水処理プラントの国内シェアトップ!出世後の報酬はどれくらい?面接での質問の傾向とは?
オルガノの平均年収は、2021年では735.6万円で前期に比べて上昇傾向でした。機械業界内では33位、全体では663位、東京都内では463位となっています。現在1,023人の社員を持つオルガノでは、入社後の社員のスキルアップを図るため、「オルガノ大学」という通信教育受講支援を行っています。種類も様々あり、推薦講座を修了すると受講料の8割~9割を表彰金として支給。賞与も年2回約4.5ヶ月分支給されます。残業時間は平均10時間~20時間程なので、ワークライフバランスも取れます。平均勤続年数16.1年と定着率も良好です。
目次
閉じる平均年収推移(オルガノと上場企業平均)
オルガノの平均年収推移は、上昇傾向です。前期比で見ると29.6万円増加しています。
上述のように、過去5年間の平均年収は685.4万円なので、上場企業と比べると高い水準になります。
オルガノの平均年収 | 年収 |
---|---|
2019年 | 736万円 |
2018年 | 706万円 |
2017年 | 692万円 |
2016年 | 678万円 |
2015年 | 616万円 |
オルガノの平均年収 | 上場企業の平均年収 | 全国の平均年収 |
---|---|---|
735.6万 | 612.5万 | 432.2万 |
オルガノの平均年収は、他の会社と比較すると高い傾向にあります。日本の上場企業の平均年収と比べると123.1万円高く、上場企業以外も含めた全国平均の年収と比較すると303.4万円高くなっています。(全国平均の年収は、国税庁が実施している『民間給与実態統計調査』の最新版の調査結果を参照しています。)
上場企業全体の年収ランキングで見ると、3737社中663位と高い順位となります。
オルガノの平均年収 | 機械業界の平均年収 |
---|---|
735.6万 | 632.0万 |
オルガノが属する機械業界の上場企業の平均年収は632.0万円です。 そのため、オルガノの年収は業界平均と比べて103.6万円高く、業界内順位を見ると231社中33位と高い順位となります。
オルガノの平均年収 | 東京都の平均年収 |
---|---|
735.6万 | 647.2万 |
オルガノの所在地がある東京都の上場企業の平均年収は647.2万円です。 そのため、オルガノの年収はエリア平均と比べて88.4万円高く、エリア内順位を見ると1979社中458位と高い順位となります。
オルガノでは6月と12月の年2回、約4ヶ月~4.5ヶ月分のボーナスが支給されます。
平均支給額は約105万円~250万円でした。
半年ごとに設定される目標の達成度が評価されるので、目標を達成するために努力することでボーナスにも反映されるでしょう。
オルガノの年収を職種別に見ていきましょう。
一般職:約380万円~745万円
技術職:約420万円~730万円
総合職:約600万円~1040万円
昇給は年功序列制となるので、長く勤めることで年収アップができるでしょう。
オルガノで出世した場合の年収は以下の通りです。
係長クラス:約735万円~880万円
課長クラス:約945万円~1180万円
部長クラス:約1065万円~1480万円
社員の方のインタビューを見ると、ここ数年で女性社員は増加傾向にあるようです。
働き方が選択できる柔軟な環境であるため、ライフステージの変化に合わせながらキャリアアップも目指すことができるでしょう。
2020年度の有価証券報告書を確認しましたが、報酬が1億円を超える役員は存在しませんでした。
その他の役員の報酬については、社内取締役7名に対して総額2憶3800万円で1人あたり3400万円が支給されていました。
このことから、代表取締役社長の内倉昌樹氏の報酬は3400万円以上1億円未満であると考えて良いでしょう。
業績も右肩上がりであるため、今後報酬が1億円を超える役員も出てくると期待できます。
競合会社の年収を見ると、栗田工業は884万円、荏原実業は654万円でした。
オルガノの年収は736万円なので、現時点では栗田工業にはやや及びませんでした。
しかし新たなサービスの提供を目指し尽力しているため、今後の年収の伸びしろはまだまだあると言えるでしょう。
オルガノの業績の推移を確認していきましょう。
売り上げは2017年で573.7億円、2018年で576.0億円、2019年で656.2億円でした。
また経常利益は2017年で24.5億円、2018年で28.5億円、2019年で45.9億円となっており、2017年から2019年にかけて売り上げは82.5億円、経常利益は21.4億円それぞれ上昇しており、業績は好調であると言えます。
そのため、社員の年収も高くなっていると考えられるでしょう。
オルガノは水処理エンジニアリング事業を手掛けており、プラント事業・ソリューション事業から構成されています。
それぞれの事業では主に以下の業務を行っています。
これまでに鳥取市水道局江山浄水場・堺市三宝下水処理場等に納入した実績を多数持ち、水処理プラントの国内シェアトップを誇ります。
現在はソリューションサービスの強化としてICTやAI技術を活用する等、新たなサービスの提供のため尽力しています。
オルガノではその他にも機能商品事業を手掛けており、主に以下の商品を中心に販売しています。
現在は既存商品の品質の向上と併せて新商品の開発に注力。
アジア圏を中心に生産や販売体制を強化しているので、海外でのシェアも伸びていくでしょう。
ここでオルガノのこれまでの歴史を簡単に見ていきましょう。
1946 日本オルガノ商会が創業される
1948 日本初となる「ネオンランプ式水質監視計」の販売を始める
1951 日本初となる「大型純水製造装置」を納入する
1958 日本初となる「転化型液糖精製装置」を納入する
1961 東京証券取引所市場第二部に上場する
1963 世界初となる「連続式純水製造装置」を、日本初となる「パルスベッド式糖液脱色装置」をそれぞれ納入する
1966 社名をオルガノに変更する
1985 東京証券取引所市場第一部に上場する
オルガノグループは、オルガノフードテック・オルガノプラントサービス・オルガノエコテクノ等が所属するグループで、子会社12社及び関連会社2社等から構成されます。
グループ企業では各種水処理装置の設計や施工をはじめ、工場排水処理設備の設計・製造、食品素材や食品添加物の製造販売・輸入等あらゆる事業を展開しています。
オルガノでは、現在新卒採用を行っています。
募集職種や選考フローについて詳しく見ていきましょう。
新卒採用では現在営業・技術・管理部門それぞれで以下の職種で募集を行っています。
営業:プラント営業、機能商品営業
技術:計画設計、機械設計、制御(電気計装)設計、工事(施工管理)、試運転、メンテナンス、運転管理、商品開発、研究開発、分析
管理部門:経理、法務、特許、総務、人事、経営企画、情報システム等
募集学部・学科は文系・理系とで以下の通りとなっています。
文系:法学、政治学、経済学、商学、経営学、社会学、文学等
理系:機械、電気、電子、化学工学、応用化学、工業化学、化学、土木、建築、衛生工学、情報等
職種に関わらず国内外への出張・赴任が発生します。
海外拠点へ出張・赴任する場合は、中国・台湾・マレーシア・タイランド・ベトナム・インドネシア・シンガポール・インドのいずれかに行くことになるため、応募する前に海外勤務は可能かどうかしっかり考えておきましょう。
選考は、エントリーシートの提出→会社説明会→パーソナリティーシートの提出→適性検査→一次選考(グループインタビュー)→二次選考(個人面接)→
最終選考(個人面接)の順で行われます。
エントリーシートの内容や提出書類についての詳細も採用ページから確認することができるので、予めしっかり確認しておきましょう。
現在公式ホームページでは中途採用の募集は行われていませんでしたが、転職サイトでは以下の職種の募集が見られました。
これらの職種に通ずる実務経験が応募条件とされているので、現職での経験等をしっかりアピールすると良いでしょう。
営業職等では普通自動車運転免許証を保有していることが必須となるので、必ず取得しておきましょう。
公式ホームページでは、オルガノが求める人材像として「真の行動力を持った人」「力がある人よりも力を出せる人」を挙げています。
また経営理念として「水で培った先端技術を駆使して未来をつくる産業と社会基盤の発展に貢献するパートナー企業としてあり続けます」ともあるように、オルガノでは行動力があり業務に誠実に向き合える人材を求めていると考えられます。
「入社後オルガノの為に、社会の為にどのように貢献したいか」等を話すことで入社意欲の高さを伝えることができるでしょう。
オルガノの面接では、過去の選択や行動に対して「なぜそれをしようと思ったのか」について頻繁に問われるという声が複数見られました。
過去の自身の行動を振り返り、どうしてその選択をしたのか説明できるようにしておきましょう。
これまでの面接では以下のような質問がありました。
また業界研究・企業研究の一環として競合会社の説明会にも参加し、オルガノとの違いをしっかり理解することで、志望動機にもより厚みが出るでしょう。
余裕のある方は複数の企業の説明会に参加し、パンフレット等を見比べてみても良いでしょう。
従業員数推移(オルガノと上場企業平均)
オルガノ | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 1,023人 | 1,035人 |
2018年 | 1,018人 | 1,071人 |
2017年 | 1,011人 | 1,042人 |
2016年 | 1,011人 | 1,055人 |
2015年 | 1,000人 | 1,055人 |
オルガノの従業員数は2019年で1,023人と、1年前と比べて5人の増加となりました。
全上場企業の平均従業員数が1,035人なので、それと比べて少ない水準となります。
次にオルガノと同じ機械業界内で従業員数を比較してみました。業界平均の従業員数が1,054人なので、それと比較しても少ない規模の人数というのが分かります。
平均年齢推移(オルガノと上場企業平均)
オルガノ | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 43.6歳 | 41歳 |
2018年 | 43.3歳 | 41歳 |
2017年 | 43.1歳 | 40歳 |
2016年 | 42.7歳 | 40歳 |
2015年 | 42.1歳 | 40歳 |
オルガノの平均年齢は2019年で43.6歳と、上場企業の平均と比べると年齢が高い水準となっています。
平均年齢を同じ機械業界内で比較してみました。業界平均が42歳のため、業界内で見ても年齢が高い水準となります。
平均勤続年数推移(オルガノと上場企業平均)
オルガノ | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 16.1年 | 12年 |
2018年 | 15.7年 | 13年 |
2017年 | 15.5年 | 13年 |
2016年 | 15.2年 | 13年 |
2015年 | 14.9年 | 13年 |
オルガノの平均勤続年数は2019年で16.1年と、上場企業の平均と比べると長い水準となっています。
平均勤続年数も同じ機械業界内で比較してみます。業界の平均勤続年数が15.1年のため、業界内で見ても長い水準となります。
オルガノが、転職先・就職先として魅力的な会社かどうかを知るために、前期比の売上成長率や一人あたりの経常利益などを見ていきましょう。
※売上・従業員数は、各社の連結ではなく「単体」の数字を元に計算しています。
売上
売上成長率(前期比)
経常利益
売上 | 経常利益 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 656.2億円 | 45.9億円 |
2018年3月期 | 576.0億円 | 28.5億円 |
2017年3月期 | 573.7億円 | 24.5億円 |
2016年3月期 | 565.5億円 | 21.5億円 |
2015年3月期 | 515.0億円 | 10.9億円 |
まず、オルガノと上場企業平均の「売上」と「成長率」を見ていきます。
2019年3月期の売上は、オルガノが656.2億円、上場企業平均が1120.3億円となっています。オルガノの売上は平均と比べて低い水準となっており、売上の前期比成長率を見ると、オルガノが13.9%の増加、上場企業平均が15.4%の増加となっているため、上場企業の中では成長率は平均以下な会社と言えます。
オルガノ | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 6414万円 | 1.1億 |
2018年3月期 | 5659万円 | 9064万 |
2017年3月期 | 5674万円 | 9022万 |
2016年3月期 | 5593万円 | 9416万 |
2015年3月期 | 5150万円 | 9870万 |
次に、オルガノと上場企業平均の「従業員一人あたり売上」を見ていきます。
2019年3月期で見ると、オルガノは6414万円、上場企業平均が1.1億円となっています。
オルガノ | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 448万円 | 788万 |
2018年3月期 | 280万円 | 731万 |
2017年3月期 | 243万円 | 741万 |
2016年3月期 | 213万円 | 672万 |
2015年3月期 | 109万円 | 689万 |
「従業員一人あたり経常利益」についても見てみましょう。2019年3月期では、オルガノは448万円、上場企業平均が788万円となっています。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2021年1月1日
合わせてチェックされてる年収ランキング
同じエリア(東京)の年収ランキング上位企業
表示準備中