海外売上65%!グローバルに活躍するエンジニアリング企業!就活前に準備しておくべきこととは?
千代田化工建設の年収は、2021年で895.2万円で前期に比べて上昇傾向にあります。建設業界内では19位、全体では188位、神奈川県内では7位でした。賞与は4ヶ月分支給されますが、業績によっては7ヶ月分まで増えることもあります。部署によっては海外との取引が頻繁にあるため、第二言語、第三言語も必要となってくるようです。従業員数1,554人、平均勤続年数は12.3年です。リモートワークを取り入れる等働き方改革も進めているため、今後定着率が伸びる可能性も見込めます。
目次
閉じる平均年収推移(千代田化工建設と上場企業平均)
千代田化工建設の平均年収推移は、上昇傾向です。前期比で見ると65.3万円増加しています。
上述のように、過去5年間の平均年収は900.8万円なので、上場企業と比べると高い水準になります。
千代田化工建設の平均年収 | 年収 |
---|---|
2019年 | 895万円 |
2018年 | 830万円 |
2017年 | 893万円 |
2016年 | 932万円 |
2015年 | 954万円 |
千代田化工建設の平均年収 | 上場企業の平均年収 | 全国の平均年収 |
---|---|---|
895.2万 | 612.5万 | 432.2万 |
千代田化工建設の平均年収は、他の会社と比較すると高い傾向にあります。日本の上場企業の平均年収と比べると282.7万円高く、上場企業以外も含めた全国平均の年収と比較すると463.0万円高くなっています。(全国平均の年収は、国税庁が実施している『民間給与実態統計調査』の最新版の調査結果を参照しています。)
上場企業全体の年収ランキングで見ると、3737社中188位と高い順位となります。
千代田化工建設の平均年収 | 建設業界の平均年収 |
---|---|
895.2万 | 706.6万 |
千代田化工建設が属する建設業界の上場企業の平均年収は706.6万円です。 そのため、千代田化工建設の年収は業界平均と比べて188.6万円高く、業界内順位を見ると167社中19位と高い順位となります。
千代田化工建設の平均年収 | 神奈川県の平均年収 |
---|---|
895.2万 | 609.2万 |
千代田化工建設の所在地がある神奈川県の上場企業の平均年収は609.2万円です。 そのため、千代田化工建設の年収はエリア平均と比べて286.0万円高く、エリア内順位を見ると173社中7位と高い順位となります。
千代田化工建設では6月と12月の年2回約4ヶ月~7ヶ月分のボーナスが支給されます。
平均支給額は約135万円~265万円となっており、業績連動となるため真面目に業務に取り組み成果を出すことで自身のボーナス支給額も上昇するでしょう。
千代田化工建設の年収を職種別に見てみましょう。
一般職:約450万円~910万円
技術職:約420万円~890万円
総合職:約700万円~1270万円
海外赴任をした場合一気に年収が上がるため、充分な年収を得たい方は海外で働くことも視野に入れると良いでしょう。
千代田化工建設で役職に就いた場合、年収は以下の通りとなります。
係長クラス:約930万円~1000万円
課長クラス:約1200万円~1320万円
部長クラス:約1355万円~1570万円
近年では女性活躍推進活動にも積極的に取り組んでおり、長く勤めることのできる環境を整備するため尽力。
新卒採用でも女性比率を25%以上にすることを目標としているため、女性社員も活躍できる環境であると考えられます。
2020年度の有価証券報告書を確認しましたが、報酬が1億円を超える役員についての記載は特にありませんでした。
その他の役員の報酬については、社内取締役12名に対して総額1億5600万円で1人あたり1300万円、社内監査役4名に対して総額5100万円で1人あたり1275万円が支給されていました。
上記のことから、代表取締役会長CEOの大河一司氏の報酬は1300万円以上1億円未満であると考えられます。
手掛けているプロジェクト数も多いため、今後役員の報酬も徐々に上昇していくでしょう。
千代田化工建設の競合として、日揮ホールディングスや東洋エンジニアリングが挙げられます。
それぞれの年収を見てみると、千代田化工建設は895万円、日揮ホールディングスは956万円、東洋エンジニアリングは718万円でした。
現時点では日揮ホールディングスには及びませんでしたが、建設業界の平均年収706.6万円よりも188.6万円高いことから、水準は高いと言えるでしょう。
海外での活躍ぶりを見ると、今後も年収は伸びていくと考えられます。
千代田化工建設の年収の高さの理由として、リスクマネジメントがきちんと行われていることが挙げられます。
景気や災害、資材費の高騰等、あらゆるリスクに対して策が練られています。
どのような状況に陥っても影響を最小限に留められるようになっているため収益を確保することができ、社員にもしっかり還元することができているのでしょう。
千代田化工建設では主にエンジニアリング事業を手掛けており、各種プラント・産業設備のコンサルティングをはじめとし、設計・施工・メンテナンス等も行っています。
これまでのプロジェクトの遂行実績は60ヵ国を超えており、2018年時点で全世界のLNG生産能力のうち約40%を設計・建設してきた実績を持つ等、国内外の産業を支えてきました。
今後は耐震補強等にもより力を入れ、より良いサービスの提供に尽力していきます。
千代田化工建設はその他にも、グループ企業にて技術的コンサルティング事業や人材派遣事業等を手掛けます。
技術的コンサルティング事業では、プロジェクトマネジメント実務等のコンサルティング以外に、マスタープランの作成等も行います。
必要に応じて技術者の派遣も行っているので、あらゆる角度から顧客をサポートできていると言えるでしょう。
ここで、千代田化工建設のこれまでの歴史を簡単に振り返っていきましょう。
1948 三菱石油の工事部門が独立し、千代田化工建設が設立される
1960 水島製油所建設の工事を受注する
1961 東京証券取引所第一部に上場する
1965 ジェッダ製油所建設の工事を受注する
1971 シンガポール製油所建設の工事を受注する
2000 地球環境大賞を受賞する
2008 創業60周年を迎える
2017 次世代育成認定「くるみん」を取得する
千代田グループは千代田工商・千代田システムテクノロジーズ・千代田ユーテック等の子会社20社、関連会社3社が所属するグループです。
グループ企業では、医薬品・研究施設等をはじめとした各種産業用設備等の設計やメンテナンスを手掛けています。
千代田化工建設では、現在新卒採用及びキャリア採用を行っています。
それぞれの募集要項について確認していきましょう。
新卒採用では、総合職(技術系・事務系)及び専任職(一般職)の募集を行っています。
配属先は自身の希望はもちろん考慮されますが、学生時代の専攻及び適性も見て最終決定されるので、自身の得意分野と共にその職種を希望する理由等をしっかり伝えておきましょう。
選考フローは、エントリー→WEBセミナー→WEBテスト→選考の順で進みます。
選考内容は書類審査・適性検査・面談(複数回)となり、適性検査では作文問題及び性格診断が実施されるという口コミが見られました。
作文問題はSCTと呼ばれる文章完成法テストが出題されたようなので、本番ではあまり取り繕うことなく素直に回答するようにしましょう。
作文問題・性格診断共に問題数が非常に多いとの声があったため、時間配分には充分に注意して取り組みましょう。
キャリア採用では現在以下の職種で募集を行っています。
それぞれの募集要項を見てみると、どの職種でも豊富な実務経験が必須となっていることから、即戦力が求められていると分かります。
千代田化工建設への転職を考えている方は、希望する職種でどのような業務経験・年数が必要とされているのかしっかり確認しておきましょう。
またほとんどの職種で英語力が求められており、TOEIC600点~750点またはそれと同等の英語力が必要とされています。
現時点で語学はあまり得意ではないという方も少しずつ勉強し、自身の実力を証明してくれる資格等を取得するようにしましょう。
千代田化工建設の公式ホームページには、求める人材について以下のように記載されています。
また、千代田化工建設の経営理念として「総合エンジニアリング企業として、英知を結集し研鑽された技術を駆使してエネルギーと環境の調和を目指して事業の充実を図り、持続可能な社会の発展に貢献します。」ということが掲げられていたことからも、持続的に技術・知識を得ようと努力できることや、社会をより良くするために自ら行動できることが求められていると推測できます。
入社後千代田化工建設でどのような業務に携わり社会にどのように貢献したいか、そのためにどのようなスキルを得て磨いていきたいか等を話し、自身の熱意を伝えるようにしましょう。
グローバルに活躍している千代田化工建設では、一次面接・二次面接で英語での質疑応答が行われます。
質問内容はその時々で変わるため、簡単な自己紹介や自身の趣味についてだけでも英語で話せるよう練習しておくと良いでしょう。
その他に面接であった質問内容も併せて見ておきましょう。
その他にも、業界についての質問や最近の海外のニュースについての質問もされます。
業界については過去から現在までの動向をしっかり把握し、丁寧に業界研究を行っておく必要があると言えるでしょう。
また海外の直近のニュースについては気になったものを詳しく調べノートにまとめておく等することで、理解を深められるだけでなく面接で話す内容に厚みを持たせることができるでしょう。
従業員数推移(千代田化工建設と上場企業平均)
千代田化工建設 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 1,554人 | 1,035人 |
2018年 | 1,495人 | 1,071人 |
2017年 | 1,505人 | 1,042人 |
2016年 | 1,573人 | 1,055人 |
2015年 | 1,573人 | 1,055人 |
千代田化工建設の従業員数は2019年で1,554人と、1年前と比べて59人の増加となりました。
全上場企業の平均従業員数が1,035人なので、それと比べて多い水準となります。
次に千代田化工建設と同じ建設業界内で従業員数を比較してみました。業界平均の従業員数が1,464人なので、それと比較しても多い規模の人数というのが分かります。
平均年齢推移(千代田化工建設と上場企業平均)
千代田化工建設 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 41.0歳 | 41歳 |
2018年 | 40.9歳 | 41歳 |
2017年 | 40.9歳 | 40歳 |
2016年 | 40.8歳 | 40歳 |
2015年 | 41.0歳 | 40歳 |
千代田化工建設の平均年齢は2019年で41.0歳と、上場企業の平均と比べると同じくらいの水準となっています。
平均年齢を同じ建設業界内で比較してみました。業界平均が43歳のため、業界内で見ても若い水準となります。
平均勤続年数推移(千代田化工建設と上場企業平均)
千代田化工建設 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 12.3年 | 12年 |
2018年 | 13.3年 | 13年 |
2017年 | 12.9年 | 13年 |
2016年 | 12.9年 | 13年 |
2015年 | 13.0年 | 13年 |
千代田化工建設の平均勤続年数は2019年で12.3年と、上場企業の平均と比べると長い水準となっています。
平均勤続年数も同じ建設業界内で比較してみます。業界の平均勤続年数が14.5年のため、業界内で見ても短い水準となります。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2021年1月1日
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