日用品から大型機械まで手掛ける物流企業!競合会社と比較すると?出世しやすい社員の特徴とは?
近鉄エクスプレスの平均年収は、2021年で762.2万円でした。倉庫・運輸業界内では4位、全体では541位、東京都内でも380位と高順位。貿易を扱うため専門用語や物流の流れ等細かく勉強する必要がありますが、3年目まで講義・テスト形式で基幹業務を学べる体制が整っています。上司と部下のコミュニケーションが豊富で、明るく気さくな社員が多く、社内は和気あいあいとした雰囲気。テレワーク勤務制度や配偶者出産休暇等、福利厚生も充実。現在従業員数1,138人、平均勤続年数12.9年と少々短めですが、水準が伸びていくことが期待できます。
目次
閉じる平均年収推移(近鉄エクスプレスと上場企業平均)
近鉄エクスプレスの平均年収推移は、下降傾向です。前期比で見ると8.8万円減少しています。
上述のように、過去5年間の平均年収は760.1万円なので、上場企業と比べると高い水準になります。
近鉄エクスプレスの平均年収 | 年収 |
---|---|
2019年 | 762万円 |
2018年 | 771万円 |
2017年 | 735万円 |
2016年 | 744万円 |
2015年 | 789万円 |
近鉄エクスプレスの平均年収 | 上場企業の平均年収 | 全国の平均年収 |
---|---|---|
762.2万 | 612.5万 | 432.2万 |
近鉄エクスプレスの平均年収は、他の会社と比較すると高い傾向にあります。日本の上場企業の平均年収と比べると149.7万円高く、上場企業以外も含めた全国平均の年収と比較すると330.0万円高くなっています。(全国平均の年収は、国税庁が実施している『民間給与実態統計調査』の最新版の調査結果を参照しています。)
上場企業全体の年収ランキングで見ると、3737社中541位と高い順位となります。
近鉄エクスプレスの平均年収 | 倉庫・運輸業界の平均年収 |
---|---|
762.2万 | 627.7万 |
近鉄エクスプレスが属する倉庫・運輸業界の上場企業の平均年収は627.7万円です。 そのため、近鉄エクスプレスの年収は業界平均と比べて134.5万円高く、業界内順位を見ると38社中4位と高い順位となります。
近鉄エクスプレスの平均年収 | 東京都の平均年収 |
---|---|
762.2万 | 647.2万 |
近鉄エクスプレスの所在地がある東京都の上場企業の平均年収は647.2万円です。 そのため、近鉄エクスプレスの年収はエリア平均と比べて115.0万円高く、エリア内順位を見ると1979社中375位と高い順位となります。
近鉄エクスプレスでは年2回、約4ヶ月~5.2ヶ月分のボーナスが支給されます。
平均支給額は約100万円~220万円でした。
近年は業績も好調であるため、支給額も安定しているようです。
近鉄エクスプレスの年収を職種別に見てみましょう。
残業代も全額支給されるため、頑張った分だけ自身に還元されるでしょう。
近鉄エクスプレスで出世した場合の年収は以下の通りです。
以前までは年功序列で出世する傾向にあったようですが、近年では実力も考慮されるようになりつつあります。
しっかり成果を出すことで、出世する可能性も高まるでしょう。
2019年度の有価証券報告書を確認しましたが、報酬が1億円を超える役員は存在しないとのことでした。
またその他の役員の報酬については、社内取締役6名に対して総額2憶8600万円で1人あたり4766万円、社内監査役2名に対して総額4200万円で1人あたり2100万円がそれぞれ支給されていました。
このことから、代表取締役社長執行役員の鳥居伸年氏の報酬は4766万円以上1億円未満であると考えて良いでしょう。
現在更なる市場の開拓を視野に入れているため、役員の報酬も上昇していくと考えられます。
近鉄エクスプレスの競合として、日新やケイヒンが挙げられます。
それぞれの年収を見ると、近鉄エクスプレスは762万円、日新は663万円、ケイヒンは599万円と、現時点では競合会社よりも年収が高いことが分かりました。
航空貨物輸送を主力事業として顧客満足度を更に高められるよう取り組んでいることからも、今後競合会社をどんどん引き離していく可能性も充分にあると言えるでしょう。
近鉄エクスプレスの年収の高さの理由として、営業戦略がきちんと確立されていることが挙げられます。
2019年度には顧客基盤・取扱物量やビジネスの拡大に注力してきた結果、事業も更に波に乗るようになりました。
そのため、収益もしっかり確保でき社員にも還元することができていると言えるでしょう。
近鉄エクスプレスでは、主に航空貨物輸送事業・海上貨物輸送事業・ロジスティクス事業を行っています。
それぞれの事業では以下のサービスを提供しています。
現時点で売り上げ構成比は航空貨物輸送事業が35.7%、海上貨物輸送事業が28.0%、ロジスティクス事業が29.7%となっており、この中では航空貨物輸送事業が中心となっていることが分かります。
国内外に約400ヵ所もの物流施設を保有しているため、今後もサービスの幅は広がっていくでしょう。
近鉄エクスプレスでは、上記の他にも以下のサービスを展開しています。
物流関連サービスから人材派遣まで様々な事業に携わっており、今後もあらゆる事業を展開していくと考えられます。
ここで、近鉄エクスプレスのこれまでの歴史を簡単に振り返っていきましょう。
1948 近畿日本鉄道の業務局にて国際貨物・旅客取扱を始める
1970 近鉄航空貨物として独立する
1978 輸出業務のコンピューターシステムを業界で初めてオンライン化する
1989 社名を近鉄エクスプレスに変更する
2002 東京証券取引所市場第二部に上場する
2003 東京証券取引所市場第一部に上場する
KWEグループは、近鉄ロジスティクス・システムズ、近鉄トランステック、近鉄コスモス等をはじめとした子会社130社等が所属するグループです。
グループ企業では国内航空貨物輸送事業・集配送業務・精密機器輸送・特殊梱包事業等、あらゆる業務に携わっています。
近鉄エクスプレスでは現在、新卒採用のみ行われています。
募集職種や選考等について見ていきましょう。
新卒採用では、グローバルコースとプロフェッショナルコースに分けて募集が行われています。
それぞれのコースでは以下のような違いがあります。
途中のコース変更や併願等はできないため、自身が将来どのような働き方をしたいのかしっかり考えた上で応募するようにしましょう。
海外赴任のチャンスを得たい方は、グローバルコースを選択すると良いでしょう。
選考は、エントリー→書類選考(コースの選択・エントリーシートの提出・WEB適性検査)→一次選考→二次選考の順で行われます。
一次選考では集団面接が、二次選考ではWEB適性検査・二回程の個別面接・座談会がそれぞれ実施されます。
二次選考での座談会は任意のものとなりますが、自身のやりたいこと等と相違がないかきちんと最終確認するためにも参加しておいたほうが良いでしょう。
残念ながら、公式ホームページや転職サイトでは中途採用情報は見当たりませんでした。
現時点では近鉄エクスプレスへの転職は極めて難しいと言えるでしょう。
しかし、今後あらゆる職種で募集が行われると考えられるため、公式ホームページや転職サイトをこまめに確認してくことをおすすめします。
また、現職でスキルを磨きながら専門的な資格を取得しておくことで、自身の持っている能力を示すことができるでしょう。
近鉄エクスプレスが求める人材像を表すキーワードとして、以下の三つがキャリタスに掲載されていました。
また、近鉄エクスプレスは理念として「ロジスティクスを通して新たな価値と最良の環境を創造し、お客様・株主・従業員と共にグローバル社会の発展に貢献する」ことを掲げています。
これらのことから近鉄エクスプレスでは、業務・課題・顧客等と誠実に向き合い、更に良いサービスを提供するための努力ができ、自ら積極的に行動できる人材が求められていると考えて良いでしょう。
近鉄エクスプレスの面接では、話の内容はもちろんマナーも重視されているようです。
他の受験者が話している間の態度、表情、声の大きさ、入退室のマナー、話し方等には特に注意して臨んだ方が良いでしょう。
過去の面接での質問内容も見ておきましょう。
また一人あたりの面接時間が非常に短いため、簡潔に分かりやすく話すよう心がけましょう。
従業員数推移(近鉄エクスプレスと上場企業平均)
近鉄エクスプレス | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 1,138人 | 1,035人 |
2018年 | 1,071人 | 1,071人 |
2017年 | 1,065人 | 1,042人 |
2016年 | 1,047人 | 1,055人 |
2015年 | 1,103人 | 1,055人 |
近鉄エクスプレスの従業員数は2019年で1,138人と、1年前と比べて67人の増加となりました。
全上場企業の平均従業員数が1,035人なので、それと比べて多い水準となります。
次に近鉄エクスプレスと同じ倉庫・運輸業界内で従業員数を比較してみました。業界平均の従業員数が569人なので、それと比較しても多い規模の人数というのが分かります。
平均年齢推移(近鉄エクスプレスと上場企業平均)
近鉄エクスプレス | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 38.3歳 | 41歳 |
2018年 | 38.2歳 | 41歳 |
2017年 | 38.1歳 | 40歳 |
2016年 | 38.0歳 | 40歳 |
2015年 | 38.2歳 | 40歳 |
近鉄エクスプレスの平均年齢は2019年で38.3歳と、上場企業の平均と比べると若い水準となっています。
平均年齢を同じ倉庫・運輸業界内で比較してみました。業界平均が40歳のため、業界内で見ても若い水準となります。
平均勤続年数推移(近鉄エクスプレスと上場企業平均)
近鉄エクスプレス | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 12.9年 | 12年 |
2018年 | 13.5年 | 13年 |
2017年 | 12.1年 | 13年 |
2016年 | 13.5年 | 13年 |
2015年 | 12.6年 | 13年 |
近鉄エクスプレスの平均勤続年数は2019年で12.9年と、上場企業の平均と比べると長い水準となっています。
平均勤続年数も同じ倉庫・運輸業界内で比較してみます。業界の平均勤続年数が14.1年のため、業界内で見ても短い水準となります。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2021年1月1日
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