国内外のシェアトップクラス!世界中に製品を届けるための秘策とは?就活で重視されることも大公開!
SMCの平均年収は2021年で785.7万円でした。機械業界内順位は16位、全体での順位は447位です。普段は目に付きにくい仕事ですが、遊園地などのアトラクションのパーツなども製造しているため、人々の笑顔の役に立っていると実感できる瞬間もあります。同業他社と比べても年収の基準は高く、更に勤続年数と査定による昇級も期待できるため、勤続年数18.9年という結果にも表れています。福利厚生に関しては、最近ではベネフィットを利用できるようになったりと、少しずつ充実してきています。
目次
閉じる平均年収推移(SMCと上場企業平均)
SMCの平均年収推移は、上昇傾向です。前期比で見ると10.4万円増加しています。
上述のように、過去5年間の平均年収は748.7万円なので、上場企業と比べると高い水準になります。
SMCの平均年収 | 年収 |
---|---|
2019年 | 786万円 |
2018年 | 775万円 |
2017年 | 744万円 |
2016年 | 725万円 |
2015年 | 713万円 |
SMCの平均年収 | 上場企業の平均年収 | 全国の平均年収 |
---|---|---|
785.7万 | 612.5万 | 432.2万 |
SMCの平均年収は、他の会社と比較すると高い傾向にあります。日本の上場企業の平均年収と比べると173.2万円高く、上場企業以外も含めた全国平均の年収と比較すると353.5万円高くなっています。(全国平均の年収は、国税庁が実施している『民間給与実態統計調査』の最新版の調査結果を参照しています。)
上場企業全体の年収ランキングで見ると、3737社中447位と高い順位となります。
SMCの平均年収 | 機械業界の平均年収 |
---|---|
785.7万 | 632.0万 |
SMCが属する機械業界の上場企業の平均年収は632.0万円です。 そのため、SMCの年収は業界平均と比べて153.7万円高く、業界内順位を見ると231社中16位と高い順位となります。
SMCの平均年収 | 東京都の平均年収 |
---|---|
785.7万 | 647.2万 |
SMCの所在地がある東京都の上場企業の平均年収は647.2万円です。 そのため、SMCの年収はエリア平均と比べて138.5万円高く、エリア内順位を見ると1979社中317位と高い順位となります。
口コミによると、SMCでは7月と12月の年2回、計約5ヶ月分の賞与が支給されます。
平均支給額は115万円~260万円で、50歳~54歳がピークです。
業績が良い場合には3月にも決算賞与が2ヶ月分が支給されるので、好待遇であると言えるでしょう。
ちなみに入社1年目の賞与額は1ヶ月分程ですが、入社3年目からは賞与額がどんどん増える傾向にあるようです。
口コミなどを基に職種別に平均年収を見ていくと、一般職では約380万円~700万円、技術職では約340万円~750万円、総合職では約570万円~1000万円でした。
給与は学歴や職種によって異なりますが、修士了の技術職・営業職・企画業務職では246,000円、学部卒の技術職・営業職・企画業務職では219,000円、短大・専門卒の技能職では176,000円、短大・専門卒の一般事務職では175,000円となっています。
ボーナスに対して給与は年功序列制のため、昇給はなかなか難しいという声が多いです。
SMCで役職に就いた場合の平均年収は、係長クラスでは約800万円~865万円、課長クラスでは約1020万円~1160万円、部長クラスでは約1140万円~1450万円です。
業務での成果をコツコツと上げていくことで出世するという口コミが多く見られました。
近年では海外への展開も著しいので、グローバルに活躍できる人財であると更に出世できる確率が高くなるでしょう。
残念ながら、SMCの代表取締役取締役会長である髙田芳行氏、代表取締役取締役社長である丸山勝徳氏の年収が明らかではありませんでした。
その他役員の年収については、2018年度の有価証券報告書によると、社内取締役12名に対して総額4億3000万円で1人あたり3583万円、社内監査役1名に対して1500万円支給されていました。
現段階では年収が特別高いという印象は受けませんが、今後の事業展開により更に年収が上がることに期待できます。
SMCの競合他社として、日本精機やCKDが挙げられるでしょう。
それぞれの平均年収を比較してみると、SMCは786万円、日本精機は572万円、CKDは637万円です。
2社と比較してもSMCの年収は圧倒的に高く、機械業界内の平均年収632万円より約154万円高いことを考えると、高水準であると言えます。
SMCの平均年収の高さの要因として、ボーナスの手厚さが挙げられます。
そしてそれを支えているのが、高い技術力が活かされた製品です。
国内だけでなく海外からのニーズも高く、海外売上高比率はアジア36.2%、欧州15.3%、北米14.7%と順調。
国内外の様々な業界で活用されているため売上も安定し、その分社員に還元できているのでしょう。
新製品も開発しつつあるので、今後平均年収は更に上がっていくことが予想できます。
SMCは空気圧制御機器を中心に事業を手掛け、自動制御機器や焼結濾過体、各種濾過装置等の製造販売を行っており、製品は約12,000種、70万品目にも及びます。
そのほとんどが生産ラインや産業用ロボット等の設備に使用されており、ファクトリーオートメーションや自動化に貢献。
近年では農業や水産業、アミューズメントパーク等様々な現場で活用されています。
現在国内シェア60%、世界シェア30%以上を誇り、流体制御機器等新たな分野の製品開発にも積極的です。
SMCでは、東洋運輸倉庫をはじめとする子会社3社にて普通倉庫事業を運営しています。
東洋運輸倉庫は家電製品や機械等を主な取引商品として取り扱い、その他にも家具や雑貨、食品等を手掛けます。
現在神奈川県に東扇島センターを、東京都に若洲センターを保有し、SMCの事業展開に貢献しています。
それでは、SMCのこれまでの沿革を見てみましょう。
1959 焼結金属工業株式会社を設立
1961 空気圧補助機器を製造
1964 自動制御機器を製造
1967 オーストラリアに進出
1970 駆動機器「エアシリンダ」を開発
1971 方向制御機器「直動型電磁弁」を製造
1982 製品の小型化・薄型化を進める
1986 SMC株式会社に社名を変更
1987 東京証券取引所市場第2部に上場
1989 東京証券取引所市場第1部銘柄に指定
1995 電動アクチュエータを開発
SMCグループは、日本機材株式会社や制御機材株式会社等から成り立ちます。
国内だけでなく北米、欧州、アジア等世界83ヵ国に子会社を持ち、グローバルにネットワークを構築しています。
世界中に子会社を配置することで製品の販売体制を整え、よりスピーディに、よりリーズナブルに製品を届けることが可能です。
SMCでは、現在新卒採用及びキャリア採用を行っています。
新卒採用では現在、技術職、営業職・企画業務職、技能職、一般事務職の募集が行われています。
技術職に関しては機械系、電気・電子系、材料系、金属系、化学系、情報・経営システム工学系等の学科を卒業している必要があるので注意しましょう。
その他の職種に関しては学部・学科を問いません。
選考方法は技術職、営業職・企画業務職か等によって多少異なります。
営業職・企画業務職の場合、エントリー→会社説明会→エントリーシートの提出→書類選考→WEBテスト→一次面接→二次面接となります。
技術職の場合、技術センターの見学会や人事面接、技術一次面接、技術二次面接も行われます。
希望する職種ごとの選考方法についてしっかり確認しておきましょう。
中途採用では、現在設計開発、生産技術・製造技術、経理・企業法務の職種で募集されています。
設計開発職の募集要件は、大卒以上で回路設計、制御設計、組込みソフトウェア、産業用通信技術の実務経験が必要となります。
勤務地は工場か研究所のどちらかです。
生産技術・製造技術職では、大卒以上の方で加工技術の効率化・生産改善経験または加工設備の設計経験が求められます。
こちらも勤務地は工場か研究所のどちらかとなっています。
経理・企業法務職の募集要件は、以下の通り記載されています。
経理
必須条件:①決算業務(個別および連結)の経験
②英語でのコミュニケーション力(TOEIC600点以上)
③Excel等のPCスキル(中級レベル以上)およびシステム系の知見
あれば望ましいもの:①公認会計士、税理士の資格
②監査法人や税理士事務所の勤務経験
③海外工場マネジメント経験
④管理会計の知見
企業法務
必須条件:①企業法務の経験
②英語でのコミュニケーション力(TOEIC600点以上)
あれば望ましいもの:①弁護士資格
②弁護士事務所勤務の経験
勤務地は本社となります。
どの職種も履歴書(写真貼付/希望職種明記)と 職務経歴書(書式自由)を総務課採用担当に送付することで応募できます。
SMCのホームページでは、求める人物像について以下のように記載されています。
①常に問題意識を持ち、自らの力で考え・行動し、最善の解決策を導き出せる人財
②何事にも積極的に自分の使命に取り組む姿勢とチャレンジ精神を持っている人財
③お客様や社内の人と、信頼関係を築くためのコミュニケーション能力を持っている人財
SMCでは「顧客第一主義」を掲げていることもあり、顧客に対して決してNOと言わない姿勢を保つことで顧客からの信頼を得てきました。
そのため、新しく入社する社員にも創造性、積極性、コミュニケーション能力、チャレンジ精神、粘り強さを求めていると推察できます。
面接では外国語能力や卒業論文について、時事問題について等問われます。
技術職の面接では、ホワイトボードを使い仮想変位の原理について、RL回路の過渡現象について等専門知識を問われる場合があります。
基礎からしっかり復習し、周囲の人に実際に説明し練習等重ねることでコツを掴むことができるでしょう。
また、会社説明会の日程によりエントリーシートの提出日も異なるので、早め早めを意識するようにしましょう。
従業員数推移(SMCと上場企業平均)
SMC | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 5,788人 | 1,035人 |
2018年 | 5,735人 | 1,071人 |
2017年 | 5,683人 | 1,042人 |
2016年 | 5,625人 | 1,055人 |
2015年 | 5,577人 | 1,055人 |
SMCの従業員数は2019年で5,788人と、1年前と比べて53人の増加となりました。
全上場企業の平均従業員数が1,035人なので、それと比べて多い水準となります。
次にSMCと同じ機械業界内で従業員数を比較してみました。業界平均の従業員数が1,054人なので、それと比較しても多い規模の人数というのが分かります。
平均年齢推移(SMCと上場企業平均)
SMC | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 40.2歳 | 41歳 |
2018年 | 40.0歳 | 41歳 |
2017年 | 39.7歳 | 40歳 |
2016年 | 39.4歳 | 40歳 |
2015年 | 38.9歳 | 40歳 |
SMCの平均年齢は2019年で40.2歳と、上場企業の平均と比べると若い水準となっています。
平均年齢を同じ機械業界内で比較してみました。業界平均が42歳のため、業界内で見ても若い水準となります。
平均勤続年数推移(SMCと上場企業平均)
SMC | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 18.9年 | 12年 |
2018年 | 18.7年 | 13年 |
2017年 | 18.3年 | 13年 |
2016年 | 17.9年 | 13年 |
2015年 | 17.4年 | 13年 |
SMCの平均勤続年数は2019年で18.9年と、上場企業の平均と比べると長い水準となっています。
平均勤続年数も同じ機械業界内で比較してみます。業界の平均勤続年数が15.1年のため、業界内で見ても長い水準となります。
SMCが、転職先・就職先として魅力的な会社かどうかを知るために、前期比の売上成長率や一人あたりの経常利益などを見ていきましょう。
※売上・従業員数は、各社の連結ではなく「単体」の数字を元に計算しています。
売上
売上成長率(前期比)
経常利益
売上 | 経常利益 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 3715.7億円 | 1505.6億円 |
2018年3月期 | 3945.8億円 | 1267.8億円 |
2017年3月期 | 3158.8億円 | 871.9億円 |
2016年3月期 | 3027.6億円 | 731.6億円 |
2015年3月期 | 2863.6億円 | 976.5億円 |
まず、SMCと上場企業平均の「売上」と「成長率」を見ていきます。
2019年3月期の売上は、SMCが3715.7億円、上場企業平均が1120.3億円となっています。SMCの売上は平均と比べて高い水準となっており、売上の前期比成長率を見ると、SMCが5.8%の減少、上場企業平均が15.4%の増加となっているため、上場企業の中では成長率は平均以下な会社と言えます。
SMC | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 6420万円 | 1.1億 |
2018年3月期 | 6880万円 | 9064万 |
2017年3月期 | 5558万円 | 9022万 |
2016年3月期 | 5382万円 | 9416万 |
2015年3月期 | 5135万円 | 9870万 |
次に、SMCと上場企業平均の「従業員一人あたり売上」を見ていきます。
2019年3月期で見ると、SMCは6420万円、上場企業平均が1.1億円となっています。
SMC | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 2601万円 | 788万 |
2018年3月期 | 2211万円 | 731万 |
2017年3月期 | 1534万円 | 741万 |
2016年3月期 | 1301万円 | 672万 |
2015年3月期 | 1751万円 | 689万 |
「従業員一人あたり経常利益」についても見てみましょう。2019年3月期では、SMCは2601万円、上場企業平均が788万円となっています。 そのためSMCは上場企業の中では効率的に運営できている会社と言えます。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2021年1月1日
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