出世するといくら貰える?ボーナスは?パナソニックの年収事情を徹底調査
パナソニックの平均年収は774.5万円です。日本を代表する企業のひとつであるパナソニックは、従業員数が62,031人という大企業。平均年齢は45.6歳、平均勤続年数は22.8年となっており、平均勤続年数は企業全体で17位と高順位です。パナソニックは高めの平均年収と整った福利厚生から、働きやすい企業と言われています。
目次
閉じる平均年収推移(パナソニックと上場企業平均)
パナソニックの平均年収推移は、上昇傾向です。前期比で見ると6.4万円増加しています。
上述のように、過去5年間の平均年収は773.9万円なので、上場企業と比べると高い水準になります。
パナソニックの平均年収 | 年収 |
---|---|
2019年 | 774万円 |
2018年 | 768万円 |
2017年 | 781万円 |
2016年 | 789万円 |
2015年 | 756万円 |
パナソニックの平均年収 | 上場企業の平均年収 | 全国の平均年収 |
---|---|---|
774.5万 | 612.5万 | 432.2万 |
パナソニックの平均年収は、他の会社と比較すると高い傾向にあります。日本の上場企業の平均年収と比べると162.0万円高く、上場企業以外も含めた全国平均の年収と比較すると342.3万円高くなっています。(全国平均の年収は、国税庁が実施している『民間給与実態統計調査』の最新版の調査結果を参照しています。)
上場企業全体の年収ランキングで見ると、3737社中492位と高い順位となります。
パナソニックの平均年収 | 電気機器業界の平均年収 |
---|---|
774.5万 | 664.7万 |
パナソニックが属する電気機器業界の上場企業の平均年収は664.7万円です。 そのため、パナソニックの年収は業界平均と比べて109.8万円高く、業界内順位を見ると244社中39位と高い順位となります。
パナソニックの平均年収 | 大阪府の平均年収 |
---|---|
774.5万 | 625.8万 |
パナソニックの所在地がある大阪府の上場企業の平均年収は625.8万円です。 そのため、パナソニックの年収はエリア平均と比べて148.7万円高く、エリア内順位を見ると426社中64位と高い順位となります。
パナソニックでは、7月と12月の年に2回ボーナスを貰うことができます。
2018年4月1日~2019年3月31日のパナソニックの有価証券報告書や元従業員の口コミなどから予測すると、ボーナスは2回合わせて82万円~240万円ほどと伺えます。
パナソニックの2018年4月1日~2019年3月31日までの有価証券報告書や元従業員の口コミなどから予測すると、総合職の年収は900万円~1200万円、一般職が600万円~900万円、技術職が600万円~900万円と伺えます。
パナソニックの公式ホームページによると、2018年の実績として修士了の初任給が月給235,500円、学部卒の初任給が月給211,500円となっています。
ちなみに、給与改定は4月の年1回です。
年収の参考にしてください。
では、パナソニックは出世するとどのくらいの年収が貰えるのでしょうか。
パナソニックの2018年4月1日~2019年3月31日までの有価証券報告書や元従業員の口コミなどから予測すると、主任になると700万円~850万円、係長になると800万円~1000万円、課長になると900万円~1200万円、部長になると1200万円~1500万円とかなりの高収入が期待できます。
パナソニックの2018年4月1日~2019年3月31日までの有価証券報告書を参照すると、取締役社長の津賀一宏氏の年収は2億5500万円、取締役の佐藤基嗣氏の年収は1憶4100万円、同じく取締役の樋口泰行氏の年収は1憶5100万円となります。
平均年収が768.1万円と高収入が期待できるパナソニックですが、競合他社の平均年収はどのくらいなのでしょうか。
パナソニックの競合他社というと、日立製作所や東芝です。
日立製作所の平均年収は871.5万円、東芝は816万円とどちらもかなりの高年収です。
また、同じ大阪府にある電気機器メーカーである象印マホービンの平均年収は、791.2万円となります。
各社の詳細は以下のページよりご覧下さい。
・日立製作所の詳細はこちら
・東芝の詳細はこちら
・象印マホービンの詳細はこちら
では、なぜパナソニックはこんなにも平均年収が高いのでしょうか。
パナソニックの2018年4月1日~2019年3月31日までの有価証券報告書を参照すると、2017年4月1日~2018年3月31日までの当期純利益が202,027(単位:百万円)であったのに対し、2018年4月1日~2019年3月31日までの当期純利益は302,737(単位:百万円)と大幅に増収しています。
こういった結果により、従業員の収入も高くなっているのではないでしょうか。
パナソニックはCMでもお馴染みの家電や美容、健康などのBtoC事業、業務用冷熱機器、デバイスやエネルギーなどのBtoB事業を領域として、家庭からオフィスまで幅広い空間に対応した商品やサービスを提供しています。
また、住宅設備や建材、家電から住宅そのもの、更にサービスまで手掛ける強みを活かし、住空間の価値を提供します。
ほかにも、パナソニックでは電子部品や車載用電池の開発も行っています。
パナソニックでは他にも、ものづくりを支えてビジネスに貢献するファクトリーソリューション事業、省エネと温室効果ガス半減を実現する店舗ソリューション事業、ディープラーニングによる世界最高水準の顔認証技術なども行っています。
大正7年に松下幸之助氏が松下電気器具製作所として設立したパナソニック。
ここからは、そんなパナソニックの歴史を簡単にご紹介します。
パナソニックは、パナソニックを中核とする企業グループを持っています。
400以上もの連結子会社を持ち、グループ全体の従業員数は20万人を超えます。
また、社内カンパニー制度を導入し、7つのカンパニーを並列経営するのが特徴です。
パナソニックでは、新卒採用や中途採用(キャリア採用)、高専生採用、障がい者採用、海外現地法人採用などを行っています。
ここからは、新卒採用と中途採用の情報をご紹介します。
パナソニックの新卒採用では、事務系の営業・マーケティング、経理、人事、広報・宣伝、カスタマーサービス等、技術系の研究開発、SE/技術営業、情報システム等様々な職種を募集しています。
勤務地は大阪府にある本社や全国にある研究所・事業所のいずれかです。
主な選考プロセスは以下の通りです。
【事務系】
【技術系】
パナソニックの中途採用では、エンジニア系やスタッフ系・営業系など様々な職種を募集しています。
パナソニックでは、転職を考えている方向けにキャリア登録制度を行っています。
この制度は、自分の職務経歴を登録すると、スキルや経験にマッチする職種の募集がある場合にパナソニックからその職種を紹介してもらえるというものです。
また、東京や大阪、神奈川などで「エンジニア限定合同選考会」や「パナソニック転職相談会」など、様々な転職イベントを開催しています。
パナソニックに転職したい方は、こういったイベントへ足を運ぶと良いでしょう。
公式ホームページによると、パナソニックで求められるのは主に以下のような人材像です。
このように、様々なことにどんどん挑戦でき、新しい価値を生み出せる人をパナソニックでは求めています。
自分の強みを持ち、それを自分で理解している人なら尚良いのではないでしょうか。
パナソニックでは、転職を考えている方向けにセミナーや相談会を定期的に開催しています。
転職相談会では、中途採用担当者が個別に30分から1時間ほど相談に乗ってくれるそうです。
転職を検討中の方は、まずはこのような相談会に参加することをおすすめします。
また、パナソニックへの就職を希望する学生向けに、具体的な仕事内容を紹介する「事業・仕事別Live」やWebセミナーで技術系社員が仕事の魅力ややりがいを伝える「バーチャルVoice」などを開催しています。
これらに積極的に参加することで、パナソニックへの就職の第一歩となるのではないでしょうか。
従業員数推移(パナソニックと上場企業平均)
パナソニック | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 62,031人 | 1,035人 |
2018年 | 61,311人 | 1,071人 |
2017年 | 57,484人 | 1,042人 |
2016年 | 55,937人 | 1,055人 |
2015年 | 51,308人 | 1,055人 |
パナソニックの従業員数は2019年で62,031人と、1年前と比べて720人の増加となりました。
全上場企業の平均従業員数が1,035人なので、それと比べて多い水準となります。
次にパナソニックと同じ電気機器業界内で従業員数を比較してみました。業界平均の従業員数が2,082人なので、それと比較しても多い規模の人数というのが分かります。
平均年齢推移(パナソニックと上場企業平均)
パナソニック | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 45.6歳 | 41歳 |
2018年 | 45.6歳 | 41歳 |
2017年 | 45.3歳 | 40歳 |
2016年 | 45.6歳 | 40歳 |
2015年 | 45.3歳 | 40歳 |
パナソニックの平均年齢は2019年で45.6歳と、上場企業の平均と比べると年齢が高い水準となっています。
平均年齢を同じ電気機器業界内で比較してみました。業界平均が43歳のため、業界内で見ても年齢が高い水準となります。
平均勤続年数推移(パナソニックと上場企業平均)
パナソニック | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 22.8年 | 12年 |
2018年 | 22.9年 | 13年 |
2017年 | 22.8年 | 13年 |
2016年 | 23.3年 | 13年 |
2015年 | 23.3年 | 13年 |
パナソニックの平均勤続年数は2019年で22.8年と、上場企業の平均と比べると長い水準となっています。
平均勤続年数も同じ電気機器業界内で比較してみます。業界の平均勤続年数が15.6年のため、業界内で見ても長い水準となります。
パナソニックが、転職先・就職先として魅力的な会社かどうかを知るために、前期比の売上成長率や一人あたりの経常利益などを見ていきましょう。
※売上・従業員数は、各社の連結ではなく「単体」の数字を元に計算しています。
売上
売上成長率(前期比)
経常利益
売上 | 経常利益 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 4兆2552.2億円 | 1652.1億円 |
2018年3月期 | 4兆560.8億円 | 3210.2億円 |
2017年3月期 | 3兆6552.3億円 | 2476.5億円 |
2016年3月期 | 3兆7822.8億円 | 2137.6億円 |
2015年3月期 | 3兆8524.2億円 | 1902.4億円 |
まず、パナソニックと上場企業平均の「売上」と「成長率」を見ていきます。
2019年3月期の売上は、パナソニックが4兆2552.2億円、上場企業平均が1120.3億円となっています。パナソニックの売上は平均と比べて高い水準となっており、売上の前期比成長率を見ると、パナソニックが4.9%の増加、上場企業平均が15.4%の増加となっているため、上場企業の中では成長率は平均以下な会社と言えます。
パナソニック | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 6860万円 | 1.1億 |
2018年3月期 | 6616万円 | 9064万 |
2017年3月期 | 6359万円 | 9022万 |
2016年3月期 | 6762万円 | 9416万 |
2015年3月期 | 7508万円 | 9870万 |
次に、パナソニックと上場企業平均の「従業員一人あたり売上」を見ていきます。
2019年3月期で見ると、パナソニックは6860万円、上場企業平均が1.1億円となっています。
パナソニック | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 266万円 | 788万 |
2018年3月期 | 524万円 | 731万 |
2017年3月期 | 431万円 | 741万 |
2016年3月期 | 382万円 | 672万 |
2015年3月期 | 371万円 | 689万 |
「従業員一人あたり経常利益」についても見てみましょう。2019年3月期では、パナソニックは266万円、上場企業平均が788万円となっています。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2021年1月1日
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