創業100年以上!日本初の製品も多数輩出してきたクレーンのリーディングカンパニー!出世するために心がけるべきこととは?
タダノの平均年収は、2021年では665.0万円でした。機械業界内では76位、全体では1157位となっています。タダノは大手の建設用クレーンメーカーで、2019年には創業100周年を迎えました。現在従業員数は1,428人で、そのうち男性社員が9割を占めています。入社後の研修にて様々な資格が取得できるようプログラムが構成されていますが、どの職種も普通自動車運転免許証が必要となるので、予め取得しておきましょう。仕事をする上で何より社員の安全を大切にしていることもあり、平均勤続年数16.9年と高水準です。
目次
閉じる平均年収推移(タダノと上場企業平均)
タダノの平均年収推移は、上昇傾向です。前期比で見ると7.0万円増加しています。
上述のように、過去5年間の平均年収は662.3万円なので、上場企業と比べると高い水準になります。
タダノの平均年収 | 年収 |
---|---|
2019年 | 665万円 |
2018年 | 658万円 |
2017年 | 654万円 |
2016年 | 666万円 |
2015年 | 669万円 |
タダノの平均年収 | 上場企業の平均年収 | 全国の平均年収 |
---|---|---|
665.0万 | 612.5万 | 432.2万 |
タダノの平均年収は、他の会社と比較すると高い傾向にあります。日本の上場企業の平均年収と比べると52.5万円高く、上場企業以外も含めた全国平均の年収と比較すると232.8万円高くなっています。(全国平均の年収は、国税庁が実施している『民間給与実態統計調査』の最新版の調査結果を参照しています。)
上場企業全体の年収ランキングで見ると、3737社中1157位と高い順位となります。
タダノの平均年収 | 機械業界の平均年収 |
---|---|
665.0万 | 632.0万 |
タダノが属する機械業界の上場企業の平均年収は632.0万円です。 そのため、タダノの年収は業界平均と比べて33.0万円高く、業界内順位を見ると231社中76位と高い順位となります。
タダノの平均年収 | 香川県の平均年収 |
---|---|
665.0万 | 575.7万 |
タダノの所在地がある香川県の上場企業の平均年収は575.7万円です。 そのため、タダノの年収はエリア平均と比べて89.3万円高く、エリア内順位を見ると15社中4位と高い順位となります。
タダノでは6月と12月の年2回、約3ヶ月~6ヶ月分のボーナスが支給されます。
平均支給額は約105万円~215万円で、定期的に面談が実施されその結果で支給額が決まるようです。
結果を出した分きちんと評価されるので、モチベーションを維持することができます。
タダノの年収を職種別に見てみましょう。
また、学歴別の初任給は以下の通りです。
昇給は年に一度5月に行われます。
年功序列と実力主義どちらの面も持ち合わせているため、順調にベースアップすることができます。
タダノで役職に就いた場合の年収は以下の通りです。
タダノで出世しやすい社員の特徴としては、社内の調和を保てることが挙げられるようです。
周囲とのコミュニケーションを大切にし、チームとして大きな成果を出せるように働きかけることで、出世できる可能性も高まるかもしれません。
2019年度の有価証券報告書によると、報酬が1億円を超える役員はいないとのことです。
また社内取締役5名に対して総額3億3300万円で1人あたり6660万円、社内監査役2名に対して総額3400万円で1人あたり1700万円がそれぞれ支給されていました。
このことから、代表取締役社長の多田野宏一氏の報酬は6660万円以上1億円未満であると推測して良いでしょう。
業績も好調であるため、役員の報酬も今後1億円を超える可能性は充分にあります。
タダノの競合会社として、加藤製作所やキトー等が挙げられます。
それぞれの年収を確認すると、加藤製作所は549万円、キトーは635万円でした。
タダノの年収は665万円なので、現時点では競合よりも年収が高いことが分かります。
機械業界の平均年収632.0万円と比較しても33.0万円高く、業界内では水準も比較的高いです。
安全性・生産性の向上を視野に入れた技術開発に取り組んでいるため、年収はまだまだ伸びると見込めます。
タダノの売り上げ及び経常利益の推移を確認してみると、売り上げは2017年で1333.1億円、2018年で1339.4億円、2019年で1448.3億円でした。
また経常利益は2017年で147.5億円、2018年で140.6億円、2019年で158.2億円となっています。
経常利益が2018年に若干下降していますが、直近3年間で売り上げは約115.2億円、経常利益は約10.7億円上昇しました。
海外への進出も目覚ましいため、今後平均年収は更に上昇していくと言えます。
タダノでは建設用クレーン・車両搭載型クレーン・高所作業車等の研究開発・製造販売等を中心に事業を行っています。
現在展開している製品をそれぞれ確認しておきましょう。
製品は建設業界を中心に活用されており、海外売上高比率も2019年度時点で54.1%を達成。
LE世界No.1という目標を掲げ日夜尽力しているため、今後も事業は拡大されていくと期待できます。
タダノではその他にも再生事業として再生部品の修理・販売等を手掛けています。
現時点で扱う部品は以下の通りです。
不具合部品を回収して修理した部品は、修理コストが低いだけでなく環境にも優しいです。
今後もこれらの取り組みを通して環境負荷を軽減し、貢献していくと予想できます。
ここで、タダノのこれまでの沿革を見てみましょう。
1919 多田野益雄氏によって創業される
1931 「樽材製作用円筒のこ盤」が完成する
1947 「製瓦機」を製造する
1948 「搾油機」を製造する
1954 ダンプトラック第1号車が完成する
1955 日本初となる油圧式トラッククレーン1号機OC-2型が完成する
1960 インドネシアに油圧式トラッククレーンOC-5A型4台を初めて輸出する
1962 大阪証券取引所第二部に上場する
1970 国内初となるラフテレーンクレーンTR-150を発売する
1971 東京証券取引所第二部に上場する
1972 日本初となる過負荷防止装置AMLを開発する
1989 社名をタダノに変更する
2013 世界最大級の吊り上げ能力を誇るラフテレーンクレーンGR-1600XL GR-1450EXを発売する
2019 創業100周年を迎える
タダノグループは、タダノアイメス、タダノアイレック、タダノエステック、タダノ物流、タダノシステムズ等をはじめとした子会社39社・関連会社3社から成り立つグループです。
国内だけでなく欧州・米州等にもグループ企業を保有し、グループ企業では中古クレーン・高所作業車等の各種建設機械の販売・買取、建設用クレーン部品・重機部品の製造等、様々な事業に携わっています。
タダノでは、現在新卒採用・キャリア採用をそれぞれ行っています。
募集職種や選考について見ていきましょう。
新卒採用では、現在理系職種・文系職種とで以下の職種の募集を行っています。
文系職種は学部・学科に制限はありませんが、理系職種は機械・制御・電気・電子・精密機械・生産機械・産業機械・交通機械・材料等の学部・学科に所属する方が募集対象となります。
理系職種の場合機械・電子・電気・制御・システム工学等の基礎知識を確認されるようなので、きちんと見直しておく必要があります。
選考は、エントリー→エントリーシートの提出→エントリーシートの選考→面接(複数回)・適性検査の順で行われます。
しっかり準備をした上で臨みましょう。
キャリア採用では、現在以下の職種の募集がありました。
職種ごとに求められる経験や必要とされるスキル等も異なるため、予め確認する必要があります。
採用に関しての問い合わせは電話・メール・問い合わせフォームからそれぞれできるので、応募したい職種や疑問点等がある場合連絡を取るようにしましょう。
タダノが求める人材像として、技術系総合職及びサービスエンジニア職に関してはリクナビに以下のように記載されていました。
経営理念として「創造・奉仕・協力」を掲げていること等からも、タダノではコミュニケーション能力・協調性等を持ち、向学で好奇心旺盛な人材を求めていると推測できます。
タダノの面接では、エントリーシートに記載したことに関してはほぼ深く訊かれるようです。
学生時代のことやアルバイト経験等についても深堀されるので、丁寧に自己分析をし振り返っておく必要があります。
過去の面接での質問内容は以下の通りです。
また、面接は複数回行われるものの質問内容はあまり変わらなかったとの声も見られました。
自分の軸がぶれないよう一貫性を意識しましょう。
従業員数推移(タダノと上場企業平均)
タダノ | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 1,428人 | 1,035人 |
2018年 | 1,428人 | 1,071人 |
2017年 | 1,433人 | 1,042人 |
2016年 | 1,505人 | 1,055人 |
2015年 | 1,469人 | 1,055人 |
タダノの従業員数は2019年で1,428人と、1年前と比べて同じ人数となりました。
全上場企業の平均従業員数が1,035人なので、それと比べて多い水準となります。
次にタダノと同じ機械業界内で従業員数を比較してみました。業界平均の従業員数が1,054人なので、それと比較しても多い規模の人数というのが分かります。
平均年齢推移(タダノと上場企業平均)
タダノ | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 42.0歳 | 41歳 |
2018年 | 42.0歳 | 41歳 |
2017年 | 42.0歳 | 40歳 |
2016年 | 42.0歳 | 40歳 |
2015年 | 42.3歳 | 40歳 |
タダノの平均年齢は2019年で42.0歳と、上場企業の平均と比べると年齢が高い水準となっています。
平均年齢を同じ機械業界内で比較してみました。業界平均が42歳のため、業界内で見ても年齢が高い水準となります。
平均勤続年数推移(タダノと上場企業平均)
タダノ | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 16.9年 | 12年 |
2018年 | 17.1年 | 13年 |
2017年 | 17.2年 | 13年 |
2016年 | 16.3年 | 13年 |
2015年 | 16.4年 | 13年 |
タダノの平均勤続年数は2019年で16.9年と、上場企業の平均と比べると長い水準となっています。
平均勤続年数も同じ機械業界内で比較してみます。業界の平均勤続年数が15.1年のため、業界内で見ても長い水準となります。
タダノが、転職先・就職先として魅力的な会社かどうかを知るために、前期比の売上成長率や一人あたりの経常利益などを見ていきましょう。
※売上・従業員数は、各社の連結ではなく「単体」の数字を元に計算しています。
売上
売上成長率(前期比)
経常利益
売上 | 経常利益 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 1448.3億円 | 158.2億円 |
2018年3月期 | 1339.4億円 | 140.6億円 |
2017年3月期 | 1333.1億円 | 147.5億円 |
2016年3月期 | 1607.1億円 | 267.9億円 |
2015年3月期 | 1578.0億円 | 255.1億円 |
まず、タダノと上場企業平均の「売上」と「成長率」を見ていきます。
2019年3月期の売上は、タダノが1448.3億円、上場企業平均が1120.3億円となっています。タダノの売上は平均と比べて高い水準となっており、売上の前期比成長率を見ると、タダノが8.1%の増加、上場企業平均が15.4%の増加となっているため、上場企業の中では成長率は平均以下な会社と言えます。
タダノ | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 1.0億円 | 1.1億 |
2018年3月期 | 9380万円 | 9064万 |
2017年3月期 | 9303万円 | 9022万 |
2016年3月期 | 1.1億円 | 9416万 |
2015年3月期 | 1.1億円 | 9870万 |
次に、タダノと上場企業平均の「従業員一人あたり売上」を見ていきます。
2019年3月期で見ると、タダノは1.0億円、上場企業平均が1.1億円となっています。
タダノ | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 1108万円 | 788万 |
2018年3月期 | 985万円 | 731万 |
2017年3月期 | 1029万円 | 741万 |
2016年3月期 | 1780万円 | 672万 |
2015年3月期 | 1736万円 | 689万 |
「従業員一人あたり経常利益」についても見てみましょう。2019年3月期では、タダノは1108万円、上場企業平均が788万円となっています。 そのためタダノは上場企業の中では効率的に運営できている会社と言えます。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2021年2月12日
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