創業120年の歴史を持つ物流企業!報酬の高さの理由は?競合会社とも徹底的に比較!
住友倉庫の平均年収は、2021年では759.6万円でした。倉庫・運輸業界内では5位、全体では551位、大阪府内では73位となっています。住友倉庫は、国際輸送事業や港湾運送事業等の物流サービスを提供する企業で、創業120年の歴史があります。職場は元気で明るい社員が多く、人間関係も比較的良好。研修制度では物流業のプロを育て上げるための多彩なプログラムがあり、通関士やディプロマ等の資格・技能の取得も可能。国際人育成のための海外研修や語学研修も設けています。現在従業員数763人、平均勤続年数年で13.3す。
目次
閉じる平均年収推移(住友倉庫と上場企業平均)
住友倉庫の平均年収推移は、上昇傾向です。前期比で見ると11.1万円増加しています。
上述のように、過去5年間の平均年収は743.4万円なので、上場企業と比べると高い水準になります。
住友倉庫の平均年収 | 年収 |
---|---|
2019年 | 760万円 |
2018年 | 749万円 |
2017年 | 740万円 |
2016年 | 736万円 |
2015年 | 733万円 |
住友倉庫の平均年収 | 上場企業の平均年収 | 全国の平均年収 |
---|---|---|
759.6万 | 612.5万 | 432.2万 |
住友倉庫の平均年収は、他の会社と比較すると高い傾向にあります。日本の上場企業の平均年収と比べると147.1万円高く、上場企業以外も含めた全国平均の年収と比較すると327.4万円高くなっています。(全国平均の年収は、国税庁が実施している『民間給与実態統計調査』の最新版の調査結果を参照しています。)
上場企業全体の年収ランキングで見ると、3737社中551位と高い順位となります。
住友倉庫の平均年収 | 倉庫・運輸業界の平均年収 |
---|---|
759.6万 | 627.7万 |
住友倉庫が属する倉庫・運輸業界の上場企業の平均年収は627.7万円です。 そのため、住友倉庫の年収は業界平均と比べて131.9万円高く、業界内順位を見ると38社中5位と高い順位となります。
住友倉庫の平均年収 | 大阪府の平均年収 |
---|---|
759.6万 | 625.8万 |
住友倉庫の所在地がある大阪府の上場企業の平均年収は625.8万円です。 そのため、住友倉庫の年収はエリア平均と比べて133.8万円高く、エリア内順位を見ると426社中73位と高い順位となります。
住友倉庫では6月と12月の年2回、約6ヶ月分のボーナスが支給されます。
平均支給額は約100万円~235万円でした。
業績にあまり左右されずに毎年安定した額が得られるため、安心して勤めることができます。
住友倉庫の年収を職種別に見てみましょう。
昇給は年功序列となるため、長く勤めることで大幅にベースアップできると考えられます。
住友倉庫で役職に就いた場合の年収は以下の通りです。
出世も勤続年数が最も関わってくるようですが、業務に積極的であるかどうかも見られます。
積極的に業務に取り組み経験を積むことで、出世するスピードも早くなるかもしれません。
2019年度の有価証券報告書を確認しましたが、報酬が1憶円を超える役員についての記載は見られませんでした。
またその他の役員の報酬については、社内取締役5名に対して総額2億6800万円で1人あたり5360万円、社内監査役2名に対して総額6300万円で1人あたり3150万円がそれぞれ支給されていました。
このことから、代表取締役社長の小野孝則氏の報酬は5360万円以上1億円未満であると言えます。
海外での物流拠点の拡充等も積極的に行っているため、今後の報酬の伸びしろにまだまだ期待できます。
住友倉庫の競合会社として、三井倉庫ホールディングスや三菱倉庫等が挙げられます。
それぞれの年収を見てみると、住友倉庫は760万円、三井倉庫ホールディングスは751万円、三菱倉庫は810万円でした。
現時点では三菱倉庫には及びませんでしたが、倉庫・運輸業界の平均年収627.7万円よりも約131.9万円高いことから、水準は高いと言えます。
各事業の更なる発展を図っていることから、今後も年収は伸びると予想できます。
住友倉庫の年収の高さの理由として、どのような状況下でも対処法を考え実行に移せていることが挙げられます。
近年では新型コロナウイルスの影響を受けていますが、各事業で物流基盤の強化やソリューション提案型営業の徹底等の施策を立てています。
例年とは違う状況であっても顧客に対して質の高いサービスを提供できるよう尽力していることが、結果的に年収の高さに繋がっていると考えられます。
住友倉庫では、主に国際輸送事業・港湾運送事業・倉庫事業の三つを手掛けています。
それぞれの事業内容を簡単に確認しておきましょう。
部門別営業収益比率を見ると、国際輸送事業は22%、港湾運送事業20%、倉庫事業は14%となっています。
今後は業務のデジタル化等を推進することで更に業務を効率的に行い、より良いサービスを提供していきます。
住友倉庫では上記以外にも不動産事業に携わっており、部門別営業収益比率のうち約8%を占めています。
主に不動産の開発や維持・管理・売買・賃貸等を中心に行っていて、2019年度にも新たに賃貸用不動産物件を取得しました。
今後もそれぞれの立地を鑑み、顧客のニーズに沿った開発をしていくと同時に、更なる収益性の向上も目指します。
ここで、住友倉庫のこれまでについて振り返っていきましょう。
1899 住友倉庫として倉庫業を開始する
1921 住友合資会社倉庫部に改組する
1923 株式会社住友倉庫を設立する
1950 大阪証券取引所・東京証券取引所にそれぞれ上場する
1968 コンテナターミナル業務を始める
1992 国際航空貨物に関する単独混載業を始める
住友倉庫グループは、遠州トラック、大阪梱包運輸、大成海運、藤友物流サービス等の子会社50社・関連会社10社から成り立つグループです。
グループ企業では、トラック輸送、港湾運送、貨物の保管、輸出入貨物の取り扱い等様々な事業・業務に携わっています。
住友倉庫では現在、新卒採用・キャリア採用がそれぞれ行われています。
募集要項を詳しく見ていきましょう。
新卒採用では、現在総合職・事務職の二つで募集を行っています。
採用実績は、総合職では2018年で27名、2019年で31名、2020年で36名、事務職では2018年で13名、2019年で18名、2020年で19名が入社しました。
全学部・学科を募集対象としているので、興味のある方は積極的に応募しましょう。
選考フローは、エントリー→会社説明会→書類選考・適性試験→面接(複数回)・筆記試験となります。
適性試験では過去に国語・数学・英語・社会等の問題が約40問程出題され、難易度はやや高かったとのことです。
事前にある程度準備をしておくと良いでしょう。
キャリア採用では、現在総合職として以下の部門で募集が行われています。
部門や職種ごとに求められる経験・スキル・資格が異なります。
自身の希望する職種の応募要件を予め必ず確認するようにしましょう。
履歴書及び職務経歴書をキャリア採用担当まで郵送することで応募できます。
職務経歴書は書式自由とされているので、丁寧に作成しましょう。
住友倉庫の採用ホームページには、求める人材像について「失敗を恐れず、自ら考え、行動し使命感を持って業務に取り組める人」とあり、以下の三つも挙げられていました。
また、住友倉庫の事業精神として「確実を旨とし浮利に趨(はし)らず」、すなわち「目先の利益を追わず、信用を重んじ確実を旨とする」という言葉が大切にされていることからも、住友倉庫では挑戦心・思考力・行動力等を持ち何事にも実直に取り組むことのできる人材が求められていると考えられます。
住友倉庫では選考過程でグループ面接が行われるようです。
そのため一人一人に配分される時間が短くなるので、簡潔にハキハキと話すよう心がけましょう。
過去の面接での質問内容は以下の通りです。
また、最終面接では就職活動の状況や軸等と併せて志望動機が訊かれるので、一貫性を持たせるよう注意する必要があります。
従業員数推移(住友倉庫と上場企業平均)
住友倉庫 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 763人 | 1,035人 |
2018年 | 750人 | 1,071人 |
2017年 | 739人 | 1,042人 |
2016年 | 734人 | 1,055人 |
2015年 | 716人 | 1,055人 |
住友倉庫の従業員数は2019年で763人と、1年前と比べて13人の増加となりました。
全上場企業の平均従業員数が1,035人なので、それと比べて少ない水準となります。
次に住友倉庫と同じ倉庫・運輸業界内で従業員数を比較してみました。業界平均の従業員数が569人なので、それと比較しても多い規模の人数というのが分かります。
平均年齢推移(住友倉庫と上場企業平均)
住友倉庫 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 36.9歳 | 41歳 |
2018年 | 36.6歳 | 41歳 |
2017年 | 36.3歳 | 40歳 |
2016年 | 36.2歳 | 40歳 |
2015年 | 36.0歳 | 40歳 |
住友倉庫の平均年齢は2019年で36.9歳と、上場企業の平均と比べると若い水準となっています。
平均年齢を同じ倉庫・運輸業界内で比較してみました。業界平均が40歳のため、業界内で見ても若い水準となります。
平均勤続年数推移(住友倉庫と上場企業平均)
住友倉庫 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 13.3年 | 12年 |
2018年 | 13.2年 | 13年 |
2017年 | 12.9年 | 13年 |
2016年 | 12.8年 | 13年 |
2015年 | 12.7年 | 13年 |
住友倉庫の平均勤続年数は2019年で13.3年と、上場企業の平均と比べると長い水準となっています。
平均勤続年数も同じ倉庫・運輸業界内で比較してみます。業界の平均勤続年数が14.1年のため、業界内で見ても短い水準となります。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2021年3月15日
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