世界初・業界初の製品多数!?エアコンのパイオニアとも呼ばれる電気機器メーカー!競合他社とも徹底的に比較!
富士通ゼネラルの平均年収は、2021年で前期に比べて下降傾向の699.5万円でした。電気機器業界内では82位の平均年収です。富士通ゼネラルはエアコンなどを製造している電子機器メーカーです。若手でも裁量の大きな仕事を任せられるので、働きがいを持って仕事に臨めるでしょう。イベントが多く開かれるので、社員同士の交流が好きな人は特に楽しめます。ベネフィットステーションと提携しているので、様々な割引を受けることが可能です。平均勤続年数は17.4年と定着率も高めです。
目次
閉じる平均年収推移(富士通ゼネラルと上場企業平均)
富士通ゼネラルの平均年収推移は、下降傾向です。前期比で見ると2.5万円減少しています。
上述のように、過去5年間の平均年収は705.6万円なので、上場企業と比べると高い水準になります。
富士通ゼネラルの平均年収 | 年収 |
---|---|
2019年 | 700万円 |
2018年 | 702万円 |
2017年 | 710万円 |
2016年 | 710万円 |
2015年 | 707万円 |
富士通ゼネラルの平均年収 | 上場企業の平均年収 | 全国の平均年収 |
---|---|---|
699.5万 | 612.5万 | 432.2万 |
富士通ゼネラルの平均年収は、他の会社と比較すると高い傾向にあります。日本の上場企業の平均年収と比べると87.0万円高く、上場企業以外も含めた全国平均の年収と比較すると267.3万円高くなっています。(全国平均の年収は、国税庁が実施している『民間給与実態統計調査』の最新版の調査結果を参照しています。)
上場企業全体の年収ランキングで見ると、3737社中898位と高い順位となります。
富士通ゼネラルの平均年収 | 電気機器業界の平均年収 |
---|---|
699.5万 | 664.7万 |
富士通ゼネラルが属する電気機器業界の上場企業の平均年収は664.7万円です。 そのため、富士通ゼネラルの年収は業界平均と比べて34.8万円高く、業界内順位を見ると244社中82位と高い順位となります。
富士通ゼネラルの平均年収 | 神奈川県の平均年収 |
---|---|
699.5万 | 609.2万 |
富士通ゼネラルの所在地がある神奈川県の上場企業の平均年収は609.2万円です。 そのため、富士通ゼネラルの年収はエリア平均と比べて90.3万円高く、エリア内順位を見ると173社中39位と高い順位となります。
富士通ゼネラルでは6月と12月の年2回、年間約4ヶ月~6.5ヶ月分のボーナスが支給されます。
平均支給額は約105万円~225万円で、上期・下期の評価によって支給額が決定されるようです。
日頃から業務に真面目に取り組むことで、頑張りに応じた額が得られるでしょう。
富士通ゼネラルの年収を職種別に見てみましょう。
一般職:約350万円~730万円
技術職:約400万円~715万円
総合職:約630万円~1020万円
また、2019年度実績では初任給は以下の通りでした。
大学院修了:236,500円
大卒:212,500円
高専卒:187,500円
最近では基本給もどんどん上昇しているとの声も見られたので、長く勤めるほど年収アップが見込めるでしょう。
富士通ゼネラルで役職に就いた場合の年収は以下の通りです。
係長クラス:約755万円~805万円
課長クラス:約995万円~1060万円
部長クラス:約1170万円~1285万円
出世する上で中途入社者・新卒入社者で特に差はなく、平等にチャンスがあるようです。
チャレンジ精神旺盛で行動力のある社員が出世しやすい傾向にあるので、意識して行動すると良いでしょう。
2019年度の有価証券報告書を確認しましたが、報酬が1億円以上の役員について特に言及されていませんでした。
その他の役員については、社内取締役9名に対して総額3億9100万円で1人あたり4344万円、社内監査役1名に対して2000万円が支給されていました。
手掛ける製品の売り上げも上昇しているため、今後役員の報酬も1億円を超える可能性は充分あると言えるでしょう。
富士通ゼネラルの競合として、日立製作所・三菱電機・東芝等の大手企業が挙げられます。
競合の平均年収を見てみると、日立製作所は894万円、三菱電機は817万円、東芝は915万円でした。
富士通ゼネラルは700万円なので現段階では競合には及びませんでしたが、電気機器業界内の平均664.7万円と比較すると約34.8万円高いことが分かります。
大手競合他社にも負けず劣らずあらゆる製品を手掛けているため、今後競合の年収を超える可能性は充分あるでしょう。
富士通ゼネラルの年収の高さの理由として、手がける製品が国内外で使用されていることが挙げられます。
現在売上高比率の約四分の三を海外が占めており、情報通信システムの売り上げも空調機と共に順調に数字を伸ばしています。
コストダウンにも成功しつつあることから収益を確実に確保できており、社員の年収も高くなっていると考えられます。
富士通ゼネラルでは、空調機事業を主に手がけています。
空調機事業で扱う製品としてはエアコン・ビル用マルチエアコン・ヒートポンプ式温水暖房システム・その他の空調関連製品等があります。
中でも、フィルター自動掃除機能付きの「ノクリア」、小型・省エネを兼ね揃えた「ラムダ型熱交換器」、エアコン内部を清潔に保つことが可能な「熱交換機器加熱除菌」は、それぞれ世界初・業界初を誇ります。
今では世界中に空調機器を提供しており、そのうち11ヵ国でシェアNo.1である等、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いです。
その他にも、富士通ゼネラルは情報通信・電子デバイス事業にも携わっています。
情報通信・電子デバイス事業では、消防システム・防災システム・POSシステム・車載カメラ・映像システム・電子部品・ユニット製品等を扱います。
特に情報通信システムの受注や販売数が増加しており、事業は順調であると言えるでしょう。
ここで、富士通ゼネラルのこれまでの歩みを振り返ってみましょう。
1936 八欧商店を設立する
1942 社名を八欧電機に変更する
1951 白黒テレビの研究を始める
1955 東京証券取引所に上場する
1956 大阪証券取引所、名古屋証券取引所にそれぞれ上場する
1960 カラーテレビの生産を始める
1966 社名をゼネラルに変更する
1984 富士通と資本提携・業務提携する
1985 社名を富士通ゼネラルに変更する
2013 ノクリアXシリーズが発売される
富士通グループは、富士通ゼネラルをはじめ富士通クライアントコンピューティング、ソシオネクスト等も所属するグループです。
グループ企業では、ノートPC・デスクトップPCの研究開発、テクノロジーソリューションの提供、リース業等を手掛けています。
富士通ゼネラルでは、現在新卒採用のみ行っています。
募集職種、選考フロー等について一つ一つ確認していきましょう。
新卒採用では、現在開発・設計、営業、サービス、コーポレートの職種でそれぞれ募集を行っています。
文系・理系によって応募できる職種が異なるため、マイページより必ず確認しましょう。
また選考フローは、エントリー→書類選考→面接(複数回)→WEB適性検査→面接(複数回)、最終面接の順となります。
WEB適性検査の内容は国語・英語・数学・性格検査となります。
これまでに四則計算・C-GAB問題、玉手箱問題、言語問題、英語の長文読解問題等が出題されました。
制限時間はそれぞれ約15分~20分程で、問題に対して制限時間も少なく、難易度も高いようです。
制限時間を設けて問題を解く練習をする他、確実に解ける問題の数を増やしておくと安心です。
現在公式ホームページではキャリア採用は行われていませんでしたが、転職サイト等では以下の職種の募集が見られました。
各職種に通ずるスキル・経験等はもちろんのこと、グローバルに活躍する企業であることから英語力も求められるようです。
語学は苦手という方も少しずつ勉強し、習得したいという意欲を見せると良いでしょう。
まず、富士通グループが求めている人材像を確認してみましょう。
また、富士通ゼネラルのフィロソフィーとして「自発的に取り組む」「人を思い活かす」「誠実さを大切にする」ことを掲げています。
これらのことから、富士通ゼネラルでは探求心・好奇心・協調性を持ち、自主的に行動できる人材を求めていると考えられます。
そのため、面接ではこれまでどんなことに興味を持ちどのように取り組んできたか等について話すことで、物事に対する姿勢や考え方・熱意が伝わるでしょう。
富士通ゼネラルの面接は比較的和やかな雰囲気であるという口コミが多く見られました。
しっかり話を聞いてもらえるので、落ち着いて話すよう心がけましょう。
過去の面接での質問例は以下の通りです。
またインターンシップでは、本社にて実際に実験室を見学したり空調機について学ぶことができます。
富士通ゼネラルについて理解を深められるだけでなく面接で話せる内容にも幅が出るので、ぜひ参加するようにしましょう。
従業員数推移(富士通ゼネラルと上場企業平均)
富士通ゼネラル | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 1,658人 | 1,035人 |
2018年 | 1,609人 | 1,071人 |
2017年 | 1,547人 | 1,042人 |
2016年 | 1,522人 | 1,055人 |
2015年 | 1,527人 | 1,055人 |
富士通ゼネラルの従業員数は2019年で1,658人と、1年前と比べて49人の増加となりました。
全上場企業の平均従業員数が1,035人なので、それと比べて多い水準となります。
次に富士通ゼネラルと同じ電気機器業界内で従業員数を比較してみました。業界平均の従業員数が2,082人なので、それと比較しても少ない規模の人数というのが分かります。
平均年齢推移(富士通ゼネラルと上場企業平均)
富士通ゼネラル | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 41.9歳 | 41歳 |
2018年 | 41.7歳 | 41歳 |
2017年 | 41.9歳 | 40歳 |
2016年 | 41.8歳 | 40歳 |
2015年 | 41.9歳 | 40歳 |
富士通ゼネラルの平均年齢は2019年で41.9歳と、上場企業の平均と比べると年齢が高い水準となっています。
平均年齢を同じ電気機器業界内で比較してみました。業界平均が43歳のため、業界内で見ても若い水準となります。
平均勤続年数推移(富士通ゼネラルと上場企業平均)
富士通ゼネラル | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 17.4年 | 12年 |
2018年 | 17.3年 | 13年 |
2017年 | 17.6年 | 13年 |
2016年 | 17.6年 | 13年 |
2015年 | 17.8年 | 13年 |
富士通ゼネラルの平均勤続年数は2019年で17.4年と、上場企業の平均と比べると長い水準となっています。
平均勤続年数も同じ電気機器業界内で比較してみます。業界の平均勤続年数が15.6年のため、業界内で見ても長い水準となります。
富士通ゼネラルが、転職先・就職先として魅力的な会社かどうかを知るために、前期比の売上成長率や一人あたりの経常利益などを見ていきましょう。
※売上・従業員数は、各社の連結ではなく「単体」の数字を元に計算しています。
売上
売上成長率(前期比)
経常利益
売上 | 経常利益 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 1938.4億円 | 63.9億円 |
2018年3月期 | 2101.5億円 | 141.7億円 |
2017年3月期 | 2076.9億円 | 192.2億円 |
2016年3月期 | 2327.2億円 | 177.5億円 |
2015年3月期 | 2236.7億円 | 168.5億円 |
まず、富士通ゼネラルと上場企業平均の「売上」と「成長率」を見ていきます。
2019年3月期の売上は、富士通ゼネラルが1938.4億円、上場企業平均が1120.3億円となっています。富士通ゼネラルの売上は平均と比べて高い水準となっており、売上の前期比成長率を見ると、富士通ゼネラルが7.8%の減少、上場企業平均が15.4%の増加となっているため、上場企業の中では成長率は平均以下な会社と言えます。
富士通ゼネラル | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 1.2億円 | 1.1億 |
2018年3月期 | 1.3億円 | 9064万 |
2017年3月期 | 1.3億円 | 9022万 |
2016年3月期 | 1.5億円 | 9416万 |
2015年3月期 | 1.5億円 | 9870万 |
次に、富士通ゼネラルと上場企業平均の「従業員一人あたり売上」を見ていきます。
2019年3月期で見ると、富士通ゼネラルは1.2億円、上場企業平均が1.1億円となっています。
富士通ゼネラル | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 386万円 | 788万 |
2018年3月期 | 881万円 | 731万 |
2017年3月期 | 1243万円 | 741万 |
2016年3月期 | 1166万円 | 672万 |
2015年3月期 | 1103万円 | 689万 |
「従業員一人あたり経常利益」についても見てみましょう。2019年3月期では、富士通ゼネラルは386万円、上場企業平均が788万円となっています。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2021年1月1日
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