創業100年以上の歴史を誇る老舗製薬会社!出世後の報酬は1000万円超えも夢じゃない?求められる人材像とは?
日本新薬の平均年収は、2021年で791.1万円で前期に比べて上昇傾向。医薬品業界内では28位、全体では430位、京都府内では8位となっています。日本新薬は1919年に設立されて以来、100年以上医薬品の研究開発に取り組んできました。繁忙期の際は休日出勤が少々多いですが、夏季休暇や年末年始休暇は長め。カフェテリアアプランが導入されているため、プライベートに役立てることができます。平均年齢40.8歳、平均勤続年数17.5年と定着率も安定。クラブ活動もあるため、社員同士の交流の場にも気分転換にもなります。
目次
閉じる平均年収推移(日本新薬と上場企業平均)
日本新薬の平均年収推移は、上昇傾向です。前期比で見ると20.3万円増加しています。
上述のように、過去5年間の平均年収は773.0万円なので、上場企業と比べると高い水準になります。
日本新薬の平均年収 | 年収 |
---|---|
2019年 | 791万円 |
2018年 | 771万円 |
2017年 | 758万円 |
2016年 | 770万円 |
2015年 | 775万円 |
日本新薬の平均年収 | 上場企業の平均年収 | 全国の平均年収 |
---|---|---|
791.1万 | 612.5万 | 432.2万 |
日本新薬の平均年収は、他の会社と比較すると高い傾向にあります。日本の上場企業の平均年収と比べると178.6万円高く、上場企業以外も含めた全国平均の年収と比較すると358.9万円高くなっています。(全国平均の年収は、国税庁が実施している『民間給与実態統計調査』の最新版の調査結果を参照しています。)
上場企業全体の年収ランキングで見ると、3737社中430位と高い順位となります。
日本新薬の平均年収 | 医薬品業界の平均年収 |
---|---|
791.1万 | 770.7万 |
日本新薬が属する医薬品業界の上場企業の平均年収は770.7万円です。 そのため、日本新薬の年収は業界平均と比べて20.4万円高く、業界内順位を見ると67社中28位と平均的な順位となります。
日本新薬の平均年収 | 京都府の平均年収 |
---|---|
791.1万 | 606.7万 |
日本新薬の所在地がある京都府の上場企業の平均年収は606.7万円です。 そのため、日本新薬の年収はエリア平均と比べて184.4万円高く、エリア内順位を見ると63社中8位と高い順位となります。
日本新薬では7月と12月の年2回ボーナスが支給されます。
平均支給額は約105万円~250万円です。
業績連動型となるので、業績を上げるほど自身に還元される額も大きくなるでしょう。
日本新薬の年収を職種別に見ていきましょう。
一般職:約350万円~800万円
技術職:約400万円~785万円
総合職:約600万円~1120万円
また、2019年度実績の学歴別の初任給は以下の通りです。
博士:278,000円
修士:245,500円
大学:225,000円
家賃補助が非常に手厚いとの声も見られたので、入社と同時に一人暮らしを始める方も安心できるでしょう。
日本新薬で出世した場合の年収も見てみましょう。
係長クラス:約870万円~910万円
課長クラス:約1160万円~1190万円
部長クラス:約1280万円~1500万円
日本新薬では周囲と調和できる社員が比較的出世しやすいようです。
他の社員の方の気持ちや考えていることを汲み取り行動することで、出世するチャンスを得られるでしょう。
2020年の有価証券報告書を確認しましたが、報酬が1億円を超える役員についての記載はありませんでした。
また、社内取締役8名に対して総額4憶500万円で1人あたり5062万円、社内監査役3名に対して総額3400万円で1人あたり1133万円が支給されていました。
このことから、代表取締役社長の前川重信氏の報酬は5062万円以上1億円未満であると考えられます。
しかし業績も右肩上がりであるため、今後役員の報酬が1億円を超える可能性は充分あると言えるでしょう。
日本新薬の競合会社として、塩野義製薬や大正製薬ホールディングスが挙げられます。
それぞれの年収を見ていくと、日本新薬は791万円、塩野義製薬は904万円、大正製薬ホールディングスは924万円でした。
現時点では競合会社には及びませんでしたが、事業範囲も少しずつ拡大していることから、 今後まだまだ年収は伸びていくと言えるでしょう。
日本新薬の売り上げ・経常利益を見てみると、売り上げは2017年で985.5億円、2018年で1012.2億円、2019年で1145.0億円でした。
また、経常利益は2017年で153.1億円、2018年で164.0億円、2019年で204.2億円となっています。
2017年から2019年にかけて売り上げは159.5億円、経常利益は51.1億円とそれぞれ上昇傾向にあり、業績は好調と言えるでしょう。
収益をしっかり確保できている分、社員にも還元できていると考えられます。
日本新薬では主に医薬品事業を手掛けています。
泌尿器科、血液内科、難病・希少疾患、婦人科の四つの分野を中心に医薬品の開発を行っており、継続的な新薬の開発にも尽力。
現在は難治性疾患の治療剤の開発にも積極的に取り組んでおり、今後もあらゆる医薬品を展開していくと考えられます。
日本新薬では機能食品事業も並行して行っており、健康食品素材・品質安定保存剤・プロテイン製剤・サプリメント等を展開しています。
近年では香辛料・調味料・品質安定保存剤・たん白製剤の開発をはじめとし、流動食・高タンパク食品・スポーツ栄養食の素材開発にも携わる等、事業範囲を徐々に拡大。
これからも様々な製品を提供し人々の健康をサポートしていくでしょう。
ここで、日本新薬のこれまでの歴史を簡単に見ていきましょう。
1911 京都新薬堂が創業される
1919 日本新薬が創立される
1940 国産駆虫薬「サントニン」が販売される
1949 京都証券取引所に上場する
1956 大阪証券取引所に上場する
1961 食品事業を開始する
1966 東京証券取引所第一部に上場する
2003 合成抗菌薬「プルリフロキサシン」 が販売される
2009 創立90周年を迎える
2019 創立100周年を迎える
日本新薬グループは、シオエ製薬・タジマ食品工業・NSシェアードサービス等が所属するグループです。
グループ企業では医薬品の製造をはじめ、保険代理店業・駐車場及びテナントの経営・シェアードサービス業務等あらゆる事業を展開しています。
日本新薬では現在新卒採用のみ募集を行っています。
募集要項を一つ一つ確認しておきましょう。
新卒採用では現在以下の職種で募集を行っています。
応募に際して医薬品研究職・臨床開発職・MSL職及び学術職は理系修士以上、MR職・食品企画職・コーポレートスタッフ職は学士以上がそれぞれ対象となるので注意しましょう。
またMR職に関しては入社までに自動車運転免許証の取得が必須となるので、早めに取得するようにしましょう。
選考フローは明らかではありませんが、選考の過程でWEBテストが実施されます。
WEBテストでは言語・非言語問題及び性格テストが出題されるので、SPI対策本等を活用ししっかり対策して臨みましょう。
残念ながら、現時点で公式ホームページ及び転職サイトでは中途採用の募集は行われていませんでした。
しかし新卒採用の情報を参考にすると、今後医薬品研究職・臨床開発職・MSL職及び学術職・MR職・食品企画職・コーポレートスタッフ職等で募集がされると考えられます。
その際、自動車運転免許証や専門的な資格等があればアピール点となると考えられるので、現職で経験をしっかり積みながら資格取得に向けて励みましょう。
日本新薬で求める人材について公式ホームページでは「自ら考え行動する人」「『会社の将来は自分が担う』という気概を持ち、何事にも積極的に挑戦する人」と記載されていました。
また、日本新薬の行動指針として以下の四つが掲げられています。
これらのことから、日本新薬では行動指針の四つに加えて自主性・積極性・行動力等が求められると考えられます。
面接では「入社後どのようなことに挑戦したいか」等を話し熱意を伝えましょう。
日本新薬の面接では礼儀や受け答えが重視されます。
そのため、話し方や姿勢・態度等基本的なマナーを身につけ臨むべきと言えるでしょう。
過去の面接での質問内容も併せて見ておきましょう。
また、MR職をはじめ志望する職種の仕事内容についてきちんと理解しているかも問われます。
新卒採用ページの「職種紹介」から各職種の仕事内容や求められる能力を簡単に見ることができるので、しっかり確認しておきましょう。
従業員数推移(日本新薬と上場企業平均)
日本新薬 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 1,761人 | 1,035人 |
2018年 | 1,753人 | 1,071人 |
2017年 | 1,727人 | 1,042人 |
2016年 | 1,739人 | 1,055人 |
2015年 | 1,707人 | 1,055人 |
日本新薬の従業員数は2019年で1,761人と、1年前と比べて8人の増加となりました。
全上場企業の平均従業員数が1,035人なので、それと比べて多い水準となります。
次に日本新薬と同じ医薬品業界内で従業員数を比較してみました。業界平均の従業員数が1,006人なので、それと比較しても多い規模の人数というのが分かります。
平均年齢推移(日本新薬と上場企業平均)
日本新薬 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 40.8歳 | 41歳 |
2018年 | 40.7歳 | 41歳 |
2017年 | 40.7歳 | 40歳 |
2016年 | 40.9歳 | 40歳 |
2015年 | 40.9歳 | 40歳 |
日本新薬の平均年齢は2019年で40.8歳と、上場企業の平均と比べると若い水準となっています。
平均年齢を同じ医薬品業界内で比較してみました。業界平均が43歳のため、業界内で見ても若い水準となります。
平均勤続年数推移(日本新薬と上場企業平均)
日本新薬 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 17.5年 | 12年 |
2018年 | 17.6年 | 13年 |
2017年 | 17.7年 | 13年 |
2016年 | 17.9年 | 13年 |
2015年 | 18.1年 | 13年 |
日本新薬の平均勤続年数は2019年で17.5年と、上場企業の平均と比べると長い水準となっています。
平均勤続年数も同じ医薬品業界内で比較してみます。業界の平均勤続年数が11.1年のため、業界内で見ても長い水準となります。
日本新薬が、転職先・就職先として魅力的な会社かどうかを知るために、前期比の売上成長率や一人あたりの経常利益などを見ていきましょう。
※売上・従業員数は、各社の連結ではなく「単体」の数字を元に計算しています。
売上
売上成長率(前期比)
経常利益
売上 | 経常利益 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 1145.0億円 | 204.2億円 |
2018年3月期 | 1012.2億円 | 164.0億円 |
2017年3月期 | 985.5億円 | 153.1億円 |
2016年3月期 | 838.9億円 | 83.0億円 |
2015年3月期 | 796.5億円 | 83.3億円 |
まず、日本新薬と上場企業平均の「売上」と「成長率」を見ていきます。
2019年3月期の売上は、日本新薬が1145.0億円、上場企業平均が1120.3億円となっています。日本新薬の売上は平均と比べて同程度となっており、売上の前期比成長率を見ると、日本新薬が13.1%の増加、上場企業平均が15.4%の増加となっているため、上場企業の中では成長率は平均以下な会社と言えます。
日本新薬 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 6502万円 | 1.1億 |
2018年3月期 | 5774万円 | 9064万 |
2017年3月期 | 5706万円 | 9022万 |
2016年3月期 | 4824万円 | 9416万 |
2015年3月期 | 4666万円 | 9870万 |
次に、日本新薬と上場企業平均の「従業員一人あたり売上」を見ていきます。
2019年3月期で見ると、日本新薬は6502万円、上場企業平均が1.1億円となっています。
日本新薬 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 1160万円 | 788万 |
2018年3月期 | 935万円 | 731万 |
2017年3月期 | 887万円 | 741万 |
2016年3月期 | 477万円 | 672万 |
2015年3月期 | 488万円 | 689万 |
「従業員一人あたり経常利益」についても見てみましょう。2019年3月期では、日本新薬は1160万円、上場企業平均が788万円となっています。 そのため日本新薬は上場企業の中では効率的に運営できている会社と言えます。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2021年1月1日
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