資生堂の年収【2020年最新版】

気になる競合他社との年収の差は?化粧品だけじゃない!ボーナスは年3回支給?資生堂の幅広い事業にも注目!


資生堂の平均年収は700万円台に安定しており、2020年の有価証券報告書では716.5万円と報告されていました。資生堂は国内シェア1位の化粧品メーカーで、そのためか美意識の高い従業員が多いです。3,961人の従業員がおり、平均年齢は39.0歳と若め。社長の代替わりと共に社風も経営体制もグローバル化が急速に進み、資生堂は今、変革の最中にあります。社風の変化に伴い離職する人が多かったのか、平均勤続年数は11.9年と少々短くなりました。しかし、連休取得の推奨、残業の縮小など働き方改革が進み、働きやすさが年々向上しています。

資生堂の平均年収概要

平均年収: 716.5万円 下降傾向
平均年齢
39.0歳
平均勤続年数
11.9年
従業員数
3,961人

資生堂の平均年収推移

平均年収推移(資生堂と上場企業平均)

資生堂の平均年収推移は、下降傾向です。前期比で見ると14.8万円減少しています。

上述のように、過去5年間の平均年収は724.7万円なので、上場企業と比べると高い水準になります。

資生堂の平均年収推移(2015年〜2019年)

資生堂の平均年収 年収
2019年 717万円
2018年 731万円
2017年 724万円
2016年 718万円
2015年 734万円

業界内やエリア内での資生堂のランキング順位

日本全国の企業との比較

全上場企業内順位
786位
3737社
全国の上場企業の平均年収より104.0万円高い

全国の平均年収より284.3万円高い
資生堂の平均年収 上場企業の平均年収 全国の平均年収
716.5万 612.5万 432.2万

資生堂の平均年収は、他の会社と比較すると高い傾向にあります。日本の上場企業の平均年収と比べると104.0万円高く、上場企業以外も含めた全国平均の年収と比較すると284.3万円高くなっています。(全国平均の年収は、国税庁が実施している『民間給与実態統計調査』の最新版の調査結果を参照しています。)

上場企業全体の年収ランキングで見ると、3737社中786位と高い順位となります。

化学業界内での比較

業界内順位
55位
213社
化学業界の平均年収より61.0万円高い
資生堂の平均年収 化学業界の平均年収
716.5万 655.5万

資生堂が属する化学業界の上場企業の平均年収は655.5万円です。 そのため、資生堂の年収は業界平均と比べて61.0万円高く、業界内順位を見ると213社中55位と高い順位となります。

東京都内での比較

エリア内順位
535位
1979社
東京都の平均年収より69.3万円高い
資生堂の平均年収 東京都の平均年収
716.5万 647.2万

資生堂の所在地がある東京都の上場企業の平均年収は647.2万円です。 そのため、資生堂の年収はエリア平均と比べて69.3万円高く、エリア内順位を見ると1979社中535位と高い順位となります。

資生堂ではボーナスはどれくらい貰える?

資生堂では6月、12月、3月の年3回、ボーナスが支給されていますが、3月のボーナスは業績が好調である場合のみの支給となるそうです。

ボーナスの平均支給額は約86万円〜280万円となっており、男女差は最大で約50万円〜60万円、ピークは50歳代です。

正社員は最低でも2.5ヶ月分のボーナスが保証されているため、極端にボーナス額が下がるということもなさそうです。

資生堂の職種別の年収

職種別の年収を比較してみると、一般職は約500万円〜770万円、技術職は約500万円〜750万円、総合職は約600万円〜1060万円です。

一般職と技術職は平均年収とほぼ変わらず、総合職のみが1000万円を超える結果となりました。

学歴別の初任給は職種によって異なります。

マーケティングやデザイン職の初任給は博士了で25.6万円、修士了は22.6万円、大学卒は20.6万円、高専卒は18.6万円。

生産技術職の初任給は大学卒で193,500円、短大卒は17.3万円、専門学校卒は17.3万円、高専卒は17.8万円でした。

資生堂では出世するとどれくらいの年収が貰える?

出世によって年収がどれほど増えるのか調べてみると、係長の平均年収は約760万円〜830万円、課長は約1000万円〜1150万円、部長は約1190万円〜1360万円となっています。

各役職ごとの年収の幅は狭く、安定している印象を受けます。

一般企業と比較すると年収が高い資生堂ですが、同業界ではまだまだ年収は低く、高年収を期待するのであれば出世の道は必須であると言えるでしょう。

資生堂の社長や役員の年収

代表取締役社長の魚谷雅彦氏の年収は基本給と賞与、長期インセ ンティブを総額すると約4億1200万円もの年収が支払われています。

その他の取締役の平均年収は約1億3600万円、監査役は約2100万円となっています。

他の企業と比較しても、社長の年収は4億円超えの高額で、他の取締役も1億円を超えるなど、役員の年収が非常に高額なことが分かりました。

競合他社と資生堂の年収比較

資生堂の競合他社と言えば、花王コーセーなどが挙げられます。

最新の有価証券報告書によると、花王の平均年収は約821.9万円、コーセーは約854.1万円でした。

どちらも資生堂の731.3万円の年収よりも100万円以上高額であることが分かります。

しかし、現在の資生堂は非常に好調な業績を収めており、この好調さは今後もしばらく継続されることが予想されます。

そのため、近年中に他社の年収に近づく可能性もあるでしょう。

資生堂の平均年収が高い理由

近年、資生堂の製品は海外市場での人気や外国人旅行客から高い需要があり、売上高も1兆円を超えるほど好調です。

そのため、負債などを一気に解消することができ、まだまだ伸び続ける業績が平均年収のアップにも繋がっているのです。

一般企業よりも平均年収が高いことはもちろんですが、まだまだ競合他社よりも年収が低い資生堂。

この好業績を維持することができれば、競合他社の平均年収を上回る日も期待できるでしょう。

資生堂の事業内容

資生堂は化学業界に属する、日本を代表する大手企業です。

主な事業

資生堂は化粧品事業をメインとしており、デパートなどでカウンセリングを通じて販売する高価格帯化粧品、ドラッグストアや量販店を中心に展開する中価格帯化粧品や低価格帯のヘアケア・ボディケア商品、ヘアサロン向けのスタイリング商品などを製造・販売しています。

日々研究・開発に勤しみ、幅広い年齢層、様々な肌質などにも喜んでもらえるような製品の開発に取り組んでいます。

また、全国の主要都市に美容室事業を展開し、エステサロンなどで美容と癒しの特別な空間を提供しています。

その他の事業

その他には、1902年から資生堂パーラーを通じたレストラン事業やフーズ事業を展開し、中にはミシュランガイドで三つ星を獲得しレストランもあります。

また、教育事業として美容分野人材の育成のためにプロ向けヘアメーキャップ育成専門学校のSABFAや、学校法人資生堂学園の運営・サポート、従業員が働きやすい環境を整える一つとして事業所内保育所の運営サポート、独自の保育プログラムを開発するなど、保育事業にも取り組んでいます。

資生堂の歴史

資生堂の歴史について年表形式でご紹介します。

  • 1872年:福原有信が東京・銀座にわが国初の民間洋風調剤薬局として創業
  • 1888年:日本初の練り歯磨「福原衛生歯磨石鹸」発売
  • 1897:化粧品業界へ進出「オイデルミン」発売
  • 1902:店舗内にソーダファウンテン設置。日本初のソーダ水、アイスクリームの製造販売開始
  • 1915:商標「花椿」の原型考案
  • 1917:日本人により制作された最初の本格的香水「花椿」発売
  • 1928:資生堂化粧品部、資生堂アイスクリームパーラー開店
  • 1949:東京証券取引所に株式を上場
  • 1956:東京・渋谷に資生堂美容室開店
  • 1966:サマー・キャンペーン「太陽に愛されよう」撮影のため、日本の広告で初めて海外ロケをハワイで実施
  • 1984:バイオヒアルロン酸の量産化に成功
  • 1987:資生堂薬品(株)設立
  • 1992:掛川に資生堂企業資料館完成
  • 2000:国内外の全工場でISO14001の認証取得
  • 2008:「ミシュランガイド東京2009」で、「ロオジエ」が2度目の三つ星、レストラン「ファロ」が一つ星をそれぞれ獲得
  • 2012:創業140周年、「未来椿プロジェクト」スタート
  • 2017:保育事業に関する合弁会社「KODOMOLOGY株式会社」設立

資生堂が属する資生堂グループとは?

資生堂グループとは、資生堂が中心核となる企業の集団です。

中には株式会社イプサや株式会社アクスなどの化粧品ブランドはもちろん、学校法人資生堂学園などの学校も存在します。

資生堂の採用情報

資生堂では、新卒採用、キャリア採用(中途採用)、障がい者採用にて募集を行なっています。

また、契約社員採用(美容スタッフ)とグループ採用の情報も掲載されていますので、気になる方はチェックしてみましょう。

新卒採用

新卒採用では、マーケティング業務やデザインなどを行う総合職と生産技術職にて募集を行っています。

勤務地は、総合職が本社のある東京都港区、生産技術職は大阪・掛川・久喜・那須の各工場のいずれかになります。

選考の流れは、エントリーシート提出→適性検査→面接→内定です。

中途採用

中途採用では、販売・営業、生産、研究開発、マーケティングなどの職種で募集を行っています。

勤務地はほぼ本社のある東京都港区ですが、時期によっては募集職種も異なるため、勤務地はそれぞれチェックしてください。

選考の流れは、エントリー→書類選考→面接(2回〜4回)→内定となります。

障がい者採用

障がい者採用では、マーケティング業務やデザインなどを行う総合職、研究サポート、生産管理などの特定職、美容カウンセリング、メイクアップアドバイスなどの美容職にて募集を行っています。

勤務地は、本社のある東京都港区、もしくは国内の各工場・研究所・デパートやドラッグストアなどです。

選考の流れは、エントリーシート提出→適性検査→面接→内定となります。

資生堂で求められる人材像

以前、人事部の社員がインタビューを受けた際に、「優秀な人よりも成果の出せる人。今までにどんな成果を出したかが重要で、それを入社してからも生かせるかどうかを見る」と選考基準を語っていました。

ここから推察するに、どんなに勉強ができて知識が豊富で成績優秀な人よりも、周囲の仲間を巻き込んで協力し合い、仕事で成果を出すために努力できる人を求めていると考えられます。

また同時に「外国語能力よりも多様性を受容できることの方が大切」とも語っており、対応力や行動力を実践で活かせる人がどうかが重要なポイントだと言えます。

資生堂に就職、転職するためには?

資生堂の面接では、「なぜ資生堂を選んだのか」「就職後はどんなことをやりたいか」など、一般的な質問が目立ちます。

また、海外進出していることから「英語はどのくらい話せるのか」など、語学力についても訊かれるそうです。

逆に、海外勤務を想定して入社したが国内勤務だった場合はどうしていくのかなど、すぐには答えられないような質問もされるそうなので、対策しておく必要がありそうです。

資生堂のような大手企業に就職・転職するには、自身のスキルが即戦力として活かせる職種に応募することが大切です。

しかし、このような募集は年中行われているものではありませんし、定員も少なく、すぐに締め切られてしまうこともしばしば。

こまめに募集をチェックしておくことも忘れないようにしましょう。

資生堂の従業員数・平均年齢・勤続年数の推移

従業員数の推移

従業員数推移(資生堂と上場企業平均)

資生堂 上場企業平均
2019年 3,961人 1,035人
2018年 3,497人 1,071人
2017年 2,937人 1,042人
2016年 2,811人 1,055人
2015年 2,991人 1,055人

資生堂の従業員数は2019年で3,961人と、1年前と比べて464人の増加となりました。

全上場企業の平均従業員数が1,035人なので、それと比べて多い水準となります。

次に資生堂と同じ化学業界内で従業員数を比較してみました。業界平均の従業員数が913人なので、それと比較しても多い規模の人数というのが分かります。

平均年齢の推移

平均年齢推移(資生堂と上場企業平均)

資生堂 上場企業平均
2019年 39.0歳 41歳
2018年 39.7歳 41歳
2017年 40.8歳 40歳
2016年 41.4歳 40歳
2015年 41.7歳 40歳

資生堂の平均年齢は2019年で39.0歳と、上場企業の平均と比べると若い水準となっています。

平均年齢を同じ化学業界内で比較してみました。業界平均が41歳のため、業界内で見ても若い水準となります。

平均勤続年数の推移

平均勤続年数推移(資生堂と上場企業平均)

資生堂 上場企業平均
2019年 11.9年 12年
2018年 14.0年 13年
2017年 16.2年 13年
2016年 17.3年 13年
2015年 18.1年 13年

資生堂の平均勤続年数は2019年で11.9年と、上場企業の平均と比べると短い水準となっています。

平均勤続年数も同じ化学業界内で比較してみます。業界の平均勤続年数が15.3年のため、業界内で見ても短い水準となります。

資生堂の業績推移

資生堂が、転職先・就職先として魅力的な会社かどうかを知るために、前期比の売上成長率や一人あたりの経常利益などを見ていきましょう。

※売上・従業員数は、各社の連結ではなく「単体」の数字を元に計算しています。

売上・経常利益と成長率

売上

売上成長率(前期比)

経常利益

売上 経常利益
2019年12月期 3036.6億円 518.2億円
2018年12月期 2707.9億円 421.6億円
2017年12月期 2204.1億円 237.8億円
2016年12月期 2027.7億円 264.7億円
2015年12月期 1651.5億円 352.4億円

まず、資生堂と上場企業平均の「売上」と「成長率」を見ていきます。

2019年12月期の売上は、資生堂が3036.6億円、上場企業平均が1120.3億円となっています。資生堂の売上は平均と比べて高い水準となっており、売上の前期比成長率を見ると、資生堂が12.1%の増加、上場企業平均が15.4%の増加となっているため、上場企業の中では成長率は平均以下な会社と言えます。

従業員一人あたり売上の推移

資生堂 上場企業平均
2019年12月期 7666万円 1.1億
2018年12月期 7743万円 9064万
2017年12月期 7504万円 9022万
2016年12月期 7214万円 9416万
2015年12月期 5521万円 9870万

次に、資生堂と上場企業平均の「従業員一人あたり売上」を見ていきます。

2019年12月期で見ると、資生堂は7666万円、上場企業平均が1.1億円となっています。

従業員一人あたり経常利益の推移

資生堂 上場企業平均
2019年12月期 1308万円 788万
2018年12月期 1206万円 731万
2017年12月期 810万円 741万
2016年12月期 942万円 672万
2015年12月期 1178万円 689万

「従業員一人あたり経常利益」についても見てみましょう。2019年12月期では、資生堂は1308万円、上場企業平均が788万円となっています。 そのため資生堂は上場企業の中では効率的に運営できている会社と言えます。

企業データ

会社名
株式会社資生堂
設立年月日
1927年6月24日
所在地
東京都中央区銀座7−5−5
エリア
東京 
公式サイト
業界・業種
代表者名
魚谷 雅彦
上場市場
東証1部
上場年月日
1949年5月

※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。

最終更新日:2020年5月1日

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