グローバルに活躍する工作機械メーカー!役員の報酬は1億円超え!?競合他社とも徹底的に比較!
DMG森精機の平均年収は、2021年で808.0万円でした。13内では13位です。DMG森精機は物作りの土台となる機械工作を製造販売している世界最大の工作機械メーカーです。競合他社と比較すると残業時間は平均30時間~40時間と少し多かったようですが、近年は働き方改革のため残業ゼロ時間を目標に労働時間の短縮化を進めています。各種資格やTOEICの取得点数によって手当が支給され月々の給与額がアップするため、努力次第で高収入が望めます。
目次
閉じる平均年収推移(DMG森精機と上場企業平均)
DMG森精機の平均年収推移は、上昇傾向です。前期比で見ると2.9万円増加しています。
上述のように、過去5年間の平均年収は791.4万円なので、上場企業と比べると高い水準になります。
DMG森精機の平均年収 | 年収 |
---|---|
2019年 | 808万円 |
2018年 | 805万円 |
2017年 | 767万円 |
2016年 | 757万円 |
2015年 | 820万円 |
DMG森精機の平均年収 | 上場企業の平均年収 | 全国の平均年収 |
---|---|---|
808.0万 | 612.5万 | 432.2万 |
DMG森精機の平均年収は、他の会社と比較すると高い傾向にあります。日本の上場企業の平均年収と比べると195.5万円高く、上場企業以外も含めた全国平均の年収と比較すると375.8万円高くなっています。(全国平均の年収は、国税庁が実施している『民間給与実態統計調査』の最新版の調査結果を参照しています。)
上場企業全体の年収ランキングで見ると、3737社中376位と高い順位となります。
DMG森精機の平均年収 | 機械業界の平均年収 |
---|---|
808.0万 | 632.0万 |
DMG森精機が属する機械業界の上場企業の平均年収は632.0万円です。 そのため、DMG森精機の年収は業界平均と比べて176.0万円高く、業界内順位を見ると231社中13位と高い順位となります。
DMG森精機の平均年収 | 愛知県の平均年収 |
---|---|
808.0万 | 580.6万 |
DMG森精機の所在地がある愛知県の上場企業の平均年収は580.6万円です。 そのため、DMG森精機の年収はエリア平均と比べて227.4万円高く、エリア内順位を見ると222社中10位と高い順位となります。
DMG森精機では4月と10月年2回ボーナスが出ます。
平均支給額は約110万円~255万円で、2019年実績では5.3ヶ月分支給されています。
ボーナス額は半年に一度の目標管理シート及び上司による評価で決定するので、業務にしっかり取り組んでいれば問題ないでしょう。
DMG森精機の年収を職種別に見てみましょう。
一般職:約350万円~805万円
技術職:約500万円~790万円
総合職:約700万円~1125万円
また、学歴別の初任給は以下の通りです。
博士了:340,000円
修士了:260,000円
大学・高専専攻科卒:250,000円
短大・高専本科卒:220,000円
博士了では基本給が30万円超えと高額であることが分かりました。
DMG森精機が指定している資格を取ると資格手当も支給されるので、更に年収を上げることができるでしょう。
DMG森精機で役職に就いた場合の年収も見ていきましょう。
係長クラス:約805万円~890万円
課長クラス:約1060万円~1195万円
部長クラス:約1290万円~1495万円
近年では女性管理職の数も増加傾向にあり、出世する上で性別は関係ないようです。
語学に長けていると出世しやすい傾向にあるので、英語の他にも様々な言語を扱えると良いでしょう。
2019年度の有価証券報告書によると、代表取締役社長の森雅彦氏の報酬は3億7000万円でした。
また、社内取締役7名に対して総額8億8600万円で1人あたり1億2657万円、社内監査役2名に対して総額3800万円で1人あたり1900万円が支給されていました。
業績も好調であることから、今後も役員の報酬は更に上昇していくと予想できます。
DMG森精機の競合として、オークマやソディックが挙げられます。
競合の年収を見てみると、オークマは707万円、ソディックは570万円でした。
DMG森精機は808万円なので、現段階では競合よりも年収が高いことが分かります。
機械業界内の平均632.0万円と比較しても約176.0万円高いことから、水準は高いと言えるでしょう。
顧客の声に耳を傾け開発を行っておりニーズも高いため、年収の伸びしろはまだまだあります。
DMG森精機の売り上げを見てみると、2017年では1211.9億円、2018年では1451.6億円、2019年では1320.0億円となっています。
2019年に一旦下降してしまったものの、ここ3年間の売り上げは常に1000億円以上となっており、事業は順調であることが分かります。
確実に収益を確保できているため、社員の年収もそれに伴い高くなっていると推測できます。
DMG森精機では、主に工作機械の製造販売を行います。
超音波加工機、レーザ加工機、ハンドリングサイクル、計測サイクル、複合加工機等様々な製品を展開しており、製品は主に航空・宇宙分野、船舶、自動車・バイク、医療、一般機械、エネルギー技術分野等あらゆる分野で活用されています。
現在は製品をより便利に活用してもらうため、マニュアルの電子化に努めています。
DMG森精機では上記の他にも、工作機械の製造販売をする上で付随するサービスやソリューションの提供も並行して行っています。
機器の提案・納入・保守等一貫したサポートを提供しており、世界各国にエンジニアリング部門を配置しているため迅速な対応が可能です。
顧客の課題解決や生産性の向上のため、更なる技術力の向上に努めています。
ここで、DMG森精機のこれまでの歴史について簡単に見ていきましょう。
1948 繊維機械の製造販売を始める
1958 高速精密旋盤の製造販売を始める
1979 大阪証券取引所第二部に上場する
1981 東京証券取引所第二部に上場する
1983 東京証券取引所、大阪証券取引所のそれぞれ第一部に上場する
2001 森精機グループの企業として営業を始める
2009 DMGと資本・業務を提携する
DMG森精機グループは、DMG森精機セールスアンドサービス、太陽工機、マグネスケール等が所属するグループです。
グループ企業では各種工作機械の製造販売をはじめ、X線自動検査装置等の開発・製造販売も行っています。
DMG森精機では、新卒採用及びキャリア採用を行っています。
募集要項について一つ一つ確認していきましょう。
新卒採用では、現在以下の職種で募集を行っています。
募集職種:機械設計、電気設計、要素技術開発、制御ソフトウェア開発、生産技術、製造、アプリケーションエンジニア、サービスエンジニア、経理、財務、法務、購買、広報、人事、総務、受付、秘書、接遇、事務全般、営業、情報インフラ、営業管理、生産管理
選考フローは具体的には明らかではありませんが、書類選考後に筆記試験・適性試験・面接が行われるようです。
適性検査の内容としては国語・数学・英語の試験が実施され、国語は長文読解・漢字の読み書き・慣用句、数学は確立等の問題、英語は長文読解等が出題されます。
高校生レベルの問題とのことなので、SPIの対策本等と併せて基礎を見直しておけば対応できるでしょう。
また、自由応募・推薦応募の際に以下の書類がそれぞれ求められます。
自由応募:エントリーシート
推薦応募:エントリーシート、推薦書、成績証明書、卒業見込証明書
特に推薦応募では提出する書類の数が多いので、提出漏れがないように必ず揃えて提出しましょう。
キャリア採用では、現在事務系・技術系・技能系の三つでそれぞれ以下の職種の募集を行っています。
事務系:知的財産、購買、経理財務、販売管理・計数管理、人事(スタッフ職)、国際人事、法務、秘書・一般事務、営業、営業管理事務、営業事務(京都テクニカルセンタ)、受付、登大路ホテル
技術系:電装設計エンジニア、機械設計エンジニア、プロジェクトマネージャー、サービスエンジニア、製造(組立・加工)
技能系:マニュアル作成、アプリケーションエンジニア、社内SE、グラフィックデザイナー、社内通訳・翻訳、産業医、看護師
また、事務系・技能系ではほとんどの職種で英語力が求められます。
目安としてはTOEIC700点~800点程となっているので、自身の能力を証明できるようTOEICやその他の資格を取得しておく必要があります。
また、英語力以外でも必要とされるスキル・経験は職種によって異なるため、しっかり確認しておきましょう。
DMG森精機が求めている人物像として、公式ホームページには以下のように記載されていました。
また、リクナビには以下のように記載されています。
これらを見ると、DMG森精機では自主性・行動力・粘り強さ・傾聴力・創造力を持つ人材を求めていることが分かります。
採用面接では、求める人材像とすり合わせて自身の強みをアピールするようにしましょう。
DMG森精機の面接では、基本的にスタンダードな質問がされるようです。
雑談形式で行われるのでコミュニケーションを大切にして質問に答えるようにしましょう。
過去の面接で実際に訊かれた質問は以下の通りです。
これまでの人生でどんなことを体験し、どのようなことに興味を持って生きてきたのかが見られていると考えられます。
自身の性格や考え方を一番表現できると思うことを話し、強みを伝えると良いでしょう。
従業員数推移(DMG森精機と上場企業平均)
DMG森精機 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 2,418人 | 1,035人 |
2018年 | 2,407人 | 1,071人 |
2017年 | 2,263人 | 1,042人 |
2016年 | 2,075人 | 1,055人 |
2015年 | 2,098人 | 1,055人 |
DMG森精機の従業員数は2019年で2,418人と、1年前と比べて11人の増加となりました。
全上場企業の平均従業員数が1,035人なので、それと比べて多い水準となります。
次にDMG森精機と同じ機械業界内で従業員数を比較してみました。業界平均の従業員数が1,054人なので、それと比較しても多い規模の人数というのが分かります。
平均年齢推移(DMG森精機と上場企業平均)
DMG森精機 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 41.0歳 | 41歳 |
2018年 | 40.7歳 | 41歳 |
2017年 | 39.7歳 | 40歳 |
2016年 | 39.2歳 | 40歳 |
2015年 | 38.4歳 | 40歳 |
DMG森精機の平均年齢は2019年で41.0歳と、上場企業の平均と比べると同じくらいの水準となっています。
平均年齢を同じ機械業界内で比較してみました。業界平均が42歳のため、業界内で見ても若い水準となります。
平均勤続年数推移(DMG森精機と上場企業平均)
DMG森精機 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 15.0年 | 12年 |
2018年 | 14.6年 | 13年 |
2017年 | 14.5年 | 13年 |
2016年 | 14.2年 | 13年 |
2015年 | 14.3年 | 13年 |
DMG森精機の平均勤続年数は2019年で15.0年と、上場企業の平均と比べると長い水準となっています。
平均勤続年数も同じ機械業界内で比較してみます。業界の平均勤続年数が15.1年のため、業界内で見ても短い水準となります。
DMG森精機が、転職先・就職先として魅力的な会社かどうかを知るために、前期比の売上成長率や一人あたりの経常利益などを見ていきましょう。
※売上・従業員数は、各社の連結ではなく「単体」の数字を元に計算しています。
売上
売上成長率(前期比)
経常利益
売上 | 経常利益 | |
---|---|---|
2019年12月期 | 1320.0億円 | 32.2億円 |
2018年12月期 | 1451.6億円 | 68.1億円 |
2017年12月期 | 1211.9億円 | 47.9億円 |
2016年12月期 | 890.9億円 | 43.6億円 |
2015年12月期 | 744.6億円 | -50.7億円 |
まず、DMG森精機と上場企業平均の「売上」と「成長率」を見ていきます。
2019年12月期の売上は、DMG森精機が1320.0億円、上場企業平均が1120.3億円となっています。DMG森精機の売上は平均と比べて高い水準となっており、売上の前期比成長率を見ると、DMG森精機が9.1%の減少、上場企業平均が15.4%の増加となっているため、上場企業の中では成長率は平均以下な会社と言えます。
DMG森精機 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年12月期 | 5459万円 | 1.1億 |
2018年12月期 | 6031万円 | 9064万 |
2017年12月期 | 5355万円 | 9022万 |
2016年12月期 | 4294万円 | 9416万 |
2015年12月期 | 3549万円 | 9870万 |
次に、DMG森精機と上場企業平均の「従業員一人あたり売上」を見ていきます。
2019年12月期で見ると、DMG森精機は5459万円、上場企業平均が1.1億円となっています。
DMG森精機 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年12月期 | 133万円 | 788万 |
2018年12月期 | 283万円 | 731万 |
2017年12月期 | 212万円 | 741万 |
2016年12月期 | 210万円 | 672万 |
2015年12月期 | -242万円 | 689万 |
「従業員一人あたり経常利益」についても見てみましょう。2019年12月期では、DMG森精機は133万円、上場企業平均が788万円となっています。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2021年1月1日
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