ボイラの国内シェアNo.1!環境にも優しい製品を多数展開!就活のキーポイントは「根明」!?
三浦工業の平均年収は、2021年で635.4万円、機械業界内では104位でした。三浦工業はボイラ技術を基盤として、業務用燃料電池の開発やメディカル機器、舶用機器等の製造販売を行っています。近年では、ボイラ技術で培った技術を利用し、工場全体の水処理を提案する水処理事業も手掛けており、現在では海外にも15拠点あります。通信教育・資格取得支援が充実しており、セミナーや資格取得、カリキュラムも会社負担で受講することが可能です。そのため、自身のスキルや専門性を働きながら高めることができます。
目次
閉じる平均年収推移(三浦工業と上場企業平均)
三浦工業の平均年収推移は、下降傾向です。前期比で見ると16.4万円減少しています。
上述のように、過去5年間の平均年収は637.7万円なので、上場企業と比べると高い水準になります。
三浦工業の平均年収 | 年収 |
---|---|
2019年 | 635万円 |
2018年 | 652万円 |
2017年 | 618万円 |
2016年 | 637万円 |
2015年 | 646万円 |
三浦工業の平均年収 | 上場企業の平均年収 | 全国の平均年収 |
---|---|---|
635.4万 | 612.5万 | 432.2万 |
三浦工業の平均年収は、他の会社と比較すると高い傾向にあります。日本の上場企業の平均年収と比べると22.9万円高く、上場企業以外も含めた全国平均の年収と比較すると203.2万円高くなっています。(全国平均の年収は、国税庁が実施している『民間給与実態統計調査』の最新版の調査結果を参照しています。)
上場企業全体の年収ランキングで見ると、3737社中1437位と高い順位となります。
三浦工業の平均年収 | 機械業界の平均年収 |
---|---|
635.4万 | 632.0万 |
三浦工業が属する機械業界の上場企業の平均年収は632.0万円です。 そのため、三浦工業の年収は業界平均と比べて3.4万円高く、業界内順位を見ると231社中104位と平均的な順位となります。
三浦工業の平均年収 | 愛媛県の平均年収 |
---|---|
635.4万 | 504.3万 |
三浦工業の所在地がある愛媛県の上場企業の平均年収は504.3万円です。 そのため、三浦工業の年収はエリア平均と比べて131.1万円高く、エリア内順位を見ると10社中2位と高い順位となります。
三浦工業では6月と12月の年2回、2019年度実績では約5.69ヶ月分のボーナスが支給されました。
平均支給額は約95万円~210万円で、多い年では約6ヶ月分のボーナスが出るようです。
半期ごとの評価によってボーナス額が決定するので、日頃からしっかり業務に努めるようにしましょう。
三浦工業の年収を職種別に見てみましょう。
一般職:約350万円~655万円
技術職:約400万円~645万円
総合職:約550万円~920万円
三浦工業の平均年収は635万円なので、どの職種でも平均以上の年収を望めます。
年に一度6月に昇給するため、長く勤めることで基本給のアップが狙えるでしょう。
三浦工業で出世した場合、年収は以下の通りとなります。
係長クラス:約660万円~725万円
課長クラス:約865万円~970万円
部長クラス:約975万円~1215万円
三浦工業は2018年に認定マーク「えるぼし」の二つ星を取得していることもあり、女性管理職の数も平均以上。
育児時短勤務等と併せて事業所内保育所を設置する等、女性もキャリアを大切にできる環境が整っています。
2019年度の有価証券報告書を確認しましたが、報酬が1億円を超える役員についての記載はありませんでした。
その他の役員の報酬については、社内取締役12名に対して総額4億1100万円で1人あたり3425万円、社内監査役7名に対して総額4500万円で1人あたり642万円が支給されていました。
このことから、取締役会長の髙橋祐二氏の報酬は3425万円以上1億円未満であると推測できます。
手掛ける製品の数も多く、ボイラの国内シェアNo.1を誇っていることから、今後役員の報酬も徐々に上昇していくと考えられます。
三浦工業の競合としては、IHIや川重冷熱工業が挙げられます。
それぞれの年収を見ていくと、三浦工業は635万円、IHIは763万円、川重冷熱工業は660万円でした。
現段階では三浦工業の年収は競合には及びませんでした。
しかし、海外への進出も着々と進めていることから、今後競合を超える可能性も充分にあるでしょう。
三浦工業の売り上げ・経常利益を見てみましょう。
売り上げは2017年では852.6億円、2018年では905.2億円、2019年では956.1億円でした。
また経常利益は、2017年では103.8億円、2018年では120.5億円、2019年では129.7億円となっています。
売り上げ・経常利益共に年々右肩上がりとなっており、業績は好調であると言えるでしょう。
そのため、社員の年収もそれに伴い高くなっていると考えられます。
三浦工業では、主に国内機器販売事業・海外機器販売事業を手掛けています。
それぞれで手掛けている製品は以下の通りです。
国内機器販売事業:蒸気ボイラ、温水ボイラ、システム機器、水処理機器、業務用軟水器、特機製品等
海外機器販売事業:船用機器、食品機器、メディカル機器、冷熱機器用薬品、ボイラ用水処理薬品等
売上高比率のうち、国内機器販売事業は44.8%、海外機器販売事業は14.4%と国内機器販売事業がメイン事業になっていることが分かります。
現在はアメリカをはじめとし中国やインドネシアへも事業展開しているため、今後海外機器販売事業の売上高比率も伸びていくでしょう。
その他にも三浦工業では建屋内清掃・工場内の保全業務等の業務も手掛けます。
主にミウラグループの各企業にて業務を行っており、作業服の洗濯・製造工場加工部品の検品等も担います。
各企業を細やかなサービスでサポートすることで、ミウラグループ全体の事業を支えています。
ここで、三浦工業のこれまでの歴史について簡単に見ていきましょう。
1927 三浦製作所が創業される
1959 株式会社三浦製作所が設立される
1960 小型貫流ボイラの製造が始まる
1967 舶用補助ボイラの製造が始まる
1978 社名を三浦工業に変更する
1982 大阪証券取引所第二部に上場する
1984 東京証券取引所第二部に上場する
1989 東京証券取引所、大阪両証券取引所のそれぞれ第一部に上場する
1996 家庭用軟水器の販売を始める
ミウラグループは、三浦マニファクチャリング、三浦アクアテック、三浦環境マネジメント、ミウラジョブパートナー等が属するグループです。
グループ企業ではボイラ・水処理機・薬品等の製造を行う他に、建物・設備の管理、損害保険・生命保険等のコンサルティングサービス等も行っています。
三浦工業では、現在新卒採用及び中途採用を行っています。
募集職種や選考フロー等について確認していきましょう。
新卒採用では、現在以下の職種の募集を行っています。
総合職:研究、開発、機械設計、電子回路設計、生産技術、営業、フィールドエンジニア、システムエンジニア、総務・経理・企画・法務等
一般職:経理、企画、総務、営業本部、技術部門、研究所等のスタッフ業務、研究補佐等
募集学部・学科に制限はないので、希望する職種に応募することが可能です。
また、選考フローは総合職・一般職共に説明会参加→面接、適性検査→役員面接の順となります。
適性検査は筆記試験となり、適性検査と併せて基礎学力検査も行われます。
基礎学力検査では国語・数学・英語・理科・社会の問題が出題され、中学~高校レベルの問題となるようです。
SPI試験対策を行っていれば問題ないとの声も見られるので、しっかり対策しておきましょう。
中途採用では、現在以下の職種で募集が行われていました。
フィールド系:フィールドエンジニア(サービスエンジニア)、施工管理・現場監督、施工管理(水処理装置)、メディカル営業、メディカル営業サポート、中央監視システム(EMS)スタッフ
技術系:燃料電池開発、システム商品設計、社内SE
スタッフ系:経理・財務スタッフ、一般職
ほとんどの職種で普通自動車運転免許が必要となるので、取得していない方は取得する必要があります。
また、スタッフ系の一般職に限り職業安定所のみで募集要項等が公開されているので、そちらもこまめに確認しておきましょう。
三浦工業では、求めている人材像について公式ホームページに以下のように記載されていました。
「ネアカで挑戦できる人」
「技術と人間力を高めたい人」
「成長したい人、社会に貢献したい人」
これらを見ると、特に未来志向・向上心・献身的であるか等が見られることが分かります。
そのため、ボランティア活動経験やその活動を通してどのようなことを身につけたか、自身の目標に対してどのように行動してきたか等面接で話せると良いでしょう。
三浦工業の面接では、基本的にエントリーシートに沿った質問がされます。
その中でも面接官が興味を持ったことや気になったことについてどんどん質問されるので、エントリーシートでは特に訊いてほしいことについて触れてもらえるよう、内容を練って記入すると良いでしょう。
過去の質問内容も併せて見ていきましょう。
上記を見ると、ボイラについても詳しく訊かれることが分かります。
三浦工業では取り扱うボイラ製品も様々なので、製品とその特徴、ボイラの仕組み等についても基本的なことは勉強しておきましょう。
従業員数推移(三浦工業と上場企業平均)
三浦工業 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 3,090人 | 1,035人 |
2018年 | 3,031人 | 1,071人 |
2017年 | 2,991人 | 1,042人 |
2016年 | 2,898人 | 1,055人 |
2015年 | 2,813人 | 1,055人 |
三浦工業の従業員数は2019年で3,090人と、1年前と比べて59人の増加となりました。
全上場企業の平均従業員数が1,035人なので、それと比べて多い水準となります。
次に三浦工業と同じ機械業界内で従業員数を比較してみました。業界平均の従業員数が1,054人なので、それと比較しても多い規模の人数というのが分かります。
平均年齢推移(三浦工業と上場企業平均)
三浦工業 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 39.1歳 | 41歳 |
2018年 | 38.8歳 | 41歳 |
2017年 | 38.6歳 | 40歳 |
2016年 | 38.5歳 | 40歳 |
2015年 | 37.7歳 | 40歳 |
三浦工業の平均年齢は2019年で39.1歳と、上場企業の平均と比べると若い水準となっています。
平均年齢を同じ機械業界内で比較してみました。業界平均が42歳のため、業界内で見ても若い水準となります。
平均勤続年数推移(三浦工業と上場企業平均)
三浦工業 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 14.3年 | 12年 |
2018年 | 14.0年 | 13年 |
2017年 | 13.8年 | 13年 |
2016年 | 13.5年 | 13年 |
2015年 | 13.1年 | 13年 |
三浦工業の平均勤続年数は2019年で14.3年と、上場企業の平均と比べると長い水準となっています。
平均勤続年数も同じ機械業界内で比較してみます。業界の平均勤続年数が15.1年のため、業界内で見ても短い水準となります。
三浦工業が、転職先・就職先として魅力的な会社かどうかを知るために、前期比の売上成長率や一人あたりの経常利益などを見ていきましょう。
※売上・従業員数は、各社の連結ではなく「単体」の数字を元に計算しています。
売上
売上成長率(前期比)
経常利益
売上 | 経常利益 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 956.1億円 | 129.7億円 |
2018年3月期 | 905.2億円 | 120.5億円 |
2017年3月期 | 852.6億円 | 103.8億円 |
2016年3月期 | 811.3億円 | 97.0億円 |
2015年3月期 | 764.2億円 | 98.1億円 |
まず、三浦工業と上場企業平均の「売上」と「成長率」を見ていきます。
2019年3月期の売上は、三浦工業が956.1億円、上場企業平均が1120.3億円となっています。三浦工業の売上は平均と比べて低い水準となっており、売上の前期比成長率を見ると、三浦工業が5.6%の増加、上場企業平均が15.4%の増加となっているため、上場企業の中では成長率は平均以下な会社と言えます。
三浦工業 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 3094万円 | 1.1億 |
2018年3月期 | 2986万円 | 9064万 |
2017年3月期 | 2851万円 | 9022万 |
2016年3月期 | 2800万円 | 9416万 |
2015年3月期 | 2716万円 | 9870万 |
次に、三浦工業と上場企業平均の「従業員一人あたり売上」を見ていきます。
2019年3月期で見ると、三浦工業は3094万円、上場企業平均が1.1億円となっています。
三浦工業 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 420万円 | 788万 |
2018年3月期 | 397万円 | 731万 |
2017年3月期 | 347万円 | 741万 |
2016年3月期 | 335万円 | 672万 |
2015年3月期 | 349万円 | 689万 |
「従業員一人あたり経常利益」についても見てみましょう。2019年3月期では、三浦工業は420万円、上場企業平均が788万円となっています。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2021年1月1日
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