コクヨの年収【2024年最新版】(2ページ目)

創業100年!文房具から防災用品まで手掛ける大手企業!創業当時から大切にしている「経営の信條」とは?


コクヨの社長や役員の年収

2019年度の有価証券報告書には、報酬が1億円を超える役員は存在しないと記載されていました。

社内取締役の報酬については、5名に対して総額2億9500万円で1人あたり5900万円が支給されていました。

このことから、代表取締役社長の黒田英邦氏の報酬は5900万円以上1億円未満であると推察できます。

その時々に合わせた製品を数々輩出していることから、今後役員の報酬も徐々に上昇していくでしょう。

競合他社とコクヨの年収比較

コクヨの競合他社として、キングジムアスクルが挙げられます。

それぞれの年収を見てみると、キングジムは617万円、アスクルは673万円でした。

コクヨは753万円なので、キングジムよりも136万円、アスクルよりも80万円高いことが分かりました。

その他製品業界内の平均年収555.6万と比較しても高水準であることが明確です。

コクヨの平均年収が高い理由

コクヨの平均年収の高さの理由として、顧客数を拡大するため創意工夫をしていることが挙げられます。

2019年度の有価証券報告書を見ると、販売面・物流面の効率化を図ったことによりカウネットの売り上げが増加していることが分かります。

また、働き方改革等が影響しオフィス家具の販売数も上昇していること等も起因して、社員の年収が高くなっていると言えます。

防災事業等にも取り組んでいることから、今後も年収は更にアップするでしょう。

コクヨの事業内容

主な事業

コクヨでは、ステーショナリー事業、ファニチャー事業、通販・小売関連事業を中心に事業を展開しています。

それぞれの事業内容について詳しく見ていきましょう。

ステーショナリー事業

ステーショナリー事業では、ノートや帳簿、ファイル、事務用品・文房具、ラベル、プリンタ用紙等を扱います。

コクヨ製品の中でも特に馴染みのある「キャンパスノート」は、日本人の約90%が使用経験があることでも知られています。

現在では時代のニーズに合わせ旅行の計画や記録が記せる「旅する野帳シリーズ」や、アクセサリーのように日常を彩ることができる文具「KOKUYO ME」等を手掛けています。

また、近年では子ども向け文具「しゅくだいやる気ペン」というIoT文具も開発しました。

えんぴつに取り付けて勉強すると「しゅくだいやる気ペン」と連携しているアプリに勉強した記録が残り、勉強を習慣づけることが可能。

実際に使用した方の約78%が効果を実感しています。

これからも様々な形で人々の学習をサポートしていくでしょう。

ファニチャー事業

ファニチャー事業では、オフィスや公共施設、商業施設、ホテル等に向けてデスク・オフィスチェアー、ホワイトボード、ロッカー、カウンター等あらゆる製品を取り扱います。

社員同士のコミュニケーションが取りやすい空間、企業理念を建築デザインに反映させた空間、顧客がくつろいで商談ができる空間など、顧客のニーズに合わせてこれまでに様々な空間作りに貢献してきました。

また、近年の働き方改革に合わせて、オフィスだけでなく自宅でも使用できる「タブミー」や、スタンディングワークができる昇降デスク等も販売。

タブレットスタンド「タブミー」は、高さ・角度を自由に調整できるので、タブレットを利用してのミーティングでも目線を合わせて行うことが可能です。

今後も様々なソリューションを組み合わせ最適な空間や製品を提供していくと予想できます。

通販・小売関連事業

通販・小売関連事業では、通販サイト「カウネット」を運営します。

カウネットでは、文房具・事務用品やコピー用紙はもちろんのこと、飲料・日用品等の消耗品、オフィス家具、店舗用什器、電化製品等約40万点以上もの商品を取り扱います。

注文後は当日または翌日に商品を配達する等、顧客の手元にすぐに商品が届くよう尽力しています。

また、「カウネット」の中でも人気商品の「ミーティングバッグ」は、資料やファイル、タブレット等を楽に持ち運ぶことができ、社内の移動に最適であるだけでなく、イベント等でも活用されています。

その他の事業

コクヨでは上記の他にも防災事業にも取り組んでおり、企業に対してどのように防災を行うかヒアリングからプランニング、運用まで一貫してサポート。

食品や保存水、衛生用品等はもちろんのこと、エレベータ内に防災グッズを収納し設置できる「エレキャビ」等も扱います。

地震に強いオフィスや防災用品の研究も抜かりなく行っているため、今後更に需要が高まっていくと予想できます。

コクヨの歴史

ここで、これまでのコクヨの歴史を見てみましょう。

1905 黒田善太郎氏が黒田表紙店を開業する

1908 和帳の製造を始める

1913 洋式帳簿の製造を始める

1914 店名を黒田国光堂に変更する

1956 フラットファイルを販売する

1959 測量野帳を販売する

1961 社名をコクヨに変更する

1964 スクラップブックを販売する

1966 事務用回転イスを販売する

1971 東京証券取引所、大阪証券取引所のそれぞれ第二部に上場する

1972 東京証券取引所、大阪証券取引所のそれぞれ第一部に上場する

1975 キャンパスノートを販売する

1998 ユニバーサルデザインの取り組みが始まる

2019 新たに文房具ブランド「KOKUYO ME」が発売される

コクヨが属するコクヨグループとは?

コクヨグループは、コクヨサプライロジスティクスやウィルクハーン・ジャパン等が所属するグループです。

グループ企業では空間デザインやコンサルテーション、文具の製造販売、オフィス用品の仕入れ等を中心に行っています。

※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。

最終更新日:2024年1月1日

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