安川電機の年収【2020年最新版】

年収が上がり続ける理由とは?福利厚生の充実と労働組合の強さが影響していた!?


安川電機の平均年収は2020年で861.2万円でした。電気機器業界内順位は16位、全体での順位は230位です。福岡に本社を置き、産業用ロボットなど日本の成長戦略を担っている、従業員数2,817人の大手企業です。教育制度は配属後のギャップを少なくするために高いレベルが設定される充実ぶり。勤務時間を自分で管理することができるフレキシブルな働き方や、上司との距離が近いなど、風通しの良い環境であると言えます。勤続年数は18.5年と、高い定着率にも納得です。

安川電機の平均年収概要

平均年収: 861.2万円 上昇傾向
平均年齢
41.6歳
平均勤続年数
18.5年
従業員数
2,817人

安川電機の平均年収推移

平均年収推移(安川電機と上場企業平均)

安川電機の平均年収推移は、上昇傾向です。前期比で見ると69.0万円増加しています。

上述のように、過去5年間の平均年収は815.2万円なので、上場企業と比べると高い水準になります。

安川電機の平均年収推移(2015年〜2019年)

安川電機の平均年収 年収
2019年 861万円
2018年 792万円
2017年 822万円
2016年 823万円
2015年 778万円

業界内やエリア内での安川電機のランキング順位

日本全国の企業との比較

全上場企業内順位
230位
3737社
全国の上場企業の平均年収より248.7万円高い

全国の平均年収より429.0万円高い
安川電機の平均年収 上場企業の平均年収 全国の平均年収
861.2万 612.5万 432.2万

安川電機の平均年収は、他の会社と比較すると高い傾向にあります。日本の上場企業の平均年収と比べると248.7万円高く、上場企業以外も含めた全国平均の年収と比較すると429.0万円高くなっています。(全国平均の年収は、国税庁が実施している『民間給与実態統計調査』の最新版の調査結果を参照しています。)

上場企業全体の年収ランキングで見ると、3737社中230位と高い順位となります。

電気機器業界内での比較

業界内順位
16位
244社
電気機器業界の平均年収より196.5万円高い
安川電機の平均年収 電気機器業界の平均年収
861.2万 664.7万

安川電機が属する電気機器業界の上場企業の平均年収は664.7万円です。 そのため、安川電機の年収は業界平均と比べて196.5万円高く、業界内順位を見ると244社中16位と高い順位となります。

福岡県内での比較

エリア内順位
3位
83社
福岡県の平均年収より309.7万円高い
安川電機の平均年収 福岡県の平均年収
861.2万 551.5万

安川電機の所在地がある福岡県の上場企業の平均年収は551.5万円です。 そのため、安川電機の年収はエリア平均と比べて309.7万円高く、エリア内順位を見ると83社中3位と高い順位となります。

安川電機ではボーナスはどれくらい貰える?

安川電機では6月と12月の年2回、ボーナスが支給されています。

平均支給額は約105万円〜290万円、男女間の差は最大で約60万円、ピークは50歳代で迎えます。

2018年度の実績は約6ヶ月分のボーナスが支給されており、平均年収の増加にも影響しています。

また、労働組合の力が強く、最低でも年間4ヶ月分は保障されているため、安定した収入を得ることができています。

安川電機の職種別の年収

職種別の年収を比較すると、一般職の平均年収は約470万円〜837万円、技術職は約540万円〜820万円、総合職は約600万円〜1170万円となっています。

一般職と技術職においては平均年収を上回る年収を得ることは難しいようです。

業績が好調であること、更に個人評価を上げられれば、ボーナス額によって平均年収を上回ることは可能かも知れません。

ちなみに、学歴別の初任給は2019年の実績によると、博士了260,500円、修士了236,500円、大学卒212,500円、高専卒187,500円となっており、他の企業と比較しても一般的な金額設定であると言えます。

安川電機では出世するとどれくらいの年収が貰える?

出世後の年収を比較すると、係長の平均年収は約860万円〜1000万円、課長は約1000万円〜1270万円、部長は約1200万円〜1590万円となっています。

安川電機の労働組合は非常に強い力を持っているため、良く言えば何もしなくとも給与は上がり続けます。

しかし、悪く言えば仕事ができるかどうかは関係なく、年齢や勤続年数に応じて給与は上がり続けるため、若手の負担が大きくなると懸念されています。

今後は正しい評価制度を取り入れるなど、システムの改善による変化が期待されます。

安川電機の社長や役員の年収

代表取締役会長の津田 純嗣氏の年収は約1億4100万円、代表取締役社長小笠原 浩氏の年収は約1億4200万円、その他の取締役の平均年収は約1億200万円、監査役は約2100万円となっています。

会長や社長を除く取締役の年収も、1億円を超えるという高い報酬であることが分かりました。

取締役は全部で6名と、他の企業と比べても人数の少ないことも、平均報酬を引き上げている要因となっているでしょう。

競合他社と安川電機の年収比較

安川電機の競合他社と言えば、横河電機富士電機などが挙げられます。

最新の有価証券報告書によると、横河電機の平均年収は約863万円、富士電機の平均年収は約750.5万円となっています。

安川電機の平均年収は約861.1万円ですので、電気機器業界の中でも高い年収であることが分かります。

また、近年の業績や売上高の好調さから見ても、今後更に他社との平均年収に差が生まれるかもしれません。

安川電機の平均年収が高い理由

平均年収が高い理由には、様々な製品が世界トップシェアを誇り、収益性の高い事業を多く抱えていることが大きく影響しています。

指示した位置や速度をすばやく追従させるACサーボドライブ、業界初の2,000万台を達成したインバータ、産業用ロボットが世界トップシェアを誇り、市場を牽引してきました。

世界トップシェアを誇る3つの製品は、売上高全体の80%を占め、更に利益率も10%を超えます。

これら主要製品の利益率の良さが業績に表れ、平均年収の高さにも影響していると言って間違いないでしょう。

安川電機の事業内容

安川電機は、電気機器業界で活躍する大手企業です。

主な事業

モーションコントロール事業

様々な工場の設備や自動機械に使用され、指示した位置や速度に追従させる制御装置「サーボモータ」、電源周波数の変更によりモータの回転数を制御し、工場の生産性を飛躍的にアップさせる装置「インバータ」を製造。

どちらも世界トップシェアを誇ります。

ロボット事業

1977年の日本初の全電気式産業用ロボット「モートマン」発売以来、世界の産業用ロボットの市場支え続け、今では世界トップシェアを誇ります。

2014年に累計出荷台数30万台を突破し、組み立て・塗装、液晶・有機ELディスプレイ・半導体製造などの幅広い分野で活躍。

近年では、ロボット適用領域の拡大を目指すため、食品・医薬品・化粧品などの産品市場やバイオメディカル市場への取り組みを強化し、新たな活躍の場・可能性を広げています。

システムエンジニアリング

鉄鋼用大型プラント設備・産業用システム電機品の開発・設計・生産・水処理プラント用設備、道路・鉄道の輸送インフラ整備・公共用電気設備など、様々な分野にて高度な技術と高品質な製品を長年提供し続けています。

また、環境・エネルギー事業として、大型風力発電関連の発電機やコンバータ、太陽光発電用パワーコンディショナの開発と製造を行っており、環境に優しく、より私たちが快適で豊かに暮らせるよう、町づくりや社会貢献に注力しています。

その他の事業

その他には、軽自動車に最適な小型EV用モータドライブシステムの開発に成功しました。

CO2削減や石油供給への不安などが問題となっている今、モータドライブ技術を生かし、需要の高まる電気自動車(EV)やハイブリッド電気自動車(HEV)などの発電機や電気駆動システムの事業化に取り組んでいます。

また、物流サービス事業では、国内物流から国際物流までの総合物流サービスを展開。

多機能物流センターにて保管・流通加工・梱包・配送・輸出入に到るまでのワンストップサービス、環境に配慮した材質の使用・国際規格に合致した梱包など、高い技術による梱包サービスなどの提供も行っています。

安川電機の歴史

安川電機の歴史についてご紹介します。

  • 1915年:合資会社安川電機製作所設立
  • 1917年:「三相誘導電動機」を製品化
  • 1937年:「安川モートル」を商標登録
  • 1949年:東証、大証上場
  • 1958年:DCサーボモータ(ミナーシャモータ)を発明
  • 1968年:ハードワイヤードNCを開発
  • 1977年:国内初全電気式産業用ロボット「MOTOMAN-L10」を発表
  • 1984年:デミング賞実施賞受賞
  • 1987年:真空ロボットを開発
  • 1991年:社名を「株式会社安川電機」に変更
  • 1997年:「優秀エネルギー機器」として通商産業大臣賞受賞
  • 2001年:国内生産5事業所でISO14001の認証を取得完了
  • 2009年:ハイブリッド電気自動車用モータドライブシステム「QMET DRIVE」を開発
  • 2015年:創立100周年事業として本社事業所を再編し、「ロボット村」をオープン
  • 2018年:足首アシスト装置 CoCoroe AADを発売

安川電機が属する安川電機グループとは?

安川電機グループとは、安川電機が中心核となるグループ企業のことです。

所属企業には、広告・宣伝の企画、実施を行う安川オビアス株式会、野菜生産システム用装置の生産・販売などを行う株式会社FAMS、物品の販売を行う株式会社ドーエイなどがあります。

安川電機の採用情報

安川電機では、新卒採用、経験者採用(中途採用)にて募集を行っています。

新卒採用

新卒採用では、研究、開発、設計、生産技術、品質管理、営業技術、営業、知的財産管理などの技術職、営業、調達、総務、法務、人事、経営企画、経理、財務、情報企画などの事務職にて募集を行っています。

勤務地は、本社のある福岡県北九州市および全国各地の研究所・生産拠点・支社・支店・営業所のいずれかになります。

選考方法は、エントリーシートの提出→Webテスト→グループディスカッション→一次面接→二次面接→最終面→内々定です。

中途採用(経験者採用)

中途採用では、経理・企画担当の事務総合職にて募集を行っています。

現在は1件だけですが、時期によっては募集内容も異なりますので、こまめにチェックしましょう。

勤務地は、本社のある福岡県北九州市になります。

選考方法は、エントリーシートの提出→Webテスト→一次面接→二次面接→最終面→内々定です。

安川電機で求められる人材像

安川電機は求める人材を以下のように公表しています。

  • お客様や世の中のニーズを的確に捉える「感性」を持っている方
  • 自ら考え、皆と協力して目標の実現に努力できる方
  • 「チャレンジスピリット」に溢れる方
  • 「技術」に深い専門性、または強い関心を持っている方
  • 「グローバル」な事業展開に対応できる方、挑戦したい方

「世界初、世界一の革新的な技術や製品で社会や人、地球環境に貢献したい」「事業の遂行を通じて広く社会の発展、人類の福祉に貢献すること」をミッションとしているため、この企業理念に共感し、一緒に夢を実現へと導いてくれる仲間が必要なのです。

若手もベテラン、国籍や性別に関係なく、自分の意見を臆することなく発言でき、自由に意見を交わしながらモノづくりに情熱を燃やすことができる、熱い志を持った人材を求めています。

安川電機に就職、転職するためには?

面接では、「厳しい環境の中でも諦めない人」「工夫して乗り越えようとする姿勢」があるかどうかを見極めようとしています。

「失敗の中から成功へ導くプロセスを見つけよう」と思考をシフトできる人材だということを強くアピールしましょう。

グループディスカッションでは「働きやすい会社とはどのような会社か?」というテーマについて話し合うことが求められます。

選考を通過するには「グループのリーダー的存在」「議論の大枠を定めた」「内容を大きく転換させた」など、中心となって活動できる人、もしくは「適切な受け答えができる人」「心地よい相槌を打てる人」など、接しやすい人であるかが重要となります。

個人面接では、「志望動機」「志望順位」「希望の職種に就けなかったらどうするか」などを深く掘り下げて訊かれるそうです。

志望順位では「安川電機は何位か」と訊かれるそうなので、安川電機の良さを伝えるためにも他企業の研究もしっかりと行っておく必要があるでしょう。

内定を頂いた人の話では、「志望度の高さ」「語学力の高さ」「安川電機の社員と雰囲気が似ていること」、この3つを強くアピールすることで、採用率がアップするとのことです。

OB訪問で複数の社員と会ったり、インターシップに参加するなどして、安川電機の社風や従業員の雰囲気を体感しておきましょう。

安川電機の従業員数・平均年齢・勤続年数の推移

従業員数の推移

従業員数推移(安川電機と上場企業平均)

安川電機 上場企業平均
2019年 2,817人 1,035人
2018年 2,787人 1,071人
2017年 2,741人 1,042人
2016年 2,719人 1,055人
2015年 2,724人 1,055人

安川電機の従業員数は2019年で2,817人と、1年前と比べて30人の増加となりました。

全上場企業の平均従業員数が1,035人なので、それと比べて多い水準となります。

次に安川電機と同じ電気機器業界内で従業員数を比較してみました。業界平均の従業員数が2,082人なので、それと比較しても多い規模の人数というのが分かります。

平均年齢の推移

平均年齢推移(安川電機と上場企業平均)

安川電機 上場企業平均
2019年 41.6歳 41歳
2018年 41.4歳 41歳
2017年 41.2歳 40歳
2016年 41.1歳 40歳
2015年 41.2歳 40歳

安川電機の平均年齢は2019年で41.6歳と、上場企業の平均と比べると年齢が高い水準となっています。

平均年齢を同じ電気機器業界内で比較してみました。業界平均が43歳のため、業界内で見ても若い水準となります。

平均勤続年数の推移

平均勤続年数推移(安川電機と上場企業平均)

安川電機 上場企業平均
2019年 18.5年 12年
2018年 18.4年 13年
2017年 18.2年 13年
2016年 18.3年 13年
2015年 18.6年 13年

安川電機の平均勤続年数は2019年で18.5年と、上場企業の平均と比べると長い水準となっています。

平均勤続年数も同じ電気機器業界内で比較してみます。業界の平均勤続年数が15.6年のため、業界内で見ても長い水準となります。

安川電機の業績推移

安川電機が、転職先・就職先として魅力的な会社かどうかを知るために、前期比の売上成長率や一人あたりの経常利益などを見ていきましょう。

※売上・従業員数は、各社の連結ではなく「単体」の数字を元に計算しています。

売上・経常利益と成長率

売上

売上成長率(前期比)

経常利益

売上 経常利益
2019年2月期 2051.8億円 153.3億円
2018年2月期 1957.5億円 216.0億円
2017年3月期 1795.6億円 148.0億円
2016年3月期 1832.0億円 182.7億円
2015年3月期 1885.9億円 181.0億円

まず、安川電機と上場企業平均の「売上」と「成長率」を見ていきます。

2019年2月期の売上は、安川電機が2051.8億円、上場企業平均が1120.3億円となっています。安川電機の売上は平均と比べて高い水準となっており、売上の前期比成長率を見ると、安川電機が4.8%の増加、上場企業平均が15.4%の増加となっているため、上場企業の中では成長率は平均以下な会社と言えます。

従業員一人あたり売上の推移

安川電機 上場企業平均
2019年2月期 7284万円 1.1億
2018年2月期 7024万円 9064万
2017年3月期 6551万円 9022万
2016年3月期 6738万円 9416万
2015年3月期 6923万円 9870万

次に、安川電機と上場企業平均の「従業員一人あたり売上」を見ていきます。

2019年2月期で見ると、安川電機は7284万円、上場企業平均が1.1億円となっています。

従業員一人あたり経常利益の推移

安川電機 上場企業平均
2019年2月期 544万円 788万
2018年2月期 775万円 731万
2017年3月期 540万円 741万
2016年3月期 672万円 672万
2015年3月期 664万円 689万

「従業員一人あたり経常利益」についても見てみましょう。2019年2月期では、安川電機は544万円、上場企業平均が788万円となっています。

企業データ

会社名
株式会社安川電機
設立年月日
1915年7月
所在地
北九州市八幡西区黒崎城石2−1
エリア
公式サイト
業界・業種
代表者名
小笠原 浩
上場市場
東証1部、福岡
上場年月日
1949年5月

※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。

最終更新日:2020年5月1日

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