手掛ける製品は高機能材料から医薬品まで!?グローバルに事業を展開する大手メーカー!気になる女性管理職の割合の推移や面接での質問内容まで解説!
積水化学工業の平均年収は、2021年は911.8万円で前期に比べて下降傾向でした。化学業界内では4位の平均年収です。積水化学工業は、建材や建材用の化成品などを製造している樹脂メーカーです。3つのカンパニーに分かれており、それぞれ異なる文化を持っています。いずれも若手の内から裁量の大きな仕事を任せてもらえるので、責任感を持って働くことができます。また、終身雇用制度があるので、安心して働くことができるでしょう。メニューが充実した社員食堂やフリードリンクなど、オフィス環境にも優れています。
目次
閉じる平均年収推移(積水化学工業と上場企業平均)
積水化学工業の平均年収推移は、下降傾向です。前期比で見ると15.8万円減少しています。
上述のように、過去5年間の平均年収は930.9万円なので、上場企業と比べると高い水準になります。
積水化学工業の平均年収 | 年収 |
---|---|
2019年 | 912万円 |
2018年 | 928万円 |
2017年 | 933万円 |
2016年 | 922万円 |
2015年 | 959万円 |
積水化学工業の平均年収 | 上場企業の平均年収 | 全国の平均年収 |
---|---|---|
911.8万 | 612.5万 | 432.2万 |
積水化学工業の平均年収は、他の会社と比較すると高い傾向にあります。日本の上場企業の平均年収と比べると299.3万円高く、上場企業以外も含めた全国平均の年収と比較すると479.6万円高くなっています。(全国平均の年収は、国税庁が実施している『民間給与実態統計調査』の最新版の調査結果を参照しています。)
上場企業全体の年収ランキングで見ると、3737社中167位と高い順位となります。
積水化学工業の平均年収 | 化学業界の平均年収 |
---|---|
911.8万 | 655.5万 |
積水化学工業が属する化学業界の上場企業の平均年収は655.5万円です。 そのため、積水化学工業の年収は業界平均と比べて256.3万円高く、業界内順位を見ると213社中4位と高い順位となります。
積水化学工業の平均年収 | 大阪府の平均年収 |
---|---|
911.8万 | 625.8万 |
積水化学工業の所在地がある大阪府の上場企業の平均年収は625.8万円です。 そのため、積水化学工業の年収はエリア平均と比べて286.0万円高く、エリア内順位を見ると426社中14位と高い順位となります。
積水化学工業では年2回ボーナスが支給されます。
平均支給額は約140万円~285万円で、業績にも左右されることなく安定した額が支給されるようです。
自身の頑張りも支給額に反映されるので、真面目に業務に取り組むことで満足のいく額が得られるでしょう。
積水化学工業の年収を職種別に見てみましょう。
福利厚生ではライフイベント関連として新婚生活補助・新婚家賃補助・出産育児補助・海外勤務支援等が支給されます。
補助や手当が非常に手厚いので、年収もその分上昇するでしょう。
積水化学工業で役職に就いた場合の年収は以下の通りです。
全管理職のうち女性社員の割合は、2017年で3.1%、2018年で3.2%、2019年で4.1%と徐々に増加傾向にあります。
出世は年功序列となりますが、長く勤めることで性別関係なく出世することができるでしょう。
2019年の有価証券報告書を見ると、代表取締役会長の髙下貞二氏の報酬は1億2400万円であることが分かりました。
またその他の役員の報酬については、社内取締役9名に対して総額4憶6100万円で1人あたり5122万円、社内監査役2名に対して総額5900万円で1人あたり2950万円がそれぞれ支給されていました。
髙下貞二氏の報酬と比較するとあまり高い印象は受けませんが、業績も順調であることから、今後役員の報酬も更に上昇していくと考えられるでしょう。
積水化学工業の競合会社として、住友化学やクラレが挙げられます。
それぞれの年収を確認すると積水化学工業は912万円、住友化学は904万円、クラレは699万円と、現時点では競合会社よりも年収が高いことが分かりました。
現在新規事業も複数手掛けつつあるため、今後更に年収が伸びる可能性があると言えるでしょう。
直近3年間の積水化学工業の売り上げ・経常利益の推移をそれぞれ見ると、売り上げは2017年で3474.8億円、2018年で3567.9億円、2019年で3599.9億円でした。
また経常利益は2017年で339.8億円、2018年で431.9億円、2019年で424.0億円となっています。
経常利益が2019年に若干下降していますが、2017年から2019年にかけて売り上げは125.1億円、経常利益は84.2億円も上昇しました。
化学業界の平均年収655.5万円と比較すると約256.3万円も高いことからも、給与の水準が高いことが分かります。
各事業で収益をきちんと確保できているだけでなく、給与水準の高さも影響して社員の年収が高くなっていると考えられます。
積水化学工業では住宅事業、環境・ライフライン事業、高機能プラスチックス事業の三つを中心に展開しており、それぞれで以下のサービスを展開しています。
これらの製品は住宅やビル、病院、工場等、私達の身のまわりのあらゆる場所や物に活用されています。
今後も各事業で新たなサービスや商品を提供することによって、事業をどんどん拡大していくでしょう。
積水化学工業では上記以外にメディカル事業にも携わっており、体外診断用医薬品や各種分析装置等を手掛けています。
主に扱っている製品は以下の通りです。
その他にも創薬の支援や組換タンパク質等の製造、医薬用アミノ酸の受託製造等も行っています。
今後も様々な技術を駆使して医療に貢献していくでしょう。
ここで、積水化学工業のこれまでの歴史を簡単に見てみましょう。
1947 積水産業が発足される
1948 社名を積水化学工業に変更する
1953 大阪証券取引所に上場する
1954 東京証券取引所に上場する
1960 ハウス事業部を分社化し積水ハウス産業を設立する
1979 デミング賞実施賞を受賞する
1985 世界で初となる割れないプラスチック製真空採血管「インセパック」の販売を始める
1995 日本で初となるポリエチレン配水管を開発する
1996 住宅リフォーム事業に進出する
2009 住宅事業で海外に進出する
2017 世界で初となる「ごみをエタノールに変換する」生産技術の開発に成功する
積水化学グループはセキスイユニディア、積水アクアシステム、清流メンテナンス、積水テクノ成型、積水フーラー等が所属するグループです。
グループ企業では主に「環境・ライフライン」「高機能プラスチックス」「住宅」の三つの分野で事業を展開しており、ユニット住宅セキスイハイムの設計や販売、賃貸入居者の保証受託業務、各種産業プラントの建設、排水処理施設の運転管理、接着剤や化学工業薬品の製造販売等、様々な事業に携わっています。
積水化学工業では、現在新卒採用及びキャリア採用を行っています。
それぞれの募集要項を詳しく見ていきましょう。
新卒採用では、現在ビジネスキャリアコース・エキスパートコースにてそれぞれ以下の職種の募集を行っています。
ビジネスキャリアコース
エキスパートコース
ビジネスキャリアコースはカンパニー別採用を、エキスパートコースはカンパニー共通採用をそれぞれ実施します。
併願は不可となっているため注意しましょう。
また選考フローも職種によってそれぞれ若干異なるため、自身の希望する職種ではどのような工程で選考が進んでいくのか必ず確認しておきましょう。
現時点でキャリア採用ページでは募集が見られませんでしたが、転職サイトでは以下の職種の募集がありました。
どの職種も応募する上で特別な資格等は特に求められませんが、職種に通ずる豊富な経験が必須となります。
自身の能力を示すことのできる資格等がある場合、積極的に取得に励むのも良いでしょう。
また職種ごとに勤務地が異なるため、通勤・転居が可能かどうか考えた上で応募するようにしましょう。
積水化学工業が求める人材像として、リクナビには以下の三つが挙げられていました。
また社是の「3S精神」として以下の三つのキーワードが掲げられています。
これらのことから、積水化学工業では専門性・スピード感・積極性・忍耐力を持って何事にも主体的に取り組むことのできる人材を求めていると考えられます。
積水化学工業の面接は自身が主体的に話すスタイルであるため、面接官はあまり話さないようです。
どのような質問を投げかけ、どう話を膨らますかが重要となるので、日頃から意識して周囲の人と話すようにすると良いでしょう。
過去の面接での質問内容も併せて見ておきましょう。
また面接中のマナーも非常に重視されるため、基本的なマナーはもちろん、話し方等にも気を付けましょう。
従業員数推移(積水化学工業と上場企業平均)
積水化学工業 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 2,617人 | 1,035人 |
2018年 | 2,615人 | 1,071人 |
2017年 | 2,440人 | 1,042人 |
2016年 | 2,404人 | 1,055人 |
2015年 | 2,293人 | 1,055人 |
積水化学工業の従業員数は2019年で2,617人と、1年前と比べて2人の増加となりました。
全上場企業の平均従業員数が1,035人なので、それと比べて多い水準となります。
次に積水化学工業と同じ化学業界内で従業員数を比較してみました。業界平均の従業員数が913人なので、それと比較しても多い規模の人数というのが分かります。
平均年齢推移(積水化学工業と上場企業平均)
積水化学工業 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 42.7歳 | 41歳 |
2018年 | 42.6歳 | 41歳 |
2017年 | 42.8歳 | 40歳 |
2016年 | 43.0歳 | 40歳 |
2015年 | 43.1歳 | 40歳 |
積水化学工業の平均年齢は2019年で42.7歳と、上場企業の平均と比べると年齢が高い水準となっています。
平均年齢を同じ化学業界内で比較してみました。業界平均が41歳のため、業界内で見ても年齢が高い水準となります。
平均勤続年数推移(積水化学工業と上場企業平均)
積水化学工業 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 15.4年 | 12年 |
2018年 | 15.8年 | 13年 |
2017年 | 16.2年 | 13年 |
2016年 | 16.7年 | 13年 |
2015年 | 17.2年 | 13年 |
積水化学工業の平均勤続年数は2019年で15.4年と、上場企業の平均と比べると長い水準となっています。
平均勤続年数も同じ化学業界内で比較してみます。業界の平均勤続年数が15.3年のため、業界内で見ても長い水準となります。
積水化学工業が、転職先・就職先として魅力的な会社かどうかを知るために、前期比の売上成長率や一人あたりの経常利益などを見ていきましょう。
※売上・従業員数は、各社の連結ではなく「単体」の数字を元に計算しています。
売上
売上成長率(前期比)
経常利益
売上 | 経常利益 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 3599.9億円 | 424.0億円 |
2018年3月期 | 3567.9億円 | 431.9億円 |
2017年3月期 | 3474.8億円 | 339.8億円 |
2016年3月期 | 3485.1億円 | 390.6億円 |
2015年3月期 | 3613.2億円 | 376.5億円 |
まず、積水化学工業と上場企業平均の「売上」と「成長率」を見ていきます。
2019年3月期の売上は、積水化学工業が3599.9億円、上場企業平均が1120.3億円となっています。積水化学工業の売上は平均と比べて高い水準となっており、売上の前期比成長率を見ると、積水化学工業が0.9%の減少、上場企業平均が15.4%の増加となっているため、上場企業の中では成長率は平均以下な会社と言えます。
積水化学工業 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 1.4億円 | 1.1億 |
2018年3月期 | 1.4億円 | 9064万 |
2017年3月期 | 1.4億円 | 9022万 |
2016年3月期 | 1.4億円 | 9416万 |
2015年3月期 | 1.6億円 | 9870万 |
次に、積水化学工業と上場企業平均の「従業員一人あたり売上」を見ていきます。
2019年3月期で見ると、積水化学工業は1.4億円、上場企業平均が1.1億円となっています。 そのため積水化学工業は上場企業の中では従業員あたりの付加価値が高い優良な企業と言えます。
積水化学工業 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 1620万円 | 788万 |
2018年3月期 | 1652万円 | 731万 |
2017年3月期 | 1393万円 | 741万 |
2016年3月期 | 1625万円 | 672万 |
2015年3月期 | 1642万円 | 689万 |
「従業員一人あたり経常利益」についても見てみましょう。2019年3月期では、積水化学工業は1620万円、上場企業平均が788万円となっています。 そのため積水化学工業は上場企業の中では効率的に運営できている会社と言えます。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2021年1月1日
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