高い年収の理由は?更にボーナスアップのスキル認定とは?求める人材像を徹底分析!
伊藤忠テクノソリューションズの平均年収は、2021年で前期に比べて上昇傾向の871.1万円となりました。情報・通信業界内では28位です。ボーナスの比率が高く、スキル認定を受けることで1回のボーナスが200万円を超えます。オフィスはフリーデスクのため、常にデスクが綺麗に保たれています。フリードリンクを利用できるのも嬉しいポイント。オフィスによってはマッサージルームがあるところも。個人の裁量が大きいため、自身の成長を働きがいとして仕事をする人が多いようです。
目次
閉じる平均年収推移(伊藤忠テクノソリューションズと上場企業平均)
伊藤忠テクノソリューションズの平均年収推移は、上昇傾向です。前期比で見ると15.7万円増加しています。
上述のように、過去5年間の平均年収は817.9万円なので、上場企業と比べると高い水準になります。
伊藤忠テクノソリューションズの平均年収 | 年収 |
---|---|
2019年 | 871万円 |
2018年 | 855万円 |
2017年 | 802万円 |
2016年 | 812万円 |
2015年 | 749万円 |
伊藤忠テクノソリューションズの平均年収 | 上場企業の平均年収 | 全国の平均年収 |
---|---|---|
871.1万 | 612.5万 | 432.2万 |
伊藤忠テクノソリューションズの平均年収は、他の会社と比較すると高い傾向にあります。日本の上場企業の平均年収と比べると258.6万円高く、上場企業以外も含めた全国平均の年収と比較すると438.9万円高くなっています。(全国平均の年収は、国税庁が実施している『民間給与実態統計調査』の最新版の調査結果を参照しています。)
上場企業全体の年収ランキングで見ると、3737社中215位と高い順位となります。
伊藤忠テクノソリューションズの平均年収 | 情報・通信業界の平均年収 |
---|---|
871.1万 | 613.7万 |
伊藤忠テクノソリューションズが属する情報・通信業界の上場企業の平均年収は613.7万円です。 そのため、伊藤忠テクノソリューションズの年収は業界平均と比べて257.4万円高く、業界内順位を見ると469社中28位と高い順位となります。
伊藤忠テクノソリューションズの平均年収 | 東京都の平均年収 |
---|---|
871.1万 | 647.2万 |
伊藤忠テクノソリューションズの所在地がある東京都の上場企業の平均年収は647.2万円です。 そのため、伊藤忠テクノソリューションズの年収はエリア平均と比べて223.9万円高く、エリア内順位を見ると1979社中167位と高い順位となります。
伊藤忠テクノソリューションズでは夏と冬の年2回、ボーナスが支給されます。
平均支給額は約115万円〜300万円、男女間の差は最大で約45万円、ピークは50歳代前半で迎えます。
平均支給額も高い上に男女間の差も少なく、非常に働きやすい環境が整えられている印象を受けます。
職種別の年収を比較すると、一般職の平均年収は約450万円〜850万円、技術職は約500万円〜830万円、総合職は約670万円〜1185万円となっています。
技術職のエンジニアは、一定以上のスキルを身につければスキル認定を受けることができます。
合格すればボーナスが格段にアップするため、更なる高年収を得ることも可能です。
ちなみに学歴別の初任給は2019年度の実績によると、修士了245,200円、大学卒230,000円となっており、他の企業と比較するとやや高めの金額に設定されています。
出世後の年収を比較すると、係長の平均年収は約840万円〜980万円、課長は約1110万円〜1285万円、部長は約1360万円〜1610万円となっています。
伊藤忠テクノソリューションズには独自のスキル認定制度があり、知識習得や自ら仕事を作れる能力があれば、課長や部長などと同等の給与を得ることができます。
賞与は1回の支払いが200万円を超えることもあるため、難しい昇級を目指すより確実かもしれません。
代表取締役社長の菊地 哲氏等の年収に関しては、1億円以上を超えていないため公開されていませんでしたが、その他の取締役の平均年収は約3800万円、監査役は約2500万円となっています。
業界でもトップクラスの業績を誇る大手企業としては、役員等の報酬が低い印象を受けます。
その分、社員に還元されていると言っても良いでしょう。
伊藤忠テクノソリューションズの競合他社というと、SCSKや兼松エレクトロニクスなどが挙げられます。
最新の有価証券報告書によれば、SCSKの平均年収は約725.7万円、兼松エレクトロニクスの平均年収は約707.6万円となっています。
伊藤忠テクノソリューションズの平均年収は約871万円ですので、情報・通信業界の中でも高い平均年収だと言えます。
平均年収は右肩上がりに上昇を続け、2016年からは800万円台を推移しています。
この平均年収の高さには、好調な業績が大きく影響しています。
5期連続で売上高が最高益を更新し、2015年3月期の3819億円から2019年月期には4519億円と700億円ほど上昇していることが分かります。
中でも流通・エンタープライズ事業、金融・社会インフラ事業の成長は著しく、売上高の3割を占めます。
ファミリーマートやみずほ銀行などの大手取引先へ新しいシステムの運用・業務化を提供することで、今後の更なる成長が期待されています。
伊藤忠テクノソリューションズは、情報・通信業界に属する日本の大手企業です。
ハードウェアやソフトウェアの障害に対し、最適な復旧処置の提示とオンサイト修理によってシステムの復旧を実施するハードウェア保守・ソフトウェア保守、ネットワーク機器の設定や機能などについてのサポートを行うネットワークアドバンストサポート・サービスを行っています。
高い技術を持ったエンジニアが、リモートから障害復旧やオペレーションを行い、お客様のシステム運用の手間を軽減します。
24時間・365日受け付けており、窓口一元化することで素早く最適なサービスの提供を実現しています。
ITシステムの導入だけでなく、保守・運用フェーズなどの導入後の運用を見据えたシステム環境環境の構築、様々なニーズに応えるインテグレーションサービスを提供しています。
CTCグループならではの高い技術力とノウハウを活かし、ITエンジニアを育成するサービスを提供。
常に約500ものコースを用意しており、プロフェッショナルな講師陣が最高品質の研修を行います。
全国の研究所に向けて、創薬の生産・品質管理の過程で生じる新薬のアイデアや実験データ・解析結果などの情報を管理・共有するための基盤システムを提供しています。
また、研究所から日本の紙文化を排除し、全てをオートメーション化することで研究の効率化を図ると共に、災害時にもデータが消失しないように万全の対策を整え、全国の研究所へスマートラボの導入を進めています。
現在注目されている個別化医療に向けて、ゲノム解析や遺伝子の膨大な情報を効率的に処理し、解析結果から知見を見出すまでの一連を支援するツールなどを提供。
更に、毒性や薬物動態の予測、病理画像の画像解析や統計ツールなどを提供し、医療や研究の現場でも高い信頼を得ています。
伊藤忠テクノソリューションズの歴史についてご紹介します。
【CRCソリューションズ】
【伊藤忠テクノサイエンス】
【伊藤忠テクノソリューションズ】
CTCグループとは、伊藤忠テクノソリューションズが中心核となるグループ企業のことです。
所属企業には、サービスデスク・コンタクトセンター運用サービスを行うCTCファーストコンタクト、CTCグループ会社向けマッサージ、美化清掃業務を行うCTCひなり、システム開発・保守・運用などを行うアサヒビジネスソリューションズがあります。
伊藤忠テクノソリューションズでは、新卒採用、キャリア採用にて募集を行っています。
新卒採用では、エンジニア、営業、スタッフにて募集を行っています。
勤務地は、本社のある東京千代田区および大阪・名古屋・福岡など各地の支社・支店・営業所のいずれかになります。
選考方法は、エントリーシート提出→説明会→適性検査+英語試験→面接(複数回)→内々定です。
中途採用では、プロジェクトマネージャ・リーダ、開発・システムエンジニア、コンサルティングなどのエンジニア職、営業職、サイエンスエンジニア職、サイエンス営業職にて募集を行っています。
勤務地は、本社のある東京千代田区および大阪・名古屋・福岡など各地の支社・支店・営業所のいずれかになります。
選考方法は、エントリーシート提出→適性検査+英語試験→面接(複数回)→内々定です。
伊藤忠テクノソリューションズでは、求める人材像について以下のように語っています。
エンジニアは世界を変えようという好奇心を持ち、探究心や行動力を持ってモノづくりを楽しめることが大切です。
また、営業職はお客様が抱える課題やニーズを自分の事ととして捉え、一歩先にあるニーズを予測し提案できる人が求められています。
進化し続けるITの世界では、進化し続けるプロフェッショナルなエンジニアが欠かせません。
そのため、高い志を持って多くの企業を支えて行ける人材が必要とされているのです。
面接では、チャレンジ精神を持って仕事に取り組めるかが問われる質問が多く出されます。
例えば、「転職して実現したいこと」「どんなキャリアプランを考えているか」「どんな仕事がしたいか」など、入社後の将来を見据えた発言が求められます。
求める人材像でも「チャレンジ」「変化」などの言葉が多く使用されているように、現状に甘んじるのではなく、常に上や先を見て行動できる人であるということをアピールしましょう。
他には、新卒採用の場合に多く訊かれるのが「人間性」を見極める質問です。
趣味に関する質問の他に、「周りの人にどう思われたいか」「そのためには何を意識して生活しているか」など、かなり踏み込んだことも訊かれます。
様々な人が集まる大手企業ですので、社風にマッチするどうかを確かめたいようです。
普段はなかなか答えづらい質問ですが、言葉に詰まらないよう、明確に答えられるようにしておきましょう。
従業員数推移(伊藤忠テクノソリューションズと上場企業平均)
伊藤忠テクノソリューションズ | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 4,272人 | 1,035人 |
2018年 | 4,117人 | 1,071人 |
2017年 | 3,958人 | 1,042人 |
2016年 | 3,918人 | 1,055人 |
2015年 | 3,895人 | 1,055人 |
伊藤忠テクノソリューションズの従業員数は2019年で4,272人と、1年前と比べて155人の増加となりました。
全上場企業の平均従業員数が1,035人なので、それと比べて多い水準となります。
次に伊藤忠テクノソリューションズと同じ情報・通信業界内で従業員数を比較してみました。業界平均の従業員数が570人なので、それと比較しても多い規模の人数というのが分かります。
平均年齢推移(伊藤忠テクノソリューションズと上場企業平均)
伊藤忠テクノソリューションズ | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 40.7歳 | 41歳 |
2018年 | 40.5歳 | 41歳 |
2017年 | 40.2歳 | 40歳 |
2016年 | 39.9歳 | 40歳 |
2015年 | 39.3歳 | 40歳 |
伊藤忠テクノソリューションズの平均年齢は2019年で40.7歳と、上場企業の平均と比べると若い水準となっています。
平均年齢を同じ情報・通信業界内で比較してみました。業界平均が38歳のため、業界内で見ても年齢が高い水準となります。
平均勤続年数推移(伊藤忠テクノソリューションズと上場企業平均)
伊藤忠テクノソリューションズ | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 13.6年 | 12年 |
2018年 | 13.4年 | 13年 |
2017年 | 13.2年 | 13年 |
2016年 | 12.7年 | 13年 |
2015年 | 12.2年 | 13年 |
伊藤忠テクノソリューションズの平均勤続年数は2019年で13.6年と、上場企業の平均と比べると長い水準となっています。
平均勤続年数も同じ情報・通信業界内で比較してみます。業界の平均勤続年数が7.7年のため、業界内で見ても長い水準となります。
伊藤忠テクノソリューションズが、転職先・就職先として魅力的な会社かどうかを知るために、前期比の売上成長率や一人あたりの経常利益などを見ていきましょう。
※売上・従業員数は、各社の連結ではなく「単体」の数字を元に計算しています。
売上
売上成長率(前期比)
経常利益
売上 | 経常利益 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 4014.2億円 | 270.2億円 |
2018年3月期 | 3846.2億円 | 248.9億円 |
2017年3月期 | 3594.6億円 | 232.2億円 |
2016年3月期 | 3431.5億円 | 215.1億円 |
2015年3月期 | 3364.9億円 | 245.7億円 |
まず、伊藤忠テクノソリューションズと上場企業平均の「売上」と「成長率」を見ていきます。
2019年3月期の売上は、伊藤忠テクノソリューションズが4014.2億円、上場企業平均が1120.3億円となっています。伊藤忠テクノソリューションズの売上は平均と比べて高い水準となっており、売上の前期比成長率を見ると、伊藤忠テクノソリューションズが4.4%の増加、上場企業平均が15.4%の増加となっているため、上場企業の中では成長率は平均以下な会社と言えます。
伊藤忠テクノソリューションズ | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 9397万円 | 1.1億 |
2018年3月期 | 9342万円 | 9064万 |
2017年3月期 | 9082万円 | 9022万 |
2016年3月期 | 8758万円 | 9416万 |
2015年3月期 | 8639万円 | 9870万 |
次に、伊藤忠テクノソリューションズと上場企業平均の「従業員一人あたり売上」を見ていきます。
2019年3月期で見ると、伊藤忠テクノソリューションズは9397万円、上場企業平均が1.1億円となっています。
伊藤忠テクノソリューションズ | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 633万円 | 788万 |
2018年3月期 | 605万円 | 731万 |
2017年3月期 | 587万円 | 741万 |
2016年3月期 | 549万円 | 672万 |
2015年3月期 | 631万円 | 689万 |
「従業員一人あたり経常利益」についても見てみましょう。2019年3月期では、伊藤忠テクノソリューションズは633万円、上場企業平均が788万円となっています。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2021年1月1日
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