家電量販店業界売上No.1!家電業界シェアは約30%!?出世するために必要なことは?報酬の高さの理由とは?
ヤマダ電機の平均年収は、2021年で443.5万円でした。小売・流通・外食業界内では244位、全体では3322位となっています。ヤマダ電機は、家電業界売上高No.1を誇り、現在海外4ヵ国でも事業を展開。知識量が求められるため、商品知識研修や勉強会、パソコンでの研修システム等が用意されており安心です。福利厚生の一つとして社員割引制度があり、家電を始め化粧品や住宅等も特別価格で購入可能。従業員数は10,432人と多く、平均勤続年数は12.1年です。
目次
閉じる平均年収推移(ヤマダ電機と上場企業平均)
ヤマダ電機の平均年収推移は、上昇傾向です。前期比で見ると9.4万円増加しています。
上述のように、過去5年間の平均年収は425.1万円なので、上場企業と比べると低い水準になります。
ヤマダ電機の平均年収 | 年収 |
---|---|
2019年 | 444万円 |
2018年 | 434万円 |
2017年 | 425万円 |
2016年 | 401万円 |
2015年 | 421万円 |
ヤマダ電機の平均年収 | 上場企業の平均年収 | 全国の平均年収 |
---|---|---|
443.5万 | 612.5万 | 432.2万 |
ヤマダ電機の平均年収は、日本の上場企業の平均年収と比べると169.0万円低く、上場企業以外も含めた全国平均の年収と比較すると11.3万円高くなっています。(全国平均の年収は、国税庁が実施している『民間給与実態統計調査』の最新版の調査結果を参照しています。)
上場企業全体の年収ランキングで見ると、3737社中3322位と低い順位となります。
ヤマダ電機の平均年収 | 小売・流通・外食業界の平均年収 |
---|---|
443.5万 | 507.1万 |
ヤマダ電機が属する小売・流通・外食業界の上場企業の平均年収は507.1万円です。 そのため、ヤマダ電機の年収は業界平均と比べて63.6万円低く、業界内順位を見ると351社中244位と低い順位となります。
ヤマダ電機の平均年収 | 群馬県の平均年収 |
---|---|
443.5万 | 563.4万 |
ヤマダ電機の所在地がある群馬県の上場企業の平均年収は563.4万円です。 そのため、ヤマダ電機の年収はエリア平均と比べて119.9万円低く、エリア内順位を見ると22社中20位と低い順位となります。
ヤマダホールディングスでは7月と12月の年2回ボーナスが支給されます。
平均支給額は約55万円~140万円で、2019年度実績では4.5ヶ月分支給されたようです。
業績次第で支給額は多少変化しますが、毎年必ずボーナスが出ているため安心して働くことができます。
ヤマダホールディングスの年収を職種別に見てみましょう。
昇給には、ヤマダホールディングス独自に行う「有資格」の試験に合格しているか否かが影響してくるようです。
「有資格」は「家電販売アドバイザー」等働く上でも必要になるものなので、合格に向けてきちんと勉強することで、業務に活かせるだけでなく自身の給与にも繋がります。
ヤマダホールディングスで役職に就いた場合の年収は以下の通りです。
また、ヤマダホールディングスでは自分からどんどん行動を起こすことのできる社員が出世しやすいようです。
周囲の人としっかりコミュニケーションを取り、新しいことを吸収して成果を上げることで出世のチャンスを得られるかもしれません。
2020年度の有価証券報告書を確認すると、代表取締役会長の山田昇氏の報酬が4憶1400万円であった他、2020年に代表取締役副会長兼代表執行役員CEOを退いた一宮忠男氏の報酬も2億2100万円であることが分かりました。
またその他の役員の報酬については、社内取締役13名に対して総額9億7500万円で1人あたり7500万円、社内監査役1名に対して総額2100万円が支給されていました。
2001年から家電量販店業界売上高No.1を維持し、家電業界シェア約30%を達成しているため、今後社内取締役の報酬が1億円を超える日は近いと期待できます。
ヤマダホールディングスの競合会社として、エディオンやケーズホールディングス等が挙げられます。
競合会社の年収を確認すると、エディオンは521万円、ケーズホールディングスは506万円でした。
ヤマダホールディングスは444万円なので、現時点では競合会社の年収には及びませんでした。
しかし近年、家具・家電・インテリアを組み合わせた商品の開発を行う等販売力の向上に尽力しているため、今後競合会社との差をどんどん縮めていく可能性があります。
ヤマダホールディングスの直近3年間の売り上げの推移を見ると、2017年で1兆3656.3億円、2018年で1兆3513.5億円、2019年で1兆3964.5億円となっていました。
2018年に一旦下降してしまいましたが、2017年から2019年にかけて約308.2億円も上昇していることが分かります。
2019年には4Kテレビや冷蔵庫、洗濯機等の買い替え需要が高まったことがV字回復の要因となっていると考えられます。
業績が好調であるため、社員の年収もそれに伴い高くなっているのでしょう。
ヤマダホールディングスは、ベスト電器、コスモス・ベリーズ、ヤマダホームズ、ハウステック、ヤマダファイナンスサービス等が所属するグループです。
グループ企業では家電販売関連事業・住宅事業・金融事業・環境資源開発事業・サービス事業等の分野でそれぞれ事業を展開しています。
ヤマダホールディングスでは現在、新卒採用及び中途採用が行われています。
それぞれの募集職種や選考について見ていきましょう。
新卒採用ではシステムエンジニア及び総合職の募集を行っており、入社後はそれぞれ以下の職種や業務に携わることになります。
勤務地はシステムエンジニアは群馬県となりますが、総合職の場合東北・関東・北陸・中部東海・関西・中国九州の全国各地になります。
入社時の配属先は希望住所を考慮し、その住所から通勤できる範囲で調整してもらうことが可能であるため、自身の希望をきちんと伝えるようにしましょう。
選考は、エントリー→Web会社説明会→説明会アンケートの入力回答→Web適性検査・Webエントリーシートの提出→個人面接の順で進みます。
Webエントリーシートの提出は大学生のみとなっているため注意しましょう。
現在ヤマダホールディングスでは、中途採用として以下の職種の募集が行われています。
全国各地でそれぞれの職種の募集がされているため、自身の希望する勤務地での募集がないか公式ページから確認してみましょう。
また各職種で資格の保有等も求められるため、併せてチェックする必要があります。
応募後は、書類選考→勤務希望店舗での面接の順で選考が進むため、日程調整のしやすいようスケジュール管理を徹底しましょう。
ヤマダホールディングスが求める人材像として、リクナビには以下の二つが挙げられていました。
経営理念として「創造と挑戦」「感謝と信頼」を掲げていることからも、ヤマダホールディングスでは高いコミュニケーション能力を持ち、他者のことを想って行動することのできる人材が求められると考えられます。
ヤマダホールディングスの面接ではオーソドックスな質問がほとんどとなりますが、なぜヤマダホールディングスを志望するのかという点については深く訊かれます。
そのため、競合との違いや業界についてはもちろん、企業研究は特に力を入れて行う必要があると言えます。
過去の面接では以下のような質問がありました。
また、IR情報・売上高等について質問されたという口コミもあったため、年度ごとに確認しておくと安心です。
従業員数推移(ヤマダ電機と上場企業平均)
ヤマダ電機 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 10,432人 | 1,035人 |
2018年 | 10,161人 | 1,071人 |
2017年 | 10,568人 | 1,042人 |
2016年 | 10,725人 | 1,055人 |
2015年 | 10,895人 | 1,055人 |
ヤマダ電機の従業員数は2019年で10,432人と、1年前と比べて271人の増加となりました。
全上場企業の平均従業員数が1,035人なので、それと比べて多い水準となります。
次にヤマダ電機と同じ小売・流通・外食業界内で従業員数を比較してみました。業界平均の従業員数が678人なので、それと比較しても多い規模の人数というのが分かります。
平均年齢推移(ヤマダ電機と上場企業平均)
ヤマダ電機 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 38.7歳 | 41歳 |
2018年 | 37.7歳 | 41歳 |
2017年 | 36.6歳 | 40歳 |
2016年 | 35.4歳 | 40歳 |
2015年 | 34.5歳 | 40歳 |
ヤマダ電機の平均年齢は2019年で38.7歳と、上場企業の平均と比べると若い水準となっています。
平均年齢を同じ小売・流通・外食業界内で比較してみました。業界平均が40歳のため、業界内で見ても若い水準となります。
平均勤続年数推移(ヤマダ電機と上場企業平均)
ヤマダ電機 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 12.1年 | 12年 |
2018年 | 11.8年 | 13年 |
2017年 | 10.9年 | 13年 |
2016年 | 10.0年 | 13年 |
2015年 | 9.1年 | 13年 |
ヤマダ電機の平均勤続年数は2019年で12.1年と、上場企業の平均と比べると長い水準となっています。
平均勤続年数も同じ小売・流通・外食業界内で比較してみます。業界の平均勤続年数が10.5年のため、業界内で見ても長い水準となります。
ヤマダ電機が、転職先・就職先として魅力的な会社かどうかを知るために、前期比の売上成長率や一人あたりの経常利益などを見ていきましょう。
※売上・従業員数は、各社の連結ではなく「単体」の数字を元に計算しています。
売上
売上成長率(前期比)
経常利益
売上 | 経常利益 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 1兆3964.5億円 | 260.3億円 |
2018年3月期 | 1兆3513.5億円 | 322.2億円 |
2017年3月期 | 1兆3656.3億円 | 583.1億円 |
2016年3月期 | 1兆4207.4億円 | 536.5億円 |
2015年3月期 | 1兆4645.1億円 | 291.7億円 |
まず、ヤマダ電機と上場企業平均の「売上」と「成長率」を見ていきます。
2019年3月期の売上は、ヤマダ電機が1兆3964.5億円、上場企業平均が1120.3億円となっています。ヤマダ電機の売上は平均と比べて高い水準となっており、売上の前期比成長率を見ると、ヤマダ電機が3.3%の増加、上場企業平均が15.4%の増加となっているため、上場企業の中では成長率は平均以下な会社と言えます。
ヤマダ電機 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 1.3億円 | 1.1億 |
2018年3月期 | 1.3億円 | 9064万 |
2017年3月期 | 1.3億円 | 9022万 |
2016年3月期 | 1.3億円 | 9416万 |
2015年3月期 | 1.3億円 | 9870万 |
次に、ヤマダ電機と上場企業平均の「従業員一人あたり売上」を見ていきます。
2019年3月期で見ると、ヤマダ電機は1.3億円、上場企業平均が1.1億円となっています。 そのためヤマダ電機は上場企業の中では従業員あたりの付加価値が高い優良な企業と言えます。
ヤマダ電機 | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 249万円 | 788万 |
2018年3月期 | 317万円 | 731万 |
2017年3月期 | 552万円 | 741万 |
2016年3月期 | 500万円 | 672万 |
2015年3月期 | 268万円 | 689万 |
「従業員一人あたり経常利益」についても見てみましょう。2019年3月期では、ヤマダ電機は249万円、上場企業平均が788万円となっています。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2021年3月29日
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