DICの年収【2021年最新版】

海外売上高比率約60%!創業110年の歴史を持つ大手化学メーカー!世界シェアNo.1の製品も多数!?


DICの平均年収

DICの平均年収は、2021年では768.1万円で前期に比べて下降傾向でした。化学業界内では34位、全体では513 位、東京都内では364位と高順位。DICは印刷インキや有機顔料等で世界トップシェアの企業です。月平均残業時間は12時間、リモートワーク制度を取り入れる等労働環境改善に努め、2019年には健康経営優良法人に認定されました。賞与も年4回と好待遇なこともあり、従業員数3,593人、平均勤続年数18.9年と高水準であることにも納得です。

DICの平均年収概要

平均年収: 768.1万円 下降傾向
平均年齢
43.4歳
平均勤続年数
18.9年
従業員数
3,593人

DICの平均年収推移

平均年収推移(DICと上場企業平均)

DICの平均年収推移は、下降傾向です。前期比で見ると16.4万円減少しています。

上述のように、過去5年間の平均年収は772.8万円なので、上場企業と比べると高い水準になります。

DICの平均年収推移(2015年〜2019年)

DICの平均年収 年収
2019年 768万円
2018年 784万円
2017年 778万円
2016年 774万円
2015年 759万円

業界内やエリア内でのDICのランキング順位

日本全国の企業との比較

全上場企業内順位
513位
3737社
全国の上場企業の平均年収より155.6万円高い

全国の平均年収より335.9万円高い
DICの平均年収 上場企業の平均年収 全国の平均年収
768.1万 612.5万 432.2万

DICの平均年収は、他の会社と比較すると高い傾向にあります。日本の上場企業の平均年収と比べると155.6万円高く、上場企業以外も含めた全国平均の年収と比較すると335.9万円高くなっています。(全国平均の年収は、国税庁が実施している『民間給与実態統計調査』の最新版の調査結果を参照しています。)

上場企業全体の年収ランキングで見ると、3737社中513位と高い順位となります。

化学業界内での比較

業界内順位
34位
213社
化学業界の平均年収より112.6万円高い
DICの平均年収 化学業界の平均年収
768.1万 655.5万

DICが属する化学業界の上場企業の平均年収は655.5万円です。 そのため、DICの年収は業界平均と比べて112.6万円高く、業界内順位を見ると213社中34位と高い順位となります。

東京都内での比較

エリア内順位
359位
1979社
東京都の平均年収より120.9万円高い
DICの平均年収 東京都の平均年収
768.1万 647.2万

DICの所在地がある東京都の上場企業の平均年収は647.2万円です。 そのため、DICの年収はエリア平均と比べて120.9万円高く、エリア内順位を見ると1979社中359位と高い順位となります。

DICではボーナスはどれくらい貰える?

DICでは4月・5月・10月・11月の年4回、約5.5ヶ月~6ヶ月分のボーナスが支給され、平均支給額は約110万円~240万円となっています。

年2回実施される面接により支給額が決まるので、自身の頑張りを正当に評価してもらえると言えるでしょう。

DICの職種別の年収

DICの年収を職種別に見てみましょう。

一般職:約300万円~800万円

技術職:約400万円~780万円

総合職:約650万円~1115万円

また、2019年度実績では初任給は以下の通りでした。

博士了:287,510円

修士了:244,370円

学部卒:224,110円

福利厚生や手当も充実しているため、安心して働くことができるでしょう。

DICでは出世するとどれくらいの年収が貰える?

DICで役職に就いた場合の年収も見ていきましょう。

係長クラス:約760万円~890万円

課長クラス:約1000万円~1160万円

部長クラス:約1275万円~1420万円

役職に就くには昇格試験に合格する必要があり、試験内容は論文・面接となります。

人事評価も加味されるので、普段から業務に真面目に取り組み、社内の人とも良い関係を築いておくと良いでしょう。

DICの社長や役員の年収

2019年度の有価証券報告書を確認しましたが、報酬が1億円を超える役員の存在については記載がありませんでした。

その他の役員の報酬については、社内取締役6名に対して総額2億6900万円で1人あたり4483万円、社内監査役3名に対して総額6000万円で1人あたり2000万円が支給されていました。

このことから、取締役会長の中西義之氏の報酬は4483万円以上1億円未満であると推察できます。

新規事業に参入するため新製品の開発にも取り組んでいることから、今後役員の報酬が1億円を超える可能性は充分あると期待できるでしょう。

競合他社とDICの年収比較

DICの競合として、大日精化工業関西ペイントが挙げられます。

それぞれの年収を見ていくと、DICは768万円、大日精化工業は777万円、関西ペイントは827万円と現時点では競合には一歩及ばずでした。

しかし各事業で世界シェアトップの製品も展開していることから、今後年収が上がり競合を超える可能性があると考えられます。

DICの平均年収が高い理由

DICの売り上げを確認すると、2017年で2320.5億円、2018年で2353.9億円、2019年で2198.5億円でした。

2019年にやや下降してしまったものの、常に2000億円以上を維持。

既存製品の売り上げを伸ばしながらも現代社会の問題の解決に貢献できる新製品を次々に開発しているため、安定した収益を確保することができ、社員にもその分還元できているのでしょう。

DICの事業内容

主な事業

DICでは、パッケージング&グラフィック事業、カラー&ディスプレイ事業、ファンクショナルプロダクツ事業の三つを手掛けています。

それぞれの事業について詳しく見ていきましょう。

パッケージング&グラフィック事業

パッケージング&グラフィック事業では、プリンティングマテリアル・パッケージングマテリアルを展開しており、それぞれの主要な製品としては以下の通りです。

  • プリンティングマテリアル:グラビアインキ、フレキソインキ、金属インキ・製缶塗料、セキュリティインキ、インクジェットインキ、新聞インキ等
  • パッケージングマテリアル:包装用接着剤、包装用多層フィルム、ポリスチレン等

近年ではCO2排出量を従来のものよりも大幅にカットできる水性インキや、環境負荷を低減させたフィルム等、環境に配慮した製品を多数開発。

フードロス対策等にも着目しているため、今後も現代社会の問題を解決するための製品を数々開発していくと考えられます。

カラー&ディスプレイ事業

カラー&ディスプレイ事業では、カラーマテリアル・ディスプレイマテリアルを手掛けていて、それぞれで以下の製品を展開しています。

  • カラーマテリアル:有機顔料、デジタル・ディスプレイ用顔料、文具・筆記具用顔料、化粧品用顔料、光輝材、軽量発泡コンクリート用アルミニウム等
  • ディスプレイマテリアル:液晶材料

有機顔料に関しては世界シェアNo.1を誇り、世界のあらゆるところでDICの顔料が使用されています。

現在はディスプレイのカラーフィルタ用顔料をはじめとし、数多くの新製品の開発に注力しています。

ファンクショナルプロダクツ事業

ファンクショナルプロダクツ事業では、パフォーマンスマテリアル・コンポジットマテリアルの製品をそれぞれ展開しています。

  • パフォーマンスマテリアル:コーティング用樹脂、粘接着剤用樹脂、UV硬化型樹脂、水系樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂等
  • コンポジットマテリアル:PPSコンパウンド、機能性コンパウンド、繊維・フィルム用原液着色剤、工業用粘着テープ等

ファンクショナルプロダクツ事業内でも、世界シェアNo.1をPPSコンパウンドで獲得。

エポキシ硬化剤や工業用粘着テープ等を中心に売り上げが伸びており、今後も需要は更に高まると考えられます。

その他の事業

上記の他にもDICでは現在エレクトロニクス・オートモーティブ・次世代パッケージング・ヘルスケアにおいて新規事業の創出に取り組んでいます。

近年では3Dプリンタ立体造形ができる「光造形用3Dプリンタ材料」を開発。

現時点では歯科用途をメインとしており、個人の歯科模型・補綴物等の原型・仮歯等の立体造形に活用されています。

今後また新たな製品を開発し、事業として活動範囲を徐々に広げていくと考えられます。

DICの歴史

ここで、これまでのDICの歴史を見ていきましょう。

1908 川村インキ製造所が創業される

1912 社名を川村喜十郎商店に変更する

1915 無機顔料の製造に成功する

1925 有機顔料の生産を始める

1937 大日本インキ製造を設立する

1950 東京証券取引所に上場する

1961 大阪証券取引所・名古屋証券取引所にそれぞれ上場する

1962 社名を大日本インキ化学工業に変更する

2008 社名をDICに変更する、創業100周年を迎える

DICが属するDICグループとは?

DICグループはオキシラン化学・キャストフィルムジャパン・KJケミカルズ・サンディック等子会社151社及び関連会社22社が属するグループです。

グループ会社では塩化ビニール用可塑剤・未延伸ポリオレフィンフィルム・合成樹脂・化学工業薬品等の製造販売をはじめとし、住宅内装部材の製造や不動産の売買、スポーツクラブの経営等を行っています。

DICの採用情報

DICでは新卒採用及びキャリア採用を行っています。

募集職種や採用フローについて確認していきましょう。

新卒採用

新卒採用では現在技術系・生産系・事務系それぞれで以下の職種の募集がされています。

  • 技術系:基礎・開発研究、応用・改良研究、分析・物性解析等
  • 生産系:生産技術、生産プロセス開発、生産システム(設計・管理・制御)、製造等
  • 事務系:営業、経理財務、資材・購買、人事、法務、情報システム等

募集に際して学部・学科の制限はありません。

また選考フローは、エントリー→必要書類の提出・適性試験→面接となります。

適性検査は言語問題・非言語問題として国語・数学の他にも英語や時事問題等が出題されます。

英語はTOEICのテスト問題に似たものとなっているようなので、しっかり準備して臨みましょう。

キャリア採用

キャリア採用では、現在以下の職種の募集が行われています。

  • 製造オペレーター
  • 経理部員
  • 化学プラントのユーティリティー運転・管理
  • プロセスオートメーションエンジニア

それぞれの職種で募集要項が異なるので、応募する前にしっかり確認しておきましょう。

応募方法は、キャリア採用ページ職種一覧の「応募する」欄からエントリーフォームを記入することで応募できます。

履歴書や職務経歴書のファイルの添付も求められるので、予め作成しておきましょう。

DICで求められる人材像

DICの人事メッセージによると、DICでは「失敗を恐れずチャレンジできる人材」を求めていると記載がありました。

また、行動指針として以下の五つが挙げられています。

「進取」

  • イノベーションを通して価値を創造するために、変化を恐れず受け入れ、自らも変化する心を持つ
  • 固定観念にとらわれず、自由な発想や新しい視点で考え実行する

「誠実」

  • 倫理的で正直な態度を貫き、良識と責任感を持って課題に真摯に向き合い、末永くお客様、同僚など、会社と関りを持つ全ての関係者からの信頼を得る

「勤勉」

  • 当事者意識と向上心を持ち、なすべきことに自ら進んでひたむきに努力を重ね、その責任を果たす

「協働」

  • 社員一人ひとりの個性や多様性を尊重し、グループ総力を結集し、社外関係者とも協力し、知恵を出し合いながらより良いものを生み出していく

「共生」

  • コンプライアンスの意識を超えて「良き企業市民」としての社会的責任を果たし、持続可能な価値を持った製品・サービスの提供、ならびに社会貢献を推進する

これらのことから、DICでは周囲を巻き込みながら新しいことに果敢に挑戦することのできる人材を求めていると考えられます。

面接では上記のことを意識し、これまでに集団で何かに取り組んだ経験や挑戦してきたこと等について話せると良いでしょう。

DICに就職、転職するためには?

DICの面接では、「入社後どのようなことがやりたいのか」について深く訊かれるという声が多々見られました。

そのため、入社後のビジョンや希望する職種になぜ就きたいのか、何がしたいか等明確にしておく必要があるでしょう。

過去の面接での質問内容も併せて見てみましょう。

  • DICをどのように変えていきたいか
  • ストレスとどのように向き合っているか
  • 今までに失敗した経験、またそれは現在に活きているか
  • 大切にしている信条について
  • 自己PR

また、インキ業界の中でもなぜDICを志望するのかを伝えるためにも、他社の研究もしっかり行っておきましょう。

DICの従業員数・平均年齢・勤続年数の推移

従業員数の推移

従業員数推移(DICと上場企業平均)

DIC 上場企業平均
2019年 3,593人 1,035人
2018年 3,538人 1,071人
2017年 3,503人 1,042人
2016年 3,510人 1,055人
2015年 3,581人 1,055人

DICの従業員数は2019年で3,593人と、1年前と比べて55人の増加となりました。

全上場企業の平均従業員数が1,035人なので、それと比べて多い水準となります。

次にDICと同じ化学業界内で従業員数を比較してみました。業界平均の従業員数が913人なので、それと比較しても多い規模の人数というのが分かります。

平均年齢の推移

平均年齢推移(DICと上場企業平均)

DIC 上場企業平均
2019年 43.4歳 41歳
2018年 43.1歳 41歳
2017年 42.7歳 40歳
2016年 42.3歳 40歳
2015年 41.8歳 40歳

DICの平均年齢は2019年で43.4歳と、上場企業の平均と比べると年齢が高い水準となっています。

平均年齢を同じ化学業界内で比較してみました。業界平均が41歳のため、業界内で見ても年齢が高い水準となります。

平均勤続年数の推移

平均勤続年数推移(DICと上場企業平均)

DIC 上場企業平均
2019年 18.9年 12年
2018年 18.8年 13年
2017年 18.7年 13年
2016年 18.3年 13年
2015年 18.1年 13年

DICの平均勤続年数は2019年で18.9年と、上場企業の平均と比べると長い水準となっています。

平均勤続年数も同じ化学業界内で比較してみます。業界の平均勤続年数が15.3年のため、業界内で見ても長い水準となります。

DICの業績推移

DICが、転職先・就職先として魅力的な会社かどうかを知るために、前期比の売上成長率や一人あたりの経常利益などを見ていきましょう。

※売上・従業員数は、各社の連結ではなく「単体」の数字を元に計算しています。

売上・経常利益と成長率

売上

売上成長率(前期比)

経常利益

売上 経常利益
2019年12月期 2198.5億円 126.6億円
2018年12月期 2353.9億円 212.9億円
2017年12月期 2320.5億円 303.9億円
2016年12月期 2288.8億円 180.4億円
2015年12月期 2414.5億円 157.6億円

まず、DICと上場企業平均の「売上」と「成長率」を見ていきます。

2019年12月期の売上は、DICが2198.5億円、上場企業平均が1120.3億円となっています。DICの売上は平均と比べて高い水準となっており、売上の前期比成長率を見ると、DICが6.6%の減少、上場企業平均が15.4%の増加となっているため、上場企業の中では成長率は平均以下な会社と言えます。

従業員一人あたり売上の推移

DIC 上場企業平均
2019年12月期 6119万円 1.1億
2018年12月期 6653万円 9064万
2017年12月期 6624万円 9022万
2016年12月期 6521万円 9416万
2015年12月期 6742万円 9870万

次に、DICと上場企業平均の「従業員一人あたり売上」を見ていきます。

2019年12月期で見ると、DICは6119万円、上場企業平均が1.1億円となっています。

従業員一人あたり経常利益の推移

DIC 上場企業平均
2019年12月期 352万円 788万
2018年12月期 602万円 731万
2017年12月期 867万円 741万
2016年12月期 514万円 672万
2015年12月期 440万円 689万

「従業員一人あたり経常利益」についても見てみましょう。2019年12月期では、DICは352万円、上場企業平均が788万円となっています。

企業データ

会社名
DIC株式会社
設立年月日
1937年3月15日
所在地
東京都中央区日本橋3−7−20 ディーアイシービル
エリア
東京 
業界・業種
化学  塗料 
代表者名
猪野 薫
上場市場
東証1部
上場年月日
1950年5月

※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。

最終更新日:2021年1月1日

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