製粉業界で国内シェア第2位!創業120年以上の大手老舗食品メーカー!競合他社とも徹底的に比較!
日本製粉の平均年収は、2021年で前期に比べて上昇傾向の727.9万円となりました。食料品業界の中では28位の平均年収です。日本製粉は「オーマイ」で有名な製粉企業。落ち着きのある社風で、ノルマなどもありません。女性社員が比較的多く、働きやすい環境なので、産休や育休からの復職者も少なくないようです。福利厚生に関しては、特に手厚い住宅手当が魅力。平均勤続年数は16.8年となっています。
目次
閉じる平均年収推移(日本製粉と上場企業平均)
日本製粉の平均年収推移は、上昇傾向です。前期比で見ると14.7万円増加しています。
上述のように、過去5年間の平均年収は716.9万円なので、上場企業と比べると高い水準になります。
日本製粉の平均年収 | 年収 |
---|---|
2019年 | 728万円 |
2018年 | 713万円 |
2017年 | 715万円 |
2016年 | 711万円 |
2015年 | 717万円 |
日本製粉の平均年収 | 上場企業の平均年収 | 全国の平均年収 |
---|---|---|
727.9万 | 612.5万 | 432.2万 |
日本製粉の平均年収は、他の会社と比較すると高い傾向にあります。日本の上場企業の平均年収と比べると115.4万円高く、上場企業以外も含めた全国平均の年収と比較すると295.7万円高くなっています。(全国平均の年収は、国税庁が実施している『民間給与実態統計調査』の最新版の調査結果を参照しています。)
上場企業全体の年収ランキングで見ると、3737社中703位と高い順位となります。
日本製粉の平均年収 | 食料品業界の平均年収 |
---|---|
727.9万 | 615.1万 |
日本製粉が属する食料品業界の上場企業の平均年収は615.1万円です。 そのため、日本製粉の年収は業界平均と比べて112.8万円高く、業界内順位を見ると126社中28位と高い順位となります。
日本製粉の平均年収 | 東京都の平均年収 |
---|---|
727.9万 | 647.2万 |
日本製粉の所在地がある東京都の上場企業の平均年収は647.2万円です。 そのため、日本製粉の年収はエリア平均と比べて80.7万円高く、エリア内順位を見ると1979社中482位と高い順位となります。
日本製粉では6月と12月の年2回、約6ヶ月分のボーナスが支給されます。
平均支給額は約105万円~230万円で、年功序列で支給額が決定されるようです。
日本製粉の年収を職種別に見てみると以下の通りです。
一般職:約400万円~735万円
技術職:約400万円~720万円
総合職:約600万円~1030万円
日本製粉の平均年収は728万円なので、技術職ではやや平均より低くなります。
総合職では年収1000万円を超えることも可能なので、しっかり稼ぎたい方は総合職に就くと良いでしょう。
日本製粉で役職に就いた場合の年収を見てみましょう。
係長クラス:約795万円~810万円
課長クラス:約1050万円~1075万円
部長クラス:約1180万円~1345万円
課長クラス、部長クラスでは年収1000万円を優に超えていることが分かりました。
勤務年数に伴って出世していくので、長く勤めることで出世できる可能性が高まるでしょう。
2019年度の有価証券報告書を確認すると、報酬が1億円を超える役員は存在しないとのことでした。
また、社内取締役16名に対して総額2億5100万円で1人あたり1568万円、社内監査役3名に対して総額4100万円で1人あたり1366万円が支給されていました。
業績も好調であるため、役員の報酬はこれから徐々に伸びていくと考えられます。
日本製粉の競合として、日清製粉グループ本社、日東富士製粉が挙げられるでしょう。
それぞれの年収を見てみると、日本製粉は728万円、日清製粉グループ本社は865万円、日東富士製粉は639万円でした。
日清製粉グループ本社には現段階では及びませんでしたが、日東富士製粉よりも約89万円高いことが分かりました。
手掛ける製品の数も多く、どの製品も売り上げを伸ばしているので今後も年収は上昇していくでしょう。
日本製粉の売り上げ・経常利益をそれぞれ見てみましょう。
売り上げは2017年では1935.7億円、2018年では1915.1億円、2019年では2036.4億円でした。
また、経常利益は2017年では97.3億円、2018年では92.6億円、2019年では101.1億円となっています。
売り上げ・経常利益共に2018年で若干下降してしまいましたが、2019年に一気に上昇していることが分かります。
各事業の製品の売れ行きも好調であるため、その分社員にも還元できていると考えられます。
日本製粉では、製粉事業、業務用食品事業、家庭用食品事業、冷凍食品事業等あらゆる事業を展開しています。
それぞれの事業について詳しく見ていきましょう。
製粉事業は、商品開発やその他のサービスを提供する営業部門、原料の調達や製造・出荷を行う製造部門から成り立ちます。
現在は展示会への出展や講演会・講習会等を開催し、知名度を向上させるため積極的に取り組んでいます。
製品では主に小麦粉、ミックス粉、そば粉等を製造販売しており、現在千葉・横浜・名古屋・大阪・神戸甲南・福岡・小樽に工場を保有します。
業務用食品事業では、プレミックス、ニップンセレクション、米粉等を扱います。
プレミックスはブレッドミックス・ケーキミックス・イーストドーナツミックス等あらゆる商品を展開。
国内だけでなく海外でも活用されています。
家庭用食品事業では、アマニ油やドレッシングの他にパスタブランド「REGALO」や「オーマイ」等を展開しています。
テレビCM等を積極的に活用したため、各製品の売り上げを順調に伸ばしました。
冷凍食品事業では、冷凍パスタ・パスタソース・惣菜・スナック・デザート等を扱っています。
2019年度には「オーマイプレミアム」や「よくばり」のシリーズの売り上げが増加。
あらゆる場面に合わせた商品を展開することで顧客のニーズを満たしています。
その他に、日本製粉ではその他事業にてヘルスケアやペットケア等のサービスを提供しています。
ヘルスケアでは植物原料から成分を抽出した食品素材を、ペットケアでは良質なペットフードをそれぞれ開発。
化粧水やハンドクリーム等様々な商品を世に輩出しています。
これまでの日本製粉の歴史について簡単に見ていきましょう。
1873 官営札幌製粉所を設立する
1879 雨宮敬次郎氏が製粉事業を始める
1896 日本製粉が創立される
1913 高級小麦粉「クイン」、「ジャック」、「ナポレオン」が発売される
1955 オーマイブランドが誕生する
1964 ケーキ用ミックス粉が発売される
1971 ミスタードーナツ向けのプレミックスの製造が始まる
1973 冷凍食品事業が始まる
2003 冷凍パスタシリーズの「オーマイプレミアム」が発売される
2005 アマニ油が発売される
日本製粉グループは、東福製粉、ファーストフーズ、ナガノトマト等あらゆる企業が属するグループです。
国内だけでなく海外でも製粉・プレミックス・パスタ・冷凍食品等を中心に製造販売を行っています。
日本製粉では、新卒採用を行っています。
募集職種や選考フローを確認していきましょう。
新卒採用では、以下の職種の募集を行っています。
それぞれの職種の募集学部・学科も見ておきましょう。
ほとんどの職種で全国転勤可能であることが条件とされています。
転勤が可能であるかどうかしっかり検討しておきましょう。
また、選考フローはエントリー→WEB適性検査、WEBエントリーシートの提出→WEB筆記試験の受験、WEBセミナー→一次面接→最終面接の順で行われます。
WEBセミナーは任意となりますが、WEBで配信されるのでなるべく参加し、社風等の理解に努めましょう。
残念ながら、現在公式ホームページではキャリア採用は行われていません。
しかし、転職サイト等では社内SE、設備管理・保全・メンテナンス担当等の募集が行われています。
上記の職種では、第3種電気主任技術者の資格やプロジェクトリーダーの経験等が必須条件となります。
今後募集される職種でも専門的な資格や豊富な経験が求められると考えられるので、現職でしっかり経験を積んでおきましょう。
日本製粉が求める人材として、リクナビには以下のように記載されています。
これらを見ると、積極性や探求心、協調性等が求められることが分かります。
面接では、これまでに頑張ってきたことや勉学にどのように励んできたか等を通して、自身の強みをアピールすると良いでしょう。
日本製粉の面接は雑談形式で進み、オーソドックスな質問を中心にされるという声が多く見られました。
特に部活動・サークルについては詳しく訊かれるので注意しましょう。
これまでの面接でされた質問内容については以下の通りです。
実際に日本製粉の商品を食べ比べ等してみることで、どの製品に携わりたいか、どんな仕事がしたいか等を考える材料となります。
志望動機をよりしっかりしたものにするためにも、企業研究の一環として取り組みましょう。
従業員数推移(日本製粉と上場企業平均)
日本製粉 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 1,002人 | 1,035人 |
2018年 | 980人 | 1,071人 |
2017年 | 976人 | 1,042人 |
2016年 | 982人 | 1,055人 |
2015年 | 967人 | 1,055人 |
日本製粉の従業員数は2019年で1,002人と、1年前と比べて22人の増加となりました。
全上場企業の平均従業員数が1,035人なので、それと比べて少ない水準となります。
次に日本製粉と同じ食料品業界内で従業員数を比較してみました。業界平均の従業員数が880人なので、それと比較しても多い規模の人数というのが分かります。
平均年齢推移(日本製粉と上場企業平均)
日本製粉 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 40.0歳 | 41歳 |
2018年 | 39.9歳 | 41歳 |
2017年 | 40.1歳 | 40歳 |
2016年 | 39.9歳 | 40歳 |
2015年 | 39.9歳 | 40歳 |
日本製粉の平均年齢は2019年で40.0歳と、上場企業の平均と比べると若い水準となっています。
平均年齢を同じ食料品業界内で比較してみました。業界平均が41歳のため、業界内で見ても若い水準となります。
平均勤続年数推移(日本製粉と上場企業平均)
日本製粉 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 16.8年 | 12年 |
2018年 | 16.8年 | 13年 |
2017年 | 16.9年 | 13年 |
2016年 | 16.8年 | 13年 |
2015年 | 16.8年 | 13年 |
日本製粉の平均勤続年数は2019年で16.8年と、上場企業の平均と比べると長い水準となっています。
平均勤続年数も同じ食料品業界内で比較してみます。業界の平均勤続年数が14.5年のため、業界内で見ても長い水準となります。
日本製粉が、転職先・就職先として魅力的な会社かどうかを知るために、前期比の売上成長率や一人あたりの経常利益などを見ていきましょう。
※売上・従業員数は、各社の連結ではなく「単体」の数字を元に計算しています。
売上
売上成長率(前期比)
経常利益
売上 | 経常利益 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 2036.4億円 | 101.1億円 |
2018年3月期 | 1915.1億円 | 92.6億円 |
2017年3月期 | 1935.7億円 | 97.3億円 |
2016年3月期 | 2003.0億円 | 98.4億円 |
2015年3月期 | 1923.7億円 | 69.5億円 |
まず、日本製粉と上場企業平均の「売上」と「成長率」を見ていきます。
2019年3月期の売上は、日本製粉が2036.4億円、上場企業平均が1120.3億円となっています。日本製粉の売上は平均と比べて高い水準となっており、売上の前期比成長率を見ると、日本製粉が6.3%の増加、上場企業平均が15.4%の増加となっているため、上場企業の中では成長率は平均以下な会社と言えます。
日本製粉 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 2.0億円 | 1.1億 |
2018年3月期 | 2.0億円 | 9064万 |
2017年3月期 | 2.0億円 | 9022万 |
2016年3月期 | 2.0億円 | 9416万 |
2015年3月期 | 2.0億円 | 9870万 |
次に、日本製粉と上場企業平均の「従業員一人あたり売上」を見ていきます。
2019年3月期で見ると、日本製粉は2.0億円、上場企業平均が1.1億円となっています。 そのため日本製粉は上場企業の中では従業員あたりの付加価値が高い優良な企業と言えます。
日本製粉 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 1009万円 | 788万 |
2018年3月期 | 945万円 | 731万 |
2017年3月期 | 997万円 | 741万 |
2016年3月期 | 1002万円 | 672万 |
2015年3月期 | 719万円 | 689万 |
「従業員一人あたり経常利益」についても見てみましょう。2019年3月期では、日本製粉は1009万円、上場企業平均が788万円となっています。 そのため日本製粉は上場企業の中では効率的に運営できている会社と言えます。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2021年1月1日
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