どのくらい高収入?ボーナスは?電通の気になる情報まとめ
電通グループの平均年収は1168.8万円です。広告代理店として日本トップの座を有し、世界的に見ても第5位と、日本有数の大手企業です。従業員数は7,071人、平均年齢は40.9歳、平均勤続年数は13.8年となっています。給与体系は年功序列制に近く、長く勤めることで給料が上がっていきます。給料の高さは従業員の満足度が高く、稼ぎやすい企業と言えるでしょう。福利厚生の手厚さも、働きやすいポイントです。
目次
閉じる平均年収推移(電通グループと上場企業平均)
電通グループの平均年収推移は、下降傾向です。前期比で見ると11.1万円減少しています。
上述のように、過去5年間の平均年収は1219.5万円なので、上場企業と比べると高い水準になります。
電通グループの平均年収 | 年収 |
---|---|
2019年 | 1169万円 |
2018年 | 1180万円 |
2017年 | 1273万円 |
2016年 | 1248万円 |
2015年 | 1229万円 |
電通グループの平均年収 | 上場企業の平均年収 | 全国の平均年収 |
---|---|---|
1168.8万 | 612.5万 | 432.2万 |
電通グループの平均年収は、他の会社と比較すると高い傾向にあります。日本の上場企業の平均年収と比べると556.3万円高く、上場企業以外も含めた全国平均の年収と比較すると736.6万円高くなっています。(全国平均の年収は、国税庁が実施している『民間給与実態統計調査』の最新版の調査結果を参照しています。)
上場企業全体の年収ランキングで見ると、3737社中47位と高い順位となります。
電通グループの平均年収 | サービス業界の平均年収 |
---|---|
1168.8万 | 558.8万 |
電通グループが属するサービス業界の上場企業の平均年収は558.8万円です。 そのため、電通グループの年収は業界平均と比べて610.0万円高く、業界内順位を見ると469社中8位と高い順位となります。
電通グループの平均年収 | 東京都の平均年収 |
---|---|
1168.8万 | 647.2万 |
電通グループの所在地がある東京都の上場企業の平均年収は647.2万円です。 そのため、電通グループの年収はエリア平均と比べて521.6万円高く、エリア内順位を見ると1979社中39位と高い順位となります。
高収入な電通グループですが、ボーナスはどれくらい貰えるのでしょうか。
電通グループでは、3月と9月の年2回ボーナスを貰うことができます。
電通グループの2018年度の有価証券報告書や元従業員の口コミなどからボーナスを予測すると、ボーナスは2回合わせて、135万円~420万円程と伺えます。
年齢や役職により幅があるようです。
続いて、電通グループの職種別の年収をご紹介します。
電通グループの2018年度の有価証券報告書や元従業員の口コミなどから予測すると、一般職の年収は450万円~1280万円、技術職の年収は550万円~1250万円、総合職の年収は850万円~1600万円程と伺えます。
電通グループでは30代で年収1000万円を超すのは一般的と言われています。
また、電通グループの公式ホームページによると、2018年4月入社の月給の実績として初任給240,000円とあります。
評価による昇給は年1回です。
年収の参考にしてください。
次に、電通グループの役職別の年収を見ていきましょう。
電通グループの2018年度の有価証券報告書や元従業員の口コミなどから予測すると、係長が1200万円~1500万円程、課長が1400万円~1900万円程、部長が1750万円~2150万円程と伺えます。
出世すると更に年収が上がる電通グループ、非常にやりがいがありますよね。
電通グループの2018年度の有価証券報告書から予測すると、社外取締役(監査等委員を除く)の平均年収が1500万円、監査等委員(社外取締役を除く)の平均年収は1800万円、社外取締役(監査等委員)の平均年収が1500万円と伺えます。
平均年収1272.5万円とかなりの高収入な電通グループですが、競合他社の年収はどのくらいなのでしょうか。
電通グループの競合他社というと博報堂DYホールディングスが有名です。
博報堂DYホールディングスの年収は1088.5万円と高年収ですが、電通グループと比較すると低いことが分かります。
では、どうしてこんなにも電通グループの平均年収は高いのでしょうか。
電通グループの2018年度の有価証券報告書を参照すると、2017年度の当期純利益が63,556(単位:百万)円であるのに対し、2018年度の当期純利益は94,841(単位:百万)円と利益が大幅にアップしています。
このような利益の増収が給与にも反映され、従業員の平均年収も高くなっているのではないでしょうか。
電通グループは、マーケティングやデジタルマーケティング、クリエーション、プロモーション、メディア、コンテンツ、PR、グローバルビジネスなどの分野を中心に事業を展開しています。
デジタルマーケティングでは、コンサルティングや開発・実装、運用&実行支援を提供し、総合的なサービスの提供を行っています。
クリエーションでは、テレビCMや広告など様々な分野でクリエーティビティを提供しています。
また、メディアではCM制作だけでなく、映画の製作委員会への出資、テレビ番組のプロデュース、スポーツコンテンツの放送権獲得など様々なコンテンツに携わっています。
他にも電通グループは、社会のトレンドや未来を先取りするテーマをピックアップし、 その関連記事などを集めたサイト「電通ラボ」の運営、書籍の発行、イベントの開催なども行っています。
明治34年に光永星郎氏が日本広告株式会社として設立した電通グループ。そんな電通グループの歴史を簡単に見ていきましょう。
電通グループは、国内や海外に多数のグループ会社を持っています。
電通グループの中には、販促やイベントの企画・制作を手掛ける電通テック、調査に基づくマーケティング・プランニングサービスを提供する電通マクロミルインサイト、テレビCMやグラフィック広告などに対応するクリエイティブコンテンツを企画・制作する電通クリエーティブXなどの企業があります。
電通グループでは、新卒採用や中途採用(キャリア採用)、グループ会社採用を行っています。
ここでは、新卒採用と中途採用をご紹介します。
電通グループの新卒採用では、ビジネスプロデュースやマーケティング、PR、プロモーションなどの総合職、デジタルクリエーティブ職、デザイン関連の業務に関わるアート職などの募集を行っています。
勤務地は東京本社や大阪にある関西支社、名古屋にある中部支社です。
また、国内で数年の実務経験を積んだ後は海外勤務の可能性もあります。
電通グループの中途採用では、正社員や契約社員の募集を行っています。
電通グループのWeb登録を行うと、電通グループの各部署で求人が発生した場合に、必要な人材要件に基づき該当する方に、選考に関する案内を送ってくれます。
また電通グループでは、メディアプランニング業務や統合マーケティング戦略立案業務、広告運用業務など様々な業務内容の人材キャリア採用を行っています。
興味のある方は、電通グループのWeb登録をしておくと良いでしょう。
電通報によると、電通グループでは「考える力」と「実現する力」の二つの資質を持った人を求めているようです。
自ら課題を見つけ、その課題を解決するために考え、そしてアイディアを出して実現させることが大切です。
また、電通グループは多くの企業や人と関わることが考えられるので、コミュニケーションスキルは必須となるでしょう。
電通グループでは、電通グループへの就職・転職希望者に向けて沢山のイベントやセミナーを行っています。
「電通ワカモンインターシップ」は、自分でエントリーして課題に取り組む実践型インターシップなので、非常にやりがいがあるのではないでしょうか。
また電通グループは、全国各地で開催している合同企業説明会や企業研究セミナーなどの社外イベントにも出展しています。
電通グループに入社したい方は、こういったイベントやセミナーに参加し、自分を売り込むことも大切です。
従業員数推移(電通グループと上場企業平均)
電通グループ | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 7,071人 | 1,035人 |
2018年 | 6,921人 | 1,071人 |
2017年 | 6,927人 | 1,042人 |
2016年 | 6,799人 | 1,055人 |
2015年 | 7,261人 | 1,055人 |
電通グループの従業員数は2019年で7,071人と、1年前と比べて150人の増加となりました。
全上場企業の平均従業員数が1,035人なので、それと比べて多い水準となります。
次に電通グループと同じサービス業界内で従業員数を比較してみました。業界平均の従業員数が768人なので、それと比較しても多い規模の人数というのが分かります。
平均年齢推移(電通グループと上場企業平均)
電通グループ | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 40.9歳 | 41歳 |
2018年 | 40.7歳 | 41歳 |
2017年 | 40.1歳 | 40歳 |
2016年 | 40.3歳 | 40歳 |
2015年 | 39.5歳 | 40歳 |
電通グループの平均年齢は2019年で40.9歳と、上場企業の平均と比べると若い水準となっています。
平均年齢を同じサービス業界内で比較してみました。業界平均が38歳のため、業界内で見ても年齢が高い水準となります。
平均勤続年数推移(電通グループと上場企業平均)
電通グループ | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 13.8年 | 12年 |
2018年 | 13.8年 | 13年 |
2017年 | 13.6年 | 13年 |
2016年 | 14.1年 | 13年 |
2015年 | 13.3年 | 13年 |
電通グループの平均勤続年数は2019年で13.8年と、上場企業の平均と比べると長い水準となっています。
平均勤続年数も同じサービス業界内で比較してみます。業界の平均勤続年数が7.6年のため、業界内で見ても長い水準となります。
電通グループが、転職先・就職先として魅力的な会社かどうかを知るために、前期比の売上成長率や一人あたりの経常利益などを見ていきましょう。
※売上・従業員数は、各社の連結ではなく「単体」の数字を元に計算しています。
売上
売上成長率(前期比)
経常利益
売上 | 経常利益 | |
---|---|---|
2019年12月期 | 1兆5262.4億円 | 543.0億円 |
2018年12月期 | 1兆5399.6億円 | 754.1億円 |
2017年12月期 | 1兆5615.3億円 | 768.4億円 |
2016年12月期 | 1兆6002.0億円 | 971.3億円 |
2015年12月期 | 1兆1561.9億円 | 638.3億円 |
まず、電通グループと上場企業平均の「売上」と「成長率」を見ていきます。
2019年12月期の売上は、電通グループが1兆5262.4億円、上場企業平均が1120.3億円となっています。電通グループの売上は平均と比べて高い水準となっており、売上の前期比成長率を見ると、電通グループが0.9%の減少、上場企業平均が15.4%の増加となっているため、上場企業の中では成長率は平均以下な会社と言えます。
電通グループ | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年12月期 | 2.2億円 | 1.1億 |
2018年12月期 | 2.2億円 | 9064万 |
2017年12月期 | 2.3億円 | 9022万 |
2016年12月期 | 2.4億円 | 9416万 |
2015年12月期 | 1.6億円 | 9870万 |
次に、電通グループと上場企業平均の「従業員一人あたり売上」を見ていきます。
2019年12月期で見ると、電通グループは2.2億円、上場企業平均が1.1億円となっています。 そのため電通グループは上場企業の中では従業員あたりの付加価値が高い優良な企業と言えます。
電通グループ | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年12月期 | 768万円 | 788万 |
2018年12月期 | 1090万円 | 731万 |
2017年12月期 | 1109万円 | 741万 |
2016年12月期 | 1429万円 | 672万 |
2015年12月期 | 879万円 | 689万 |
「従業員一人あたり経常利益」についても見てみましょう。2019年12月期では、電通グループは768万円、上場企業平均が788万円となっています。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2021年1月1日
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