ボトル缶材の国内シェア約70%!幅広い事業を展開する大手鉄鋼メーカー!気になる面接での質問内容も大公開!
神戸製鋼所の平均年収は、2021年は569.9万円で前期に比べて上昇傾向にあります。鉄鋼業界内では32位、全体では2146位となっています。従業員数は11,401人おり、現在そのうちの250人~300人程が海外に赴任しています。年間で2,000人程海外出張へ行っているので、海外で働く機会は多いでしょう。新卒で入社後3年~5年間はOJTを中心に様々な研修を受けることとなっており、資格取得も可能。カフェテリアプランでは年間8.5万円分のポイントが付与されるので、生活に張りを持たせることができます。
目次
閉じる平均年収推移(神戸製鋼所と上場企業平均)
神戸製鋼所の平均年収推移は、上昇傾向です。前期比で見ると29.9万円増加しています。
上述のように、過去5年間の平均年収は556.7万円なので、上場企業と比べると低い水準になります。
神戸製鋼所の平均年収 | 年収 |
---|---|
2019年 | 570万円 |
2018年 | 540万円 |
2017年 | 554万円 |
2016年 | 566万円 |
2015年 | 555万円 |
神戸製鋼所の平均年収 | 上場企業の平均年収 | 全国の平均年収 |
---|---|---|
569.9万 | 612.5万 | 432.2万 |
神戸製鋼所の平均年収は、日本の上場企業の平均年収と比べると42.6万円低く、上場企業以外も含めた全国平均の年収と比較すると137.7万円高くなっています。(全国平均の年収は、国税庁が実施している『民間給与実態統計調査』の最新版の調査結果を参照しています。)
上場企業全体の年収ランキングで見ると、3737社中2146位と平均的な順位となります。
神戸製鋼所の平均年収 | 鉄鋼業界の平均年収 |
---|---|
569.9万 | 626.9万 |
神戸製鋼所が属する鉄鋼業界の上場企業の平均年収は626.9万円です。 そのため、神戸製鋼所の年収は業界平均と比べて57.0万円低く、業界内順位を見ると45社中32位と低い順位となります。
神戸製鋼所の平均年収 | 兵庫県の平均年収 |
---|---|
569.9万 | 589.2万 |
神戸製鋼所の所在地がある兵庫県の上場企業の平均年収は589.2万円です。 そのため、神戸製鋼所の年収はエリア平均と比べて19.3万円低く、エリア内順位を見ると108社中66位と低い順位となります。
神戸製鋼所では6月と12月の年2回、約4ヶ月~5ヶ月分のボーナスが支給されます。
平均支給額は約80万円~185万円で、職級が上がるとボーナス額も約10万円~20万円増加するようです。
しかし業績にやや左右されやすいようなので、業績を上げることで支給額もその分安定すると考えられます。
神戸製鋼所の年収を職種別に見てみましょう。
また2019年4月実績では学歴別の初任給は以下の通りです。
大学院(博士):270,500円
大学院(修士):240,000円
大卒:218,060円
高専卒:192,490円
育児・介護支援や女性活躍支援、健康活動支援等の福利厚生も充実しており、安心して長く勤めることのできる環境であると言えます。
神戸製鋼所で役職に就いた場合の年収は以下の通りです。
年功序列であるため、勤続年数と共に出世できる可能性も高まります。
上司との関係性等も影響するようなので、良い関係を築けるよう普段から積極的にコミュニケーションを取ると良いかもしれません。
2019年度の有価証券報告書を確認しましたが、報酬が1億円を超える役員についての記載はありませんでした。
またその他の役員の報酬については、社内取締役8名に対して総額4憶1200万円で1人あたり5150万円、社内監査役2名に対して総額6500万円で1人あたり3250万円がそれぞれ支給されていました。
このことから、代表取締役社長の山口貢氏の報酬は5150万円以上1億円未満であると予測できます。
売り上げも右肩上がりであるため、今後の役員報酬の伸びしろに期待して良いでしょう。
神戸製鋼所の競合会社として、日本製鉄や大同特殊鋼等が挙げられます。
それぞれの年収を確認すると、神戸製鋼所は570万円、日本製鉄は613万円、大同特殊鋼は744万円と現時点では競合には及びませんでした。
しかし手掛ける事業の数も多く、国内でも高いシェアを誇る製品を多数展開していることから、今後競合との差を縮めていく可能性は充分あると言えます。
神戸製鋼所の売り上げの推移を見ると、2017年で9237.0億円、2018年で1兆419.2億円、2019年で1兆737.9億円と順調に数字を伸ばしていることが分かります。
新型コロナウイルスの影響を多少受けているものの、各事業の国内需要が緩やかに上昇していることが安定した売り上げに繋がっていると考えられます。
平均年収もそれに伴い高くなっていると予想できます。
神戸製鋼所では、主に鉄鋼アルミ事業・素形材事業・溶接事業・機械事業・エンジニアリング事業等を手掛けています。
それぞれの事業で展開している製品等は以下の通りです。
現在は素形材事業の収益力をより強化するため、飲料缶材等の拡販等に尽力。
今後の活躍にも充分に期待できます。
神戸製鋼所ではその他にも建設機械事業・電力事業を行っており、それぞれ以下の製品やサービスを展開しています。
2019年には建設機械事業で扱う製品の国内需要が好調でした。
電力事業でも発電所の増設に向けて取り組んでおり、更なる電力の安定供給を目指しているため、今後も徐々に事業が拡大されていくと予想できます。
ここで、神戸製鋼所のこれまでの歴史を振り返っていきましょう。
1905 鈴木商店が小林製鋼所を買収し神戸製鋼所が創業される
1911 鈴木商店から独立し株式会社神戸製鋼所として発足する
1914 国内で初めて空気圧縮機の開発を始める
1916 鉄鋼圧延製品の生産を始める
1917 銅の管・棒の生産を始める
1926 国内で初めてセメントプラントを完成させる
1930 国産第一号となる電気ショベルが完成する
1937 東京証券取引所・大阪証券取引所・神戸証券取引所にそれぞれ上場する
1940 国産初となる溶接棒の生産を始める
1962 日本で初めてプラントを輸出する
2005 創立100周年を迎える
KOBELCOグループは、大阪チタニウムテクノロジーズ、関西熱化学、コベルコ溶接ソリューション、神鋼アクテック等をはじめとした子会社215社・関連会社49社が所属するグループです。
グループ企業も鉄鋼アルミ事業・素形材事業・溶接関連事業・機械関連事業・エンジニアリング関連事業・建設機械関連事業・電力関連事業等にそれぞれ携わって事業を展開しています。
神戸製鋼所では、現在新卒採用及びキャリア採用をそれぞれ行っています。
募集職種や選考について見ていきましょう。
神戸製鋼所の新卒採用では、職種別採用は行われていません。
入社後は事務系・技術系とで以下の職務に就くこととなります。
これまでの採用人数は事務系は2017年で51名、2018年で47名、2019年で49名、技術系は2017年で132名、2018年で107名、2019年63名でした。
事務系では安定して50名前後が採用されていますが、技術系では年によって大幅に異なるようです。
選考フローは、事務系・技術系とでそれぞれ以下の通りです。
WEBテストは言語・非言語・性格テストがそれぞれ実施されます。
SPIテスト対策本等を活用し準備をしておくと良いでしょう。
キャリア採用では、現在以下の職種の募集が行われています。
職種ごとに求められる経験やスキルが異なりますが、設計(電気系)や管理・スタッフ職ではTOEIC500点以上相当の英語力が必須となります。
時間がある内に少しずつ勉強を進め、なるべく高い点数を取得しておくと、選考の際に役立つでしょう。
また、職種での応募以外にもキャリア登録をしておくことが可能です。
自身の経験等に沿ったポジションの募集がある際に連絡を貰うことができるので、現時点で自身の希望する職種の募集がない場合はぜひキャリア登録をしておきましょう。
神戸製鋼所では、「KOBELCOの3つの約束」として以下の三つの企業理念を掲げています。
また、KOBELCOグループの使命や存在意義を「社会の基盤を支えながら、より難易度の高まる課題を解決するため、組織や常識の枠にとらわれず挑みつづける」としていることからも、神戸製鋼所では協調性・創造性・挑戦心等を持っていることが求められると考えられます。
神戸製鋼所の面接では、鈴木商店についてもきちんと理解しているかを頻繁に問われます。
鈴木商店は神戸製鋼所が発足されるにあたり非常に重要であるため、事前にきちんと調べておきましょう。
また、自身の研究内容については非常に深く質問されるようです。
ホワイトボードを使って説明をしたという口コミも見られたので、当日は必ず質問されるものとして予め準備しておくと安心です。
従業員数推移(神戸製鋼所と上場企業平均)
神戸製鋼所 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 11,401人 | 1,035人 |
2018年 | 11,191人 | 1,071人 |
2017年 | 11,034人 | 1,042人 |
2016年 | 10,833人 | 1,055人 |
2015年 | 10,609人 | 1,055人 |
神戸製鋼所の従業員数は2019年で11,401人と、1年前と比べて210人の増加となりました。
全上場企業の平均従業員数が1,035人なので、それと比べて多い水準となります。
次に神戸製鋼所と同じ鉄鋼業界内で従業員数を比較してみました。業界平均の従業員数が1,558人なので、それと比較しても多い規模の人数というのが分かります。
平均年齢推移(神戸製鋼所と上場企業平均)
神戸製鋼所 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 39.0歳 | 41歳 |
2018年 | 39.2歳 | 41歳 |
2017年 | 39.5歳 | 40歳 |
2016年 | 40.0歳 | 40歳 |
2015年 | 40.4歳 | 40歳 |
神戸製鋼所の平均年齢は2019年で39.0歳と、上場企業の平均と比べると若い水準となっています。
平均年齢を同じ鉄鋼業界内で比較してみました。業界平均が40歳のため、業界内で見ても若い水準となります。
平均勤続年数推移(神戸製鋼所と上場企業平均)
神戸製鋼所 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 15.9年 | 12年 |
2018年 | 16.3年 | 13年 |
2017年 | 16.7年 | 13年 |
2016年 | 17.3年 | 13年 |
2015年 | 17.8年 | 13年 |
神戸製鋼所の平均勤続年数は2019年で15.9年と、上場企業の平均と比べると長い水準となっています。
平均勤続年数も同じ鉄鋼業界内で比較してみます。業界の平均勤続年数が15.5年のため、業界内で見ても長い水準となります。
神戸製鋼所が、転職先・就職先として魅力的な会社かどうかを知るために、前期比の売上成長率や一人あたりの経常利益などを見ていきましょう。
※売上・従業員数は、各社の連結ではなく「単体」の数字を元に計算しています。
売上
売上成長率(前期比)
経常利益
売上 | 経常利益 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 1兆737.9億円 | 119.4億円 |
2018年3月期 | 1兆419.2億円 | 444.5億円 |
2017年3月期 | 9237.0億円 | -165.6億円 |
2016年3月期 | 9790.9億円 | 266.9億円 |
2015年3月期 | 1兆281.5億円 | 466.0億円 |
まず、神戸製鋼所と上場企業平均の「売上」と「成長率」を見ていきます。
2019年3月期の売上は、神戸製鋼所が1兆737.9億円、上場企業平均が1120.3億円となっています。神戸製鋼所の売上は平均と比べて高い水準となっており、売上の前期比成長率を見ると、神戸製鋼所が3.1%の増加、上場企業平均が15.4%の増加となっているため、上場企業の中では成長率は平均以下な会社と言えます。
神戸製鋼所 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 9418万円 | 1.1億 |
2018年3月期 | 9310万円 | 9064万 |
2017年3月期 | 8371万円 | 9022万 |
2016年3月期 | 9038万円 | 9416万 |
2015年3月期 | 9691万円 | 9870万 |
次に、神戸製鋼所と上場企業平均の「従業員一人あたり売上」を見ていきます。
2019年3月期で見ると、神戸製鋼所は9418万円、上場企業平均が1.1億円となっています。
神戸製鋼所 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 105万円 | 788万 |
2018年3月期 | 397万円 | 731万 |
2017年3月期 | -150万円 | 741万 |
2016年3月期 | 246万円 | 672万 |
2015年3月期 | 439万円 | 689万 |
「従業員一人あたり経常利益」についても見てみましょう。2019年3月期では、神戸製鋼所は105万円、上場企業平均が788万円となっています。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2021年2月10日
合わせてチェックされてる年収ランキング
同じエリア(兵庫)の年収ランキング上位企業
同じ業界・業種(鉄鋼)の年収ランキング上位企業
表示準備中