気になるボーナスと高い平均年収の理由を紹介!社員や役員は?幅広い事業内容と求められる人材像をご紹介!
凸版印刷の平均年収【2021年最新版】やその他製品業界内での順位、従業員数・平均年齢・勤続年数を解説します。東証1部に上場している上に日経平均に採用されている銘柄でもあるため、年収の業界内順位も20位と高く、664.5万円です。従業員数も1万人近くいるため完全なる大企業です。会社名を見ると「印刷の会社?」と思う人もいるかもしれませんが、現在では「情報加工」や「マーケティング・ソリューション」を軸にセキュリティシステムの提供やマーケティングサポート事業、シュフーなど自社webサービスの開発提供などもしています。凸版印刷では新卒採用・キャリア採用・障がい者採用を行っています。この業界では年収が高いため、同業他社からの転職意向者も多いことでしょう。それでは業界内の年収ランキングが20位の凸版印刷の実力を見ていきましょう。
目次
閉じる平均年収推移(凸版印刷と上場企業平均)
凸版印刷の平均年収推移は、下降傾向です。前期比で見ると26.6万円減少しています。
上述のように、過去5年間の平均年収は677.1万円なので、上場企業と比べると高い水準になります。
凸版印刷の平均年収 | 年収 |
---|---|
2019年 | 664万円 |
2018年 | 691万円 |
2017年 | 696万円 |
2016年 | 670万円 |
2015年 | 665万円 |
凸版印刷の平均年収 | 上場企業の平均年収 | 全国の平均年収 |
---|---|---|
664.5万 | 612.5万 | 432.2万 |
凸版印刷の平均年収は、他の会社と比較すると高い傾向にあります。日本の上場企業の平均年収と比べると52.0万円高く、上場企業以外も含めた全国平均の年収と比較すると232.3万円高くなっています。(全国平均の年収は、国税庁が実施している『民間給与実態統計調査』の最新版の調査結果を参照しています。)
上場企業全体の年収ランキングで見ると、3737社中1164位と高い順位となります。
凸版印刷の平均年収 | その他製品業界の平均年収 |
---|---|
664.5万 | 555.6万 |
凸版印刷が属するその他製品業界の上場企業の平均年収は555.6万円です。 そのため、凸版印刷の年収は業界平均と比べて108.9万円高く、業界内順位を見ると111社中20位と高い順位となります。
凸版印刷の平均年収 | 東京都の平均年収 |
---|---|
664.5万 | 647.2万 |
凸版印刷の所在地がある東京都の上場企業の平均年収は647.2万円です。 そのため、凸版印刷の年収はエリア平均と比べて17.3万円高く、エリア内順位を見ると1979社中752位と高い順位となります。
凸版印刷では6月と12月の年2回のボーナスが支給されます。
ボーナスの平均支給額は約85万円〜320万円となっており、男女間では最大で100万円ほどの差が開いているものの、男女共にピークは50歳代で訪れます。
ボーナスには業績や個人の成績が反映されますが、極端に上がったり下がったりすることもなく、比較的安定しているということです。
凸版印刷の職種別の年収を比較してみると、一般職の平均年収は約300万円〜710万円、技術職は約450万円〜700万円、総合職は約370万円〜1000万円となっています。
どの職種も最低金額にはあまり大差がないものの、総合職の最高年収額は1000万円にも及ぶことが分かります。
学歴別の初任給の違いも見てみると、学士卒で月給20万7000円 、修士了は月給22万4500円となっています。
学歴による初任給の差はそれどほ大きくはなく、一般的な初任給の額面と言えるでしょう。
次に、凸版印刷では出世をするとどれくらいの年収が貰えるのかを比較してみます。
主任になると平均年収は約600万円〜700万円、係長は約650万円〜780万円、課長は約650万円〜1050万円、部長は約1000万円〜1230万円となっています。
主任と係長ではそれほど大差がありませんが、課長以上になると年収1000万円も夢ではありません。
ボーナスの支給額が比較的安定しているため、出世した場合の平均収入の金額が高くなりやすいと言えるでしょう。
最新の有価証券報告書によると、代表取締役会長の足立 直樹氏の年収は1億9800万円、代表取締役社長の金子 眞吾氏の年収は1億9200万円となっています。
その他、取締役の平均年収は約5700万円、監査役は約3900万円でした。
以前の有価証券報告書を確認してみると、足立氏の年収は近年2億円を超えていましたので、ここ数年は少し減額されていることが分かります。
しかし、足立氏と金子氏の年収が約2億円なのに対し、取締役らの平均年収は約3分の1ですから、足立氏の減額は微々たるものと言えるでしょう。
凸版印刷の競合相手と言えば、大日本印刷や日本製紙が思い浮かびます。
では、どの程度年収に差があるのか比較してみましょう。
有価証券報告書によると、大日本印刷の平均年収は約726万円、日本製紙の平均年収は約664.9万円でした。
凸版印刷の平均年収が約664.4万円、業界内でも13位と好位置をキープしていますので、凸版印刷の平均年収は高いと言えるでしょう。
有価証券報告書によると、凸版印刷の2015年の売上高は1,526,914(百万円)だったのに対し、2016年以降は1,400,000(百万円)台と少し減少していますが、安定はしています。
また、逆に純利益は2015年には22,868(百万円)だったのに対し、2019年は41,060(百万円)と増加しているのです。
単純に考えても、純利益を順調に伸ばしていることで従業員の年収を高い水準で安定させることに成功しています。
また、代表取締役会長の足立 直樹氏の年収を2000万円以上減額させたことも、少しながら影響していると考えられます。
凸版印刷はその名の通り印刷業界に属する企業ですが、幅広い分野の事業でもその活躍が知られています。
主な事業としては、身近な商品のパッケージなどの印刷物はもちろん、「情報加工」と「マーケティング・ソリューション」を軸に「ちらしマーケット! Shufoo!」などのサービスを提供するなど、情報コミニュケーションの分野でサービスを提供しています。
その他には建築材のプロテュースや、傷が付きにくい「Smart NANO」など、新しい素材 の開発にも取り組んでいます。
印刷で培った様々な技術を身近な製品や素材の開発にも生かしています。
その他の事業としては、「印刷テクノロジー」を活用し、ディスプレイ関連製品や半導体関連製品を取り扱うエレクトロニクス事業などを積極的に展開。
また、読者が読みやすく記憶に残りやすいようにとオリジナルの書体(フォント)の作成にも取り組んでいます。
近年ではVRの世界にも進出し、文化財などのデジタル化による保存や公開も行っています。
印刷のテクノロジーを生かした、印刷物だけにとらわれない幅広い事業展開が魅力です。
凸版印刷の100年以上にも及ぶ長い歴史を、簡単にご紹介します。
トッパングループは、凸版印刷が中心核となり、様々なジャンルの企業が集結したグループです。
出版社、旅行代理業、保険サービス、人材派遣など、幅広いジャンルの企業が約40社ほど属しています。
凸版印刷では、新卒採用、中途採用(経験者採用)、障がい者採用、にて募集を行っています。
新卒採用では、技術職、営業・事務職、企画職にて募集を行っており、勤務地は東京、大阪、もしくは全国各事業所になります。
選考の流れとしては、凸版印刷の新卒採用サイトにてマイページ登録→エントリーシートの提出→説明会・選考(面接、適性検査) →内々定です。
登録フォームにはいくつかのアンケートが用意されており、選考を希望する勤務地を回答する設問もありますので、それによって勤務地は判断されると思われます。
最後に説明会を希望する職種を聞かれますので、その際に希望の職種を答えましょう。
中途採用では、半導体の生産ラインでの仕事、ソフトウェアエンジニアなどの技術職、総合職など幅広い事業にて募集を行っています。
しかし、凸版印刷のHPでの直接の求人掲載は不定期であり、主に転職サイトにて掲載されていますので、そちらのチェックが必要です。
凸版印刷のHPから応募する場合にはマイページ登録を行い、エントリーシートを提出する流れとなりますが、転職サイトの場合はそれぞれの応募方法に従ってください。
勤務地は、新卒採用と同様に東京、大阪、もしくは全国各事業所になります。
障がい者採用は凸版印刷のHPにて随時募集を行っています。
募集している職種は、営業・事務系(事務スタッフ・営業など)、技術系(生産技術・研究開発など)、企画系(クリエイティブディレクターなど)です。
勤務地は東京、大阪ほか全国の各事業所になります。
選考の流れは、採用ページでエントリーシートをダウンロードし、履歴書・職務経歴書と合わせて郵送→書類選考、面接→内定となります。
凸版印刷は1900年に創業以来、「印刷」という枠だけにとらわれることなく、幅広いジャンルで事業を拡大し続けてきました。
常に社会やお客様の求めているものに寄り添い、「誠意」「熱意」「創意」を持って解決策を生み出しています。
そのため、求める人材像としては、ビジネスにイノベーションをもたらすことができ、「新しい価値」をつくり出す力を持っているかどうかです。
若い人でもチャレンジできる風土と従業員同士の協力体制を整えていますので、失敗を恐れずに常に新しいことに挑み続ける勇気を持っている方を必要としています。
様々なことを吸収し、チャレンジ精神に溢れた人材が求められているでしょう。
凸版印刷では、キャリア支援イベントとして、インターンシップや人事部採用担当者が運営するセミナー「ジョブスタディ」を開催しています。
インターンシップではワークショップが催されており、印刷の仕事の概念を覆すような体験や、地方創生、社会人の日常を追体験する企画などが用意されています。
「ジョブスタディ」では学生と企業が本音で語り合う交流の場が用意されており、実際に働くということと向き合える環境が整っています。
印刷という枠だけにとらわれない凸版印刷だからこそ、まずは実際に身をもって体験しておくことで、面接などの際に明確なビジョンを伝えやすいでしょう。
従業員数推移(凸版印刷と上場企業平均)
凸版印刷 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 9,993人 | 1,035人 |
2018年 | 9,699人 | 1,071人 |
2017年 | 9,551人 | 1,042人 |
2016年 | 8,993人 | 1,055人 |
2015年 | 8,900人 | 1,055人 |
凸版印刷の従業員数は2019年で9,993人と、1年前と比べて294人の増加となりました。
全上場企業の平均従業員数が1,035人なので、それと比べて多い水準となります。
次に凸版印刷と同じその他製品業界内で従業員数を比較してみました。業界平均の従業員数が836人なので、それと比較しても多い規模の人数というのが分かります。
平均年齢推移(凸版印刷と上場企業平均)
凸版印刷 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 42.3歳 | 41歳 |
2018年 | 42.0歳 | 41歳 |
2017年 | 41.8歳 | 40歳 |
2016年 | 41.6歳 | 40歳 |
2015年 | 41.3歳 | 40歳 |
凸版印刷の平均年齢は2019年で42.3歳と、上場企業の平均と比べると年齢が高い水準となっています。
平均年齢を同じその他製品業界内で比較してみました。業界平均が41歳のため、業界内で見ても年齢が高い水準となります。
平均勤続年数推移(凸版印刷と上場企業平均)
凸版印刷 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 14.2年 | 12年 |
2018年 | 14.2年 | 13年 |
2017年 | 14.2年 | 13年 |
2016年 | 14.5年 | 13年 |
2015年 | 14.3年 | 13年 |
凸版印刷の平均勤続年数は2019年で14.2年と、上場企業の平均と比べると長い水準となっています。
平均勤続年数も同じその他製品業界内で比較してみます。業界の平均勤続年数が13.5年のため、業界内で見ても長い水準となります。
凸版印刷が、転職先・就職先として魅力的な会社かどうかを知るために、前期比の売上成長率や一人あたりの経常利益などを見ていきましょう。
※売上・従業員数は、各社の連結ではなく「単体」の数字を元に計算しています。
売上
売上成長率(前期比)
経常利益
売上 | 経常利益 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 8418.8億円 | 400.9億円 |
2018年3月期 | 8316.5億円 | 314.8億円 |
2017年3月期 | 8454.5億円 | 200.0億円 |
2016年3月期 | 7736.4億円 | 163.7億円 |
2015年3月期 | 7815.2億円 | 259.0億円 |
まず、凸版印刷と上場企業平均の「売上」と「成長率」を見ていきます。
2019年3月期の売上は、凸版印刷が8418.8億円、上場企業平均が1120.3億円となっています。凸版印刷の売上は平均と比べて高い水準となっており、売上の前期比成長率を見ると、凸版印刷が1.2%の増加、上場企業平均が15.4%の増加となっているため、上場企業の中では成長率は平均以下な会社と言えます。
凸版印刷 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 8425万円 | 1.1億 |
2018年3月期 | 8575万円 | 9064万 |
2017年3月期 | 8852万円 | 9022万 |
2016年3月期 | 8603万円 | 9416万 |
2015年3月期 | 8781万円 | 9870万 |
次に、凸版印刷と上場企業平均の「従業員一人あたり売上」を見ていきます。
2019年3月期で見ると、凸版印刷は8425万円、上場企業平均が1.1億円となっています。
凸版印刷 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 401万円 | 788万 |
2018年3月期 | 325万円 | 731万 |
2017年3月期 | 209万円 | 741万 |
2016年3月期 | 182万円 | 672万 |
2015年3月期 | 291万円 | 689万 |
「従業員一人あたり経常利益」についても見てみましょう。2019年3月期では、凸版印刷は401万円、上場企業平均が788万円となっています。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2021年1月1日
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