世界トップシェアを誇る大手メーカー!事業領域は自動車から産業まで!?求められる人材像についても徹底的に解説!
ニッパツの平均年収は、2021年で720.4万円でした。金属製品業界内では8位、全体では757位となっています。ばねや産業機器の製造販売をしており、創立80年を迎えました。有給休暇は年間20日付与、平均取得日数は18日と比較的取得しやすいので、プライベートも大切にできます。食堂では様々なメニューがあり、定食は約280円、カレーは約160円、ラーメンは約130円とリーズナブル。コミュニケーション能力が出世の鍵となるので、積極的に社内の人と交流すると良いでしょう。従業員数は4,949人と多く、平均勤続年数も17.0年と好調です。
目次
閉じる平均年収推移(ニッパツと上場企業平均)
ニッパツの平均年収推移は、上昇傾向です。前期比で見ると3.5万円増加しています。
上述のように、過去5年間の平均年収は710.7万円なので、上場企業と比べると高い水準になります。
ニッパツの平均年収 | 年収 |
---|---|
2019年 | 720万円 |
2018年 | 717万円 |
2017年 | 713万円 |
2016年 | 709万円 |
2015年 | 694万円 |
ニッパツの平均年収 | 上場企業の平均年収 | 全国の平均年収 |
---|---|---|
720.4万 | 612.5万 | 432.2万 |
ニッパツの平均年収は、他の会社と比較すると高い傾向にあります。日本の上場企業の平均年収と比べると107.9万円高く、上場企業以外も含めた全国平均の年収と比較すると288.2万円高くなっています。(全国平均の年収は、国税庁が実施している『民間給与実態統計調査』の最新版の調査結果を参照しています。)
上場企業全体の年収ランキングで見ると、3737社中757位と高い順位となります。
ニッパツの平均年収 | 金属製品業界の平均年収 |
---|---|
720.4万 | 589.7万 |
ニッパツが属する金属製品業界の上場企業の平均年収は589.7万円です。 そのため、ニッパツの年収は業界平均と比べて130.7万円高く、業界内順位を見ると94社中8位と高い順位となります。
ニッパツの平均年収 | 神奈川県の平均年収 |
---|---|
720.4万 | 609.2万 |
ニッパツの所在地がある神奈川県の上場企業の平均年収は609.2万円です。 そのため、ニッパツの年収はエリア平均と比べて111.2万円高く、エリア内順位を見ると173社中34位と高い順位となります。
ニッパツでは7月と12月の年2回、約6ヶ月分のボーナスが支給されます。
平均支給額は約105万円~235万円でした。
年功序列で支給額も上昇していくようなので、長く勤めることで満足のいく額が得られます。
ニッパツの年収を職種別に見てみましょう。
2020年度4月見込みでは、初任給はそれぞれ以下の通りです。
昇給は年に一度4月に行われ、一度につき約5,000円上昇します。
手当等も充実しているため、安心して勤めることができます。
ニッパツで役職に就いた場合の年収は以下の通りです。
出世は年功序列となりますが、上司との関係性も出世にやや影響するようです。
積極的にコミュニケーションを取り良い関係を築くと良いでしょう。
2019年度の有価証券報告書を確認しましたが、報酬が1億円を超える役員は存在しないとのことでした。
またその他の役員の報酬については、社内取締役7名に対して総額3億2900万円で1人あたり4700万円、社内監査役2名に対して総額6000万円で1人あたり3000万円がそれぞれ支給されていました。
自動車や情報通信では世界トップクラスのシェアを保持する製品も多数展開していることから、今後も世界にどんどん進出し役員報酬も更に伸びると考えられます。
ニッパツの競合会社として、サンコールや知多鋼業等が挙げられます。
それぞれの年収を見てみると、ニッパツは720万円、サンコールは595万円、知多鋼業は510万円と、現時点では競合よりも年収が高いことが分かります。
手掛ける製品の数も多く、各分野で新たな製品や技術の開発にも尽力していることから、今後の年収の伸びしろはまだまだあると期待できます。
ニッパツの直近3年間の売り上げを確認すると、2017年で2816.2億円、2018年で2940.0億円、2019年で3128.0億円でした。
この3年間で約311.8億円も上昇しており、業績は順調だと言えます。
新型コロナウイルスの影響が多少あるものの徐々に回復傾向にあるため、社員の年収も安定しており平均年収も高くなっていると考えられます。
ニッパツでは自動車分野、情報通信分野、産業・生活分野の三つを中心に事業を展開しています。
それぞれの分野では以下の製品を手掛けます。
現在は将来の需要を見込んで半導体プロセス部品の開発や製造により一層力を入れています。
今後も時代のニーズに合わせた製品を世に輩出し続けると考えられます。
ニッパツではその他にもグループ企業にて各種照明器具の製造販売を行っています。
OEM生産を中心としており、部品・製品の設計・試作・評価等一貫した生産体制を構築。
今後も確かな技術で顧客の事業を支えていくと期待できます。
ここで、ニッパツのこれまでの歴史について見ていきましょう。
1939 日本発条が創立される
1954 東京証券取引所に上場する
1961 精密川崎工場・名古屋工場が新設される
1962 シート川崎工場が新設される
1969 太田工場が新設される
1970 産機厚木工場・精密厚木工場が新設される
1973 滋賀工場が新設される
1981 産機駒ヶ根工場が新設される
1983 精密駒ヶ根工場が新設される
1986 群馬工場が新設される
1990 シート横浜工場が新設される
1993 伊勢原工場が新設される
1996 野洲工場が新設される
2019 創立80周年を迎える
ニッパツグループは、ニッパン、日発運輸、ニッパツサービス、ジー・エル・ジー、ニッパツ機工等の子会社70社・関連会社11社が所属するグループです。
国内以外にも北米や中南米にもグループ企業を保有しており、グループ企業では各種部品・ばねの販売・輸出入、貨物自動車運送、石油・石油製品・化学製品等の販売等、それぞれが様々な事業に携わっています。
ニッパツでは、現在新卒採用及びキャリア採用が行われています。
それぞれの募集職種や選考について確認していきましょう。
新卒採用では、現在技術系・事務系とで以下の職種で募集が行われています。
採用予定学部・学科は、技術系では機械・電気・電子・金属材料等、事務系では法・経済・商・経営・外国語等となります。
事務系職種に関しては学部・学科に関わらず応募することができるので、理系の方も積極的に応募しましょう。
選考は、適性検査→一次面接・小論文→二次面接→役員面接の順で実施されます。
一次・二次面接は個別、最終面接は役員によるものとなるので、しっかり気を引き締めて臨みましょう。
キャリア採用では、現在以下の職種で募集を行っています。
応募条件と併せて見てみましょう。
書類審査後には筆記試験・面接があり、面接は人事部・配属予定部門の責任者によるものと役員によるものがそれぞれ実施されます。
筆記試験はWEB適性検査及び小論文となるので、きちんと準備をしておきましょう。
応募は、キャリア採用ページ応募フォームより応募することができます。
応募フォームでは自身の基本情報・最終学歴・資格・職務経歴等について記入する必要があるので、予め内容を練っておくと良いでしょう。
ニッパツの公式ホームページには、求める人材像として以下の三つが挙げられていました。
また人事部長のメッセージ内には以下の四つの要素についても言及されています。
これらのことからニッパツでは、多角的思考力・協調性・責任感等が求められると考えられます。
特にチャレンジ精神が重視されると推測できるため、これまでにどのようなことに挑戦してきたか等を選考を通してアピールできるとより良いです。
ニッパツの面接はオーソドックスな質問がほとんどで、面接受験者の普段の様子や価値観を見ているようです。
あまり自身を作りこむのではなく、リラックスして面接に臨むよう心がけましょう。
過去の面接では以下のような質問がありました。
また、面接時点での就職活動状況についても確認されるので、きちんと整理して振り返っておく必要があります。
従業員数推移(ニッパツと上場企業平均)
ニッパツ | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 4,949人 | 1,035人 |
2018年 | 4,623人 | 1,071人 |
2017年 | 4,507人 | 1,042人 |
2016年 | 4,456人 | 1,055人 |
2015年 | 4,394人 | 1,055人 |
ニッパツの従業員数は2019年で4,949人と、1年前と比べて326人の増加となりました。
全上場企業の平均従業員数が1,035人なので、それと比べて多い水準となります。
次にニッパツと同じ金属製品業界内で従業員数を比較してみました。業界平均の従業員数が623人なので、それと比較しても多い規模の人数というのが分かります。
平均年齢推移(ニッパツと上場企業平均)
ニッパツ | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 40.0歳 | 41歳 |
2018年 | 40.3歳 | 41歳 |
2017年 | 40.2歳 | 40歳 |
2016年 | 40.1歳 | 40歳 |
2015年 | 39.9歳 | 40歳 |
ニッパツの平均年齢は2019年で40.0歳と、上場企業の平均と比べると若い水準となっています。
平均年齢を同じ金属製品業界内で比較してみました。業界平均が42歳のため、業界内で見ても若い水準となります。
平均勤続年数推移(ニッパツと上場企業平均)
ニッパツ | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 17.0年 | 12年 |
2018年 | 16.6年 | 13年 |
2017年 | 17.6年 | 13年 |
2016年 | 16.7年 | 13年 |
2015年 | 17.2年 | 13年 |
ニッパツの平均勤続年数は2019年で17.0年と、上場企業の平均と比べると長い水準となっています。
平均勤続年数も同じ金属製品業界内で比較してみます。業界の平均勤続年数が15.6年のため、業界内で見ても長い水準となります。
ニッパツが、転職先・就職先として魅力的な会社かどうかを知るために、前期比の売上成長率や一人あたりの経常利益などを見ていきましょう。
※売上・従業員数は、各社の連結ではなく「単体」の数字を元に計算しています。
売上
売上成長率(前期比)
経常利益
売上 | 経常利益 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 3128.0億円 | 204.5億円 |
2018年3月期 | 2940.0億円 | 203.4億円 |
2017年3月期 | 2816.2億円 | 216.1億円 |
2016年3月期 | 2717.2億円 | 205.6億円 |
2015年3月期 | 2666.5億円 | 293.7億円 |
まず、ニッパツと上場企業平均の「売上」と「成長率」を見ていきます。
2019年3月期の売上は、ニッパツが3128.0億円、上場企業平均が1120.3億円となっています。ニッパツの売上は平均と比べて高い水準となっており、売上の前期比成長率を見ると、ニッパツが6.4%の増加、上場企業平均が15.4%の増加となっているため、上場企業の中では成長率は平均以下な会社と言えます。
ニッパツ | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 6320万円 | 1.1億 |
2018年3月期 | 6359万円 | 9064万 |
2017年3月期 | 6249万円 | 9022万 |
2016年3月期 | 6098万円 | 9416万 |
2015年3月期 | 6069万円 | 9870万 |
次に、ニッパツと上場企業平均の「従業員一人あたり売上」を見ていきます。
2019年3月期で見ると、ニッパツは6320万円、上場企業平均が1.1億円となっています。
ニッパツ | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 413万円 | 788万 |
2018年3月期 | 440万円 | 731万 |
2017年3月期 | 479万円 | 741万 |
2016年3月期 | 461万円 | 672万 |
2015年3月期 | 668万円 | 689万 |
「従業員一人あたり経常利益」についても見てみましょう。2019年3月期では、ニッパツは413万円、上場企業平均が788万円となっています。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2021年2月6日
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