気になる役員の年収は?求める人材は人柄重視!森永乳業に転職するには?
森永乳業の平均年収は、2021年で前期に比べて下降傾向の739.8万円です。食料品業界内22位の平均年収でした。森永乳業は乳製品メーカーです。堅実で、消費者の立場に立った経営を行う企業。企業全体でワークライフバランスの向上を推進しており、働きやすい環境となっています。給料は昇級試験に合格することで上がります。賞与は5ヶ月ほどあり、平均から見ても高い水準です。平均勤続年数は14.2年となっています。
目次
閉じる平均年収推移(森永乳業と上場企業平均)
森永乳業の平均年収推移は、下降傾向です。前期比で見ると1.3万円減少しています。
上述のように、過去5年間の平均年収は723.1万円なので、上場企業と比べると高い水準になります。
森永乳業の平均年収 | 年収 |
---|---|
2019年 | 740万円 |
2018年 | 741万円 |
2017年 | 722万円 |
2016年 | 712万円 |
2015年 | 701万円 |
森永乳業の平均年収 | 上場企業の平均年収 | 全国の平均年収 |
---|---|---|
739.8万 | 612.5万 | 432.2万 |
森永乳業の平均年収は、他の会社と比較すると高い傾向にあります。日本の上場企業の平均年収と比べると127.3万円高く、上場企業以外も含めた全国平均の年収と比較すると307.6万円高くなっています。(全国平均の年収は、国税庁が実施している『民間給与実態統計調査』の最新版の調査結果を参照しています。)
上場企業全体の年収ランキングで見ると、3737社中644位と高い順位となります。
森永乳業の平均年収 | 食料品業界の平均年収 |
---|---|
739.8万 | 615.1万 |
森永乳業が属する食料品業界の上場企業の平均年収は615.1万円です。 そのため、森永乳業の年収は業界平均と比べて124.7万円高く、業界内順位を見ると126社中22位と高い順位となります。
森永乳業の平均年収 | 東京都の平均年収 |
---|---|
739.8万 | 647.2万 |
森永乳業の所在地がある東京都の上場企業の平均年収は647.2万円です。 そのため、森永乳業の年収はエリア平均と比べて92.6万円高く、エリア内順位を見ると1979社中443位と高い順位となります。
森永乳業では6月と12月の年2回、ボーナスが支給されます。
平均支給額は約110万円〜240万円、男女間の差は最大で約60万円、ピークは50歳代前半で迎えます。
ボーナス額も同業界と比べて良い数字な上に、残業代も申請すればその分しっかりと支給されるため、満足している従業員が多いようです。
職種別の年収を比較すると、一般職の平均年収は約400万円〜750万円、技術職は約500万円〜735万円、総合職は約630万円〜1045万円となっています。
学歴別の初任給は、2019年度の実績によると全国型総合職は大学院了230,000円・大学卒214,000円、地域型総合職は大学院了218,520円・大学卒203,310円・高等専門学校卒(本科)187,000円(専攻科)203,310円・専門学校と短期大学卒175,000円となっており、他の大手企業と比較するとやや低めの金額設定です。
出世後の年収を比較すると、係長の平均年収は約770万円〜825万円、課長は約1000万円〜1085万円、部長は約1150万円〜1370万円となっています。
働き方改革を取り入れ始めてはいますが、まだまだ全体的に完成されたわけではなく、少しでも年収をアップさせるために残業する従業員も多いそうです。
しかし、働き方改革が徹底されれば、待遇や給与面での改善も進んでいくことでしょう。
暫くは時間を要しますが、今後の展開に期待が寄せられます。
代表取締役社長の宮原 道夫氏と代表取締役副社長の野口 純一氏の年収は、総額1億円以上ではなかったため公開されていませんでしたが、その他の取締役の平均年収は約4500万円、監査役は約2100万円となっています。
1億円を超える役員報酬を受け取っている役員がおらず、大手企業としては役員の年収がやや低いという印象です。
森永乳業の競合他社というと、明治ホールディングスや雪印メグミルクなどが挙げられます。
最新の有価証券報告書によれば、明治ホールディングスの平均年収は約996.5万円、雪印メグミルクの平均年収は約709.2万円となっています。
森永乳業の平均年収は約739.8万円ですので、明治ホールディングスよりは少ないものの、決して低い数字ではありません。
明治ホールディングスはチョコレート・グミ・ガムなどの菓子製品や医薬品など、森永乳業に無い製品も扱っているため、年収に大きな差が生じていると考えられます。
平均年収が高い理由には、経常利益の上昇が影響していると考えられます。
売上高は過去5年間を見ても5800億円〜6000億円台を推移し安定していますが、経常利益は2015年3月期の82億円から2019年3月期には231億円と大きく増加しました。
各事業での売上高は増加していないものの、営業利益が各事業で上昇したことが関係しています。
また、平均年齢38.3歳と高くないものの勤続年数は14.2年と長いことも、年収を引き上げる要因の一つと考えられます。
森永乳業は、食料品業界に属する日本の大手企業です。
売上高の半分を占める中核となる事業で、コーヒー飲料の「マウントレーニアカフェラッテ」、紅茶の「リプトン」などをはじめとしたビバレッジ、アイスクリーム、ヨーグルト、チーズや牛乳などの様々な商品を展開。
営業利益率は105億円、事業別営業利益は47%を占めています。
生クリームなどの乳原料商品の製造・提供をはじめ、ビフィズス菌、ラクトフェリン、乳素材などの機能性素材の研究にも力を入れ、これまで「ビフィズス菌BB536」や乳たんぱく質「ラクトフェリン」の製造技術を確率し、多くの製品に応用および様々な業態に提供も行っています。
育児用の粉ミルクなどの栄養食品、サプリメントや流動食などを製造しており、粉ミルク「はぐくみ」やコーヒー・紅茶に入れる「Creap」などが主力商品です。
サプリメントや栄養食品などは、主に通信販売や定期宅配サービスなどで販売しています。
日本国内だけでなく、海外事業にも力を入れており、森永乳業の製品を世界に向けて販売しています。
ドイツにあるミライ社では乳原料製造販売事業や育児用調製粉乳の輸出事業を行っており、米国では無菌充填豆腐の製造販売事業を行っています。
それぞれの国に適した製品を提供するために、インドネシアやアメリカ、中国、シンガポールなど世界各国にも拠点を構えています。
また、乳製品には欠かせない牛の飼料やプラント設備の設計・施工などにも取り組んでおり、世界中の人に安心・安全な商品を安定して供給できるように務めています。
森永乳業の歴史についてご紹介します。
森永乳業グループとは、森永乳業が中心核となるグループ企業のことです。
所属企業には、山形県でチーズ製品と「おしどりミルクケーキ」を生産している日本製乳、大手コンビニエンスストア向けのスイーツ商品開発・製造を行っているシェフォーレ、チーズ製品の製造・輸入を行っているエムケーチーズなどがあります。
森永乳業では、新卒採用、キャリア採用にて募集を行っています。
新卒採用では、営業職、人事、労務、総務、経理などの事務職、研究・開発、生産技術、エンジニアなどの技術職にて募集を行っています。
N社員コース(全国型総合職)とA社員コース(地域型総合職)に分かれており、N社員は転居を伴う転勤がありますが、A社員コースは転居を伴う転勤はありません。
勤務地は、本社のある東京および研究所のある神奈川、全国の事業所で、将来的には海外勤務の可能性もあります。
選考方法は、マイページ登録→エントリーシート提出→WEB適性テスト→一次面接→二次面接→三次面接→最終面接→内々定です。
キャリア採用では、現在募集を行っておりません。
随時情報は更新されますので、こまめにチェックしてください。
森永乳業では、求める人材像について以下のように語っています。
森永乳業は経験や技術はもちろんですが、特に人柄・やる気などを重視しています。
新しい製品を生み出すためには「知恵」や「柔軟な発想」が必要となるため、楽しんで「創意工夫」できる人が理想だとしています。
人々の生活に欠かせない乳製品の新たな可能性や、会社の発展のために尽力・チャレンジし続けてくれる仲間を求めています。
求める人材像からも分かるように、面接では経験や知識よりも人柄を重視されます。
そのため、まずは明るくハキハキと質問に答えつつ、自分の良い部分をアピールすることに重点を置きましょう。
また、今後の更なる海外発展のために、海外に関する質問も多く出されるようです。
「海外ではどう商品を売るべきか」「海外で販売する上で、コスト面はどのように設定するか」など、もし自分が海外で森永乳業の製品を販売するならどうするのかを具体的に想像しておく必要があります。
答えが正解か間違いかを気にするのではなく、どれだけ様々な考えやアイデアを出せるか、「この人なら森永乳業を共に発展させてくれそうだ」という印象を残せるかがポイントとなるでしょう。
従業員数推移(森永乳業と上場企業平均)
森永乳業 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 3,247人 | 1,035人 |
2018年 | 3,144人 | 1,071人 |
2017年 | 3,035人 | 1,042人 |
2016年 | 3,023人 | 1,055人 |
2015年 | 3,078人 | 1,055人 |
森永乳業の従業員数は2019年で3,247人と、1年前と比べて103人の増加となりました。
全上場企業の平均従業員数が1,035人なので、それと比べて多い水準となります。
次に森永乳業と同じ食料品業界内で従業員数を比較してみました。業界平均の従業員数が880人なので、それと比較しても多い規模の人数というのが分かります。
平均年齢推移(森永乳業と上場企業平均)
森永乳業 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 38.3歳 | 41歳 |
2018年 | 38.2歳 | 41歳 |
2017年 | 38.1歳 | 40歳 |
2016年 | 37.7歳 | 40歳 |
2015年 | 37.2歳 | 40歳 |
森永乳業の平均年齢は2019年で38.3歳と、上場企業の平均と比べると若い水準となっています。
平均年齢を同じ食料品業界内で比較してみました。業界平均が41歳のため、業界内で見ても若い水準となります。
平均勤続年数推移(森永乳業と上場企業平均)
森永乳業 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 14.2年 | 12年 |
2018年 | 14.9年 | 13年 |
2017年 | 14.9年 | 13年 |
2016年 | 14.9年 | 13年 |
2015年 | 14.5年 | 13年 |
森永乳業の平均勤続年数は2019年で14.2年と、上場企業の平均と比べると長い水準となっています。
平均勤続年数も同じ食料品業界内で比較してみます。業界の平均勤続年数が14.5年のため、業界内で見ても短い水準となります。
森永乳業が、転職先・就職先として魅力的な会社かどうかを知るために、前期比の売上成長率や一人あたりの経常利益などを見ていきましょう。
※売上・従業員数は、各社の連結ではなく「単体」の数字を元に計算しています。
売上
売上成長率(前期比)
経常利益
売上 | 経常利益 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 4303.6億円 | 170.1億円 |
2018年3月期 | 4405.5億円 | 186.8億円 |
2017年3月期 | 4443.1億円 | 148.4億円 |
2016年3月期 | 4538.7億円 | 97.2億円 |
2015年3月期 | 4443.7億円 | 34.7億円 |
まず、森永乳業と上場企業平均の「売上」と「成長率」を見ていきます。
2019年3月期の売上は、森永乳業が4303.6億円、上場企業平均が1120.3億円となっています。森永乳業の売上は平均と比べて高い水準となっており、売上の前期比成長率を見ると、森永乳業が2.3%の減少、上場企業平均が15.4%の増加となっているため、上場企業の中では成長率は平均以下な会社と言えます。
森永乳業 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 1.3億円 | 1.1億 |
2018年3月期 | 1.4億円 | 9064万 |
2017年3月期 | 1.5億円 | 9022万 |
2016年3月期 | 1.5億円 | 9416万 |
2015年3月期 | 1.4億円 | 9870万 |
次に、森永乳業と上場企業平均の「従業員一人あたり売上」を見ていきます。
2019年3月期で見ると、森永乳業は1.3億円、上場企業平均が1.1億円となっています。 そのため森永乳業は上場企業の中では従業員あたりの付加価値が高い優良な企業と言えます。
森永乳業 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 524万円 | 788万 |
2018年3月期 | 594万円 | 731万 |
2017年3月期 | 489万円 | 741万 |
2016年3月期 | 322万円 | 672万 |
2015年3月期 | 113万円 | 689万 |
「従業員一人あたり経常利益」についても見てみましょう。2019年3月期では、森永乳業は524万円、上場企業平均が788万円となっています。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2021年1月1日
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