平均年収が高い理由は?グローバル企業って本当?知っておくべき就職情報は?徹底解説!
東海理化の平均年収は、2021年で前期に比べて上昇傾向の640.9万円となりました。車・輸送用機器業界内では41位の平均年収です。東海理化はトヨタグループの自動車部品メーカーです。人材育成に力を入れているため、しっかりとした研修があります。働き方改革の波もあり、残業時間の削減や有休100%消化の動きが出てきたため、ワークライフバランスも調整しやすいです。トヨタグループということもあり、安定した仕事があることも魅力。平均勤続年数も18.0年と定着率が高くなっています。
目次
閉じる平均年収推移(東海理化と上場企業平均)
東海理化の平均年収推移は、上昇傾向です。前期比で見ると16.9万円増加しています。
上述のように、過去5年間の平均年収は623.1万円なので、上場企業と比べると高い水準になります。
東海理化の平均年収 | 年収 |
---|---|
2019年 | 641万円 |
2018年 | 624万円 |
2017年 | 618万円 |
2016年 | 621万円 |
2015年 | 611万円 |
東海理化の平均年収 | 上場企業の平均年収 | 全国の平均年収 |
---|---|---|
640.9万 | 612.5万 | 432.2万 |
東海理化の平均年収は、他の会社と比較すると高い傾向にあります。日本の上場企業の平均年収と比べると28.4万円高く、上場企業以外も含めた全国平均の年収と比較すると208.7万円高くなっています。(全国平均の年収は、国税庁が実施している『民間給与実態統計調査』の最新版の調査結果を参照しています。)
上場企業全体の年収ランキングで見ると、3737社中1378位と高い順位となります。
東海理化の平均年収 | 車・輸送用機器業界の平均年収 |
---|---|
640.9万 | 630.9万 |
東海理化が属する車・輸送用機器業界の上場企業の平均年収は630.9万円です。 そのため、東海理化の年収は業界平均と比べて10.0万円高く、業界内順位を見ると94社中41位と平均的な順位となります。
東海理化の平均年収 | 愛知県の平均年収 |
---|---|
640.9万 | 580.6万 |
東海理化の所在地がある愛知県の上場企業の平均年収は580.6万円です。 そのため、東海理化の年収はエリア平均と比べて60.3万円高く、エリア内順位を見ると222社中62位と高い順位となります。
東海理化では、年に2回、7月と12月にボーナスが支給されます。
口コミによれば、ボーナスの総支給額は約120万円〜200万円。
50歳代で最も多くのボーナスを貰っている傾向にあります。
なお、評価は半年に1回の頻度で5段階評価。
昇給は年1回、4月に行われます。
職種別の平均年収を算出したところ、総合職:約650万円~930万円、一般職:約450万円〜640万円、技術職:約400万円〜630万円でした。
ちなみに、2019年4月の実績によると、学歴別の初任給(月給)は、大学院修士卒:229,000円、大学学部卒:207,000円。
その他、残業手当・家族手当・通勤手当などが支給されます。
口コミによると、出世後の年収は係長:約550万円~750万円、課長:約800万円~950万円、部長:約1000万円〜1185万円でした。
部長まで出世すると、年収1000万円も夢ではありません。
有価証券報告書によると、役員の年収は取締役が約2605万円、監査役が約3050万円、社外役員が約250万円です。
代表取締役社長である三浦 憲二氏の年収は公表されていませんでした。
東海理化の競合他社と言えば、同じく自動車部品メーカーのエフテック、武蔵精密工業、ショーワなどが挙げられます。
それぞれの有価証券報告書によると、平均年収は、エフテック:611万円、武蔵精密工業:630万円、ショーワ:686万円でした。
東海理化の年収は640万円なので、ショーワにはおよばないものの、エフテックや武蔵精密工業より年収が高いことが分かります。
東海理化の年収が高い理由として、まず業績が好調であることが挙げられるでしょう。
近年の売上は、2017年:2395億円、2018年:2515億円、2019年:2696億円。
このように売上が年々上昇していることからも分かる通り、近年の東海理化の業績は好調です。
そのため、昨年と比べて20万円近く平均年収が上がっていると考えられます。
また、社員の年齢層が高めであることも高年収の理由の一つです。
東海理化の社員の勤続年数は平均18年、平均年齢が41歳。
41歳ともなれば役職に就いている人も多いことが考えられます。
そのため、会社全体の平均年収が高いことが考えられます。
東海理化は大手の自動車部品メーカーです。
主な事業は、スイッチ、キーロック、シートベルト、シフトレバーなどの自動車用部品の製造。
運転席から手が届く範囲の部品が多いとされています。
日本初のスマートキーシステムを開発したことからも分かる通り、セキュリティシステムも強みの一つです。
その他、社会貢献として、地域児童センターイベントへの協力、地域美化活動としてのゴミ拾い、海外の難民地域に救援衣料を送付しています。
東海理化電の歴史、年表で簡単にご紹介します。
今や連結社員数19,452名もの大企業となった東海理化。
最初は35名の社員による、小さな一歩から始まりました。
このように今までの沿革を見てみると、最先端の技術が称えられ、数々の賞を獲得してきたことが分かります。
国内では、愛知県や岐阜県を中心に子会社を有する東海理化グループ。
今やアメリカ、カナダ、ブラジル、インド、中国、台湾、そのほか東南アジアなどの世界16ヵ国45社ものグローバルネットワークを持っています。
東海理化では、新卒採用・中途採用が行われています。
勤務地は愛知県丹羽の本社、もしくは各事業所です。
大学卒業以上の方は、総務人事・経理・情報システム・営業・生産管理などの事務職に応募することができます。
事務職の採用は、例年15名〜20名程度です。
高専卒業以上の方は、開発・設計・生産技術・品質保証などの技術職に応募することができます。
技術職の採用は、例年60名〜70名程度です。
なお、高校卒業以上の方は、企業内職業訓練校の「東海理化学園」に一年間入園し、機械加工、電子・電気機器の技術を磨くというコースもあります。
学科だけでなく、実技訓練や技能訓練もあるため、職場で役立つ実践的な知識や技術を得ることができるでしょう。
東海理化の中途採用では、事務職と技術職を募集しています。
募集要項に記載されている勤務地・年収例と、自分の転職希望条件を照らし合わせて探してみましょう。
なお、東海理化の中途採用向けの公式ウェブサイトでは、なかなか求人情報が反映されないようです。
転職を検討中の方は、転職エージェントのサイトから検索してみてください。
東海理化が最も重視している人材像は、どんなことにも挑戦する姿勢。
その背景として、東海理化の歴史があります。
東海理化は小さな自動車のスイッチ一つから始まりましたが、絶え間なくチャレンジしてきた結果、大企業へと成長できたのです。
これから迎え入れる人材にも、ますますチャレンジ精神が求められていると言えるでしょう。
また、東海理化はグローバル展開に積極的な企業。
グローバルな視野を持っていたり、海外志向が強い方も求められていると考えられます。
東海理化に就職するには、まずインターンシップや説明会に挑戦しましょう。
例年、一日完結型の業界研究・仕事体験会が開かれています。
様々なワークショップが用意されており、フィードバックももらえるため、自分が東海理化電機製作所に向いているかどうか判断できるでしょう。
なお、1コースにつき募集人数2名程度の狭き門ではありますが、1週間〜2週間の就業体験型のインターンシップもあります。
全20コース用意されているため、自分に合いそうなコースを探して応募してみましょう。
従業員数推移(東海理化と上場企業平均)
東海理化 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 6,215人 | 1,035人 |
2018年 | 6,207人 | 1,071人 |
2017年 | 6,193人 | 1,042人 |
2016年 | 6,061人 | 1,055人 |
2015年 | 6,051人 | 1,055人 |
東海理化の従業員数は2019年で6,215人と、1年前と比べて8人の増加となりました。
全上場企業の平均従業員数が1,035人なので、それと比べて多い水準となります。
次に東海理化と同じ車・輸送用機器業界内で従業員数を比較してみました。業界平均の従業員数が4,374人なので、それと比較しても多い規模の人数というのが分かります。
平均年齢推移(東海理化と上場企業平均)
東海理化 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 41.0歳 | 41歳 |
2018年 | 39.7歳 | 41歳 |
2017年 | 39.3歳 | 40歳 |
2016年 | 39.1歳 | 40歳 |
2015年 | 38.6歳 | 40歳 |
東海理化の平均年齢は2019年で41.0歳と、上場企業の平均と比べると同じくらいの水準となっています。
平均年齢を同じ車・輸送用機器業界内で比較してみました。業界平均が41歳のため、業界内で見ても若い水準となります。
平均勤続年数推移(東海理化と上場企業平均)
東海理化 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 18.0年 | 12年 |
2018年 | 17.3年 | 13年 |
2017年 | 16.9年 | 13年 |
2016年 | 16.8年 | 13年 |
2015年 | 16.2年 | 13年 |
東海理化の平均勤続年数は2019年で18.0年と、上場企業の平均と比べると長い水準となっています。
平均勤続年数も同じ車・輸送用機器業界内で比較してみます。業界の平均勤続年数が16.2年のため、業界内で見ても長い水準となります。
東海理化が、転職先・就職先として魅力的な会社かどうかを知るために、前期比の売上成長率や一人あたりの経常利益などを見ていきましょう。
※売上・従業員数は、各社の連結ではなく「単体」の数字を元に計算しています。
売上
売上成長率(前期比)
経常利益
売上 | 経常利益 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 2696.1億円 | 199.2億円 |
2018年3月期 | 2515.1億円 | 201.6億円 |
2017年3月期 | 2395.5億円 | 172.8億円 |
2016年3月期 | 2441.9億円 | 155.1億円 |
2015年3月期 | 2530.9億円 | 205.5億円 |
まず、東海理化と上場企業平均の「売上」と「成長率」を見ていきます。
2019年3月期の売上は、東海理化が2696.1億円、上場企業平均が1120.3億円となっています。東海理化の売上は平均と比べて高い水準となっており、売上の前期比成長率を見ると、東海理化が7.2%の増加、上場企業平均が15.4%の増加となっているため、上場企業の中では成長率は平均以下な会社と言えます。
東海理化 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 4338万円 | 1.1億 |
2018年3月期 | 4052万円 | 9064万 |
2017年3月期 | 3868万円 | 9022万 |
2016年3月期 | 4029万円 | 9416万 |
2015年3月期 | 4183万円 | 9870万 |
次に、東海理化と上場企業平均の「従業員一人あたり売上」を見ていきます。
2019年3月期で見ると、東海理化は4338万円、上場企業平均が1.1億円となっています。
東海理化 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 320万円 | 788万 |
2018年3月期 | 325万円 | 731万 |
2017年3月期 | 279万円 | 741万 |
2016年3月期 | 256万円 | 672万 |
2015年3月期 | 340万円 | 689万 |
「従業員一人あたり経常利益」についても見てみましょう。2019年3月期では、東海理化は320万円、上場企業平均が788万円となっています。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2021年1月1日
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