三菱電機の平均年収は816.9万円です。三菱電機は誰もが目にした事のある大手家電メーカーで、同じ電気業界の大手8社と比較してみても4位、全上場企業内順位でも349位に入る好業績の企業です。各事業所では日帰りバス旅行などの親睦会や野球・テニスなどのサークル活動なども行われており、非常に風通しの良い企業なことでも有名です。家電製品の他にもエレベーターなどの充電システムなどでも高いシェアを誇る三菱電機は、忙しい従業員へのワークライフバランスを重視させた働き方を提案しています。
目次
閉じる平均年収推移(三菱電機と上場企業平均)
三菱電機の平均年収推移は、上昇傾向です。前期比で見ると24.4万円増加しています。
上述のように、過去5年間の平均年収は796.3万円なので、上場企業と比べると高い水準になります。
三菱電機の平均年収 | 年収 |
---|---|
2019年 | 817万円 |
2018年 | 792万円 |
2017年 | 796万円 |
2016年 | 798万円 |
2015年 | 778万円 |
三菱電機の平均年収 | 上場企業の平均年収 | 全国の平均年収 |
---|---|---|
816.9万 | 612.5万 | 432.2万 |
三菱電機の平均年収は、他の会社と比較すると高い傾向にあります。日本の上場企業の平均年収と比べると204.4万円高く、上場企業以外も含めた全国平均の年収と比較すると384.7万円高くなっています。(全国平均の年収は、国税庁が実施している『民間給与実態統計調査』の最新版の調査結果を参照しています。)
上場企業全体の年収ランキングで見ると、3737社中349位と高い順位となります。
三菱電機の平均年収 | 電気機器業界の平均年収 |
---|---|
816.9万 | 664.7万 |
三菱電機が属する電気機器業界の上場企業の平均年収は664.7万円です。 そのため、三菱電機の年収は業界平均と比べて152.2万円高く、業界内順位を見ると244社中26位と高い順位となります。
三菱電機の平均年収 | 東京都の平均年収 |
---|---|
816.9万 | 647.2万 |
三菱電機の所在地がある東京都の上場企業の平均年収は647.2万円です。 そのため、三菱電機の年収はエリア平均と比べて169.7万円高く、エリア内順位を見ると1979社中252位と高い順位となります。
三菱電機のボーナスについて見ていきましょう。三菱電機では、年に2回、6月と12月にボーナスを貰うことができます。
ボーナス2回分の金額の平均を年齢別に見ていくと、約150万円~約250万円ほどと幅が出てきます。
年齢を重ねるごとにボーナスの金額は徐々に上がり、50~54歳をピークに徐々に下降していきます。
三菱電機では、出世すると年収が大きく増加します。役職別の推定年収を見てみると、係長クラスが900万円前後、課長クラス1000万円~1200万円、部長クラス1200万円~となるケースが多く見られます。
ちなみに、三菱電機では学歴も年収に関係していると言われています。
入社すると高収入が期待できる三菱電機ですが、そんな三菱電機の事業内容を詳しく見ていきましょう。
三菱電機では幅広い事業を展開しています。主な事業は、重電システムや産業メカトロニクス、情報通信システム、電子デバイス、家庭電器です。
三菱電機は、有名人を起用した掃除機やエアコンのCMが印象的なので、家庭電器のイメージが強いかもしれませんが、ほかにもエレベーターやエスカレーターを開発する重電システム事業を行っていたり、最先端の技術で小型の半導体などを開発・製造したりしています。
また、FA技術とIT技術を活用してものづくりを支える産業を行うなど幅広い事業を展開しているのです。
三菱電機では、主な事業である重電システムや家庭電器、情報通信システムのほかにも、さまざまな事業を展開しています。
例えば、水処理技術や防災情報システムなどで安心安全な暮らしをサポートしていたり、太陽光発電やタービン発電機などで電力インフラの発展に関わっていたりと、日々の生活や社会を大きく支えているのです。
ほかにも、人工衛星や大型望遠鏡、人工衛星搭載機器などの設計・製造・試験を行っており、世界各国で500機以上もの人工衛星開発に参加するなどの実績があります。
これまで三菱電機の平均年収をご紹介してきましたが、なぜ三菱電機はほかの企業と比較して年収が高いのでしょうか。
三菱電機は東洋経済オンラインが発表した「過去10年で純利益を積み上げたトップ500社」で25位にランクインしています。電機業界大手の中では1位となっています。
これを見ると、三菱電機は目先の業績だけにとらわれることなく、長期的に事業を見据えて収益を生み出し、利益を継続して積み上げていることがわかるでしょう。
その結果として、従業員の平均年収が高水準を保たれているのです。
三菱電機では、新卒採用とキャリア採用、障がい者採用の3つの採用を行っています。
主な採用の流れは以下の通りです。
また、面接の際には一度、マークシート式の筆記試験が行われます。
三菱電機で求める人材像は、主に以下の3つです。
さらに、三菱電機では一人一人が持つ理想と競い合いながら、世界をどんどん切り開いていきたいというやる気を持つ人を歓迎しているそうです。やる気があることはもちろん、周りと競い合いながら自分を高めていける・成長できる人には最適な企業と言えるでしょう。
三菱電機に入社するには、何らかのスキルや資格を持っていると就職に有利に働くでしょう。
業務で必要となる知識やスキルはOJTや社内研修で学んでいきますが、あらかじめ経験を積んでいたり、知識を持っていたりすると即戦力が期待されるので、採用されやすくなります。
また、三菱電機は難関大学の学生が多く採用されるという傾向があります。転職者の場合は、志望する職種に関わる実務経験やマネジメント経験があると良いでしょう。
最後に、三菱電機の歴史についてご紹介します。三菱電機は1920年に設立されて以来、現在まであらゆる事業を展開し、実績を積み上げ、幅広い分野で活躍してきました。簡単にまとめた歴史は以下の通りです。
従業員数推移(三菱電機と上場企業平均)
三菱電機 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 35,203人 | 1,035人 |
2018年 | 34,561人 | 1,071人 |
2017年 | 33,977人 | 1,042人 |
2016年 | 33,321人 | 1,055人 |
2015年 | 32,534人 | 1,055人 |
三菱電機の従業員数は2019年で35,203人と、1年前と比べて642人の増加となりました。
全上場企業の平均従業員数が1,035人なので、それと比べて多い水準となります。
次に三菱電機と同じ電気機器業界内で従業員数を比較してみました。業界平均の従業員数が2,082人なので、それと比較しても多い規模の人数というのが分かります。
平均年齢推移(三菱電機と上場企業平均)
三菱電機 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 40.4歳 | 41歳 |
2018年 | 40.2歳 | 41歳 |
2017年 | 40.2歳 | 40歳 |
2016年 | 40.2歳 | 40歳 |
2015年 | 40.3歳 | 40歳 |
三菱電機の平均年齢は2019年で40.4歳と、上場企業の平均と比べると若い水準となっています。
平均年齢を同じ電気機器業界内で比較してみました。業界平均が43歳のため、業界内で見ても若い水準となります。
平均勤続年数推移(三菱電機と上場企業平均)
三菱電機 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 16.3年 | 12年 |
2018年 | 16.3年 | 13年 |
2017年 | 16.4年 | 13年 |
2016年 | 16.6年 | 13年 |
2015年 | 16.9年 | 13年 |
三菱電機の平均勤続年数は2019年で16.3年と、上場企業の平均と比べると長い水準となっています。
平均勤続年数も同じ電気機器業界内で比較してみます。業界の平均勤続年数が15.6年のため、業界内で見ても長い水準となります。
三菱電機が、転職先・就職先として魅力的な会社かどうかを知るために、前期比の売上成長率や一人あたりの経常利益などを見ていきましょう。
※売上・従業員数は、各社の連結ではなく「単体」の数字を元に計算しています。
売上
売上成長率(前期比)
経常利益
売上 | 経常利益 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 2兆7177.6億円 | 1844.4億円 |
2018年3月期 | 2兆6758.2億円 | 2141.9億円 |
2017年3月期 | 2兆5763.0億円 | 1248.4億円 |
2016年3月期 | 2兆6757.5億円 | 1857.6億円 |
2015年3月期 | 2兆6756.3億円 | 1714.4億円 |
まず、三菱電機と上場企業平均の「売上」と「成長率」を見ていきます。
2019年3月期の売上は、三菱電機が2兆7177.6億円、上場企業平均が1120.3億円となっています。三菱電機の売上は平均と比べて高い水準となっており、売上の前期比成長率を見ると、三菱電機が1.6%の増加、上場企業平均が15.4%の増加となっているため、上場企業の中では成長率は平均以下な会社と言えます。
三菱電機 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 7720万円 | 1.1億 |
2018年3月期 | 7742万円 | 9064万 |
2017年3月期 | 7582万円 | 9022万 |
2016年3月期 | 8030万円 | 9416万 |
2015年3月期 | 8224万円 | 9870万 |
次に、三菱電機と上場企業平均の「従業員一人あたり売上」を見ていきます。
2019年3月期で見ると、三菱電機は7720万円、上場企業平均が1.1億円となっています。
三菱電機 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 524万円 | 788万 |
2018年3月期 | 620万円 | 731万 |
2017年3月期 | 367万円 | 741万 |
2016年3月期 | 557万円 | 672万 |
2015年3月期 | 527万円 | 689万 |
「従業員一人あたり経常利益」についても見てみましょう。2019年3月期では、三菱電機は524万円、上場企業平均が788万円となっています。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2021年1月1日
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