創業130年の歴史を誇る老舗繊維メーカー!気になるボーナス額は?求められる人材像も徹底的に分析!
ユニチカの平均年収は、2021年で569.4万円。繊維製品業界内では21位、全体では2155位でした。ユニチカは、120年以上の歴史を持つ日本の繊維メーカーです。通勤手当や家族手当等充実しており、食事手当は東京で6,000円、大阪で5,500円支給されます。通信教育や英語・中国語が学べる社内語学教室等自己啓発支援制度も揃っています。社内は穏やかで人間関係も良好。定年まで勤めあげる女性社員も少なくなく、平均勤続年数も18.1年と高水準です。
目次
閉じる平均年収推移(ユニチカと上場企業平均)
ユニチカの平均年収推移は、上昇傾向です。前期比で見ると15.4万円増加しています。
上述のように、過去5年間の平均年収は536.8万円なので、上場企業と比べると低い水準になります。
ユニチカの平均年収 | 年収 |
---|---|
2019年 | 569万円 |
2018年 | 554万円 |
2017年 | 536万円 |
2016年 | 517万円 |
2015年 | 507万円 |
ユニチカの平均年収 | 上場企業の平均年収 | 全国の平均年収 |
---|---|---|
569.4万 | 612.5万 | 432.2万 |
ユニチカの平均年収は、日本の上場企業の平均年収と比べると43.1万円低く、上場企業以外も含めた全国平均の年収と比較すると137.2万円高くなっています。(全国平均の年収は、国税庁が実施している『民間給与実態統計調査』の最新版の調査結果を参照しています。)
上場企業全体の年収ランキングで見ると、3737社中2155位と平均的な順位となります。
ユニチカの平均年収 | 繊維製品業界の平均年収 |
---|---|
569.4万 | 550.4万 |
ユニチカが属する繊維製品業界の上場企業の平均年収は550.4万円です。 そのため、ユニチカの年収は業界平均と比べて19.0万円高く、業界内順位を見ると55社中21位と高い順位となります。
ユニチカの平均年収 | 大阪府の平均年収 |
---|---|
569.4万 | 625.8万 |
ユニチカの所在地がある大阪府の上場企業の平均年収は625.8万円です。 そのため、ユニチカの年収はエリア平均と比べて56.4万円低く、エリア内順位を見ると426社中249位と平均的な順位となります。
ユニチカでは6月と12月の年2回ボーナスが支給されます。
平均支給額は約85万円~175万円となっており、職級や上司の評価により支給額がやや変動するようです。
業務に積極的に取り組むことで自身の頑張りが評価され、支給額も増加するでしょう。
ユニチカの年収を職種別に見てみましょう。
初任給は2019年度実績では以下の通りです。
昇給額は年齢及び勤続年数により決められるようです。
長く勤めることで給与も上昇していくでしょう。
ユニチカで役職に就いた場合の年収は以下の通りです。
近年では女性管理職の増加を目指して各種研修や意見交換会、意識啓発等様々な取り組みに尽力。
今後女性管理職は増加の一途を辿ると考えられます。
2019年度の有価証券報告書を確認しましたが、報酬が1憶円を超える役員についての記載は見られませんでした。
またその他の役員の報酬については、社内取締役4名に対して総額1憶2500万円で1人あたり3125万円、社内監査役3名に対して総額3300万円で1人あたり1100万円がそれぞれ支給されていました。
このことから、代表取締役会長の注連浩行氏の報酬は3125万円以上1億円未満であると推察できます。
業績も安定しているので、今後の報酬の伸びしろに期待できます。
それぞれの年収を確認すると、ユニチカは569万円、東洋紡は638万円、帝人は768万円と、現時点では競合会社には及びませんでした。
しかし、現在新たな商品の開発等にも積極的に取り組んでいるため、今後競合の年収を超える可能性はあるでしょう。
ユニチカの直近3年間の売り上げ及び経常利益の推移を見てみると、売り上げは2017年で790.4億円、2018年で811.1億円、2019年で803.2億円でした。
また、経常利益は2017年で80.9億円、2018年で83.6億円、2019年で63.5億円となっていました。
売り上げ・経常利益共に2019年に一旦下降してしまいましたが、売り上げは2018年から800憶円以上維持しており、業績は安定していると言って良いでしょう。
そのため社員にも還元することができ、年収も高くなっていると考えられます。
ユニチカでは、主に高分子事業・機能資材事業・繊維事業の三つを手掛けています。
各事業内容について簡単に確認しておきましょう。
製品はそれぞれ食品包装用ナイロンフィルム、おむつ部材、包装資材、反射テープ、アパレル製品等に活用されており、我々の生活に欠かせない存在であると言えるでしょう。
今後も様々な製品を世に送り出していくと考えられます。
ユニチカではその他にもグループ企業にて学校向けの体育衣料やスポーツウェア、学校関連商品等の企画・製造販売を行っています。
製品には卵の殻をはじめとし、再生ポリエステル繊維、新天然繊維、再生ポリエステル不繊布シート等のエコ素材を使用。
今後も環境負荷の低い製品を多数展開していくでしょう。
ここで、ユニチカのこれまでの沿革について簡単に見てみましょう。
1889 有限責任尼崎紡績会社が設立される
1890 錦糸の製造を始める
1893 社名を尼崎紡績株式会社に変更する
1909 綿布の製造を始める
1918 摂津紡績と合併し社名を大日本紡績に変更する
1933 羊毛紡績を始める
1950 ビニロン繊維の製造を始める
1964 社名をニチボーに変更する
1969 日本レイヨンを合併し社名をユニチカに変更する
1971 ポリエステル不織布スパンボンドの製造を始める
2019 創業130周年を迎える
ユニチカグループは、ユニチカトレーディング、日本エステル、テラボウ、ユーシーエス、ユニチカグラスファイバー等の子会社29社・関連会社2社から構成されるグループです。
グループ企業ではポリエステル樹脂・短繊維・長繊維の開発・生産、フィルム製品の再加工、ガラス繊維の製品の提供・新規用途の提案等、あらゆる事業に携わっています。
ユニチカでは、現在新卒採用のみ行われています。
募集要項について詳しく見ていきましょう。
新卒採用では、現在技術系・事務系とで以下の職種の募集が行われています。
新卒採用ページには職種ごとに募集している学部・学科、配属について等詳しく記載されているので必ず確認しておきましょう。
選考は、エントリー→会社説明会・筆記試験→グループワーク・適性検査→面談・面接(2回~3回)の順で行われます。
しっかり準備して臨みましょう。
残念ながら、現時点で公式ホームページ・転職サイトでの中途採用の募集は見られませんでした。
過去に転職サイトでは以下の職種の募集がされていました。
上記の職種では実務経験が必須となっていましたが、特別な資格等は求められていませんでした。
しかし貿易事務では英語力が必要とされていたので、貿易事務職でユニチカに転職・入社したいという方は英語力やその他の外国語を身につけておくと良いでしょう。
また現在は中途採用は行われていませんが、今後必要に応じて各職種の募集が行われると考えられるのでこまめにホームページや各転職サイトをチェックし、求人を見逃さないようにしましょう。
採用ページではユニチカが求める人材として「自分の『夢』やユニチカの『あるべき姿』の実現に向け、挑戦し続け、変化を起こす人」と記載されており、以下の三つの要素も挙げています。
また、ユニチカの採用チームのメッセージの中には「ユニチカの未来を創るために力を発揮し、挑戦し続け、自分自身を成長させたいという“芯の強さ”を持つ人材と一緒に仕事をしたい」とありました。
これらのことから、ユニチカでは上記の三つの要素を満たし、且つ挑戦心・成長意欲に溢れ未来志向である人材を求めていると考えられるでしょう。
過去にユニチカの面接を受けた方の口コミを見ると、面接の最初に自己紹介を数分間行ったという声がありました。
自身について簡潔にアピールできるよう、内容を予め練っておくことをおすすめします。
過去の面接での質問内容も併せて見ておきましょう。
また、技術職を志望する方に関しては自身の研究内容についても深く訊かれます。
その研究に興味を持ったきっかけ、研究を行う上で工夫していること、壁にぶつかった際はどのように対処しているか等、丁寧に振り返っておきましょう。
従業員数推移(ユニチカと上場企業平均)
ユニチカ | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 1,174人 | 1,035人 |
2018年 | 1,141人 | 1,071人 |
2017年 | 1,112人 | 1,042人 |
2016年 | 1,120人 | 1,055人 |
2015年 | 1,251人 | 1,055人 |
ユニチカの従業員数は2019年で1,174人と、1年前と比べて33人の増加となりました。
全上場企業の平均従業員数が1,035人なので、それと比べて多い水準となります。
次にユニチカと同じ繊維製品業界内で従業員数を比較してみました。業界平均の従業員数が586人なので、それと比較しても多い規模の人数というのが分かります。
平均年齢推移(ユニチカと上場企業平均)
ユニチカ | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 41.0歳 | 41歳 |
2018年 | 40.1歳 | 41歳 |
2017年 | 40.0歳 | 40歳 |
2016年 | 40.0歳 | 40歳 |
2015年 | 39.1歳 | 40歳 |
ユニチカの平均年齢は2019年で41.0歳と、上場企業の平均と比べると同じくらいの水準となっています。
平均年齢を同じ繊維製品業界内で比較してみました。業界平均が43歳のため、業界内で見ても若い水準となります。
平均勤続年数推移(ユニチカと上場企業平均)
ユニチカ | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 18.1年 | 12年 |
2018年 | 18.0年 | 13年 |
2017年 | 18.0年 | 13年 |
2016年 | 17.1年 | 13年 |
2015年 | 17.0年 | 13年 |
ユニチカの平均勤続年数は2019年で18.1年と、上場企業の平均と比べると長い水準となっています。
平均勤続年数も同じ繊維製品業界内で比較してみます。業界の平均勤続年数が16.4年のため、業界内で見ても長い水準となります。
ユニチカが、転職先・就職先として魅力的な会社かどうかを知るために、前期比の売上成長率や一人あたりの経常利益などを見ていきましょう。
※売上・従業員数は、各社の連結ではなく「単体」の数字を元に計算しています。
売上
売上成長率(前期比)
経常利益
売上 | 経常利益 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 803.2億円 | 63.5億円 |
2018年3月期 | 811.1億円 | 83.6億円 |
2017年3月期 | 790.4億円 | 80.9億円 |
2016年3月期 | 858.4億円 | 59.4億円 |
2015年3月期 | 939.4億円 | 55.5億円 |
まず、ユニチカと上場企業平均の「売上」と「成長率」を見ていきます。
2019年3月期の売上は、ユニチカが803.2億円、上場企業平均が1120.3億円となっています。ユニチカの売上は平均と比べて低い水準となっており、売上の前期比成長率を見ると、ユニチカが1.0%の減少、上場企業平均が15.4%の増加となっているため、上場企業の中では成長率は平均以下な会社と言えます。
ユニチカ | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 6842万円 | 1.1億 |
2018年3月期 | 7109万円 | 9064万 |
2017年3月期 | 7108万円 | 9022万 |
2016年3月期 | 7664万円 | 9416万 |
2015年3月期 | 7509万円 | 9870万 |
次に、ユニチカと上場企業平均の「従業員一人あたり売上」を見ていきます。
2019年3月期で見ると、ユニチカは6842万円、上場企業平均が1.1億円となっています。
ユニチカ | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 541万円 | 788万 |
2018年3月期 | 733万円 | 731万 |
2017年3月期 | 727万円 | 741万 |
2016年3月期 | 530万円 | 672万 |
2015年3月期 | 443万円 | 689万 |
「従業員一人あたり経常利益」についても見てみましょう。2019年3月期では、ユニチカは541万円、上場企業平均が788万円となっています。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2021年1月25日
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