手掛ける製品は2,000以上!?心電計のシェアトップクラスの大手医療機器メーカー!求める人材像として挙げられた三つのキーワードとは?
フクダ電子の平均年収は、2021年で前期に比べて上昇傾向の777.9万円です。電気機器業界内では、38位の平均年収でした。フクダ電子は呼吸・循環機器系の医療機器の製造販売を行っている企業です。社会貢献度が高く、常に勉強が必要になる環境なので、働きがいがあるでしょう。住宅手当や地域手当、早朝手当など、各種手当が充実しているのも魅力です。休みが基本的にカレンダー通りで年休130日なので、プライベートの時間が確保しやすいです。
目次
閉じる平均年収推移(フクダ電子と上場企業平均)
フクダ電子の平均年収推移は、上昇傾向です。前期比で見ると1.0万円増加しています。
上述のように、過去5年間の平均年収は765.9万円なので、上場企業と比べると高い水準になります。
フクダ電子の平均年収 | 年収 |
---|---|
2019年 | 778万円 |
2018年 | 777万円 |
2017年 | 751万円 |
2016年 | 744万円 |
2015年 | 780万円 |
フクダ電子の平均年収 | 上場企業の平均年収 | 全国の平均年収 |
---|---|---|
777.9万 | 612.5万 | 432.2万 |
フクダ電子の平均年収は、他の会社と比較すると高い傾向にあります。日本の上場企業の平均年収と比べると165.4万円高く、上場企業以外も含めた全国平均の年収と比較すると345.7万円高くなっています。(全国平均の年収は、国税庁が実施している『民間給与実態統計調査』の最新版の調査結果を参照しています。)
上場企業全体の年収ランキングで見ると、3737社中478位と高い順位となります。
フクダ電子の平均年収 | 電気機器業界の平均年収 |
---|---|
777.9万 | 664.7万 |
フクダ電子が属する電気機器業界の上場企業の平均年収は664.7万円です。 そのため、フクダ電子の年収は業界平均と比べて113.2万円高く、業界内順位を見ると244社中38位と高い順位となります。
フクダ電子の平均年収 | 東京都の平均年収 |
---|---|
777.9万 | 647.2万 |
フクダ電子の所在地がある東京都の上場企業の平均年収は647.2万円です。 そのため、フクダ電子の年収はエリア平均と比べて130.7万円高く、エリア内順位を見ると1979社中340位と高い順位となります。
フクダ電子では年2回、2019年度実績で約5.7ヶ月分のボーナスが支給されます。
平均支給額は約110万円~245万円で、業績にもよりますが少なくとも0.5ヶ月分の決算賞与が出るので、しっかり貯金をすることもできるでしょう。
フクダ電子の年収を職種別に見てみましょう。
一般職:約380万円~780万円
技術職:約400万円~765万円
総合職:約630万円~1090万円
また、学歴別の初任給は以下の通りです。
大学院卒:209,950円
大学卒:192,750円
また通勤手当や住宅手当、地域手当等も支給されます。
地域手当に関しては全員11,500円支給されるので、その分月々の給与額も上がります。
フクダ電子で出世した場合年収は以下の通りとなります。
係長クラス:約835万円~860万円
課長クラス:約1100万円~1155万円
部長クラス:約1250万円~1445万円
フクダ電子では上司の指示をしっかり聞くことのできる社員が出世しやすいようです。
普段から上司との間にしっかり信頼関係を築き、コミュニケーションを取れるように心がけましょう。
2020年の有価証券報告書を見ると、報酬が1億円を超える役員は以下の2名でした。
またその他の役員の報酬については、社内取締役4名に対して総額4億2400万円で1人あたり1億600万円、社内監査役3名に対して総額900万円で1人あたり300万円が支給されていました。
業績も緩やかに上昇しており、今後も役員の報酬は上がっていくと予想できます。
それぞれの年収を見ていくと、フクダ電子は778万円、日本光電は848万円、オムロンは822万円と、現段階では競合他社にはやや及びませんでした。
しかし、コストの削減やより良いサービスの提供に尽力しているため、今後競合の年収を超える可能性は高いと言えます。
フクダ電子の売り上げ及び経常利益を見てみると、売り上げは2017年では698.2億円、2018年では709.6億円、2019年では715.7億円となっています。
また、経常利益は2017年では106.9億円、2018年では106.1億円、2019年では119.9億円でした。
経常利益が2018年にやや下降してしまったものの、売り上げ・経常利益共に右肩上がりであることが分かります。
手掛ける製品の数も多く、レンタル等を行うことでより活用しやすくしているため利益を確保でき、社員にも還元できていると考えられます。
フクダ電子では、主に医療機器の研究開発・製造販売を行っています。
製品は大きく分けて予防・検査機器、治療機器、経過観察・リハビリ機器、在宅医療機器の四つに分類することができ、それぞれ以下のような製品を手掛けています。
予防・検査機器:心電計、超音波画像診断装置、血圧脈波検査装置等
治療機器:ペースメーカー、カテーテル、AED等
経過観察・リハビリ機器:ベッドサイドモニタ、セントラルモニタ、心臓リハビリテーション等
在宅医療機器:酸素濃縮装置、人工呼吸器、睡眠評価装置等
現在2000以上の製品を手掛けており、病院や在宅での患者の治療をサポートしています。
人工呼吸器等の売り上げも上昇傾向にあり、事業は順調であると言えるでしょう。
その他にも、フクダ電子では消耗品等も同様に手掛けています。
消耗品ではAED収納ボックス・AED遠隔監視システム・AED操作トレーニングツール等のAED関連製品、救護マットやテント等を展開。
前年度と比較しても売り上げは上昇しており、今後も新たな製品を輩出していくと予想できます。
ここで、フクダ電子のこれまでの歴史を簡単に見ていきましょう。
1939 福田特殊医療電気製作所が創業される
1950 社名を福田エレクトロ製作に変更する
1951 国内で初めて直記式心電計を開発する
1960 社名を福田エレクトロに変更する
1969 フクダ医療電機と合併し、社名をフクダ電子に変更する
2002 圧脈波検査装置を開発し、販売を始める
2012 福田孝太郎氏が現代表取締役会長に、白井大治郎氏が現代表取締役社長にそれぞれ就任する
フクダ電子グループは、フクダライフテック、フクダコーリン等が属するグループです。
国内だけでなくアメリカやアジアにもグループ企業を保有し、療養者の在宅酸素療法サポート業務、診療支援サービス事業等を展開しています。
フクダ電子では現在新卒採用・キャリア採用を行っています。
それぞれの募集要項を確認していきましょう。
新卒採用では、現在以下の職種で募集を行っています。
技術職:開発部門・生産部門・品質、検査関連部門
営業職:電子販売営業職・ライフテック営業職
営業職に関してはグループ企業での募集となるので注意しましょう。
また、選考フローは技術職と営業職とでやや異なります。
技術職:マイナビからエントリー→会社説明会→書類選考→一次面接→二次面接→三次面接
営業職:マイナビからエントリー→会社説明会→販売会社選考(書類・面接)
技術職の一次面接は人事、二次面接は部門、三次面接は役員によるものとなるので、それぞれしっかり準備して臨みましょう。
キャリア採用では、現在以下の職種の募集が行われています。
選考は、エントリーシートでの応募→書類選考→一次選考→二次選考の順となります。
一次選考では専門スキル・人物評価が、二次選考では役員面接が行われるので、これまでに身につけてきたスキル等を客観的に見直しておきましょう。
エントリーシートはキャリア採用ページの選考プロセスのエントリーシート欄より記入することができます。
エントリーシートには顔写真のファイルも添付しなくてはいけないので、予め用意しておきましょう。
フクダ電子では、求める人材像として以下の三つを挙げています。
主体性
創造性
協調性
面接ではこの三つの人材像を意識し、フクダ電子でどのようなことをしたいか、他の社員とどのように働きたいか等を話せると良いでしょう。
フクダ電子の面接は基本的な質問がほとんどであるようですが、希望する働き方やフクダ電子の製品について等も訊かれるようです。
企業研究をする際にはフクダ電子の製品についてもしっかり勉強しておくと良いでしょう。
過去の面接での質問内容も見ていきましょう。
その他にも周囲の人からどのように見られているか等も訊かれるので、家族や友人に自身についての印象等を訊いておくと、客観的に自身を見つめ直すことができるでしょう。
従業員数推移(フクダ電子と上場企業平均)
フクダ電子 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 629人 | 1,035人 |
2018年 | 650人 | 1,071人 |
2017年 | 653人 | 1,042人 |
2016年 | 621人 | 1,055人 |
2015年 | 644人 | 1,055人 |
フクダ電子の従業員数は2019年で629人と、1年前と比べて21人の減少となりました。
全上場企業の平均従業員数が1,035人なので、それと比べて少ない水準となります。
次にフクダ電子と同じ電気機器業界内で従業員数を比較してみました。業界平均の従業員数が2,082人なので、それと比較しても少ない規模の人数というのが分かります。
平均年齢推移(フクダ電子と上場企業平均)
フクダ電子 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 42.9歳 | 41歳 |
2018年 | 43.1歳 | 41歳 |
2017年 | 44.4歳 | 40歳 |
2016年 | 42.1歳 | 40歳 |
2015年 | 41.7歳 | 40歳 |
フクダ電子の平均年齢は2019年で42.9歳と、上場企業の平均と比べると年齢が高い水準となっています。
平均年齢を同じ電気機器業界内で比較してみました。業界平均が43歳のため、業界内で見ても年齢が高い水準となります。
平均勤続年数推移(フクダ電子と上場企業平均)
フクダ電子 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 16.0年 | 12年 |
2018年 | 16.2年 | 13年 |
2017年 | 15.4年 | 13年 |
2016年 | 15.4年 | 13年 |
2015年 | 15.0年 | 13年 |
フクダ電子の平均勤続年数は2019年で16.0年と、上場企業の平均と比べると長い水準となっています。
平均勤続年数も同じ電気機器業界内で比較してみます。業界の平均勤続年数が15.6年のため、業界内で見ても長い水準となります。
フクダ電子が、転職先・就職先として魅力的な会社かどうかを知るために、前期比の売上成長率や一人あたりの経常利益などを見ていきましょう。
※売上・従業員数は、各社の連結ではなく「単体」の数字を元に計算しています。
売上
売上成長率(前期比)
経常利益
売上 | 経常利益 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 715.7億円 | 119.9億円 |
2018年3月期 | 709.6億円 | 106.1億円 |
2017年3月期 | 698.2億円 | 106.9億円 |
2016年3月期 | 674.2億円 | 75.3億円 |
2015年3月期 | 632.8億円 | 87.5億円 |
まず、フクダ電子と上場企業平均の「売上」と「成長率」を見ていきます。
2019年3月期の売上は、フクダ電子が715.7億円、上場企業平均が1120.3億円となっています。フクダ電子の売上は平均と比べて低い水準となっており、売上の前期比成長率を見ると、フクダ電子が0.9%の減少、上場企業平均が15.4%の増加となっているため、上場企業の中では成長率は平均以下な会社と言えます。
フクダ電子 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 1.1億円 | 1.1億 |
2018年3月期 | 1.1億円 | 9064万 |
2017年3月期 | 1.1億円 | 9022万 |
2016年3月期 | 1.1億円 | 9416万 |
2015年3月期 | 9827万円 | 9870万 |
次に、フクダ電子と上場企業平均の「従業員一人あたり売上」を見ていきます。
2019年3月期で見ると、フクダ電子は1.1億円、上場企業平均が1.1億円となっています。
フクダ電子 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 1907万円 | 788万 |
2018年3月期 | 1633万円 | 731万 |
2017年3月期 | 1637万円 | 741万 |
2016年3月期 | 1212万円 | 672万 |
2015年3月期 | 1359万円 | 689万 |
「従業員一人あたり経常利益」についても見てみましょう。2019年3月期では、フクダ電子は1907万円、上場企業平均が788万円となっています。 そのためフクダ電子は上場企業の中では効率的に運営できている会社と言えます。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2021年1月1日
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