ボーナスはいくら?出世すると年収はどのくらい上がる?気になる情報まとめ
岩谷産業の平均年収は2021年で906.6万円で前期に比べて上昇傾向。業界内順位は18位、全体での順位は175位です。岩谷と言えばガスコンロやガスボンベのメーカとしてご家庭でもおなじみのメーカーですが、従業員数は1,243人と大手企業としては少ないので驚きです。ボーナスは業績連動でなく上司との面談などで決まるため、結果や詳細が分かりやすいシステムになっています。全国転勤の可能性はありますが、その分給与も高めに設定。ミーティング等で発言をしても皆が協力的なため、若者達の柔軟な発想が企業を支えている印象です。
目次
閉じる平均年収推移(岩谷産業と上場企業平均)
岩谷産業の平均年収推移は、上昇傾向です。前期比で見ると18.2万円増加しています。
上述のように、過去5年間の平均年収は874.4万円なので、上場企業と比べると高い水準になります。
岩谷産業の平均年収 | 年収 |
---|---|
2019年 | 907万円 |
2018年 | 888万円 |
2017年 | 866万円 |
2016年 | 857万円 |
2015年 | 854万円 |
岩谷産業の平均年収 | 上場企業の平均年収 | 全国の平均年収 |
---|---|---|
906.6万 | 612.5万 | 432.2万 |
岩谷産業の平均年収は、他の会社と比較すると高い傾向にあります。日本の上場企業の平均年収と比べると294.1万円高く、上場企業以外も含めた全国平均の年収と比較すると474.4万円高くなっています。(全国平均の年収は、国税庁が実施している『民間給与実態統計調査』の最新版の調査結果を参照しています。)
上場企業全体の年収ランキングで見ると、3737社中175位と高い順位となります。
岩谷産業の平均年収 | 商社・卸売業界の平均年収 |
---|---|
906.6万 | 626.0万 |
岩谷産業が属する商社・卸売業界の上場企業の平均年収は626.0万円です。 そのため、岩谷産業の年収は業界平均と比べて280.6万円高く、業界内順位を見ると330社中18位と高い順位となります。
岩谷産業の平均年収 | 大阪府の平均年収 |
---|---|
906.6万 | 625.8万 |
岩谷産業の所在地がある大阪府の上場企業の平均年収は625.8万円です。 そのため、岩谷産業の年収はエリア平均と比べて280.8万円高く、エリア内順位を見ると426社中18位と高い順位となります。
岩谷産業では、6月と12月の年2回ボーナスを貰うことができます。
岩谷産業の第76期(2018年4月1日~2019年3月31日)の有価証券報告書や元従業員の口コミなどから予測すると、ボーナスは2回合わせて、100万円~300万円ちかくと伺えます。
次に、岩谷産業の職種別の年収をご紹介します。
第76期の有価証券報告書や元従業員の口コミなどから予測すると、総合職が1000万円~1300万円、一般職が800万円~1000万円、技術職が700万円~900万円程と見受けられます。
ちなみに、岩谷産業の総合職の初任給は、修士了が27万円、大学卒が24万円、一般職の初任給が大学卒で20万円、短大卒で18万8,200円となっています。
年収の参考にしてください。
では、岩谷産業は出世するとどれくらいの年収が貰えるのでしょうか。
第76期の有価証券報告書や元従業員の口コミなどから予測すると、主任は800万円~1000万円、係長が900万円~1200万円、課長が1000万円~1400万円、部長が1100万円~1600万円以上と伺えます。
第76期の有価証券報告書を参照すると、取締役の平均年収は8200万円、監査役の平均年収は7000万円程となります。
また、代表取締役の牧野明次氏の年収は1憶8100万円、渡邊敏夫氏の年収は1憶1300万円となっています。
岩谷産業と競合他社の年収を比較してみましょう。
岩谷産業の競合他社というと、伊藤忠エネクスや三愛石油が有名です。
岩谷産業の平均年収は888.4万円、伊藤忠エネクスの平均年収は995.9万円、三愛石油の平均年収は737.3万円ですので、岩谷産業は伊藤忠エネクスよりは平均年収が低いですが、三愛石油に比べると高年収なことが分かります。
岩谷産業の競合他社の平均年収はこちら
・三愛石油
では、なぜ岩谷産業はこんなにも平均年収が高いのでしょうか。
岩谷産業はLPG(液化石油ガス)の分野で国内シェアランキングトップクラスの企業です。
生活に必要不可欠なエネルギーを扱っているので事業が安定し、その影響が従業員にも反映され、安定した収入が期待できるのではないでしょうか。
岩谷産業では、総合エネルギー事業や産業ガス・機械事業、マテリアル事業などを展開しています。
総合エネルギー事業では、家庭用LPガスやLNGを全国で販売しています。
また、都市ガスや電力事業にも参入しています。
産業ガス・機械事業では、多様な産業ガスとそれを利用する機械設備の両方を提供しています。
また、マテリアル事業では、ミネラルサンドなど鉱産資源の開発や用途開発に取り組み、多様な業界に貢献しています。
岩谷産業では他にも、自然産業などの事業を展開しています。
自然産業事業では、幅広い機械・資材で生産性を高める農業部門と優れた種豚と養豚システムを提供する畜産部門で、食の豊かさを創造し、農・畜産業の発展を支えているのです。
それでは、岩谷産業の歴史を見ていきましょう。
イワタニグループは、全国に子会社を持つグループ会社です。
そんなイワタニグループには、イワタニ北海道やイワタニ関東、エス・アイ東海、イワタニ理化などの企業が属しています。
それでは、岩谷産業の採用情報を簡単にご紹介します。
岩谷産業の新卒採用では、総務や人事、企画、経理、情報、営業部門、研究開発部門の総合職、営業業務や研究補助などの一般職を募集しています。
採用人数は、2018年度の総合職が47人、事務職が17人、2019年度の総合職が51人、事務職が16人です。
勤務地は、東京都港区と大阪にある本社、その他全国にある支社、営業所などです。
選考例は以下の通りです。
【総合コース】
【事務コース】
現在、岩谷産業の公式ホームページでは中途採用の募集を行っていません。
ですが、転職サイトの求人情報などで岩谷産業の中途採用情報が公開される場合があるので、気になる方は情報を随時収集しておくことをおすすめします。
岩谷産業の企業倫理の中に、「一人一人の潜在能力の啓発を図りながら、創造的で活力ある企業風土を構築する」「常に自己を啓発し、能力・生産性の向上につとめ、自己実現につとめる」「個性や自立性を活かしたチームワークで、自由な発想と豊かな創造性を発揮できる人材育成につとめる」とあります。
この企業倫理を見ると岩谷産業では、常に自分を高めながら創造性を発揮し、それを仕事に活かすことができるような人材を求めていることが分かります。
チームワークを大切にし、周りと切磋琢磨して努力できるような人材なら尚良いのではないでしょうか。
岩谷産業では、リアルな仕事を体験できる5日間のインターンシップ、理系限定の3日間のインターンシップ、先輩社員と直接話せる1日インターンシップがあります。
5日間のインターンシップでは、就業体験や営業・現場同行、施設見学、グループワークを体験することができます。
岩谷産業の就職を検討中の方は、入社後のイメージを膨らませるためにも、こういったインターンシップに積極的に参加することをおすすめします。
従業員数推移(岩谷産業と上場企業平均)
岩谷産業 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 1,243人 | 1,035人 |
2018年 | 1,236人 | 1,071人 |
2017年 | 1,206人 | 1,042人 |
2016年 | 1,183人 | 1,055人 |
2015年 | 1,191人 | 1,055人 |
岩谷産業の従業員数は2019年で1,243人と、1年前と比べて7人の増加となりました。
全上場企業の平均従業員数が1,035人なので、それと比べて多い水準となります。
次に岩谷産業と同じ商社・卸売業界内で従業員数を比較してみました。業界平均の従業員数が486人なので、それと比較しても多い規模の人数というのが分かります。
平均年齢推移(岩谷産業と上場企業平均)
岩谷産業 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 39.1歳 | 41歳 |
2018年 | 38.7歳 | 41歳 |
2017年 | 38.6歳 | 40歳 |
2016年 | 38.5歳 | 40歳 |
2015年 | 38.5歳 | 40歳 |
岩谷産業の平均年齢は2019年で39.1歳と、上場企業の平均と比べると若い水準となっています。
平均年齢を同じ商社・卸売業界内で比較してみました。業界平均が41歳のため、業界内で見ても若い水準となります。
平均勤続年数推移(岩谷産業と上場企業平均)
岩谷産業 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 15.2年 | 12年 |
2018年 | 15.0年 | 13年 |
2017年 | 14.9年 | 13年 |
2016年 | 14.8年 | 13年 |
2015年 | 14.7年 | 13年 |
岩谷産業の平均勤続年数は2019年で15.2年と、上場企業の平均と比べると長い水準となっています。
平均勤続年数も同じ商社・卸売業界内で比較してみます。業界の平均勤続年数が13.2年のため、業界内で見ても長い水準となります。
岩谷産業が、転職先・就職先として魅力的な会社かどうかを知るために、前期比の売上成長率や一人あたりの経常利益などを見ていきましょう。
※売上・従業員数は、各社の連結ではなく「単体」の数字を元に計算しています。
売上
売上成長率(前期比)
経常利益
売上 | 経常利益 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 5087.7億円 | 138.1億円 |
2018年3月期 | 4809.4億円 | 171.1億円 |
2017年3月期 | 4077.9億円 | 153.3億円 |
2016年3月期 | 4200.8億円 | 82.9億円 |
2015年3月期 | 4941.8億円 | 17.6億円 |
まず、岩谷産業と上場企業平均の「売上」と「成長率」を見ていきます。
2019年3月期の売上は、岩谷産業が5087.7億円、上場企業平均が1120.3億円となっています。岩谷産業の売上は平均と比べて高い水準となっており、売上の前期比成長率を見ると、岩谷産業が5.8%の増加、上場企業平均が15.4%の増加となっているため、上場企業の中では成長率は平均以下な会社と言えます。
岩谷産業 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 4.1億円 | 1.1億 |
2018年3月期 | 3.9億円 | 9064万 |
2017年3月期 | 3.4億円 | 9022万 |
2016年3月期 | 3.6億円 | 9416万 |
2015年3月期 | 4.1億円 | 9870万 |
次に、岩谷産業と上場企業平均の「従業員一人あたり売上」を見ていきます。
2019年3月期で見ると、岩谷産業は4.1億円、上場企業平均が1.1億円となっています。 そのため岩谷産業は上場企業の中では従業員あたりの付加価値が高い優良な企業と言えます。
岩谷産業 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 1111万円 | 788万 |
2018年3月期 | 1384万円 | 731万 |
2017年3月期 | 1271万円 | 741万 |
2016年3月期 | 700万円 | 672万 |
2015年3月期 | 148万円 | 689万 |
「従業員一人あたり経常利益」についても見てみましょう。2019年3月期では、岩谷産業は1111万円、上場企業平均が788万円となっています。 そのため岩谷産業は上場企業の中では効率的に運営できている会社と言えます。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2021年1月1日
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