計調査』の最新版の調査結果を参照しています。)
上場企業全体の年収ランキングで見ると、3737社中873位と高い順位となります。
グローリーの平均年収 | 機械業界の平均年収 |
---|---|
703.5万 | 632.0万 |
グローリーが属する機械業界の上場企業の平均年収は632.0万円です。 そのため、グローリーの年収は業界平均と比べて71.5万円高く、業界内順位を見ると231社中57位と高い順位となります。
グローリーの平均年収 | 兵庫県の平均年収 |
---|---|
703.5万 | 589.2万 |
グローリーの所在地がある兵庫県の上場企業の平均年収は589.2万円です。 そのため、グローリーの年収はエリア平均と比べて114.3万円高く、エリア内順位を見ると108社中11位と高い順位となります。
グローリーでのボーナス支給は年2回、6月と12月。
ボーナスの総支給額は、おおよそ100万円〜225万円です。
口コミによると、50歳代で最も高額なボーナスが支給される傾向にあります。
グローリーの職種別の年収は下記の通りです。
総合職:約650万円~1015万円
一般職:約420万円~725万円
技術職:約400万円~715万円
なお、学歴別の初任給(月額)についても調べてみました。
大学院卒:約226,500円~236,500円
大学・高専専攻科卒:約21,0500円~217,500円
高専・短大・専門卒:約176,000円~194,000円
初任給は学歴によって差がありますが、入社後の職務や昇給・昇格は学歴による差はないようです。
口コミによると、未だ年功序列の社風であるグローリー。
出世した場合の年収を調べてみました。
係長クラス:約750万円~800万円
課長クラス:約900万円~1055万円
部長クラス:約1035万円~1300万円
上記のように、部長クラスになると、約1000万円以上の年収である可能性が高そうです。
グローリー代表取締役会長の尾上広和氏と代表取締役社長の三和元純氏の年収は、公開されていません。
なお、有価証券報告書によると、役員の平均年収は下記の通りでした。
グローリーの競合他社としては、同じ通貨処理機などの製造を行っているOKIや日本金銭機械などが挙げられます。
有価証券報告書によると、それぞれの平均年収はOKI:715万円、日本金銭機械:707万円。
グローリーの平均年収は703万円なので、競合他社とおおよそ同程度です。
グローリーの平均年収はなぜ高いのでしょうか?
その背景には、安定している良好な経営状況があります。
過去3年間の売上額や営業利益額を見てみましょう。
売上額
2017年:2225億円
2018年:2273億円
2019年:2357億円
営業利益額
2017年:203億円
2018年:196億円
2019年:205億円
近年の売上状況はほぼ横ばいで、高い水準で安定して推移していると言えます。
そのため、社員の年収も高いことが考えられるでしょう。
グローリーは、通貨処理機などの製造を中心に手掛けています。
出納システム、紙幣硬貨⼊出⾦機、つり銭機・両替機、ロッカーなどのシェアは国内トップクラス。
金融市場でのシェアは、70%に上るとも言われています。
なお、製品のラインナップは950以上と豊富。
海外の金融・流通・警備・カジノなどでもシェアを伸ばし、現在は2350種類以上の通貨を識別する技術を有しています。
その他、病院での診療費支払機、選挙市場での投票用紙分類機、外食用券売機など様々な事業を手がけています。
また、社会貢献に関しても積極的です。
「良き企業市民」を目指し、グローリー小学生育成財団を設立。
小学生向けの科学教室、こども劇場の他、テニス教室や剣道大会などを実施することで、小学生の健全な育成に寄与しています。
およそ100年前に兵庫で創業されたグローリー。
今までの沿革を簡単にまとめてみました。
グローリーグループは、世界28ヵ国に拠点を有し、従業員数は約10,000人。
国・地域別の売上は、日本が54%、欧州19%、アメリカ17%、アジア7%。
国内だけでなく、海外でもシェアを伸ばしています。
研究開発拠点7ヵ国11か所にあり、開発費はのべ140億円という、グローバル企業グループです。
グローリーでは、新卒採用・中途採用が募集されています。
研究開発設計、品質保証、生産技術、フィールドエンジニア、システムエンジニア、営業・インストラクターなどの職種を募集。
理系職種によって卒業・専攻学科が影響する場合もありますので、事前に調べておきましょう。
勤務地は、兵庫県姫路の本社や東京都内のほか、全国の支店・営業所に配属されます。
更に、入社後に転勤の可能性もあります。
基本的に、グローリーでは勤務地を選べないことを念頭に入れておきましょう。
寮・社宅があるため、地方出身者も安心です。
また、スポーツ施設や会員制レジャークラブなども整備されているため、仕事以外の生活も充実しそうです。
グローリーの中途採用では、「キャリア登録」という制度がとられています。
事前にグローリーの公式ウェブサイトで自分の職務経歴を登録しておき、適した職種がある場合にグローリー側から連絡が届きます。
採用ポジションが公に募集されるのではないので、注意しましょう。
グローリーで求められる人材は、何事にも興味・関心を抱き、前向きなチャレンジ精神がある人です。
また、自分の夢や目標をもち、困難な課題に対しても、粘り強くやり抜く人が求められています。
近年は、グローバル企業としての活躍も目まぐるしいため、多様な価値観・文化を尊重できる人も重宝されるでしょう。
これまでのグローリーの就職面接は、和気あいあいとした雰囲気ではあるという口コミが見られます。
ただ、場合によっては若干の圧迫面接であるケースもあるようです。
事前に「緊張感のある質問をされるかもしれない」という心構えをしておき、焦らず対応しましょう。
また、職種によっては、海外事業・勤務について問われることも。
今までの海外でのエピソードや留学経験について、また海外事業への意気込みや考えについても、回答できるようにしておきましょう。
近年は、電子マネーの流通により通貨の流通が減少傾向。
通貨処理機などの製造を中心に手掛けるグローリーにとっては、やや厳しい局面を迎えそうです。
だからこそ、面接では新しい事業アイディアを前向きに語り、自分の発想力やチャレンジ精神をアピールしてはいかがでしょうか。
従業員数推移(グローリーと上場企業平均)
グローリー | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 3,447人 | 1,035人 |
2018年 | 3,314人 | 1,071人 |
2017年 | 3,246人 | 1,042人 |
2016年 | 3,244人 | 1,055人 |
2015年 | 3,262人 | 1,055人 |
グローリーの従業員数は2019年で3,447人と、1年前と比べて133人の増加となりました。
全上場企業の平均従業員数が1,035人なので、それと比べて多い水準となります。
次にグローリーと同じ機械業界内で従業員数を比較してみました。業界平均の従業員数が1,054人なので、それと比較しても多い規模の人数というのが分かります。
平均年齢推移(グローリーと上場企業平均)
グローリー | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 43.5歳 | 41歳 |
2018年 | 43.3歳 | 41歳 |
2017年 | 42.9歳 | 40歳 |
2016年 | 41.9歳 | 40歳 |
2015年 | 42.0歳 | 40歳 |
グローリーの平均年齢は2019年で43.5歳と、上場企業の平均と比べると年齢が高い水準となっています。
平均年齢を同じ機械業界内で比較してみました。業界平均が42歳のため、業界内で見ても年齢が高い水準となります。
平均勤続年数推移(グローリーと上場企業平均)
グローリー | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 19.9年 | 12年 |
2018年 | 19.9年 | 13年 |
2017年 | 19.6年 | 13年 |
2016年 | 18.6年 | 13年 |
2015年 | 18.8年 | 13年 |
グローリーの平均勤続年数は2019年で19.9年と、上場企業の平均と比べると長い水準となっています。
平均勤続年数も同じ機械業界内で比較してみます。業界の平均勤続年数が15.1年のため、業界内で見ても長い水準となります。
グローリーが、転職先・就職先として魅力的な会社かどうかを知るために、前期比の売上成長率や一人あたりの経常利益などを見ていきましょう。
※売上・従業員数は、各社の連結ではなく「単体」の数字を元に計算しています。
売上
売上成長率(前期比)
経常利益
売上 | 経常利益 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 1533.8億円 | 144.9億円 |
2018年3月期 | 1431.5億円 | 120.5億円 |
2017年3月期 | 1405.5億円 | 129.1億円 |
2016年3月期 | 1395.4億円 | 140.2億円 |
2015年3月期 | 1347.2億円 | 189.7億円 |
まず、グローリーと上場企業平均の「売上」と「成長率」を見ていきます。
2019年3月期の売上は、グローリーが1533.8億円、上場企業平均が1120.3億円となっています。グローリーの売上は平均と比べて高い水準となっており、売上の前期比成長率を見ると、グローリーが7.2%の増加、上場企業平均が15.4%の増加となっているため、上場企業の中では成長率は平均以下な会社と言えます。
グローリー | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 4450万円 | 1.1億 |
2018年3月期 | 4319万円 | 9064万 |
2017年3月期 | 4330万円 | 9022万 |
2016年3月期 | 4301万円 | 9416万 |
2015年3月期 | 4130万円 | 9870万 |
次に、グローリーと上場企業平均の「従業員一人あたり売上」を見ていきます。
2019年3月期で見ると、グローリーは4450万円、上場企業平均が1.1億円となっています。
グローリー | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 420万円 | 788万 |
2018年3月期 | 364万円 | 731万 |
2017年3月期 | 398万円 | 741万 |
2016年3月期 | 432万円 | 672万 |
2015年3月期 | 582万円 | 689万 |
「従業員一人あたり経常利益」についても見てみましょう。2019年3月期では、グローリーは420万円、上場企業平均が788万円となっています。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2021年1月1日
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