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中国電力の平均年収は、2021年で前期に比べて下降傾向の772.6万円でした。電気・ガス業界内では8位の平均年収です。中国電力は中国地方などを営業区域とした電力会社です。堅実な社風を持ち、地域を大切にしています。地域に欠かせない仕事であるため、その使命感をモチベーションとする人が多いです。労働組合がしっかりしており、福利厚生が整っています。平均勤続年数が23.5年と他社と比べても長いです。
目次
閉じる平均年収推移(中国電力と上場企業平均)
中国電力の平均年収推移は、下降傾向です。前期比で見ると6.3万円減少しています。
上述のように、過去5年間の平均年収は774.5万円なので、上場企業と比べると高い水準になります。
中国電力の平均年収 | 年収 |
---|---|
2019年 | 773万円 |
2018年 | 779万円 |
2017年 | 777万円 |
2016年 | 779万円 |
2015年 | 765万円 |
中国電力の平均年収 | 上場企業の平均年収 | 全国の平均年収 |
---|---|---|
772.6万 | 612.5万 | 432.2万 |
中国電力の平均年収は、他の会社と比較すると高い傾向にあります。日本の上場企業の平均年収と比べると160.1万円高く、上場企業以外も含めた全国平均の年収と比較すると340.4万円高くなっています。(全国平均の年収は、国税庁が実施している『民間給与実態統計調査』の最新版の調査結果を参照しています。)
上場企業全体の年収ランキングで見ると、3737社中499位と高い順位となります。
中国電力の平均年収 | 電気・ガス業界の平均年収 |
---|---|
772.6万 | 704.6万 |
中国電力が属する電気・ガス業界の上場企業の平均年収は704.6万円です。 そのため、中国電力の年収は業界平均と比べて68.0万円高く、業界内順位を見ると24社中8位と高い順位となります。
中国電力の平均年収 | 広島県の平均年収 |
---|---|
772.6万 | 544.4万 |
中国電力の所在地がある広島県の上場企業の平均年収は544.4万円です。 そのため、中国電力の年収はエリア平均と比べて228.2万円高く、エリア内順位を見ると45社中3位と高い順位となります。
口コミによると、中国電力では年2回約5ヶ月分の賞与が支給されます。
平均支給額は約95万円~250万円程で、50歳代が最も多く貰っているようです。
業績や勤務態度が多少影響するため、日々の業務にしっかりと取り組むことが大切です。
職種別の平均年収を見ていくと、一般職では約350万円~715万円、技術職では約400~700万円、総合職では約533万円~1000万円でした。
また、学歴別の給与は以下の通りです。
修士了:238,000円
学部卒:214,000円
高専卒:190,000円
年功序列制のため、長く勤めた分給与が上がります。
また、口コミによると現在経営も順調であるため、毎月安定した額が支払われているとのことです。
中国電力で役職に就いた場合の年収は以下の通りです。
係長クラス:695万円~850万円
課長クラス:910万円~1140万円
部長クラス:1145万円~1430万円
課長クラス、部長クラスでは年収が1000万円も望めることが分かりました。
事業の拡大に伴い、今後更に年収が高くなることが予想できます。
役員の報酬に関する最新の情報は、残念ながら発表されていませんでした。
しかしながら、2018年度の有価証券報告書によると、年収1億円を超える役員はいないとのこと。
また、社内取締役12名に対する報酬の総額は4億7100万円で、1人あたり3925万円でした。
これらから、代表取締役会長の苅田知英氏の年収は3925万円以上~1億円未満であることが分かります。
中国電力の競合他社として九州電力や関西電力が挙げられるでしょう。
それぞれの平均年収を見てみると、九州電力は777万円、関西電力は792万円です。
中国電力の平均年収は773万円で、比較すると九州電力よりも約4万円、関西電力よりも約19万円程低いものの大したり差がなく、高水準であることが分かりました。
中国電力の売り上げを確認すると、2017年度では1兆3149億円、2018年度では1兆3769億円、2019年度では1兆2805億円でした。
2019年度の売り上げがやや下降したものの、事業が順調であることが分かります。
中国電力では、電気事業以外にも民間医療機関「中電病院」を運営する等、多岐にわたって事業を展開しています。
そのため収益源も多く、社員にしっかり還元することが可能なのでしょう。
中国電力は電気事業を中心に行っており、現在では新料金メニュー「ぐっとずっと。プラン」や会員制WEBサイトを展開。
2019年には新料金メニューは113万口、WEB会員は95万口を突破しました。
また、更なる事業の拡大化に向けて電力の小売全面自由化の推進や、首都圏やその他の地域での電気の販売等にも取り組んでいます。
他にも中国電力は、石炭火力発電所で発生した石炭灰を利用し、製品の製造販売も行っています。
製品にはHiビーズやライトサンド、エコパウダー等があり、これまでに海域沿岸や河口底質の環境改善、港湾の地盤改良に貢献してきました。
中国地方のみならず国土交通省や民間企業でも活用されており、「しまねグリーン製品」等にも認定されました。
2017年にはグループ会社の中国高圧コンクリート工業に移管し、新商品の開発等に注力しています。
ここで、中国電力のこれまでの歴史を見てみましょう。
1951年 中国電力株式会社設立
1952年 東京・大阪証券取引所に上場
1974年 島根原子力発電所1号機の運転を開始し、国内初の国産原子力発電所となる
1991年 キーコンセプトを「エネルギア」とする
2000年 改正電気事業法施行
電力小売りの部分自由化が始まる
2000年 LNG供給事業開始
2005年 電力取引業務開始
2016年 首都圏で電気の販売を開始
中国電力グループは別名エネルギアグループとも言い、中電工業や中電技術コンサルタント等を含む子会社27社、関連会社29社で構成されています。
グループ会社では主にトータルソリューションサービス、燃料販売サービス、情報通信ネットワークサービス、土地開発・施設整備の設計、自動車・OA機器等のリース、福利厚生代行サービス等様々な事業を手掛けます。
中国電力では新卒採用、中途採用を行っています。
新卒採用では現在事務系と技術系それぞれ以下の職種で応募があります。
事務系:営業、広報、経理、総務、人事、労務、経営企画、情報通信等
技術系:火力、原子力、土木、建築、経営企画、情報通信等
事務系職種に関しては学部・学科の制限はありませんが、技術系職種に関しては制限があるので、公式ホームページよりそれぞれ確認しておきましょう。
また、情報通信等の職種に関しては資格取得が要求されます。
募集要件及び必要な資格一覧は以下の通りです。
情報:情報処理系の学科・専攻の方
以下の資格のいずれかを取得している、または2021年3月までに取得見込の方
①応用情報技術者
②ITストラテジスト
③システムアーキテクト
④プロジェクトマネージャ
⑤ネットワークスペシャリスト
⑥データベーススペシャリスト
⑦情報処理安全確保支援士
⑧ITサービスマネージャ
⑨システム監査技術者
卒業までにこれらの資格のうち一つでも取得できるよう、計画を立てて取得を目指すようにしましょう。
また、選考方法は、エントリー→SPIテスト→1時面接、小論文→2次面接となっています。
残念ながら、現段階では公式ホームページ上にて中途採用の募集はされていません。
しかし、中国電力の事務職、技術職に中途入社を希望する場合、希望職種での職務経歴が5年以上必要となります。
入社を希望する方は小まめに採用情報をチェックし、自身のスキル・経験を磨くことに努めましょう。
中国電力公式ホームページ上には、求める人物像について以下のように記載されています。
これらのことから、中国電力では向上心や行動力、順応力を持つ人材を求めていると予想できます。
中国電力の採用面接はエントリーシートに沿った一般的な質問がほとんどという口コミが多いです。
しかしながら、「原子力発電は必要か否か」「地域の活性化のために電力会社ができることは何か」等電力会社ならではの質問もあります。
業界や業界を取り巻く状況等に対しての自身の考えを洗い出す等し、しっかり対策をしておくとベストでしょう。
また、面接中はコミュニケーション能力等の他にも、行動・判断のスピードやチャレンジ精神、バイタリティー等総合的に見られます。
終始穏やかで楽しい雰囲気の中で面接は進みますので、落ち着いて自分の熱意を伝えるようにしましょう。
従業員数推移(中国電力と上場企業平均)
中国電力 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 8,460人 | 1,035人 |
2018年 | 8,553人 | 1,071人 |
2017年 | 8,678人 | 1,042人 |
2016年 | 8,788人 | 1,055人 |
2015年 | 8,928人 | 1,055人 |
中国電力の従業員数は2019年で8,460人と、1年前と比べて93人の減少となりました。
全上場企業の平均従業員数が1,035人なので、それと比べて多い水準となります。
次に中国電力と同じ電気・ガス業界内で従業員数を比較してみました。業界平均の従業員数が4,847人なので、それと比較しても多い規模の人数というのが分かります。
平均年齢推移(中国電力と上場企業平均)
中国電力 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 43.6歳 | 41歳 |
2018年 | 43.8歳 | 41歳 |
2017年 | 43.6歳 | 40歳 |
2016年 | 43.4歳 | 40歳 |
2015年 | 43.1歳 | 40歳 |
中国電力の平均年齢は2019年で43.6歳と、上場企業の平均と比べると年齢が高い水準となっています。
平均年齢を同じ電気・ガス業界内で比較してみました。業界平均が42歳のため、業界内で見ても年齢が高い水準となります。
平均勤続年数推移(中国電力と上場企業平均)
中国電力 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 23.5年 | 12年 |
2018年 | 23.8年 | 13年 |
2017年 | 23.7年 | 13年 |
2016年 | 23.6年 | 13年 |
2015年 | 23.3年 | 13年 |
中国電力の平均勤続年数は2019年で23.5年と、上場企業の平均と比べると長い水準となっています。
平均勤続年数も同じ電気・ガス業界内で比較してみます。業界の平均勤続年数が18.0年のため、業界内で見ても長い水準となります。
中国電力が、転職先・就職先として魅力的な会社かどうかを知るために、前期比の売上成長率や一人あたりの経常利益などを見ていきましょう。
※売上・従業員数は、各社の連結ではなく「単体」の数字を元に計算しています。
売上
経常利益
売上 | 経常利益 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 1兆2805.0億円 | 69.1億円 |
中国電力 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 1.5億円 | 1.1億 |
次に、中国電力と上場企業平均の「従業員一人あたり売上」を見ていきます。
2019年3月期で見ると、中国電力は1.5億円、上場企業平均が1.1億円となっています。 そのため中国電力は上場企業の中では従業員あたりの付加価値が高い優良な企業と言えます。
中国電力 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 82万円 | 788万 |
「従業員一人あたり経常利益」についても見てみましょう。2019年3月期では、中国電力は82万円、上場企業平均が788万円となっています。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2021年1月1日
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