キヤノン電子の年収【2024年最新版】(2ページ目)

世界でもトップクラスのシェアを誇る製品も展開する大手企業!新たな事業の内容は?どんな人材を求めている?疑問点を一気に解決!


キヤノン電子の社長や役員の年収

2020年度の有価証券報告書を確認すると、代表取締役会長の酒巻久氏の報酬が1億900万円であることが分かりました。

またその他の役員の報酬については、社内取締役10名に対して総額3億4900万円で1人あたり3490万円、社内監査役2名に対して総額1500万円で1人あたり750万円がそれぞれ支給されていました。

近年は医療分野や農業分野等の新領域での事業展開も積極的に行っており、医療分野では歯科用ミリングマシンや薬剤分包機等を、農業分野では植物工場用自動生産装置の販売をそれぞれ始めました。

今後これらの事業が強化・確立されるにつれ収益も徐々に増加し、社内取締役・社内監査役の報酬も少しずつ伸びいずれ1億円に達するかもしれません。

競合他社とキヤノン電子の年収比較

キヤノン電子の競合会社として、メルコホールディングス堀場製作所等が挙げられます。

それぞれの年収を比較するとキヤノン電子は562万円、メルコホールディングスは644万円、堀場製作所は657万円と現時点では競合会社には及びませんでした。

しかしドキュメントスキャナーの高速ハイエンドモデル等のシェアは世界トップを誇っており、世界各国でキヤノン電子の製品が活用されていることが分かります。

現在は撮り溜めた写真をデータ化して保存することのできるフォトスキャナーを開発する等、多様化する顧客のニーズに応えられるようあらゆる製品の開発に携わっています。

今後も様々な製品を世に輩出し業績もそれに伴い伸びていくと考えられるため、少しずつ平均年収を伸ばし競合との差を縮めていくと期待できます。

キヤノン電子の平均年収が高い理由

2017年から2019年にかけてのキヤノン電子の売り上げ・経常利益の推移をそれぞれ見ると、売り上げは2017年で721.5億円、2018年で774.4億円、2019年で750.3億円でした。

また経常利益は2017年で97.3億円、2018年で92.9億円、2019年で75.4億円となっています。

売り上げ・経常利益共にやや下降傾向にありますが、売り上げに関しては直近3年間で約28.8億円程上昇していることが分かります。

近年では新型コロナウイルスによる事業に対する影響も大きかったようですが、他社製品の受託生産や競争力が比較的強い製品の新商品の開発・販売を行う等、これまでに培ってきた技術力を活かしながら事業を展開しました。

そのため業績にあまり大きな変動もなく、社員にも還元できたと考えられます。

2020年にはキヤノン電子が開発した超小型人工衛星の打ち上げも成功し、新たに手掛け始めた宇宙関連事業も順調に進んでいると言えます。

今後も着実に事業を拡大していくと期待できるので、収益力が高まればその分業績も安定し社員の年収も益々高くなるでしょう。

キヤノン電子が属するキヤノングループとは?

キヤノングループはキヤノン電子をはじめとしてキヤノンプレシジョン、キヤノン化成、キヤノンイメージングシステムズ、キヤノンITソリューションズ、キヤノンマーケティングジャパン等の会社が所属するグループです。

グループ企業ではモーションコントロール 機器の開発・製造販売や光半導体センサーの製造、トナーカートリッジ・高分子精密機能部品の製造、キヤノン製品のソフトウエア・ファームウェアの開発・品質評価、キヤノン製品等の国内マーケティング等、あらゆる事業やサービスを手掛けています。

キヤノン電子の採用情報

キヤノン電子では現在、新卒採用・中途採用がそれぞれ行われています。

各募集要項を詳しく見てみましょう。

新卒採用

新卒採用では現在、技術系総合職・事務系総合職それぞれで以下の職種の募集が行われています。

  • 技術系総合職:小型人工衛星・ドキュメントスキャナー・カメラ用の精密機構・ハンディターミナル・各種ソフトウェア(セキュリティ・顧客情報管理・名刺管理サービス)等の設計・開発、材料研究、品質保証等
  • 事務系総合職:法務、経理、人事、調達、商品企画、マーケティング、事業管理、事業経理、営業、生産管理等

応募する上で事務系総合職に関しては学部・学科の制限は特にないようですが、技術系総合職は機械・精密、電気・電子、通信・情報、応用物理・物理等の学部・学科に所属する方が募集対象となります。

技術系・事務系どちらも学部生・院生不問とされているので、自身が興味のある職種を見極めて応募するようにしましょう。

東京本社ではインターンシップも開催されており、社員の方と交流ができるだけでなく仕事理解ワークショップ等も実施されるようです。

社員の方によるフィードバックを受けることもできるため、職種に対する理解を深めることが可能。

キヤノン電子の食堂でランチを体験することも可能なので、ぜひ参加しましょう。

選考は、エントリー→会社説明会→エントリーシートの提出→適性検査→面接の順で進みます。

過去に選考を受けた方の体験談によると筆記試験では国語・数学・英語の問題が出題され、それぞれ約20分間実施されたとのことです。

SPIテストの試験対策をしていれば問題ないようなので、きちんと勉強し対策しておきましょう。

中途採用

中途採用では現在、以下の職種の募集が行われています。

  • 新製品の設計・開発職
  • DCブラシレスモーターの開発職
  • 精密部品の加工技術開発職
  • 生産設備の設計・開発職
  • 全社の設備・資材・事務用品の調達・購買職

どの職種も3年~5年以上の実務経験があることが応募条件として提示されています。

専門的な資格等は特に求められませんが、あらゆる経験が必要とされるので、各募集要項にきちんと目を通しておきましょう。

応募は、人事部の採用担当まで履歴書・職務経歴書を郵送することで応募できます。

応募後は書類選考→説明会→一次選考→二次選考の順で選考が進み、選考過程で適性検査も併せて実施されるようなので適性検査の対策もきちんとしておきましょう。

キヤノン電子で求められる人材像

採用ページにはキヤノン電子が求める人材像として、以下のように記載されていました。

  • ハングリー精神で、目標に向かって努力できる人(日々コツコツ努力する姿勢や、失敗が重なってもあきらめずに挑戦を続ける根気強さが必要)
  • コミュニケーション能力が高く、人を巻き込む力がある人
  • チームワークを大切にし、約束事を守れる人

またキヤノングループの精神として掲げられている「三自の精神」はキヤノン電子でも大切にされており、以下の三つのことを指しているようです。

  • 自覚:自ら気づくこと
  • 自発:自ら行動すること
  • 自治:これらを実行できているのか常に自分自身に問い続ける姿勢

上記のことからキヤノン電子では選考を通して、忍耐力・リーダーシップ・協調性等があるかを見ていると推測できます。

選考の際には「これまでにどんな目標を持ち、達成に向けてどのように行動してきたか」「周囲と協力して何かに取り組んだ経験」「リーダーシップを発揮した経験」等について話をし、自身の強みを伝えるようにしましょう。

トライアンドエラーを繰り返し自らを高めるため行動できているかも重要と考えられるので、その点についても意識してアピールすると良いかもしれません。

※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。

最終更新日:2024年1月1日

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