新卒入社者の3年後離職率0%!海外でも高いシェアを誇る老舗企業!気になる報酬の高さの理由とは?
アンリツの平均年収は2021年は765.8万円で前期に比べて上昇傾向。電気機器業界内順位は44位、全体での順位は522位です。給与やボーナスは、個人の成績と会社の業績が反映されます。社員食堂の食券は給料からの天引きシステムなので、手持ちがなくてもお腹いっぱい食べられます。資格取得の表彰制度など、スキルアップのモチベーションを高く維持できる環境です。従業員数836人、平均年齢43.7歳、勤続年数19.6年と定着率も高く、居心地の良い会社と言えます。
目次
閉じる平均年収推移(アンリツと上場企業平均)
アンリツの平均年収推移は、上昇傾向です。前期比で見ると34.9万円増加しています。
上述のように、過去5年間の平均年収は755.3万円なので、上場企業と比べると高い水準になります。
アンリツの平均年収 | 年収 |
---|---|
2019年 | 766万円 |
2018年 | 731万円 |
2017年 | 742万円 |
2016年 | 759万円 |
2015年 | 779万円 |
アンリツの平均年収 | 上場企業の平均年収 | 全国の平均年収 |
---|---|---|
765.8万 | 612.5万 | 432.2万 |
アンリツの平均年収は、他の会社と比較すると高い傾向にあります。日本の上場企業の平均年収と比べると153.3万円高く、上場企業以外も含めた全国平均の年収と比較すると333.6万円高くなっています。(全国平均の年収は、国税庁が実施している『民間給与実態統計調査』の最新版の調査結果を参照しています。)
上場企業全体の年収ランキングで見ると、3737社中522位と高い順位となります。
アンリツの平均年収 | 電気機器業界の平均年収 |
---|---|
765.8万 | 664.7万 |
アンリツが属する電気機器業界の上場企業の平均年収は664.7万円です。 そのため、アンリツの年収は業界平均と比べて101.1万円高く、業界内順位を見ると244社中44位と高い順位となります。
アンリツの平均年収 | 神奈川県の平均年収 |
---|---|
765.8万 | 609.2万 |
アンリツの所在地がある神奈川県の上場企業の平均年収は609.2万円です。 そのため、アンリツの年収はエリア平均と比べて156.6万円高く、エリア内順位を見ると173社中18位と高い順位となります。
アンリツでは6月と12月の年2回ボーナスが支給されます。
平均支給額は約120万円~255万円です。
実力主義の面もあるため、業務に真摯に携わることで自身のボーナスにも反映されます。
アンリツの年収を職種別に見てみましょう。
また、2020年度4月実績では学歴別の初任給は以下の通りでした。
住宅サポートとして家賃補助等がある他、休暇等もきちんと取得できるので、安心して勤めることができます。
アンリツで役職に就いた場合の年収は以下の通りです。
今後は女性管理職を更に増加させるため、キャリアアップ研修や各種制度等を設ける予定です。
性別に関わらずどんどんキャリアを積むことのできる環境と予想できます。
2019年度の有価証券報告書を確認しましたが、報酬が1億円を超える役員は存在しませんでした。
また社内取締役6名に対して総額2億2200万円で1人あたり3700万円、社内監査役2名に対して総額2300万円で1人あたり1150万円がそれぞれ支払われていました。
業績が鰻上りであるだけでなく、海外売上比率66%と海外でも活躍していることから、今後の役員の報酬にも期待できると言えます。
アンリツの競合会社として、堀場製作所や日本電子が挙げられます。
それぞれの年収を見ると、アンリツは766万円、堀場製作所は657万円、日本電子は751万円となっています。
競合会社よりも年収が高いだけでなく、電気機器業界の平均年収664.7万円と比較しても約101.1万円も高いことから、水準の高さが窺えます。
近年製品の需要も益々高まっているため、今後も年収は上昇し続けると予想できます。
アンリツの売り上げ及び経常利益の推移を見ると、売り上げは2017年で403.3億円、2018年で387.1億円、2019年で468.7億円でした。
また経常利益は2017年で10.5億円、2018年で37.7億円、2019年で81.5億円となっていました。
直近3年間で売り上げは約65.4億円、経常利益は約71億円それぞれ上昇しており、業績は右肩上がりであると言えます。
業績が好調であるため、平均年収もそれに伴い高くなっていると考えて良いでしょう。
アンリツでは主に計測事業、プロダクツ・クオリティ・アシュアランス事業の二つを展開しています。
それぞれの事業内容を確認しておきましょう。
2019年度にはモバイル市場にて携帯端末等の開発需要が増加。
今後も両事業で引き続き新製品の開発等に努めると共に、更なるグローバル展開を目指します。
アンリツではその他の事業として情報通信事業及びセンシング&デバイス事業を行っており、それぞれの事業で以下の製品やサービスを展開しています。
製品やサービスは通信事業者・金融機関・電気機器メーカー・通信装置メーカー等で広く活用されています。
今後も顧客のニーズに対応した製品やサービスを手掛けることで、顧客の事業をサポートしていくと期待できます。
ここで、アンリツのこれまでの歴史を見ていきましょう。
1895 合資会社石杉社が設立される
1900 安中電機製作所が設立される
1908 共立電機電線が設立される
1931 共立電機・安中電機が合併し安立電気が設立される
1968 東京証券取引所市場第一部に上場する
1985 社名をアンリツに変更する
1995 創業100周年を迎える
2001 世界初となる「43GHz 4-Ch超高速誤り率測定器」を開発する
2015 創業120周年を迎える
アンリツグループは、アンリツインフィビス、アンリツカスタマーサービス、アンリツデバイス、アンリツネットワークス等の子会社45社・関連会社1社が所属するグループです。
グループ企業ではネットワーク機器・監視応用システム等の設計・製造販売、光デバイス・電子デバイスの製造、計測システムの修理等の事業に携わっています。
アンリツでは、現在新卒採用・キャリア採用をそれぞれ行っています。
募集要項を詳しく見ていきましょう。
新卒採用では、現在技術系・事務系それぞれで以下の職種の募集を行っています。
採用人数は技術系は40名、事務系は15名をそれぞれ予定しています。
事務系職種は募集学部・学科の制限はありませんが、技術系職種では電気・電子・通信・機械・情報・計測・物理等の理工系学科が募集対象です。
技術系職種に応募する場合は自身の所属する学部・学科が募集対象であるか必ず確認しておきましょう。
選考は、エントリー→書類選考→一次選考(人事面接・筆記試験)→二次選考(二次面接)→最終選考(役員面接)の順で行われます。
筆記試験は技術系職種を希望する方のみ実施され、数学・英語・専門分野が出題されるようです。
口コミによると英語では英文和訳問題、専門分野では物理問題や計算問題等が過去に出題されたようなので、しっかり対策する必要があります。
キャリア採用では、現在以下の職種の募集を行っています。
職種ごとに応募条件が異なりますが、職種によっては普通自動車運転免許証や英語力が求められます。
英語力は職種にもよりますがTOEIC500点~700点が必要とされているので、時間がある際に取得しておくと選考の際にアピールできます。
応募は、募集要項欄からエントリーフォームを記入することで応募が可能です。
エントリー後は書類選考→一次選考(現場マネージャー及び人事による面接・WEB適性試験)→二次選考(役員面接)の順で選考が進むので、日程調整等をはじめとした準備を必ずしておきましょう。
アンリツが求める人材像として、公式ホームページには以下の四つの要素が挙げられていました。
また、人事部長のメッセージの中には以下のようにもありました。
経営理念として「誠と和と意欲」を掲げていることからも、アンリツでは誠実さ・マネジメント能力・協調性・挑戦心・向上心・粘り強さ等を持つ人材を求めていることが分かります。
アンリツの面接ではエントリーシートに記入した内容を中心に訊かれます。
その時々にどうしてその選択をしたのか、どのように行動してきたか等も問われるので、自身のこれまでを丁寧に振り返っておく必要があります。
過去の面接では以下の質問がありました。
また、研究内容について約10分程のプレゼンテーションも行うことになるので、分かりやすく簡潔に話せるよう内容を予め練っておきましょう。
従業員数推移(アンリツと上場企業平均)
アンリツ | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 836人 | 1,035人 |
2018年 | 844人 | 1,071人 |
2017年 | 815人 | 1,042人 |
2016年 | 803人 | 1,055人 |
2015年 | 789人 | 1,055人 |
アンリツの従業員数は2019年で836人と、1年前と比べて8人の減少となりました。
全上場企業の平均従業員数が1,035人なので、それと比べて少ない水準となります。
次にアンリツと同じ電気機器業界内で従業員数を比較してみました。業界平均の従業員数が2,082人なので、それと比較しても少ない規模の人数というのが分かります。
平均年齢推移(アンリツと上場企業平均)
アンリツ | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 43.7歳 | 41歳 |
2018年 | 43.3歳 | 41歳 |
2017年 | 42.6歳 | 40歳 |
2016年 | 42.0歳 | 40歳 |
2015年 | 41.5歳 | 40歳 |
アンリツの平均年齢は2019年で43.7歳と、上場企業の平均と比べると年齢が高い水準となっています。
平均年齢を同じ電気機器業界内で比較してみました。業界平均が43歳のため、業界内で見ても年齢が高い水準となります。
平均勤続年数推移(アンリツと上場企業平均)
アンリツ | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 19.6年 | 12年 |
2018年 | 19.2年 | 13年 |
2017年 | 18.6年 | 13年 |
2016年 | 18.0年 | 13年 |
2015年 | 17.5年 | 13年 |
アンリツの平均勤続年数は2019年で19.6年と、上場企業の平均と比べると長い水準となっています。
平均勤続年数も同じ電気機器業界内で比較してみます。業界の平均勤続年数が15.6年のため、業界内で見ても長い水準となります。
アンリツが、転職先・就職先として魅力的な会社かどうかを知るために、前期比の売上成長率や一人あたりの経常利益などを見ていきましょう。
※売上・従業員数は、各社の連結ではなく「単体」の数字を元に計算しています。
売上
売上成長率(前期比)
経常利益
売上 | 経常利益 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 468.7億円 | 81.5億円 |
2018年3月期 | 387.1億円 | 37.7億円 |
2017年3月期 | 403.3億円 | 10.5億円 |
2016年3月期 | 469.4億円 | 33.9億円 |
2015年3月期 | 498.8億円 | 59.5億円 |
まず、アンリツと上場企業平均の「売上」と「成長率」を見ていきます。
2019年3月期の売上は、アンリツが468.7億円、上場企業平均が1120.3億円となっています。アンリツの売上は平均と比べて低い水準となっており、売上の前期比成長率を見ると、アンリツが21.1%の増加、上場企業平均が15.4%の増加となっているため、上場企業の中では伸びている会社と言えます。
アンリツ | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 5606万円 | 1.1億 |
2018年3月期 | 4586万円 | 9064万 |
2017年3月期 | 4949万円 | 9022万 |
2016年3月期 | 5845万円 | 9416万 |
2015年3月期 | 6321万円 | 9870万 |
次に、アンリツと上場企業平均の「従業員一人あたり売上」を見ていきます。
2019年3月期で見ると、アンリツは5606万円、上場企業平均が1.1億円となっています。
アンリツ | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 975万円 | 788万 |
2018年3月期 | 447万円 | 731万 |
2017年3月期 | 129万円 | 741万 |
2016年3月期 | 423万円 | 672万 |
2015年3月期 | 754万円 | 689万 |
「従業員一人あたり経常利益」についても見てみましょう。2019年3月期では、アンリツは975万円、上場企業平均が788万円となっています。 そのためアンリツは上場企業の中では効率的に運営できている会社と言えます。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2021年2月7日
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