栄養士の年収を徹底解説|給料・初任給手取り・賞与(ボーナス)・各種手当


人間の3大欲求とはよく言われますが、その中でも食欲は生きていく上で欠かせない要素です。

1日3食バランスよく食事を摂ることで私たちの健康は維持されています。

食事を摂るということは、栄養を摂ると同意義ですね。

この栄養のスペシャリストが栄養士になります。

私たちの生活に欠かせない食事のスペシャリストである栄養士は、なくてはならない存在となります。

何気なく食べている食事と一緒で栄養士のことをどれくらい知っていますか?

今回は、意外と知らない栄養士事情について紹介します。

栄養士の平均年収は300万円が相場

食べていくにはお金が必要ですね。

では、栄養士の給料ってどれくらいなのでしょうか?

食事に関わる栄養士は働けるフィールドが保育園から施設、病院まで非常に多岐にわたります。

一概には言えませんが、だいたい平均すると月に20万円くらいです。

これにボーナスや福利厚生をいれると平均年収は300万円とまります。

栄養士の年収・給料の構成要素

栄養士の年収は、『基本給』、『時間外手当』、『資格手当』、『ボーナス』、『各種手当』から構成されています。

基本給・時間外手当はどれくらい?

栄養士の基本給は働く職場によって変わってきます。

一般的には、委託会社=保育園<老健施設<病院の順に多くなる傾向にあります。

幅こそありますが、15~18万円くらいです。

時間外手当は、時給換算で900~1200円程度となることが多いため、勤務時間に応じて増減します。

また、早番・遅番などを取り入れている職場も多く、手当がつくこともありますが、早く出ても遅く出てもその分は早く帰ったり遅く帰ったりで帳尻が合うため、手当がつかないところもまだまだあります。

賞与(ボーナス)はどれくらい?

ボーナスは年間で概ね4か月分つくことが多いです。

そのため、50-70万円程度といったところでしょうか。

栄養士は年俸制のところは少ないため、ボーナスはきちんとつく職場が多いのが特徴です。

各種手当てはどういったものがある?

資格手当

栄養士手当が支給されるところが多いですが、これは基本給と密接に関わっています。

栄養士手当を3万円出すところもあれば、3千円しか出さないところもあります。

これは、基本給が高ければ栄養士手当が低く、基本給が低ければ栄養士手当が高く設定してあることが多くなっています。

基本給が低くなっているとボーナスの額に大きく影響してくるため、個人的には基本給が高い方が好きですね。

通勤手当

各会社の規定に従って支給されます。

住宅手当

これも通勤手当と同様に規定に従って支給されます。

会社によっては全額支給するところもありますが、会社指定のアパートなどといった条件付きであることが多いです。

栄養士はとても高い給料が見込める職業ではないため、会社指定のアパートで生活している人も多く、また実家暮らしが多いのも特徴かもしれません。

栄養士の年収を新卒や雇用形態別に見る

ここでは、栄養士の年収を新卒・既卒などの経験と正社員・アルバイト・パートなどの雇用形態に焦点をあててみていきましょう。

新卒の場合の年収

栄養士は2年の短大から4年の大学いずれも取得することが出来ます。

これは、栄養士養成課程を修了すると得ることができるからです。

この2~4年の差は年収に影響してきます。

ばらつきこそありますが、年収250~280万円くらいとなります。

社会人が転職する場合の年収(正社員)

社会人が新しい職場へ転職した場合、これまでの経験年数を考慮されることが多くなってます。

前職より低い年収で転職する人はいないと思いますので、条件を選べば年収upが期待できます。

栄養士の平均年収である300万円は超えることが可能でしょう。

パート・アルバイトの場合の年収

栄養士は教育課程を修了すれば取得できる免許のため、持っている人が多いということと栄養士としての資格価値が低いことが問題点です。

そのため、パートやアルバイトではその待遇がぐっと悪くなりやすい傾向にあります。

働く時間にもよりますが、年収200万円ということも珍しくありません。

栄養士では、最高でどれくらいの年収まで目指せるか?

正直、栄養士で夢を見るのはとても厳しいです。

よく大台を1000万円として比較・検討することが多いですが、栄養士として働く上では年収1000万円はほぼ無理といっていいでしょう。

働いている職域や地域、経験年数などいろいろな要素に影響されますが、年収600万円を超えていればかなりもらえている方でしょう。

栄養士ではどういった勤務先だと年収が高くなるか?

栄養士は食事に関わる職業のため、働くことのできる場所がとても多いのが特徴です。

そのため、働き先によって年収が変わってきます。

委託会社で働く場合の年収

委託会社はその規模が大きいため、一律な査定を受けてしまう傾向にあります。

大量採用が最大のメリットであるため就職は比較的ハードルが低い傾向です。

そのため、経験や能力など加味される幅が小さく、年収も栄養士の中では低い方になります。

年収は250~270万円くらいです。

保育園で働く場合の年収

給食センターからの配送ではなく保育園で給食を作っているところもまだまだあります。

保育園の栄養士はあ、園児だけでなく先生の分も一緒に作るので比較的多い量を作ります。

アレルギー食なども考慮しなければならないため、その技能を要求され、腕の見せ所です。

ただ、園児の生活リズムに合わせるため、時間外勤務などが少なく年収は260~280万円と伸びは少ないです。

老健施設で働く場合の年収

老健施設では、朝食から昼食、夕食まですべての食事を用意する必要があります。

その分、栄養士として働く時間が多く、季節やイベントなどに合わせた食事を提供する必要があります。

嚥下能力が低下していることが多いため、ひと手間かけて安全に食事を摂れるよう工夫しています。

要求される内容が多いためか年収も300万円くらいになります。

病院で働く場合の年収

栄養士として働く上で一番多い年収を期待できるのが病院です。

食事だけでなく、栄養サポートチーム(NST)としてチーム医療の一端を担います。

また、栄養指導といって病気に合わせた食事を摂ることが出来るように食事について説明を行ったりします。

資格手当などもついていることが多く、年収は300~320万円となります。

栄養士の年収の決まり方や、年収が高い人の条件・スキル・特徴は?

栄養士のなかで年収が高い人に共通することはいったいなんでしょうか?

年収を上げるための要因を紹介します。

1.病院勤務のスキル・経験がある

栄養士として働く上で一番知識を使うのが病院です。

病院では赤ちゃんから高齢者、病気を抱えた患者さんまで幅広く関わっていきます。

栄養管理のポイントや食事を摂取するために必要な工夫などの経験があると重宝され年収アップに繋がります。

2.むやみな転職をしていない

栄養士の年収はお世辞にも高いとは言えません。

年収が低いにもかかわらず、食事のタイミングに合わせた職業スタイルは朝も早くから夜も遅くまでで多忙を極めます。

仕事環境に耐え切れずに転職を繰り返していると、入ってもすぐ辞めてしまうのではないかと悪い印象を与えてしまいます。

年収を上げるためにも無駄に転職を繰り返すことなく、転職した理由を自分が自信をもって言えるようにしておきましょう。

栄養士として年収をアップさせたい人がやって欲しい3個のこと

残念ながら栄養士は高給取りではありません。

ただ、それほど低いわけでもありません。

でも年収が多いことに越したことはありませんね。

栄養士が年収を上げるためにするべきことを紹介していきます。

資格取得

栄養士として働いている上で給料を上げる方法の1つに資格取得があります。

栄養士として働く上で、資格手当などの固定収入を上げることが一番効率よく年収をアップさせることが出来ます。

具体的になにかというと、『管理栄養士』の資格を取得することです。

例えば病院では栄養士手当は3000~5000円程度が多くなっています。

管理栄養士だと手当が10000円前後もらえることがほとんどです。

そのため、管理栄養士になるだけで月々5000円のベースアップが期待できます。

しかし、栄養士がすべて管理栄養士になれるわけではありません。

実は、短大を卒業した栄養士は管理栄養士になることが出来ません。

4年制大学で管理栄養士養成課程を修了すれば、卒業と同時に管理栄養士国家試験の受験資格を得ることができるため、国家試験に合格すれば管理栄養士となることが出来ます。

管理栄養士養成課程を修了していない栄養士は、大学の栄養士養成課程を修了した場合は栄養士として1年以上、短大や専門学校の栄養士養成課程の場合、3年制は2年以上、2年制は3年以上の実務経験が必要となります。

ここかわわかるように管理栄養士はハードルが高い国家資格となっているため、取得も簡単にはできません。

だからこそ管理栄養士を取得すると資格手当がつき年収の増加が期待できます。

転職を検討する

転職をして職場を変えるのが一番手っ取り早く年収を上げることに繋がるでしょう。

年収を上げることだけ意識するのであれば、田舎の方の職場に転職したり、栄養士の数が少ない職場に転職することが有効です。

栄養士をよく調理師と間違えがちですが、栄養士は食事の栄養管理が主な仕事です。

そのため、料理を作るのが専門な調理師がいくらいても栄養管理はできません。

栄養士として需要のある職場に転職すれば自ずと年収は上がるでしょう。

栄養士の年収が低いと感じる人は、他の職種にジョブチェンジも検討する

栄養士って職場に何人必要だと思いますか?

職場の規模にもよりますが、栄養管理をする上では栄養士はそれほど多くいりません。

しかし、栄養士は必要です。

多くの栄養士は栄養士として条件の良いポストを手に入れるとなかなか手ばさない傾向にあります。

日々新しく出てくる若い栄養士は、少しでも良い条件をと思い就職活動を行いますが、重鎮たちが重い腰を上げないため好条件の職場になかなか出くわすことが出来ません。

結果として、年収が安い大量雇用する企業に就職する栄養士が多く存在します。

同じところで働き続ければ少しずつは年収が上がっていきますが、もし良い条件があった場合、転職を考えたほうが年収を上げるという目標は達成しやすくなります。

タイミングさえあれば、これまで経験したことない職種に挑戦してみることも良いでしょう。

これまでの枠組みから外れて行動してみることが思ったより良い方に転がるかもしれません。

今の職場で成果を出す

栄養士として患者さんや園児の栄養管理をきちんと行っていくだけでは大きなベースアップは期待できません。

というのも、栄養士が普通に働いていてもそれが収益に繋がることはほとんどありません。

職場の収益にならなければ年収に反映されることは難しいでしょう。

しかし、病院に勤務していれば、栄養サポートチーム加算や糖尿病透析予防指導管理料などの加算を算定することができます

病院の収益アップに繋がることを材料に収入アップを交渉してみても良いでしょう。

これから栄養士になる人へのアドバイス

栄養士は私たちにとって欠かすことのできない食事の専門家です。

偏った食事では健康を維持するだけでなく、生活習慣病など新たな病気になってしまう可能性を否定できません。

必要な栄養が入った食材をただ並べるだけでなく、もれなく摂取できるような食べ方や調理方法、栄養に関連する知識を指導したり活躍の場はとても多いです。

欠かすことのできない食事だからこそ毎日きちんと考える必要があります。

赤ちゃんからお年寄り、病気を抱えた人でそれぞれ状態が異なり必要な栄養が違います。

栄養のスペシャリストとして食事からサポートすることはとてもやりがいを感じます。

是非とも栄養士として働きましょう。

最後に

栄養士はすべての職業の中で唯一といっても良い栄養管理のスペシャリストです。

食事は私たちの生活に欠かすことのできない重要な要素のため、栄養管理をきちんと行うことで健康状態に大きく貢献することが出来ます。

それは、これから成長していくべき赤ちゃんや保育園児、病気を抱えている患者、嚥下機能が低下した高齢者などターゲットとなる年齢層もとても広いことが特徴です。

貢献度が大きい栄養士はとても大きなやりがいを感じさせてくれる職業です。

年収が多くないことが心苦しいですが、その分栄養士を必要としてくれる職場であれば見合った年収を貰うことも可能でしょう。

就職活動や転職はタイミングも大きく影響します。

逃さないように日々アンテナを張っておきましょう。

最終更新日:2019年7月23日

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